2013/06/09

GRとEye-Fi

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 22:10

 GRには標準で無線LANを搭載していないため、iPhoneなどに写真を転送することができません.
 が、無線LAN機能を搭載したSDメモリカード「Eye-Fi」に対応した機能が用意されており、それを使うことで簡単に転送をすることができます.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 自分が使用しているEye-Fiカード.8GBのほうはGR DIGITAL IIIのときに購入したものです.CLASS6のためRAW撮影などをすると待たされます.16GBのほうはGRになってから購入.CLASS10でなおかつ無線LANの転送速度も上昇しているとのことで、これから購入するのであればこちらをオススメします.

 自分はGR DIGITAL IIIのときに初めてEye-Fiを使用しました.この頃はEye-Fiに対応しているとはいってもメニューから設定等をすることができず、常時無線LAN機能オンのためバッテリの消費も激しく使い物にならず、すぐに普通のSDカードに戻してしまいました.
 GR DIGITAL IVになって無線LAN機能のオンオフがメニューからできるようになりましたが、画像は一括転送しかできなかったので、大量に撮影した場合には1枚だけ欲しかったとしても全部転送しなくてはならないため非常に時間がかかって不便でした.

 GRの設定画面.Eye-Fiカードが入っていると、こうして転送設定ができます.

 GRの転送画面.転送したい画像を選べると同時に、こうして画像サイズを縮小することもできます.
 「サイズ変更なし」だとLサイズで撮影した場合には1,600万画素、4,928×3,264ドットで転送され、「S」サイズで560万画素、2,912×1,936ドット、「XS」サイズで110万画素、1,280×864ドットで転送されます.

 iPhoneのEye-Fiアプリです.無線LANのアクセスポイントをEye-Fiカードに切り替え、アプリを起動するとあとは自動で受信してカメラロールに保存されるので簡単です.
 転送が終わったらGRの無線LANもオフになるので手間いらずです.

 最近はカメラ内に無線LANを内蔵したデジカメも増えてきており、GRがなぜ無線LANではなくEye-Fiにこだわるのかはよくわかりませんが、うまくカメラの一機能として使えるようになっているのでこれはこれでアリなのかもしれません.
 ただし、IIIやIVのときもそうでしたが、たまにEye-Fiカード自体を認識せずSDカードがないという表示が出たり、カードが壊れているので再フォーマットするような指示が出ることがあります.電源を切ってカードを入れ直せば直るのですが、このあたりもファーム更新でなんとかしていただきたいものです.

2013/06/08

GR

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 22:53

 しばらく前、5月24日のことですが、リコー(正確にはペンタックスリコーイメージング)のGRを購入しました.

 GRシリーズはGR DIGITAL IIのときに初めて購入し、III、IVとモデルチェンジのたびに買い換えてきたので、これで4台目となります.今までは発売からしばらく時間が経って値段がこなれたところを購入していたのですが、今回だけは発表のあった直後にカメラ店に予約を入れて発売日に購入しました.これにはいくつかの理由があって、一つは今回のGRがとても素晴らしいこと、そして話題性が高いこともあって早めに購入するのであれば予約が必要だろうと考えたこと、そして自分の予測では待っていても値段はそれほど急激に下がらないのではないかと判断したからです.
 値段についてですが、デジタルカメラの価格には大きく2つのパターンがあります.1つは発売直後からすぐに値段が落ちていく機種.そしてもう1つは多少の変化はあるものの後継機が出るまではそれほど下落しない機種.大半の機種は前者になりますが、一部の機種、たとえばソニーのDSC-RX1やニコンやキヤノンのハイエンド一眼レフなんかは多少の下落はあれど、大きく値崩れするようなことはありません.こうした各社のフラッグシップ機種はそれ相応の高性能なパーツを使用しているため卸値自体が一定レベル以上にあるからなのではないかと推測されます(価格をコントロールしているという側面もあるのでしょうけど).
 今回のGRはAPS-Cサイズの大型撮像素子、それに見合った高性能なレンズ、高速で画像処理を行うための電子回路といったところから普及レベルの機種よりコストがかかっているであろうことが考えられます.同様にレンズ固定式のデジタルカメラでAPS-Cサイズの大型撮像素子を積んだ機種はどのメーカーもやはり高値安定で、仕様の違いなどで一概に比べられませんが急激な価格下落はないのではないかと見たのです.
 これらのことから価格下落をじっと待つよりも早めに入手すべきであろうという判断をしました.まあ、一言でいえば、それだけ欲しいカメラだったということなのです.

