2013/10/17

α7とRX10(その2)

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 22:12

 前回、ネーミングとか本来の製品とは関係のないところであれこれと書いたので、本来の性能面等について思うところを書いてみます.

■ α7R / α7共通
・「約126.9×94.4×48.2mm」というサイズは、マイクロフォーサーズ機であるOM-D E-M5と遜色ないサイズ、重量もほぼ同じ.このサイズと重量は素晴らしい
・一眼レフライクなペンタ部の形状をしているが中身はEVF.ペンタプリズムっぽい形状は従来の呪縛にとらわれているような
・ボディの周辺部のカーブはDSC-RX1に似ている
・背面のボタンなどの配置もDSC-RX1に似ている.親指AFの機能をレバーで選択式にしたのはGRっぽい
・RX1になまじ似ているので、ペンタ部分とかグリップとか、正面から見たときのパーツをとってつけた感が強くてなんだかちぐはぐ
・レンズマウントはフルフレームのEマウントということで「FEマウント」.キヤノンの「EFマウント」と紛らわしい.アダプタを介してAマウントのレンズが使えたり、従来のAPS-C用Eマウントレンズを装着すれば自動的にクロップされたりするが、専用レンズは同時発表の5本
・とかなんとかいっても、フルフレームなのは素晴らしい

■ α7R
・3,640万画素のローパスフィルタレス
・AFはコントラスト検出式.まがりなりにも一眼レフライクな形状をしていてRX1と同じAF速度だったらちょっと批判されそうだけど、大丈夫?

■ α7
・2,430万画素のローパスフィルタあり
・AFはコントラスト検出+位相差
・ボディのみ価格で13万円ちょいで売り出しってのは魅力

■ DSC-RX10
・RX1やRX100と同じシリーズに含めてよいのかビミョウなボディデザイン
・裏面照射1インチCMOSはRX100M2と同じ
・24-200mm F2.8通しレンズはオールマイティな感じ.その代わりレンズが巨大
・防塵防滴構造はオールマイティな感じ.
・RX1/100やα7にもない、軍艦部分の液晶インジケータ.なぜこの機種だけ唐突にこれが?
・RX1とRX100の間を埋める機種を期待していたのに「コレジャナイ感」

 余談ですが、個人的なソニー製品の隠れた注目点として「型番」があります.意外と製品の特徴がここに現れていたりして、Cyber-shotはすべて「DSC-」つまりDigital Still Cameraの頭文字を取った型番が付けられており、一眼「レフ」だったときのαは「DSLR-」つまりDigital Single-lens Reflexの頭文字が付けられていました.
 トランスルーセントミラーになって一眼レフから「レフ」がなくなったときには「SLT-」、Single Lens Translucentの頭文字、NEXはそのままベタに「NEX-」で、今回のα7R/α7は新たな型番「ILCE-」になりました.ILCEがなにを示しているのかわかりませんが、なんらかの意味があるのでしょう.