2015/05/28

NDロードスターはいま買うべきか(もうちょっと待つべきか)

Category: 物欲, — Annexia @ 23:44

 NDロードスターが発売開始になり、ディーラーでも試乗ができるところが多くなってきました.
 自分がつきあいのあるディーラーはやや遅めで、今度の週末から試乗ができるようになりますとのことだったので、さっそく予約を入れました.
 購入/試乗をしたかたのコメントをWebやTwitterで見る感じでは絶賛の声が多いですね.NBロードスターのときはNAベースで、NCロードスターのときはRX-8ベースで作られているので、ほとんど制約のないまっさらな状態で作られたロードスターはNA以来ということに加えて、昨今のマツダの新技術を総称した「スカイアクティブ」が投入されており、高評価につながっているようです.

 さて.
 このままでは試乗するとその勢いで購入手続きに入ってしまいそうですが、当初の予定では一度マイナーチェンジした、「ND2」ともいえるバージョンになってから買い換えるつもりでいたので、現状の初期型NDを買ってあとから後悔することがないかを今一度検証してみようかと思います.

 1. この先に登場する、限定モデルの可能性
 ロードスターは昨年、発売25周年を迎えて記念車が発売されました.日本での発売台数はたったの25台ということもあってすぐに売り切れてしまったようです.30周年までは間が空くので、次に登場するであろう限定車は累計100万台生産記念車でしょうか.今年の頭で95万台生産されており、ND型が新発売になったことを考えると2,3年くらいの間には100万台に到達しそうです.
 100万台という大台ということでそれなりに特別のモデルが発売されそうですが、25周年の生産台数を考えると争奪戦にもなりそうな気もします.

 2. マイナーチェンジの時期
 NC型ロードスターは2005年に発売されて1度目のマイナーチェンジが2008年、2度目が2012年でした.
 生産台数の見込めないスポーツカーは普通の車よりも長めで10年くらいは生産し続けるので、マイナーチェンジもやはり3年後くらいでしょうか.ただ、マツダはスカイアクティブ技術の導入以降は新技術はどんどん取り入れることを表明しているので(実際、CX-5やアテンザは2年でマイナーチェンジというのは大きすぎるほどの修正が入りました)、もっと早いスパンでなんらかの手が加えられる可能性は否めません.NC1からNC2のときは外装デザインだけでなくエンジンにまで手が入りましたが、どうなるかは現状としてはなんともいえません.
 あとは海外仕様で用意されている2Lエンジンの追加の可能性もあり得ますが、1.5Lでバランスよく作られていることを考えるとあとから2Lモデルが追加されたからとそっちを選ぶかどうかは微妙なところです.

 3. 不満点の修正
 試乗していない段階でNDロードスターに対する不満は2つ.ボディカラーが無彩色ばかりで有彩色は赤(ソウルレッドプレミアムメタリック)と青(ブルーリフレックスマイカ)のみ.オープンのスポーツカーたるもの、もう少し華やぎのある色を用意しておいてほしいものです.

 もう1つの不満も色がらみですが、内装が黒しか選べないこと.アメリカ仕様は最初からこのタン色の内装が選べるのですが、日本仕様は選択できないのですよね.黒だけ.タン色やブラウン内装も選べるようにしてもらいたいものです.

 以上の3点をふまえての結論は「あと3年待つか、それとも今買うか」というところでしょう.3年後というと車検を2回通す、もしくは2回目の車検直前に乗り換えるという感じになります.車検にかかるコストや今現在の下取り価格の値下がりと3年後の価格差、などが鍵でしょうか.
 まあ、あれこれと考えても試乗してほしくなったら理屈じゃないんだよねー、とか思いながら契約してしまうのでしょうけど.