2024/05/13

Keychron Q2 Pro購入

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 22:57

 勤務先で使用しているキーボードはKeychron K8 Proです.「TKL(Ten Key Lessの略)」とか「80%」と呼ばれるタイプのキーボードで、一般的なサイズのキーボードからテンキー部分をカットしたものです.これをベースにキースイッチをGateronNorth Pole(Ver.1)に交換し、キーキャップをDropDROP + BIIP MT3 EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAP SETに交換しています.
 これはこれで気に入っているのですが、たまには気分を変えたくなるのに加えて、自分の使い方ではファンクションキーとか使わないなーと思ったので、もっとキー数の少ないキーボードでいいか…… と思っていたところに、Keychronが7周年記念で20%引きセールをやっていたので、Q2 Proを購入しました.

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RICOH GR III

 注文から約2週間.中国から送られてきました.パッケージを手にした段階でずっしりとした重みが伝わってきます.

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RICOH GR III

 付属品はUSBケーブル(USB-C to C、A変換アダプタつき)、Windows用キーキャップ、キーキャッププラー(引き抜き道具)、分解用工具や予備のゴム足などの補修部品など.完成品であるものの、分解を前提としたパーツが付属してくるあたりがマニアックです.公式サイトでも改造用パーツとして「音響アップグレードキット」やパーツ固定用の「プレート」などを売っており、それらを取り付けるための分解解説動画まで用意されています.

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RICOH GR III

 通常のキーボードと比べてかなりシンプルに見えます.テンキー、ファンクションキー、そしてROLL UP/DOWNなどの特殊キーが省かれており、キーの減少率から「65%」と呼ばれたりします.右上にあるのは回転式のノブで初期状態では回転で音量調節、押し込むとミュートです.K8 Pro同様にすべてのキーがカスタマイズ可能ですので、たとえばこのノブに拡大/縮小を割り当てる、なんてことも可能です.
 重量は約1.5kg.MacBook Airよりも重たいですね.K8 Proよりキー数は減っているのに300g以上重たくなっています.社内で同僚に持たせたら「鈍器だね」と言われる始末です.
 今回選んだのはボディカラーがシェルホワイト、キースイッチがKeychron K Pro バナナ軸です.K8 Proが本体色ブラックなので、白を選んでみました.

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RICOH GR III

 K8 Proと比較.キーの数が減っているわりには幅はそれほど縮まっていません.Q2 Proのほうが余白が大きいのが影響していそうです.

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RICOH GR III

 Keychron K Pro バナナ軸はタクタイル(キーを押す途中で軽く引っかかりがあるタイプ)で、その中でも「Holy Panda」タイプと呼ばれる、強めの引っかかりがキータイプの初期の段階にあるキースイッチです.
 荷重57±8gでタイプされる、通常のもの(一般的なメカニカルスイッチは45g程度)よりやや重めのキーなのですが、使ってみるともうちょっと重い方が好みだなと感じて、さらに重い67±8gのミント軸も購入してみました.しかしさすがにこれは重すぎで、数字やアルファベットキーはバナナ軸、スペースバーやEnterキーなど一部にミント軸を使うという方法に落ち着きました.バナナ/ミント軸ともに同じメーカー製でHoly Panda系なので重さ以外は同傾向のため違和感なく使えます.

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RICOH GR III

 Q2 Pro標準のキーキャップは「KSAダブルショットPBT」と呼ばれるものです.
 KSAはキーの形状や配列の角度を意味し、一般的なものよりも傾斜がつけられています.
 ダブルショットはキーキャップが二重構造になっており、キー本体とキーの文字が別素材で作られていることを示します.なので構造上、文字が消えることはありません.
 PBTはプラスティック素材の樹脂の種別です.一般的なキーボードに使用されているABS樹脂よりも耐油性(皮脂によるテカリを防げる)や耐摩耗性(表面がツルツルになりづらい)に優れています.
 高価格帯のキーボードらしく比較的いいパーツを使ってはいるのですが、キー形状の好みや、同じPBT樹脂でももっと厚みのあるものを使いたいということで、DropからDROP + ZAMBUMON MT3 SERIKA R2 KEYCAP SETを取り寄せました.アメリカから発送され、配送会社がDHLだからか、途中なぜかドイツを経由して2週間以上かけて届きました.せっかくQ2 Proが20%引きで安く買えたというのに、この円安の時期に海外からキーキャップなんぞを取り寄せたせいもあってトータルで5万円以上かかってしまいました.
 テンキー部分などを含めたフルセットでの発売なので、Q2 Proに使用すると結構な量のキーが余ります.Macで使うのでCOMMANDとOPTIONの追加キーも注文しました.

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RICOH GR III

 キーキャップを交換すると雰囲気がかなり変わりますね.特殊キーが黄色いこともあってポップかつややレトロな印象です.
 ちなみに製品名につく「ZAMBUMON」とはデザイナの名前のようです.世の中には「キーキャップデザイナ」と呼ばれる人がいるということを、キーボード沼に片足を突っ込むようになってから知りました.

