2019/02/18

青森・秋田旅行(その3)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 22:57

 青森・秋田旅行のつづきです.

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 弘前駅に戻って、「リゾートしらかみ」に乗車しました.(この写真は川部駅で撮影)
 今回乗車したのは「橅(ぶな)」編成です.
 リゾートしらかみには、「橅」「青池」「くまげら」の3編成があり、それぞれ外装が異なります(「くまげら」のみ車両も旧型).
 青森から出発した「リゾートしらかみ」は、弘前まで奥羽本線を走り、そこから進行方向を変えて川部駅まで戻り、また進行方向を戻して五能線に入っていきます.
 途中、延々と続くりんごの木の横を通り、天気が良ければ岩木山を見ることができ、ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗り換えのできる五所川原駅や、駅舎自体が遮光式土偶の形をした木造駅といった特徴のある場所を通り、やがて青森県の日本海側、西海岸ギリギリのところを進んでいきます.もっと途中下車してあれこれと見たいものがあるのですが、列車の運行本数が少ないのでなかなか難しいところではあります.


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 千畳敷駅.15分ほど停車するので車両を降りて千畳敷に行ってくることが可能です.

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 千畳敷とは、昔、津軽の殿様がこの広い場所で千畳もの畳を敷いて宴会をしたということからその名がついた場所です.
 実際に海岸を散策できる、というので出てはみたのですが…… 海岸で吹きっさらしでしかも軽く吹雪いています.何枚か写真を撮ったところで早々に退散して車内に戻りました.

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 海岸線を走行するので、車窓からでも荒々しい冬の日本海とゴツゴツとした岩肌を見ることができます.

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 ウェスパ椿山駅で下車して、送迎バスに乗って本日の宿泊地「不老ふ死温泉」に向かいます.

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 不老ふ死温泉の名物といえば、日本海の岩場に設けられた露天風呂.この写真は部屋からの眺めですが、だいたいこんな岩場に簡易的な柵を作って露天風呂が設置されているような感じです.
 照明設備がないので入れるのは日の出から日没まで.到着した日は到着時刻と日没がほぼ同じ時刻でしたので、入ることができず.翌日、6時半に起床し、6時45分くらいから入ってきました.天気予報によるとこのときの気温はマイナス2度.入っている間はいいのですが、出た途端に身体が冷え込みます.屋外の露天風呂で洗い場もないので、そのあと内湯に入り直しました.

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 翌日は再びウェスパ椿山駅から五能線に乗り、終点の東能代まで.さらにそこから特急に乗り換えて秋田に向かいました.
 写真はウェスパ椿山から東能代まで乗車したキハ40.旧国鉄時代のこうした車両を見かけることもかなり減ってきました.

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 秋田駅でちょうどお昼の時間になったので、「無限堂」にてきりたんぽ鍋と比内地鶏のつけ麺をいただきました.
 きりたんぽを食べたのはこれが初めてですが、美味しいですね.次回秋田に行った時も食べようと思いました.夏でもあるのかはわかりませんが.

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 帰りの新幹線まで少し時間があったので、近くに雰囲気の良さそうな喫茶店に入りゆっくりとしてきました.
 旅先では水筒を持参してスターバックスなどでコーヒーを入れて、移動しながら飲んだりしていますが、落ち着いた店で飲むコーヒーは格別です.

 秋田からは新幹線でまっすぐ東京に戻りました.
 「寒いところには寒い時期に行くべし」というのが自分の考え方ではありますが、ラッセル車が稼働しているところを見かけたり、氷点下のなか日本海に面した露天風呂に入ったりと、寒い時期ならではの旅行ができたのではないかと思っています.