GRには標準で無線LANを搭載していないため、iPhoneなどに写真を転送することができません.
が、無線LAN機能を搭載したSDメモリカード「Eye-Fi」に対応した機能が用意されており、それを使うことで簡単に転送をすることができます.
Apple iPhone 5 + Hipstamatic
自分が使用しているEye-Fiカード.8GBのほうはGR DIGITAL IIIのときに購入したものです.CLASS6のためRAW撮影などをすると待たされます.16GBのほうはGRになってから購入.CLASS10でなおかつ無線LANの転送速度も上昇しているとのことで、これから購入するのであればこちらをオススメします.
自分はGR DIGITAL IIIのときに初めてEye-Fiを使用しました.この頃はEye-Fiに対応しているとはいってもメニューから設定等をすることができず、常時無線LAN機能オンのためバッテリの消費も激しく使い物にならず、すぐに普通のSDカードに戻してしまいました.
GR DIGITAL IVになって無線LAN機能のオンオフがメニューからできるようになりましたが、画像は一括転送しかできなかったので、大量に撮影した場合には1枚だけ欲しかったとしても全部転送しなくてはならないため非常に時間がかかって不便でした.
GRの設定画面.Eye-Fiカードが入っていると、こうして転送設定ができます.
GRの転送画面.転送したい画像を選べると同時に、こうして画像サイズを縮小することもできます.
「サイズ変更なし」だとLサイズで撮影した場合には1,600万画素、4,928×3,264ドットで転送され、「S」サイズで560万画素、2,912×1,936ドット、「XS」サイズで110万画素、1,280×864ドットで転送されます.
iPhoneのEye-Fiアプリです.無線LANのアクセスポイントをEye-Fiカードに切り替え、アプリを起動するとあとは自動で受信してカメラロールに保存されるので簡単です.
転送が終わったらGRの無線LANもオフになるので手間いらずです.
最近はカメラ内に無線LANを内蔵したデジカメも増えてきており、GRがなぜ無線LANではなくEye-Fiにこだわるのかはよくわかりませんが、うまくカメラの一機能として使えるようになっているのでこれはこれでアリなのかもしれません.
ただし、IIIやIVのときもそうでしたが、たまにEye-Fiカード自体を認識せずSDカードがないという表示が出たり、カードが壊れているので再フォーマットするような指示が出ることがあります.電源を切ってカードを入れ直せば直るのですが、このあたりもファーム更新でなんとかしていただきたいものです.