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RICOH GR III

 キーキャップの書体は「IBMビームスプリング端末とオリベッティタイプライターに触発されたオーダーメイドの書体、Audacia」を使用しているとのこと.思えばいにしえのコンピュータ、PC-8001や9800シリーズ付属のキーボードはこんな書体だったような記憶があります.
 前述したようにすべてのキーがカスタマイズ可能なので、「LOCK」というキーを押すとスリープになるよう設定したので離席時に便利です.また、「SYS」キーとカーソルキーのコンビネーションでROLL UP/DOWNやHOME/ENDを割り当てています.あんまり使いませんが.

 Q2 Pro、さすがにKeychronの上位モデルだけあって(この上にQ2 Maxというさらに上位機もある)購入時の状態でもかなりの高品質さを感じましたが、カスタマイズしたことで好みの仕様に仕上がり、満足しています.変わり者扱いされそうなのであまり社内でも喧伝しませんが、キータイプしていて楽しいと感じるキーボードは仕事にもプラスになりそうです.物書きなどの職種がペンにこだわるのと同じです.
 今後の目論見として、キースイッチにGateron Baby Kangaroo 2.0なんてのもいいなとか考えたりもしています.キースイッチは多種多様な種類があるものの、あまりレビューも多くなく、スイッチテスターのようなものを触っても通常のタイプとは違うので限度もあるし…… ということで判断が難しいところです.

【追記】

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Apple iPhone 13mini

 キースイッチはその後、手元にストックのあったMOON DROPのアーリータクタイルタイプのTESSENCEに交換しました.Keychron K Proバナナ軸と同様のHoly Pandaライクなアーリータクタイルスイッチでバナナ軸と比べてもタイプ初期の遊びが少なくかっちりとした感覚が指に伝わってくるのが気に入っています.オーディオメーカーの作ったスイッチだけあって、タイプ音が歯切れのよいクリアな音であることも好みですね.

2024/05/12

Zマウントレンズ 3本購入

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 19:59

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Apple iPhone 13mini

 Nikon Z f購入の記事でも触れましたが、本体と同時に購入したレンズはNikon NIKKOR Z 26mm f/2.8のみでした.
 マウントアダプタでライカMマウントレンズを使える環境は整備したものの、やはりあと何本かZマウントのレンズがほしい.ということで富士フイルムXマウント一式を売り払って3本のレンズを購入しました.

 購入にあたっての選考基準はこんな感じ.今回は2-4のそれぞれの条件に見合ったレンズを購入しました.
1. 機動性のよい小型単焦点レンズ(1本めに購入したNikon NIKKOR Z 26mm f/2.8が該当)
2. 汎用性があり、なおかつ画質のよいズームレンズ
3. ブツ撮りなどに使えるマクロレンズ
4. 個人的に好みの画角で趣味性の高いMF単焦点レンズ

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FUJIFILM X100V

 1本め.「汎用性があり、なおかつ画質のよいズームレンズ」に合致したレンズとして選んだのがNikon NIKKOR 24-120mm f/4 Sです.
 Zマウントだったらとりあえず買っとけ、と評判の1本です.24mmから120mmまでという必要十分+αの焦点域を備えつつF4固定という使い勝手の良さに加えてS-Lineという、ニッコールレンズでも高画質グレードに属するため、画質も申し分ありません.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
24mm F11 1/800秒 ISO160

 広角端24mmで撮影.太陽光が直接入るような環境でも安定した描写です.
 汎用性の高いレンズということもあり、天候に関わらず使うことを想定して、保護フィルタもいいものを選んでおこうということで純正のARCREST II PROTECTION FILTERを使用しています.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
120mm F11 1/320秒 ISO160

 望遠端120mmで木更津から東京湾越しに都内のビル群を撮影.
 天気の良い日でうっすらとビル群が見えているような天候でしたが、上空を飛ぶ飛行機も含めてしっかり捉えられています.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
57mm F8 1/60秒 ISO2000

 AFレンズをあまり使ってこなかったのと、いままであまりAFの得意ではないメーカーの製品を使ってきたこともあってか、薄暗いような室内でもAFに迷いもなく無音で合焦するのは気分がよいものです.F8まで絞ってはいますが、後ろが滑らかにボケていて描写も好みですね.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
54mm F8 1/60秒 ISO1250

 最短撮影距離はズーム全域で35cm.個人的に好みの画角である28-35mmくらいで使うことが多いのですが、その画角でもっと寄りたいときにはズームすることで被写体を好みのフレーミングで収めることができます.
 24-120mmでF値固定、比較的寄れて画質もいい、ということで人気の一本であることも納得です.

