2011/10/02

三脚(その2)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 14:36

 「三脚(その1)」のつづきです.

段ボール箱

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 amazonに注文してから1日半、三脚が到着しました.
 箱自体が大きいせいか、梱包はされずに製品の入っている箱にそのまま送付ラベルが貼られていました.いつも自宅で荷物を受け取るときには、日中不在のため近所のコンビニ宛受け取りにしているのですが、今回はコンビニ受け取り不可でした.サイズの制限かなにかに引っかかったのかもしれません.

190CX3

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 購入したのは、マンフロット190CX3自由雲台496のセットです.

脚はレバー式

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 製品名「190」の後ろに「CX」がつくのはカーボンファイバー製、「3」がつくのは脚が3段であることを示します.脚の固定はレバー式です.締め付けが緩くなったときのために、脚の1本にネジを締めるためのプラスティック製の工具が取り付けられています.
 収納はあんまりスムースではないですね.レバーを緩めたときにほんの少し回転します.脚が丸形でガイドレールのようなものがないからでしょうか.もちろんロックすればきちんと固定されます.

カーボンファイバー

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 カーボンファイバーであることを物語る、独特の模様です.カーボンファイバーの採用により、アルミ製よりも500gほど軽量化されています.ただし、自分の購入したモデルはセンターポールはアルミ製です.

D700を装着

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 D700+CarlZeiss Distagon 25mm F2.8を装着してみました.メーカーによると耐荷重5kgだそうなので、1.5kg程度のこの組み合わせではまったく問題はありません.

センターポール下部

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 センターポール下部はこのような形状になっています.この部分を取り外し、センターポールの代わりに使うことでセンターポールレスに近い状態で使うことができます.軽量化と安定性にはプラスになりそうです.しかしセンターポールを伸ばさないと少し低いので自分はそのような使い方はしないかもしれません.鉄道旅行などで少しでも軽量化したいときにはよいかもしれませんが.

中心部分

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 中心部分です.各脚にあるシルバーのレバーは、押しながら開くことで角度の調節ができます.角度は25°、46°、66°、89°の4段階.89°だとほぼ地面に三脚全体がついてしまいそうです.ローアングル向けなのでしょうけど、それを活かすためにはセンターポールを短いものに替えておかないと意味がなさそうです.

自由雲台496

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF

 自由雲台496です.自由雲台というのはレバーが1個なのが相場ですが、2個ついているのは締め付け強度調節のためです.
 しかしこの自由雲台、非常に使いにくい!クイックシューより取り付けしづらいのは当然としても、カメラ取り付けネジやパーツのたぐいがありません.また、不思議なことにカメラをパンさせようとしてロックレバーを緩めても雲台本体は回転してもカメラを固定しているボールヘッド部分は回転しません.梅本製作所雲台のような動きをするのが本来だと思うのですが、これでは真逆です.三脚とセットで安かったのであんまり確認せずに購入してしまいましたが、この雲台は失敗です.雲台は再検討ですね.前述の梅本製作所の雲台は評判が非常によいのですが、値段もそこそこしてしまうのが悩ましいところです.

【補足】
 自由雲台496の使いづらさですが、試し撮りをしているうちに徐々に慣れてきました.締め付け強度を調節するフリクションダイアルの使い方がポイントなのでしょうか.
 ・取り付け:フリクションダイアルをかなりゆるくしてボールヘッド部分を回転させてカメラにねじ込む
 ・雲台本体のパン:フリクションダイアルをきつめにセットしてロックレバーをゆるめて雲台本体を回転させ、その後カメラ(=ボールヘッド部分)を回す
 多少慣れたものの、梅本製作所のように1つのダイアルでパンとロックが調整できた方がやはり数段優れているという印象にはかわりありません.