Apple iPhone 5(トリミング)

 前置きが長くなりましたが、これが今回購入したGRです.GR DIGITAL IVを下取りに出して購入しました.
 また、いつものようにグリップは買ったその日のうちに剥がして、採寸して革張りにしました(写真はオリジナルのゴムグリップ).

Apple iPhone 5 + Hipstamatic

 同時に購入したのは充電器とバッテリ、液晶保護フィルム.今回から充電器はオプションとなり、USB経由で本体充電になったのですが、個人的にあんまり本体充電は好きではないのです.ただし、購入した充電器とバッテリは純正ではなくシグマ製のDPx Merrill用のものです.実は同じバッテリが使われており、しかも半値に近い値段で購入することができるのです.もちろん、他社のバッテリを使用するのはリコーは推奨しないでしょうから、このあたりは各個人のリスクでって話にはなりますけど.

Apple iPhone 5

 ボディ上面.電源スイッチ、シャッター、モードダイヤル、フロントダイヤルといった基本的な構成はそのままです.最初に手にしたときから指の収まる感じや操作性は前機種と変わらないものでした.
 モードダイヤルの内容自体は変化しており、ペンタックスとの合併を感じさせる「TAv」モードが追加されています.Tvモードはシャッター速度優先で絞り値を自動調節するモード、Avモードは絞り値優先でシャッター速度を自動調節するモード、ではTAvモードはなにかというと、シャッター速度と絞り値をセットすると、それにあわせてISO感度を変化させるモードなのです.デジタルカメラになってISO感度を自由に設定できるようになった結果生まれたモードといえます.ちなみに、他社でもMモードつまりマニュアル設定になっていてもISO感度をオートにしておけば自動的に適正露出になるようにISO感度を変化させてくれる製品はありますね.

Apple iPhone 5

 背面.最大の変化は親指AFボタンが新設されたことでしょう.大半のカメラはシャッター半押しでAFが作動しますが、中級クラス以上の一眼レフカメラにはそれとは別に背面にAFボタンが装備されています.親指で操作するため「親指AFボタン」などと呼ばれます.これを使うことでフォーカスとシャッターは別ボタンで操作できるというメリットがあります.さらにこのボタンにはレバーが装備され、AE/AFロック(設定でどちらかのみも可能)またはコンティニュアスAF(押している間は常にAF測距し続ける)を切り替えて使用することができるのです.非常に魅力的なポイントです.

Apple iPhone 5

 側面には「Effect」ボタンが新設されました.文字どおりこれを押すと写真にエフェクトをかける設定画面が表示されるのですが、設定で別のものを割り当てることも可能であり、Fn1/2に続く3個目のファンクションボタンとして使用可能です.自分はエフェクトは背面のADJ.レバーに割り振り、ここは35mmクロップを割り当てました.
 また、このボタンには2つの機能が割り当てられています.1つは撮影時に長押しすることで液晶モニタの画像を絞り値にあわせて表示させる絞り込みプレビュー機能、そしてもう1つは再生画面で押すとEye-Fiの転送画面が起動する機能(もちろんEye-Fiカード使用時のみ).とくにEye-Fi転送機能はメニューから呼び出す必要もなくすぐ転送できるためとても重宝しています.

 メニュー等の構造は、GRD4までとほぼ同じです.が、いくつかの機能が省略されています.
 たとえば、従来は設定変更をしたときにADJ.レバーもしくはシャッター半押しで決定する構造になっていたのがシャッター半押しで決定できないようになりました.自分はシャッター半押しを多用していたのでちょっと不便になりました.また、色調整に関してもマゼンタやイエローなど個別の色の強さを設定できていたのが省略されてしまいました.
 その反面、今まではできなかったボディ内RAW現像などに対応するようになりました.



 実際に撮ってみた感想など.

RICOH GR
F3.5 1/40秒 ISO1000

 歪曲の少ないレンズなのがわかります.建物を撮る自分としてはこのレンズは理想的です.

