2013/07/05

d47食堂で和歌山定食

Category: 食べ物 — Annexia @ 23:59

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 d47食堂に出かけたら新メニューがいくつか出ており、さんざん迷った結果、和歌山定食を注文してみました.

 和歌山定食はしらす丼と鶏肉の金山寺味噌炒め、そして胡麻豆腐です.
 しらす丼には刻んだ大葉、おかか、梅びしお(練り梅のようなもの)、そして卵黄が乗っています.
 しらすは静岡でもよくとれるので釜揚げはもちろん生でも食べたりしますが、和歌山産のも美味しかったです.

SONY DSC-RX1(トリミング)

 デザートは朱鞠小豆の水ようかん.ひんやりとした食感がたまりません.
 昔は水ようかんになんて手を出さなかったものですが、好みも変わるものです.

 ごちそうさまでした.

2013/07/04

『チェルノブイリダークツーリズムガイド』

Category: 書籍 — Annexia @ 22:57

RICOH GR

 東浩紀氏らが発行した『チェルノブイリダークツーリズムガイド』という本を購入しました.

 簡潔に一言でまとめると、チェルノブイリの観光ガイドです.

 表題にも含まれている「ダークツーリズム」とは、負の遺産を観光するという意味です.たとえば広島の原爆ドーム、ポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所など、日本にも世界にもそうした「観光地」はたくさんあります.
 27年前に原発事故を起こしたチェルノブイリも、そうした観光の側面を持つようになっており、現地スタッフによる観光ツアーが組まれているのです.

 そして、2年前に地震と津波によって事故を起こした、福島第一原子力発電所.
 現在は燃料の除去や廃炉に向けて日々作業が行われている最中ですが、数十年後に廃炉が完了し、除染が完了したからといって、そのまま闇に葬り、「なかったこと」にしてしまうわけにはいかない、多くの人を巻き込んで生活を奪った事故を記憶にとどめておくためにも「観光地」として残すべきだ.そのためにはチェルノブイリの現状を調べ、なにをどう見せるか.そうした観点のもとにこの本は作られています.

 「観光地」というと、どうしても風光明媚であったり遊び場所のイメージがあるため、廃炉となった原子力発電所とは相容れないように感じられる印象を持つかたがいると思いますが、「ダークツーリズム」という言葉に込められた負の遺産としての観光地の存在も忘れてはならないのではないでしょうか.

 豊富な写真とともにガイドブックとしての体裁をとった誌面は引き込まれるものがあります.

RICOH GR

 表紙をめくるとそこには、建造中のチェルノブイリの写真が.

2013/06/30

成田と銚子旅行

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:12

 ここ数年の恒例行事である、銚子旅行に行ってきました.
 いつもは東京駅から特急「しおさい」に乗って出かけるのですが、今回は変化付けてみようということで早めに出発して成田空港で飛行機の見物をすることにしました.

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 成田に行くのであれば、JRの「成田エクスプレス」か京成の「スカイライナー」になりますが、今回は安くて速いと評判のスカイライナーを選択.デメリットは出発が上野で途中は日暮里にしか停車しないため、自分のような山手線より西側に住んでいるものには乗車までの時間がかかることでしょう.今回のような海外旅行ではなくスーツケースもないような身軽な状況であれば上野まで移動するのも楽でよいですが、スーツケース持って乗り換えてを考えると新宿から乗れる成田エクスプレスをつい選んでしまいます.

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 私鉄としては最高速らしい160km/hものスピードを誇るスカイライナーはさすがに速く、上野から45分で成田空港に到着しました.
 どこの展望デッキから見ればよいのかもわからず、とりあえず案内図で目に入ったところに移動.
 思ってた以上に離着陸が多くて驚きでした.「flightradar24」のiOSアプリを起動しながら見ていると、つぎに着陸する飛行機がどこからきたどの航空会社かもわかって楽しいです.
 写真を撮るのであれば望遠レンズは必須ですね.今回はRX1と予備にGRという、広角だけの構成だったので離陸する飛行機の撮影は絶望的でした…

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 京成で成田まで戻り、そこでJR成田線に乗り換えて銚子に向かいました.
 約1年ぶりに訪れた銚子電鉄.汚れもあってか車両の傷みを感じました.

