2013/09/26

iPhone 5s契約時の抱き合わせサービス

Category: コンピュータ — Annexia @ 23:52

 iPhone 5sを購入したときの記事で「必要性をみじんも感じないauのコンテンツサービスを「付けさせていただきます」と強制的に加入」と書きましたが、忘れないうちにと、それらのサービスの解約手続きを行いました.

 解約したのは、
■ au通話定額24:月額500円
■ auスマートパス:月額390円
■ ビデオパス:月額590円
■ うたパス:月額315円
の4つ.「ブックパス」も強制加入させられたはずなのですが、加入状況を見ても未加入扱いだったのでどうやら加入処理はされてなかった模様です.

 個別に内容を検討していくと、

■ au通話定額24
 au同士の通話を24時間固定金額にするサービス.ちなみにiPhone 5sは通信プランとして「LTEプラン」に加入しますが、こちらのプランには1時から21時までのau同士の通話は無料というサービスが含まれています.
 月額500円のサービスですが、通話をほとんどしない自分としては通話金額が500円を超えることすらそれほどないくらいなので、まったく必要のないサービスです.

■ auスマートパス
 いくつものサービスが詰まった、よくいえば「中身の濃い」、悪くいえば「寄せ集め」のサービス.
 サービスの内訳は「暇つぶし情報」「エンタメ」「生活情報」などの情報、厳選コンテンツ、修理代金サポート、おトクなクーポン、クラウドストレージサービスなど.
 修理代金サポート以外は必要性を感じません.修理代金サポートも、1回につき7,800円、2年で最大2回までサポートというものです.微妙なサポート金額です.

■ ビデオパス
 動画配信サービス.同様のサービスとしてはHulu(月額980円)なんかがありますが、毎月いくらかを支払って継続的に見るかどうかが微妙なのでどこのサービスも利用していません.
 このビデオパスに関して言えば、コンテンツが自分の好むものからずれているような気もしたので、やはり必要性を感じませんでした.

■ うたパス
 音楽配信サービス.ただし、アルバムや曲を指定して聴くことはできず、ジャンルや年代ごとに分かれた「チャンネル」を指定して聴くサービス.有線放送的な感じでしょうか.音質は320kbpsなのは魅力.でも自分の聴きたい音楽はすでにiPhoneにたっぷり入ってるので、やはり必要性なし.


 「パス」のつく一連のコンテンツサービスに通信キャリアが力を入れるのは、やはりiPhoneやAndroidといったスマートフォンが通信回線を単なる「土管」としてしか扱わず、データ通信量が多い割には旨みが少ないというところが大きいのでしょう.自社の回線を流れるデータなのに、データで利益を上げることができないもどかしさ.だったらコンテンツも自社でやってしまおうという流れはある意味自然なことだと思います.
 とはいえ、強制加入させられるのは納得がいきません.今回の契約では、従来使っていたiPhone 5の全データを削除して下取り等の処理が終わってから「うちではこのやり方でさせてもらってますから」とコンテンツの強制加入について説明を受けました.
 まあ解約すればよいわけだし… と思ってその場は条件を受け入れましたが、契約翌日(契約当日は加入手続き等のため解約手続きができない、はず)になって解約しようとして結構な手間がかかりました.Webからできるものの、メニューの深いところに解約手続きボタンが用意され、ボタンを押してもあれこれと説明が出てなかなか解約画面まで進みません.解約方法がわからないまま使いもせず契約し続ける人もいそうです.