2010/12/18
以前に書いたバッテリの件ですが、裏蓋がさらに出っ張るようになってしまい、そしてバッテリがふくらむことでトラックパッドのクリック領域を圧迫してしまい力をかけないとクリックできないような状態になってしまったので、アップルのサポートに電話をかけました.
状況を伝えたところ、バッテリがふくらむのは故障扱いではないので交換になるとのことでした.お値段は10,920円(税込).この値段は円ドル換算レートによってその都度変化するそうです.1週間以内にヤマト運輸が持ってくるので、その場で旧いふくらんだバッテリを渡して交換になります.
ちなみに店頭で購入すると14,800円(税込)です.店頭で購入した場合には手元に旧いバッテリが残りますが、ダメになったから交換するわけで残す意味はありませんし、リチウムイオンバッテリは処分にも困るしリサイクルすることで大切な資源にもなります.なので店頭での購入ではなく、サポートに電話をして交換することをオススメします.
ところで最近のMacBookはバッテリが交換できないようになっていますが(簡単にはアクセスできない仕掛けになっている)、そうした場合には今回のような在宅部品交換はできないと思われます.都市部に住んでいて近くにApple Storeがあればジーニアスバーで交換してもらうことは可能だと思われますが、それができない場合には修理扱いで送付しなくてはならないのでしょうか?
2010/12/16
先日、新宿のヨドバシカメラにいったところ、シャープとソニーの電子書籍デバイスが展示されていたのでちょっとずつ触ってみました.
■ シャープ GALAPAGOS MediaTablet 5.5
・動作はきびきびしているがiPadに比べると引っかかりを感じる
・ほんのり温かい本体
・液晶は綺麗
・5.5インチ液晶では拡大しないと雑誌は文字が読めない
・ダブルタップで拡大→ダブルタップでさらに拡大→ダブルタップで元のサイズに戻る
・指2本でのピンチイン/ピンチアウトに対応
・iPadをよく研究しているけど、劣化コピーという気がしなくもない
■ シャープ GALAPAGOS MediaTablet 10.8
・さきに5.5インチモデルを触ったせいか妙に大きく感じられる.「うすらでかい」と感じたほどに
・なんだか全体的に動作が緩慢.壊れているのかも?と思ったほど
・あまりにも反応が悪いのと違和感を感じる大きさに早々に試用を中止
■ SONY Reader Touch Edition / Pokect Edition
・5インチと6インチ、両者の差はそれほど感じない
・E-INKはやはり画面切替時が気になる
・文字サイズを最小にすると文字のかすれが気になる
・Webだのメールだのに色目を使わずに純粋に文庫本だけを読む人にはアリかも
・暗いところでは読めないのはちょっと困りものか
・on/offできるバックライトとお風呂で読めるように防水構造にしたらもっと売れるかも
・でもそういうこと以前の問題としてスタンドアローンで書籍が入手できないのはイマイチ、そしてWindowsにしか対応していないのもイマイチ
・「電子書籍としての機が熟した」そうだけど、以前のLIBRIeとの違いはあんまりないような
シャープの製品は、こうして量販店に展示してありながらその場での購入はできず、Webとか注文書で購入になるあたりが、及び腰というか、売る気がないというか、売る側も在庫を持つリスクを嫌うほどに売れる気がしない、のだろうなとかいう気がします.とりあえずエントリーしてみました的な感じでしょうか.
ソニーの製品はモノクロ16階調液晶ということもあって、読むことにひたすら特化した設計であるといえます.E-INKを使用して画面の切替時以外はバッテリを消費せず長時間使えるというのはこれはこれで割り切りがあってよいと思いました.
正直なところ、両者とも厳しいのではないかと思います.電子書籍はまだまだ始まったばかりのものなので、市場が育つまで持ちこたえることができるかどうかががんばりどころでしょう.
iPadはあれだけ電子書籍デバイスとして注目をあびましたが、実際のところは通信もビジネスも画像表示も動画もゲームもできる非常に多彩な製品なので電子書籍市場が育たないからといって消えるというようなことはないでしょう.これらの製品もiPadほどの柔軟性があればもう少し期待もできたと思うのですが、Appleに肩を並べるソフト/ハード両面の開発が行える日本の企業は残念ながらないでしょう.
電子書籍にしても他の機能にしてもiPadのライバルといえるのはこの両者ではなくてGALAXY Tabくらいでしょうか.
2010/12/15
さらに前回からの続きです(1はこちら).