RICOH GR
F2.8 1/40秒 ISO1600

 ISO1600程度ではノイズもまったく気になりません.個人的にはISO3200くらいまでは普通に使える印象です.

RICOH GR
F2.8 1/40秒 ISO1600

RICOH GR DIGITAL IV
F2.5 1/11秒 ISO200

 中心部をトリミングしたもの.以前に同じ場所でGRD4で撮ったものもあるので比較.画角は同じですが、画素数が違うので等倍で切り出すと画角が少し違って見えます.
 撮像素子のサイズの差がはっきり出ているようです.

RICOH GR
F3.5 1/5秒 ISO1600 エフェクト:ブリーチバイパス

 GRD4から搭載されたエフェクト、ブリーチバイパスが引き続き用意されています.こうした被写体にはよくあいます.

RICOH GR
F2.8 1/40秒 ISO500

 マクロモードで.GRD4より性能的にダウンした数少ないポイントの一つに、寄れなくなったということがあげられます.
 GRD4までは1cmマクロと呼ばれる、レンズ前1cmまで寄れるマクロが大きなウリだったのですが、撮像素子のサイズが1/1.7インチからAPS-Cに大幅にサイズアップしたことがマイナスに作用し、最短撮影距離がレンズ前10cmになってしまいました.今までの感覚で被写体に近づくとピントが合わなくてちょっと慌ててしまいます.

RICOH GR
F2.8 1/40秒 ISO400

SONY DSC-RX1
F2 1/80秒 ISO200

 ボケの比較.日時は異なりますが、同じものを撮っていたので比較を.
 画角(28mmと35mm)、解放絞り値(F2.8とF2)の差が現れています.

RICOH GR
F2.8 1/350秒 ISO100

 小ぶりなサイズの紫陽花.紫陽花の青から紫、ピンクがかった色合いはデジカメによっては思った通りに色が出ないことがありますが、これは合格ですね.リコーのデジカメのホワイトバランスは優秀です.ただし、この写真もそうですが自分の好みもあってホワイトバランスのパラメータを暖色系に少し振った状態にセットしています.



 まとめです.
 上記でも比較したように、レンズ固定式のデジタルカメラとして自分はDSC-RX1も使用しています.フルフレームの撮像素子を備えているだけあって画質はやはり素晴らしく、ISO6400でも十分使える高感度、ボケの美しさなど申し分ありません.が、やはり普段から鞄に入れるにはサイズが大きく、重量もかなりこたえます.
 GRはAPS-CサイズセンサーということもありRX1にはかないませんが、レンズ沈胴式のコンパクトで軽量なボディは普段から鞄に入れておけるカメラとしては見逃せないポイントです.
 GRは機動力の高さと画質の良さを高次元でまとめた、オススメできるカメラです.28mm単焦点なのでいわゆる「普通の人」には勧めづらいところではありますが、カメラを趣味としてたしなんでいる方にとっては単焦点の魅力は理解いただけるであろうし、28mmという画角を好まれる方にはきっと満足のいくカメラになるのではないかと思います.

2013/06/06

d47食堂で沖縄定食

Category: 食べ物 — Annexia @ 23:59

 d47食堂で「沖縄定食」をいただいてきました.

RICOH GR

 沖縄そばに加えて黒麹もろみ酢、ゆし豆腐、イリチー、沖縄野菜の和え物と紅芋のアンダギー、黒糖.
 沖縄そばは上品なだしの風合い.これに島唐辛子入りの調味料を加えて辛さを調節しながらいただきます.

RICOH GR

 食後にアイスアールグレイティー、そして卵あんの乗ったカスタードプリン.とろけるような柔らかさのプリンと卵あん、カラメルが絶妙のバランスです.

 ごちそうさまでした.

2013/06/02

竜飛岬と下北半島旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:14

 前回のつづきです.

RICOH GR

RICOH GR

 浅虫温泉で一泊し、朝風呂を堪能し、朝食バイキングでせんべい汁やら林檎ジュースなど節操のない食事をいただき、浅虫温泉から快速列車に乗って下北半島に向かいました.
 切符は前日に新青森駅で購入しておいた、「小さな旅ホリデーパス あおもりフリーエリア」を使いました.1日2,400円のこの切符、青森内の広範囲を旅行できるのでかなり重宝します.青い森鉄道にも乗車可能です.

