2011/05/31

細野晴臣 音楽の軌跡 〜ミュージシャンが向き合った「3.11」〜

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 22:17

 29日(日)夜にEテレで放送されたETV特集「細野晴臣 音楽の軌跡 〜ミュージシャンが向き合った「3.11」〜」を見ました.

 「3.11」とからめての放送でしたが、実際のところ、もともとは違うコンセプトで制作されていた番組であることが放送を見ているうちに伝わってきました.
 おそらく、もともとは細野晴臣氏の新譜「HoSoNoVa」のリリースにあたって、氏の音楽のルーツを探る的な番組だったのでしょう.実際、3月11日よりも先からレコーディング模様などの収録はされており、3月11日当日もナレーション役の原田知世と街中を歩きながら対談し、そして地震にあったところも放送されていました.

 しかし、地震によって様々なものが変化してしまい、氏も「音楽家とはどうあるべきか」というようなことを考え、1ヶ月ほど音楽も聴けず楽器にも触れない日々が続いたそうです.そういえば、別のラジオ番組では放射性物質が怖くてガイガーカウンタを持ち歩いてあちこち測っている、なんてこともいっていました.放送では4月上旬のライブの模様も伝えていましたが、そのときも結局2曲しか演奏できなかったとのことでした.

 放送自体は、細野晴臣の歴史を過去の日本語ロックからテクノ、そしてアンビエントと常に変化をし続けてきたことを映像で伝えたりもしており、ちょっとその部分と「3.11」の影響とのからみが少し弱いというかまとめ切れていない印象を受けました.個人的には、「3.11」による心理的な変化や影響などに絞り込んだ内容で見たかったかなと思いました.

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