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FUJIFILM X100V

 2本め.「ブツ撮りなどに使えるマクロレンズ」ということで選んだのがNikon NIKKOR Z MC 50mm f/2.8です.
 小物の撮影などにマクロレンズはやはり一本持っておきたいもの.純正のマクロレンズとしては50mmと100mmがあり、一般的にマクロレンズとして定番なのは90-100mm程度の画角ですが、個人的にあまり得意ではないこともあって50mmを選択しました.
 フィルタは手元にあったCarlZeissのUVフィルタを使用しています.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
F5.3 1/25秒 ISO3200

 手持ちのセミスケルトンの腕時計に寄って撮影.金属パーツの研磨まで描写されています.
 レンズには手振れ補正は付いていないものの、Z f本体側に8段までの手振れ補正機能が備わっています.とはいえ、マクロ撮影時にはレンズ先端がかなり伸びることもあってブレやすいので要注意です.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
F5.6 1/50秒 ISO5600

 生ハムとデコポンのサンドイッチ.ピントの合っているサンドイッチの具材はシャープに写り、そこからなだらかにボケています.若干絞ることでボケがなだらかになりますが、開放寄りで撮影すると急激にボケる印象です.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
F4 1/50秒 ISO1800

 デコポンと日向夏のパフェ.サンドイッチよりも寄って、さらに絞りを開けて撮影したので、ミントの葉を見るとわかりやすいですがボケ方が急激になっています.視点を集中させたいなどの理由がない限りは、マクロ域はF5.6くらいまで絞って撮影する方が個人的に好みかなと感じました.

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FUJIFILM X100V

 3本め.「個人的に好みの画角で趣味性の高いMF単焦点レンズ」ということで選んだのがVoigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Asphericalです.
 個人的にもっとも好みである画角の35mm、MFレンズ、そして極めつけは絞りリング搭載と、まさに趣味性の塊のような一本です.
 メーカー自身が「フォクトレンダー史上最高性能の準広角レンズ」とうたうだけあって画質を追求したレンズで、9群11枚のうち5枚が異常部分分散レンズ、2枚が非球面レンズという、特殊レンズの方が多い構成になっています.
 サードパーティ製のMFレンズですが、ニコンの正規ライセンスを得て設計された製品なので、カメラボディとの通信機能を備えており、EXIFによる撮影データの記録やピント合焦情報、手振れ補正との連携にも対応しています.
 
 メーカーのかたいわく「画質が落ちるのでできれば使わないのをお勧めする」とのことなのでフィルタは使っていません.

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
F2 1/3200秒 ISO100

 絞りF2開放で撮ると周辺減光がそれなりに出ますね.個人的には周辺減光は好みの表現手法でありますし、後処理で補正できるので気にはなりません.
 多くのレンズが絞り開放で若干ゆるい画質になりがちですが、開放からシャープな描写で、しかも周辺であっても十分な画質です.レンズ銘に「APO」とつくようにアポクロマート設計で色収差を極限まで減らしているのが特徴なので、絞り開放であってもフリンジの類は出ません.
 また建築物を撮影するときになるのが歪みですが、気にならないレベルに収まっています.

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
F5.6 1/40秒 ISO450

 出雲大社前駅に展示されている旧型車両の運転台をNikon Picture Control EditorのPortra NC設定にて撮影.F5.6まで絞っているので周辺減光は解消されていますが、この手のレトロな被写体や絵作りの場合には絞り開放で撮った方が似合うかもしれません.
 薄暗い場所でもボディとレンズで通信がなされておりピント合焦の表示が出るので撮影しやすいです.

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
F5.6 1/1250秒 ISO100

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
F5.6 1/400秒 ISO100

 晴天でF5.6まで絞るような条件ですと収差のなさも相まって描写の精緻さに圧倒されます.ビルの外壁やクレーンの細いワイヤーもシャープに描かれています.
 このレンズの特色として、特殊な絞り羽根設計により絞りF2はもちろんとして、F2.8と5.6でも円形絞りになります(そのかわり1/3段絞りをずらしたりF4でエッジの立った絞り形状になりますが).
 また絞り開放時のピントのピーク(合焦範囲)が鋭すぎて、同じAPO-LANTHARシリーズの50mmや65mmハーフマクロでは絞り開放での撮影でピント合わせがシビアすぎて大変だそうですが、35mmですとカメラ側のフォーカスアシストに頼ってもわりとなんとかなる感じです.

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
F2.8 1/40秒 ISO900

 弱点…… とまではいいませんがやや残念なのは、最短撮影距離が35cmなこと.
 食べ物写真を撮るときなどには、あと5cm寄れたらいいのにと思うことがあります.とはいえ最短近くまで寄ってもピントの合った場所のシャープさとそこからの美しいボケは変わりません.