今までの検討を踏まえて候補にあげたのは以下の製品.
・ARTISAN&ARTIST COV-7000
・ARTISAN&ARTIST ACAM-7000
・ARTISAN&ARTIST WCAM-3500
・thinkTANK photo レトロスペクティブ30
・通常のバッグに手頃なインナーケース
会社帰りに新宿のカメラ店を回って上の製品をチェックしてきました.
・ARTISAN&ARTIST COV-7000
トート&ショルダーの2ウェイ.現物を見るまでは本命.
○ 高さのある鞄なのでiPadなども余裕で収納可能
× 開閉部分が革のカバーが付いているとはいえ、金属のジッパーなのは傷を付けそう
× 肩紐が短く、最大まで伸ばしても方掛けしかできない.たすき掛けは無理
× 奥行きが内寸10cmと物足りない
× キャンバス地はよいのだけど、ホコリがつきやすい
× 開閉部の金属ジッパーは完全にバラけるタイプなのでもういちどはめ直すのがかなり面倒
・ARTISAN&ARTIST ACAM-7000
ショルダータイプ.素材は手持ちのACAM-1000と同じ
○ 収納部分のサイズが手頃
○ 地味目だが、見た目にはカメラバッグらしくない
× 強力すぎるほどのベルクロ.固定用金具もついているのだからそこまでのベルクロが果たして必要なのかと
・ARTISAN&ARTIST WCAM-3500
ショルダータイプ.水に強いのがウリ.デジカメウォッチのレビューはこちら.
○ ターポリン素材や防水ジッパーなど防水対策・汚れ対策がなされている
○ ベルクロもなく、ジッパーもプラ素材なので開閉パーツとしては理想
× 高さもなく、インナーケースも内部いっぱいに配置されているのでiPadの収納は無理
・thinkTANK photo レトロスペクティブ30
ショルダータイプ.
○ ベルクロの機能を殺すサイレンサーつき
× 「違和感なく街にとけこめる」ことを目的としているためか、見た目がちょっとラフすぎる.
COV-7000には期待していたのですが、ショルダーの紐が短いなど使い勝手の面で難が多く感じられたので見送り.ACAM-7000はベルクロがあまりにも強力すぎて見送り.WCAM-3500はiPadのことを考えなければベストチョイス.レトロスペクティブ10は機能的にはよさそうですが、見た目が自分の好みと合わないのでパス.
WCAM-3500にもうちょっとスペースの余裕があるような製品があればいいのにと思いました.他に候補が見あたらなければ、iPadは諦めてWCAM-3500かな、という気分です.
2010/12/14
前回の続きです.
今回のカメラバッグ購入の重要な条件として「カメラバッグらしくないカメラバッグ」がありますが、逆にカメラバッグらしいカメラバッグとはどういうものか、そしてそれをどうしてイマイチと感じるのかを考えてみたいと思います.
一般的なカメラバッグの特徴をざっと挙げると・・・
・四角張った形状 ←カメラなどの機材を効率よく収納するため
・外側にポケットが多い ←小物収納のため
・頑丈な作り ←機材保護のため
・ベルクロ(マジックテープ)が多用されている ←アクセス性の向上
・奥行きがあるわりには天地が薄い ←カメラやレンズなどの形状によるもの
・ナイロン地のものが多い ←防水性や耐久性を重視
・どことなく垢抜けないデザイン ←?
といったところでしょうか.
内部の特徴として仕切り板の入ったクッション部などもあげられますが、とりあえず外見の「みばえ」の話に限定してすすめます.
1. 形状について
レンズを付けた一眼レフカメラは縦横奥行きともにサイズがあるものなので、奥行きがあるのはどの鞄にも共通した特徴です.また、あんまり高さを持たせてもカメラやレンズが取り出しにくくなるだけですので、書類やPCを収納することを考慮しない製品は高さも抑えがちになります.
「カメラバッグらしくない」ということをウリにしている製品も収納をおろそかにはできないので10cm以上の奥行きを持っているものが多いです.それ以下の奥行きのものは小型一眼レフやミラーレス向けの製品ですね.高さについては製品にもよりますが15-20cm程度のものが多い感じでしょうか.
2. 機能性について
ポケットの多さというのは、古くはフィルム、最近ではメモリカード、他にもフラッシュや交換レンズなどのパーツに素早くアクセスするために必然的に生まれたものであるといえます.同様の目的から生まれたものに「カメラマンベスト」がありますね.こちらは絶滅危惧種といっても過言ではないような気もしますが(笑) 開閉にベルクロが多用されるのが多いのも、ワンアクションで確実かつ簡単に開け閉めができるからでしょう.