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 1日乗車券を購入し、観音駅で下車.少し歩くとすぐに漁港に到着するので、その近くに数件ある魚料理の店に入ります.
 今回いただいたのは、いわしやタイ、マグロなどをヅケにした「づけちらし」とイワシのなめろう.サービスでイワシのつみれ汁も出てきました.
 今の時期の銚子は「入梅イワシ」といって、イワシの旬だそうです.どれも美味しかったです.

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 再び観音駅へ.駅ではもうひまわりが咲いていました.

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 一駅、銚子駅寄りに戻って仲ノ町駅に.銚子電鉄の本社がある駅でありますが、それよりも特徴的なのは駅の周囲がすべてヤマサ醤油の醤油工場に取り囲まれていること.
 醤油工場は見学もできるそうですが、今回は工場に入ってすぐのところにある売店で「しょうゆソフトクリーム」をいただきました.みたらし団子を思わせる、ほんのりと甘みのきいたソフトクリームは最初に食べたときは「???」と思いましたが、なぜかこのようにリピートしています.

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 仲ノ町駅には車両基地もあり、銀座線と丸ノ内線塗装になっている車両がありました.実際のこの車両、以前は営団地下鉄で銀座線や丸ノ内線として使われていたものなのです.

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 再び銚子電鉄に乗って犬吠駅へ.
 ここからしばらく歩いたところにある「犬吠埼ホテル」へ.ここで日帰り温泉に浸かりました.海沿いにある露天風呂なので、眺めがとにかく素晴らしいです.写真は露天風呂のあるフロアより上から撮影したものですが、こうした光景が一望できるのです.

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 犬吠駅に戻ってぬれ煎餅などを購入.駅構内で実演販売をしていたり、他にも現地のお土産などが並んでいるのです.
 そしてさらにもう一駅進んで、終着駅の外川駅に.前回訪れたときにはなかった、古いスクーター「ラビット」が置かれていました.古びた駅舎に馴染みます.

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 今回気になったのは、全体的に観光客が少なかったこと.梅雨であり、まだ夏休みでもないせいか人が少ないのです.
 外川から銚子まで乗ったこの電車も寂しい感じでした.

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 夕食に銚子駅から5分ほど歩いたところにある「大久保」で「伊達巻つき上にぎり」をいただきました.
 寿司の鮮度の良さはもちろんですが、やはり特筆すべきはこの伊達巻.こってりと濃厚で甘く、ほとんどプリン.
 銚子で伊達巻というと、こうしたものになるそうで地域性を感じます.

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 帰りはいつものように特急「しおさい」で.最終のしおさいだけ東京行きではなく新宿行きなので便利なのです.
 しかし、しおさいの車内も乗客が非常に少なく、5両編成のうち指定席は1両しかなく、その1両も数えるほどしか乗客がいませんでした.梅雨なのでこんなものなのでしょうか?

2013/06/27

DSC-RX1R

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 23:34

 ソニーのレンズ固定式フルフレームデジカメDSC-RX1の新型としてDSC-RX1Rが発表されました.

 違いはたったの1点だけ、ローパスフィルタがなくなったことです.

 ローパスフィルタを外すのは昨今のデジカメでは一種のブームとなっており、ニコンのD800/D800EやペンタックスのK-5 II/K-5 IIsのようにローパスフィルタの有無で2種類の製品を出すメーカーもあります.手持ちのデジカメでは、先日購入したGRがローパスフィルタレスです.

 デジカメにローパスフィルタが使われている理由について素人なりに簡単にまとめると次のようになります.
 デジカメにはCCDやCMOSなどと呼ばれる、画像を記録するためのイメージセンサーが搭載されています.一般的なイメージセンサーは「ベイヤー配列」と呼ばれる独特のパターンで赤緑青の3原色の各色をそれぞれ検知する素子が敷き詰められています.そのベイヤー配列独特の並び方の関係でモアレ(意図しない縞模様)や偽色(本来とは異なる色)が発生します.そこでモアレや偽色を防ぐためにセンサーの前にフィルタをつけて微妙に画像をぼかす必要が出てきます.その役目をするのがローパスフィルタです.