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Nikon Z f + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical(DXクロップ)
F5.6 1/80秒 ISO100

 寄れない弱点を補う手段の1つとして、DXクロップ(APC-Cサイズでクロップして撮影)という手段もありますが、Z fは2400万画素機なのでDXクロップで1000万画素くらいになってしまうのが悩ましいところです.

 Z fと同時に買った26mm パンケーキ、そして今回の24-120mm、50mm マクロ、35mm MFで、自分の考える基本的なレンズが揃ったかなという印象です.
 使用頻度が高いのはやはり趣味性に振ったAPO-LANTHAR 35mm F2ですね.旅行に持って行って撮り歩き、軽装備にしたいときやAFを使いたいときには鞄の隙間にでも入れておいた26mm パンケーキに差し替える、というパターンが使いやすいです.24-120mmは悪天候が予想される状況や遠くのものを撮影するような事態が想定される場合など、50mm マクロは花を撮りにいくようなとき以外は自宅で使用する感じでしょうか.

2024/05/04

ND2 ロードスター購入

Category: 旅行・観光,物欲, — Annexia @ 21:10

 以前にND2ロードスターを試乗した時にも書きましたが、試乗後にND2ロードスターを購入しました.
 購入手続きをしたのが2月上旬、生産が3月上旬、それから約1ヶ月半ほど経過し納車の運びとなりました.
 地震の影響やら海外からの部品入荷の遅れなど、さまざまな理由に精算の遅延が言われており、当初の予定としては5月の連休明けに納車される予定ですが、早まった格好です.ただ、そのあとも納車は遅れており、5月現在での納車予定は3ヶ月後となっていますので、タイミングがちょうどよかったのかもしれません.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 ディーラーに出向いてしばらく経ってから別室に案内されると、引き渡しスペース?には新旧のロードスターが並べられていました.NCロードスターからND1ロードスターへの乗り換えのときは、もっと狭めの荷物置き場然とした場所でした.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 ホイールはデザインが変更と(とはいえ以前のデザインに近いもの)なると同時に、自分の購入したS レザーパッケージ Vセレクションの場合には高輝度シルバー塗装になって雰囲気が異なっています.
 ND1のブラック塗装のホイールも車体カラーに合っていてよかったのですが、ソウルレッドのボディカラーにスポーツタンの幌と内装にはシルバーが似合っている印象ですね.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 外装デザインはND1からND2でほぼ変化がありません.変更になったのは前後のライトなどごくわずか.テールライトは立体的な造形となり、ジェットエンジンの排気口をイメージしたものになっています.またフロントグリル右寄りのところにマツダレーダークルズコントロール(MRCC)のセンサーが取り付けられたくらいで、ほかは違いがありません.
 NDロードスターが発売開始になってから9年経過しましたが、いまだに古びた印象がないのはすごいことです.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 納車前の一種の儀式のようなものでしょうか、シートにかかっていたビニールやら内装のあちこちに貼られていた保護フィルムを剥がしました.訪問前に剥がしておいてくれていいのですが、こういうのを自分で剥がしたいor剥がさずしばらくそのままにするという方もおられるのでしょう.
 このスポーツタン色の内装が気に入ったのが最大の買い替え理由といっても過言ではないので、こうして現物を目の前にすると気分も上がるというものです.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 引き渡し手続きや説明を受けるテーブルには納車式の式次第と鍵が置かれていました.なんていうか結婚式っぽい仕立てです.
 式次第にはひとしきり説明などの項目が並び、最後に「店長挨拶」「お見送り」とありましたが、自分が訪問したタイミングでは店長は会議に出ているとかで外出しているそうなのでその辺はカット.というか、その手の演出はいらないというのをわかっている営業さんの計らいで外出している形になっているのかもしれませんが.
 引き渡し前の最終チェックとサイン、そしてコネクテッドサービスの登録、ついでにETCカードのマイレージ登録の変更手続きなどを行なって納車完了です.
 コネクテッドサービス、とあるようにロードスターのような軽量化重視で装備を削りがちの車でも「SOS」ボタンが搭載されて緊急通報ができるようになっていたり、降車後もスマホからドアロックなどの状況をチェックできるようになりました.もっとも、こうした電装品周りやサイバーセキュリティ対策のアップデートをするために今回のマイナーチェンジが行われているわけなのですが.

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RICOH GR III

 毎度のことながら、納車されたら慣らし運転を兼ねてドライブに出かけます.半分弱ほど燃料が入っていましたが、行き先はガソリン代が高いことで知られる長野県なので、高速道路に乗る前にガソリンスタンドにて給油.

 メーター類はND1ロードスターと比べてシンプルな配色になりました.そして自分の乗っていたND1初期型ロードスターと比べると左のメーターがフルカラーモニタになっています.
 「9km」と表示されているのが走行距離です.走行距離ともなんとも表示されていないので、どうやったら走行距離が表示されるのかしばらく悩みました.