では「カメラバッグらしくない」製品はどうかというと、ポケットの数は少なめの製品が多いように見受けられます.とはいえ小物の多いカメラ製品なのでフタを開けた内側にはポケットが充実していたりしますね.ベルクロについては通常のカメラバッグと変わらない感じでしょうか.まあ普通のメッセンジャーバッグなんかでもベルクロは多用されているので、ここは好みの問題といえるのかもしれません.
3. ナイロン地のものが多い
防水性、耐久性、それに屋外での使用にも耐えられるように汚れても構わない素材ということを考慮するとナイロンがどうしても多くなるのでしょう.自分の使っているARTISAN&ARTISTのACAM-1000も表側はキャンバス地を使用しながらも汚れそうな箇所やキャンバス地では耐久性が心配なところにはナイロンが使用されています.
カメラバッグらしいカメラバッグでナイロン地を使用していないのは、ビリンガムやドンケなどそれほど多くないですね.
ナイロン地でも素材や使い方によっては魅力的な製品が作れそうですが、そうした製品はやはり少ないような気がします.
4. 垢抜けないデザイン?
まあこれは好みですから主観的にならざるを得ないですが.ナイロンを使って機能性重視で四角いバッグを作るにしても、もうちょっとなんとかならなかったのかなという製品は多いですね.無理に特徴を出そうとして意味もなく曲線のパーツを付け足したり、中途半端なグラフィックが描かれていたり.gollaくらい突き抜ければまた別なのですが.
まとめると、あまりにも機能性を重視しすぎた製品は自分の好むところではない、ということでしょうか.戦場に行くわけではないし、シャッターチャンスとかあるにしても趣味なんだからそこまで必死に撮らないので、ポケットがたくさんなくてもいいし汚れ対策をそこまで求めないですし.
以上、その辺を踏まえて候補を絞り込んでいきたいと思います.ということでさらに続きます.
2010/12/12
D700+レンズなどを持ち運ぶためのカメラバッグを探しています.
カメラバッグ自体はすでにARTISAN&ARTISTのACAM-1000を所有しているのですが、D40をメインにしていた頃に購入したバッグなので、いかんせんD700には厳しいのです.ボディとレンズを別にすれば収納できるのですが、それでは必要なときにすぐ撮れませんし.
今回選定にあたっての条件は・・・
・D700にレンズ(最大でCarlZeiss Distagon 25mm F2.8)を付けた状態で収納可能
・それとは別に交換レンズを1,2本収納可能
・開閉部分にベルクロ(マジックテープ)を使用していないこと
・できればiPadが収納可能
・財布や鍵、無線LANルータなどを収めるスペースが用意されていること
そして重要なのは
・いかにもカメラバッグっぽいのは避けたい
ということです.
想定される使用シチュエーションとしては、街歩きから日帰りの旅行くらいまででしょうか.iPadがあればいいなと思うのは移動中などでの情報収集のためですね.まあiPod touchでも代替できなくもないところですが.
ネットで探していて感じたのは、カメラバッグらしくないカメラバッグとして売られている製品の大半がコンパクトな一眼レフ(EOS KissやD3100あたり)をターゲットにしており、D700クラスの製品が収まる製品はほとんどないということです.大きいカメラを使っている人たちでもいかにもなカメラバッグを敬遠している人はいると思うのですが、なぜかそうした製品は少ないんですよね.
まず最初に候補として出てきたのは、LAGASHAとcarryingcase.netのコラボ製品である#9303とGUNIA.
#9303のほうはショルダーバッグ、GUNIAのほうはメッセンジャーバッグをベースにインナーケースを追加したりしてカメラバッグとしてカスタマイズを施した製品です.どちらも見た目はカメラバッグには見えないところがよいですね.また、自分は通勤用バッグとして両社のコラボ製品である#9301を使用しているので、品質や信頼性に不安はありません.
とはいえ、Webだけではイメージがつかめないので、D700とDistagon 25mmを持って店舗のほうに出向いて触ってきました.
触ってみた印象としては・・・
・インナーケースがD700にはちょっと小さい
・#9303は開閉部分が金属製のファスナーなので機材類を傷つけそう
・DODOCaseに入れたiPadを収納するのはどちらも厳しい
といった感じで、もうひとつでした.
もう少しいろいろと検討してみたいと思います.