 ローパスフィルタがないことでくっきりとした画像を得ることができると話題になったのは、やはりシグマからFoveonイメージセンサーを搭載した一連の製品が登場したからでしょう.Foveonイメージセンサーは「ベイヤー配列」とはまったく異なり、赤緑青の素子が1枚ずつ合計3枚重なっている構造のため原理的にモアレや偽色が発生しません.なのでローパスフィルタの必要性がないのです.
 Foveonの登場により、「ローパスフィルタ=画質を悪化させる」というイメージが徐々に形成されて、その結果としてローパスフィルタのない製品を求める声が大きくなってきたというわけです.

 が、わざわざ必要性のないパーツを取り付けるほどカメラメーカーも馬鹿ではありません.ローパスフィルタを外すことによる弊害も当然ながらあります.上でも書いたように、モアレや偽色が発生しやすくなるのです.具体的にいえば、規則正しい縞模様のあるビルの外壁を撮ればモアレの発生する可能性は高いですし、自分の体験したところでは白色LEDをつかった列車の行き先表示板を撮ったときに虹色になったりもしました.
 しかしながら毎回発生するものでもなく、被写体によっても発生頻度も違うなど、非常に悩ましい存在であったりします.

 ここでDSC-RX1に話を戻すと、RX1にはローパスフィルタは搭載されているものの「多点分離光学ローパスフィルター」と呼ばれる「放送用ハイエンド業務用カメラなどにも搭載されている」製品が使用されており、画質の低下を極力防ぐような構造になっています.実際に撮ってみてもRX1の画像は非常に先鋭で自分なんかは十分な満足感を得ていました.
 なのですが、こうしてローパスフィルタレスの製品、DSC-RX1Rが登場したというのは、市場からの要望が大きかったのか、それとも最初から2種類で展開したかったのだけど様子見をしていたかのどちらかでしょう.発表会の記事によると「オールマイティな存在はあくまでもDSC-RX1であり、DSC-RX1が販売の中心になると想像している」とのことで、やはり「多点分離光学ローパスフィルター」には自信を持っているようです.
 ちなみにRX1Rの末尾の「R」はResolution、つまり解像度を意味するそうです.

 ではどれほど違うのでしょうか.さっそく海外のサイトで比較している記事がこちらにあったので見てみました.リンク先のページではRAWで撮影した画像を比較していますが、わずかにRX1Rのほうがシャープに見えますが、その反面モアレや偽色が気になります.ただ、テストチャートなどで等倍にしてじっと見て少しの差なので、普通に撮影していてどれほど違いがあるのだろうかという気がしますね.

 RX1Rの登場後もRX1は併売されるそうです.このあたりはD800/D800EやK-5 II/K-5 IIsのようにローパスフィルタの有無で選択できるようにするという方針のようです.
 解像度はほんのわずかに低下するけどモアレや偽色の出にくいRX1、解像度を極限まで求める代わりにモアレや偽色の出るリスクの高くなったRX1Rという感じでしょうか.

 ちなみにメーカーとして想定している販売価格は同じですが、現状は8,000円ほどRX1Rのほうが高いようです.発売から日数がたってくるにつれてだんだんと同じような値段にこなれてくるのかもしれません.
 ローパスフィルタってカメラのパーツのなかでも高コストなパーツだと言われているので、それがないにもかかわらず同じないしは高価格で売られるというのはメーカーにしてみれば利益率が高そうです.

2013/06/26

d47食堂で北海道定食

Category: 食べ物 — Annexia @ 22:08

 d47食堂で北海道定食をいただいてきました.

RICOH GR

 季節によって魚の種類が変わりますが、いまは鯖の干物です.

RICOH GR

 注文したときに「15分ほど焼くのに時間がかかりますがよいですか?」と尋ねられました.あらかじめ焼いてあるものを温めて出すわけではないので、むしろ大歓迎です.
 やってきた鯖はボリュームたっぷり.しかも脂がのっていて美味でした.
 つけあわせはいもだんごの小鉢.もちもちです.

RICOH GR

 デザートにはわらび餅.きなこと抹茶が1個ずつ.ひんやりとしていて中にはあんこが.

 ごちそうさまでした.