 試乗のときにも感じましたが、いままでと同じサイズで同じ着座位置の車ながら、ステアリングの切った感触や動きなどに細かなところで変化(改善)があると同時に、新車ゆえに動きの渋いシフトの入り具合に気を使う必要があるなど様子を見つつの出発となりました.
 新機能として搭載された、マツダレーダークルズコントロール(MRCC)も高速道路走行中に試してみました.従来のオートクルーズは例えば時速100kmでセットすると前車との距離が詰まった状態でも100km/hで走り続けます.MRCC搭載により、100km/hで走行していて距離が詰まった場合には自動的に速度が低下し、また距離が空いた場合には100km/hまで自動復帰します.
 自分の感覚では高速道路は運転を楽しむ場所ではなく、目的地まで比較的安全かつ短距離に移動するための手段という認識なので、高速道路走行時は積極的に活用したいと思いました.ただし、自分の運転する感覚とはやはり違うもので、加減速がやや急というか荒っぽくも感じられました.

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RICOH GR III

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RICOH GR III

 納車手続きを行ったのが15時過ぎで、都内を出たのが17時くらい.中央道と長野道を走行し、20時近くに松本に到着しました.この日はここで一泊.松本で宿泊するときにはお城近くのホテルをよく利用しているのですが、今回は駅近くの専用駐車場完備の宿を選択し、できるだけ駐車時に接触事故とかされないような場所を選んで駐車しました.さすがに納車日初日に車をぶつけられるのはイヤですからね.

 夕飯は駅近くの「盛よし」にてチーズハンバーグとエビフライ、カニコロッケをいただきました.
 以前から気になっていた店で、初訪問だったのですが、20時過ぎに行っても順番待ちができていました.昔から人気のある店らしく、美味しくいただきました.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 翌日.松本を出て大町経由で仁科三湖方面に向かいます.
 どこか適当なところで写真でも撮ろうと思っていたら、道路沿いに桜の咲いている場所があったのでそこで撮影.
 長野県の道路事情は詳しくないのでナビ任せで、高速道路を使わないという条件で仁科三湖近辺から小布施に向かうルートを検索したところ、小川村を経由するルートを提示されました.この道路が非常に快適で、天候のよさと相まって気分よくドライブできました.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 小布施に到着.小布施堂にてお昼ごはんをいただきます.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 月替わりで季節の料理が供されるのですが、これが美味しいのです.
 4月ということもあり、料理には筍や鰆などの旬の素材が使われています.

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NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

 小布施の近辺も桜が綺麗でした.
 観光地の開花予報では長野県各地はすでに葉桜の予報となっていましたが、品種や標高によっては開花時期も異なりますので楽しむことができました.

 このあと、軽井沢方面を経由して碓氷峠を下って群馬県に向かい、帰宅しました.
 走行距離は約570km.買い替え前と同じ車でありつつもちょっとずつ様々なところが異なり、また新しいこともあって回転を抑えつつの運転でしたがやはりロードスターは楽しい車です.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 ND1ロードスター初期型からND2ロードスターに変わり、キーの大きさも変わったのでキーケースも新しいものを購入しました.
 Organ縦型ファスナーキーケース GS-31です.こうしたちょうどよいサイズのキーケースを探し出してくるのも楽しいものですね.

2024/04/14

Nikon Z f

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 20:20

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RICOH GR III

 ニコン D700を手放して富士フイルム X-T1に買い替えてから10年.再びニコンに戻ってきました.
 10年前、ニコンから富士に乗り換えた理由は、当時新製品として発売になったDfのデザインが好みで買い替える気満々で店頭でDfを触ってみたものの、ボディのグリップ部が分厚すぎて自分の手ではうまく握ることができず断念していたところにX-T1が登場し、デザインが好みかつコンパクト、しかもJPEG画質が綺麗でフィルムシミュレーションも魅力(D700のJPEGは好みではなく、すべてRAW撮影して現像していたので後処理が大変だった)というものでした.

 そしてこの10年間、自分が富士フイルムのカメラを使い続けていた間にニコンも一眼レフからミラーレスに軸足が移り、ずっと続くかと思われたFマウントもZマウントに置き換わるなど、様々な変化が起きました.
 しかしながらNikon Zシリーズのボディデザインは自分の好むところではなく、手を出してみようと言う気になるものではありませんでした.もはやDfのようなややレトロに振ったデザインの製品は出ないのでは…… と思われていたところに、APS-CフォーマットのZ fc、続いてフルフレーム機のZ fが登場しました.
 Z fcにはさほど興味がわかなかったのですが、Z fはフルフレーム機であること、そして横幅はそれなりにあるもののグリップ部分がすっきりとしているという点が気に入りました.発表後に購入を考えはしたのですが、マウントを増やす(もしくは乗り換える)という経済的負担と、シルバーボディがほしいので待とうという判断で当初は様子見を決めていました.
 ただ、実際に発売されると想像以上に評判がいいのとブラックボディも悪くないのではという印象から、発売2日後にニコンの直販サイトで予約を入れました.しかしこの出遅れは致命的で、予約殺到で生産が追いつかず、店舗によっては納期6ヶ月なんて案内をするところまで出てきました.これでは10月末に予約したのに4月の桜すら撮れるかどうか…… と思っていたところ、ヨドバシカメラの通販サイトに予約流れなのか在庫があり、それを狙ってなんとか1月下旬に購入することができました.