RICOH GR

 1日目は竜飛岬という大きな目的地があったのですが、2日目はそれほど予定を立てているわけでもなく、とりあえず終点の1つ手前の下北駅で下車して終点の大湊駅まで散策してみることにしました.

RICOH GR

 下北半島といえば恐山.こんな感じで案内標識も出ていました.

RICOH GR

 思いのほか時間がかかり、出発の列車の改札が始まるくらいの時間に大湊駅に到着.
 駅舎の前に停車しているバスが、昔ながらの国鉄塗装でツバメマークつきなのがいいですね.

RICOH GR

 大湊駅は下北半島を走る大湊線の終着駅です.
 終点はわりとそっけない感じ.

RICOH GR

 大湊線を陸奥横浜駅で途中下車.大湊線を走る快速列車は途中は陸奥横浜駅と下北駅くらいしか停車しません.
 駅からしばらく歩いたところにある道の駅「菜の花プラザ」へ.駅舎の周りは民家がある程度で人もほとんど見かけないというのに、この道の駅は大盛況で駐車場に入る車の列が道路にはみ出しているほどでした.

RICOH GR

RICOH GR

 道の駅では建物内のレストランの他に屋台も出て大盛況でした.
 横浜町の名産は菜の花とホタテ.その両方をミックスした「びっくりホタテバーガー」を頂きました.バンズいっぱいのサイズの大ぶりのホタテフライに菜の花ソースをあえた逸品です.これだけのサイズのホタテってけっこう高いんじゃないかって思うんですが380円でした.串焼きもホタテ4個で200円.安くて美味しくて大満足です.
 腹もふくれたし、なんか買い物でもするかと思って時刻表をチェックしたら、乗る列車の時刻を1時間勘違いしていたことが判明.慌てて駅まで戻ってなんとか間に合いました.

RICOH GR

 車窓から見た菜の花畑.どうやらちょうどよい時期にやってきたようです.車内販売をしていた人の話によると、菜の花で作った迷路もあるそうで、そっちも大混雑しているとのことでした.

RICOH GR

 八戸まで快速で向かい、そこから新幹線に乗り換えて盛岡でいったん下車して少し買い物をしてから、「スーパーこまち」で東京に帰りました.

 今回の旅行は念願の竜飛岬に行けたというのがやはり満足度が高いですね.ここ数年で青森は4回ほど行きましたが、食べ物も美味しく見所も多くていいところだなと改めて感じました.

2013/06/01

竜飛岬と下北半島旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:59

 先週の週末を使って青森に旅行に行ってきました.

 青森へは2月に行ったばかりですが、今回の旅行はそのときに浅虫温泉でひいたくじ引きで特賞の1万円宿泊券を頂いたので、それを使うというのが理由だったりもします.
 そのほか、行程を組む上で考慮したのは
 ・320km/h運転を体験する
 ・竜飛岬に行く
 ・E6系「スーパーこまち」に乗車する
 という3点.
 しかし、これがかなり条件的に厳しいものでした.

 1つめの「320km/h運転」ですが、現状としては単独運行(「こまち」や「つばさ」を併結しない)の「はやぶさ」のみが320km/hで運行しているため、そうした列車を選ばなくてはなりません.
 2つめの「竜飛岬に行く」ですが、竜飛岬の先端までは鉄道はありません.しかも途中駅までも1日に数本しかない上に、竜飛岬の近くまで行く町営バスもわずか.新幹線のダイヤと組み合わせるとほとんど選択肢はありません.
 3つめの「E6系「スーパーこまち」に乗車する」ですが、こちらも本数が少ない上に青森から秋田まで移動する特急も少ないので行程の自由度がほとんどない状態に.
 その結果として、竜飛岬にはレンタカーを借りて自分で運転していくことに、スーパーこまちについては盛岡から東京まで乗車という、やや妥協案的な感じで行程を組みました.

RICOH GR

 東北旅行ではずっと「はやぶさ1号」を使っていましたが、ダイヤ改正とともに8時台のはやぶさは5号に変更となり、少し発車時間も遅くなりました.

RICOH GR

 320km/h運転をするのは、宇都宮から盛岡までの区間.GPSロガーの画面を見る限りでは317km/hが最高でした.
 東北新幹線は車窓に田園地帯が多いためか、それほどスピードを出している感がないですね.感覚的には以前に山陽新幹線で300km/hを体験したときのほうが速く感じられました.