 一方の富士フイルムXマウントですが、Z f購入時に所有していた機材(X-Pro3と純正レンズ3本、Voigtlander銘のレンズ2本)については当初は残す考えでいました.
 しかしながら、
・思っていた以上にZ f(とZマウント)がよかった
・XマウントとZマウントカメラの両方を使い分ける理由や必然性が見当たらない
・Xマウント機材とZマウント機材の両方を維持する余裕(財力とスペースの両面)がない
・Xマウントレンズが初期はコンパクトで趣味性の高い製品が多かったものの、徐々に画質優先設計として肥大化し、重たく大きなものが多くなり魅力が薄れてきた
・Xマウントボディが全体的に品薄傾向で、富士フイルムはメーカーとしてデジタルカメラ事業に力を入れていないのでは?という疑念
・X-Pro3の液晶ヒンジがケーブル断線の不具合が多く出ていたので、不具合のないうちに手放してしまおうという判断
・X100VからX100VIへのモデルチェンジで一気に10万円以上値上がりしたことを鑑みて、Xマウント機の今後の買い替えが不安
などのひとつひとつは些末でも、不安要素の積み重ねもあって、富士Xマウントから距離を置きたくなって一式を下取りに出してZマウントのレンズ購入資金に充てることにしました.

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RICOH GR III

 Z fにはボディ単体と、40mm F2レンズ付属のレンズキットの2種類がありますが、購入したのはボディ単体のもの.
 40mmレンズもあればあったで困らないだろうと思っていたので、選択肢があれば40mmレンズつきを選んでいましたが、購入当時は店頭在庫が枯渇しており、たまたま出ていた在庫がボディのみだったので選択の余地はありませんでした.

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RICOH GR III

 ボディよりも先に購入しておいたNIKKOR Z 26mm f/2.8を装着.
 Zマウントレンズはサイズの大きなものが多いですが、その中でも比較的コンパクトなレンズとしてはこの26mm以外に28mmとキットレンズの40mmがあります.その中でも26mmがいちばん薄かったことと、28mmと40mmはプラスティック製マウントでコストダウンが伺えるので26mmを選択しました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8
ISO500 1/30秒 F5.6
ピクチャーコントロール:スタンダード、ホワイトバランス:自然光オート

 Xマウントでもいわゆる「パンケーキレンズ」と呼ばれるようなものは購入していましたが、この手の薄型レンズのいいところはかさばらなくて持ち歩きしやすいことに加えて威圧感を与えないということですね.
 とくにコンパクトなのは重要で、旅行帰りの新幹線などで大きくて重たいレンズは鞄にしまいこみ、駅弁やお菓子、車窓を気軽に撮るような用途に重宝します.26mm F2.8は最短撮影距離20cmなので新幹線のテーブルにあるものを撮るのにも困りません.

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RICOH GR III

 背面はこんな感じ.
 自分はバリアングル液晶よりもチルト液晶のほうが好みなので、バリアングル液晶搭載であるのも当初購入を躊躇した理由の1つでもあります.
 しかしながら、裏返してファインダでの撮影に専念できることを考えれば、バリアングル液晶も案外悪くないものです.なのでバリアングル液晶はマイナス要因としては考えないことにしました.もっとも、それまで使っていたX-Pro3が「Hiddern LCD」と称して、モニタを隠すのが標準というデザインだったので、モニタに頼らない撮影に慣れていたという面もあります.
 購入直後はセッティングを行うのにモニタ画面を使用しましたが、その後は撮影も画像確認も、それに設定変更の大半もすべてファインダで行っています.モニタを使用するのはローアングルやハイアングルでの撮影くらいでしょうか.
 モニタに頼らずファインダを多用できる一因として、ファインダの見え具合がいいというのもありますね.Z fに限らずZマウントのカメラはファインダにも力を入れており見やすいと評判です.

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FUJIFILM X100V

 軍艦部は左側にISO感度ダイヤルと同軸で露出モードレバー、右側にシャッタースピードダイヤルと同軸で静止画カラー、静止画モノクロ、動画の切り替えレバー、それに加えて露出補正ダイヤルを備えています.
 レリーズスイッチはクリック感のないもので、クリックによるブレを嫌う自分としては好きですね.またレリーズスイッチにネジ穴が切ってありますがケーブルレリーズは使えず、アクセサリとしてレリーズボタンをねじ込むためのものです.自分はnanigashiの製品を使用しています.
 操作面で残念なのは、Zマウントのレンズには絞りリングがないため、絞り操作はカメラボディのダイヤルで行う必要があること.またシャッタースピードやISO感度などはダイヤルで確認できるのに、絞り値だけは小さな液晶に表示されてしまうのが味気ないです.純正レンズにはカスタマイズ可能なコントロールリングが搭載されているので、ここに絞り設定を割り当てることでボディ側ダイヤルの操作の必要性はなくなるのですが、電源オフ時に絞り値をいくつにセットしておいたかを確認できないことや、電源を入れる前にF値を設定しておくことができないのも地味にマイナス点ですね.
 高性能、大型、そして高価なカメラというものはボディのあちこちにカスタマイズ可能なスイッチ類を備えているものですが、Z fにも上位機種ほどではないものの、カスタマイズ可能なスイッチをいくつか備えており、それによってある程度はメニューを呼び出さなくても設定変更が可能になっています.もっとスイッチがほしいとか、カスタマイズの自由度を上げてほしい面もありますが、デザインとの兼ね合いもありますし、必要十分な感じでしょうか.

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Apple iPhone13 mini

 旅行前日にZ fが届いたので、これもなにかの縁ということでセッティング不十分なまま持ち出すことにしました.
 レンズはNIKKOR Z 26mm f/2.8のみという軽装備です.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8
ISO100 1/640秒 F5
ピクチャーコントロール:スタンダード、ホワイトバランス:自然光オート

 朝の京都駅、斜めに日差しが入り込んでいるせいかゴーストが出ていますね.パンケーキレンズゆえの弱点なのかもしれません.
 ピクチャーコントロールもいちばんスタンダードな設定、ホワイトバランスをオートから自然光オートに変えたくらいなので、ほぼデフォルトの設定ですが、以前に使用していたD700時代のJPEGからかなり進歩した印象です.以前は黄色味に振れる傾向があり好みの画質ではありませんでしたが、これはいいですね.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8
ISO1400 1/30秒 F4.0
ピクチャーコントロール:スタンダード、ホワイトバランス:自然光オート

 室内での撮影ですがホワイトバランスが自然光オートのままになっていたので色味が若干合っていないですね.
 オートホワイトバランスがかなり優秀になったことに加えて、オートも3段階(白を優先する、雰囲気を優先する、電球色を優先する)、さらに自然光オートを備えており、大半の撮影はこの辺りからの選択でまかなえそうです.個人的には雰囲気優先のオートが好みです.
 標準設定だとシャープネスがやや効きすぎる印象なので、もう少しソフト寄りに設定してもよさそうです.
 一段絞っていますが、最短撮影距離に近いくらい寄っているのでかなりボケていますね.この辺りはさすがフルフレームといったところでしょうか.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8
ISO100 1/500秒 F5.6
ディープトーンモノクローム

 Z fの操作系で興味深いのは、静止画/動画切り替えレバーに「B&W(Black&White、モノクロ)」があること.モノクロモードにすることでファインダの映像もモノクロになり、明と暗のコントラストに集中できるようになります.当然ながら画質切り替えの選択もモノクロモードからのみとなります.
 モノクロモードも従来のZシリーズのカメラは「モノクローム」一択だったのに対し、ポートレートなどに適したなだらかなトーンの「フラットモノクローム」、中間調を暗めに振った「ディープトーンモノクローム」が追加されており、B&Wモードダイヤル搭載も含め、Z fが趣味性に振ったカメラであることを感じさせられます.
 3つあるモノクロモードの中でも個人的にはディープトーンモノクロームが好みですね.こうした冬の北陸の垂れこめた雲や屋根に積もった雪などの描写がいいです.

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Nikon Z f + NIKKOR Z 26mm f/2.8
ISO100 1/1250秒 F5.6
ディープトーンモノクローム

 こちらもディープトーンモノクローム.移り変わりの激しい冬の北陸の天候で、ついさっきまで降っていた雪混じりの雨が止み、日差しが出て濡れた石畳の反射が美しいです.
 惜しいのは富士フイルムのカメラには搭載されている「グレインエフェクト」に相当する機能がないこと.「グレインエフェクト」とは撮影した画像にフィルムの粒状性を再現した機能で、見方によってはノイズを加えているだけのようにも感じられますが、写真としてのリアリティを強調するような効果があります.

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RICOH GR III

 Z fを買ううえで楽しみだったのが、手持ちのVoigtlanderやCarlZeiss製のMマウントレンズがフルフレームで使えること.
 このVoigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 VM IIをはじめ、21mm、25mm、28mm、35mmとMマウントレンズを所有しているので、これから使っていくのが楽しみです.