RICOH GR

 新青森駅でレンタカーを借りて竜飛岬を目指します.が、その途中でまずは昼食.
 以前から気になっており、今回密かに楽しみにしていた「味噌カレー牛乳ラーメン」をいただきます.
 名前だけ聞くとキワモノっぽいイメージですが、味噌のコクとカレーのスパイシーさ、牛乳とバターの乳製品が深みを出していて美味しかったです.

Apple iPhone 5

 レンタカーで使用した、ホンダ フィット.
 アクセル踏んでも全然加速しなくて、大丈夫かこれ?と思いましたが「エコ」モードになっていたのでそれを解除したところ普通に走るようになりました.燃費を重視してこうしたモードをつけているのでしょうけど、何らかの緊急回避をしたりするようなことに迫られてもこれではどうにもならないだろうなと感じました.
 また、ステアリングの軽さも普段乗り慣れているロードスターからするととても軽くて、頼りない感じではありました.

RICOH GR

 途中で立ち寄った三厩駅の時刻表.この本数の少なさなので行程を組むのはやはり厳しいものがあります.途中の蟹田まではもうちょっと本数があるのですが.

RICOH GR

 竜飛岬にはいくつかのみどころがあります.
 一つ目はこの「青函トンネル記念館」.「青函トンネル本州方基地竜飛」と掲げられた山にはいくつかのトンネルを塞いだ作業の跡が見られます.

RICOH GR

 駐車場から記念館に向かう途中には、こんな感じで作業に使われていた車両が展示されていました.

RICOH GR

 青函トンネル記念館.一般展示と体験坑道ツアーの2つがありますが、オススメなのはやはり体験坑道です.
 45分ほどかかりますが、普段は見ることのできない場所なので時間があればぜひ.

RICOH GR

 この「もぐら号」に乗って、地中深くまで進みます.
 所要時間は8分.行き先は海面下140mの世界です.

RICOH GR

 こうして実際に使われた車両が展示され、ガイドさんの説明などもあって、いかに大変な工事であったかがよく伝わってきます.
 海底を掘るので途中で海水とか入ってこなかったんだろうかと思っていたら、やはり何度かそうしたことがあったそうです.

RICOH GR

 体験坑道とはいえ、実際に作業に使われた坑道そのものであり、吹き付けコンクリートや錆び付いたまま放置された自転車など、非常にリアルなものを感じます.

RICOH GR(ブリーチバイパス)

 続いては竜飛崎埼灯台のある高台へ.さして遠くない距離に北海道を見ることができます.

RICOH GR

 竜飛岬の少し手前にはこんな像が.
 「津軽海峡冬景色」の歌詞が刻まれています.竜飛岬が歌われているのは2番なので、2番が大きめに刻まれています.
 手前側の波を模したとおぼしきところにある赤いスイッチをポチッとすると、周囲に響き渡るほどの大音量で歌が流れます.

RICOH GR

 そしてもうひとつ、忘れてはならないのがこの階段国道.日本でもここにしかありません.
 もっとも、国道自体、海上を通っていたりするものもあるので、必ずしも自動車が通れるものばかりではないのですが.
 恐ろしいことにカーナビ上でも普通の道路として扱われているのです.レンタカーのカーナビもそうでしたし、自分の使っているのも通常の道路と見分けがつかない表示でした.実はこのときも海辺に行こうとしてナビで階段国道を見て向かいかけてしまいました.

RICOH GR

 竜飛岬からの帰りに立ち寄った駅.手前と奥で別の駅になっており、手前は津軽線の津軽二股駅、奥にあるのが海峡線の津軽今別駅.ちなみに津軽今別駅は本州にありますがJR北海道の駅です.

RICOH GR

 津軽今別駅では北海道まで新幹線を延伸するべく工事の真っ最中でした.

RICOH GR

 新青森駅に戻ってレンタカーを返却し、浅虫温泉の南部屋で宿泊.
 夕食は海産物メイン.ホタテが名産らしく、味噌汁や刺身、貝焼きでいただきました.

RICOH GR

 この塩辛の入った一人鍋は美味しかったです.塩辛をこうして調理したものを食べたのは初めてです.

 2日目に続きます