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RICOH GR III

 シルバーレンズとの組み合わせもクラシカルで好みです.
 MマウントレンズはライカMマウント本来のレンジファインダ方式のピント合わせの制約により、近距離での撮影が苦手で寄れないレンズが大半です.そうした弱点をカバーするためにも今回はVoigtlander銘のヘリコイド付きクローズフォーカスアダプタを購入しました.

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Nikon Z f + CarlZeiss C BIOGON 35mm f/2.8
ISO1400 1/40秒 おそらくF2.8
RAW現像

 レンズ側のピントリングを最短にセットし、マウントアダプタのヘリコイドでピントを合わせて撮影.
 撮影にやや手間取りますが不満のない画質です.
 撮影に手間取るといえば、MFレンズで撮影していて不満なのが画像拡大処理です.他のメーカーの多くは拡大表示でピント合わせしたあと、シャッターを半押しすると全体構図に戻りますが、Z fにはそれがなく、構図確認をするには縮小ボタンを連打するかどこかのスイッチにファインダのワンタッチ拡大/縮小を割り当ててそれを使用する必要があります.もっとものこの機能、上位機種でありなおかつ同一画像エンジンを搭載したZ 8やZ 9では半押し拡大解除が選べるようになったので、次のファームウェアアップデートに期待ですね.

 Z fボディ購入当初はZマウントレンズはNIKKOR Z 26mm f/2.8しか所有していませんでしたが、その後いくつか追加で購入したものがありますので、また記事にしていこうと思います.

2024/03/16

BALMUDA ReBaker

Category: 物欲,電化製品,食べ物 — Annexia @ 13:49

 朝食にトーストを食べないこともあって、オーブントースターのない生活を送ってきました.
 なので買ってきた惣菜などを温めるためには電子レンジを使うか、またはフライパンで焼いていましたが、電子レンジでは揚げ物の衣がしなしなになってしまい、フライパンは火加減を注意しないと焦げるし面倒…… と思っていたところに、バルミューダから温めに特化したトースターとしてReBakerが発表になったので、発売後すぐに購入しました.

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FUJIFILM X100V

 バルミューダには水を加えてパンをふっくらと温めるBALMUDA The Toasterという製品がありますが、やや似たような外見をしています.ただしReBakerには水を入れて温める機能はありません.
 また左側のモード切り替えはダイヤル式ではなく押すたびにモードが切り替わる仕様です.上から順にトースト、チーズトースト、リベイク(パンの温め直し)、フライド(揚げ物の温め直し)、オーブン、となっています.自分はリベイクとフライドしか使わないので、フライドからリベイクに切り替える場合には数回このスイッチを押す必要がありますが、それほどモード数が多いわけではないので気になるほどではありません.

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FUJIFILM X100V

 天面には主要な食べ物の調理時間の目安が書かれています.庫内の温度調節をしながら温めるため、通常のトースターよりも調理時間は長めです.

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FUJIFILM X100V

 買ってきて早速試したのはカレーパン.本来であれば開発ストーリーにあるように「まるソー」こと、まるごとソーセージで試したかったのですが、あいにくと売り切れていたので同じ山崎パンのカレーパンを選びました.
 最初なので様子見ということでリベイクモードで3分温めてみましたが、カレーパンは厚みもあることもあってか3分では中までは温めきれませんでした.とはいえ、表面はカリカリのサクサクで電子レンジで温めたものとは比べ物にならない美味しさがあります.あと、カレーパンはパンというよりも揚げ物の部類に含まれる食べ物のようで、リベイクモードよりもフライドモードが推奨されていました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC50mm f/2.8

 まるごとソーセージ、人気商品のようで週末に出かけるスーパーでは売り切れのことが多いのですが、ようやく買ってくることができました.リベイクモードで5分温めます.
 庫内の様子を見ていると、上下のヒーターの稼働が目まぐるしく変化し、どちらかというと赤々としている状態はそれほどないような印象です.また、バルミューダの製品らしく音にこだわりがあるようで、調理中はハイハットのような音がし続けています.それに加えてヒーターの出力変化時に出る音なのか動作音もそこそこします.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC50mm f/2.8

 5分後、温め終わりました.パンの表面はサクサクで中はふわっとしており、ソーセージがぬるいようなこともない、そしてもちろん焦げていない理想の温まり具合です.なるほど、これを追求して製品を作ってきたのだなと感銘にも似た印象を受けました.

 購入から半月、パンだけでなくトンカツや唐揚げ、春巻、フライドポテトなど温めてみましたが、おおむね満足のいく仕上がりです.フライドポテトは買ってきたものが厚切りタイプだったので規定の時間では温めきれない部分もあったりしましたが、マクドナルドのような細身のフライドポテトであれば揚げたての感じを再現できそうです.そしてなによりいいのが焦げないこと.それでいて衣がサクサクに仕上がっているので絶妙な匙加減です.
 自宅で揚げ物を調理しない、惣菜を買ってくることの多い自分のような人にはぴったりの電化製品だと思いました.なのでこれはおすすめです.