2024/03/16

BALMUDA ReBaker

Category: 物欲,電化製品,食べ物 — Annexia @ 13:49

 朝食にトーストを食べないこともあって、オーブントースターのない生活を送ってきました.
 なので買ってきた惣菜などを温めるためには電子レンジを使うか、またはフライパンで焼いていましたが、電子レンジでは揚げ物の衣がしなしなになってしまい、フライパンは火加減を注意しないと焦げるし面倒…… と思っていたところに、バルミューダから温めに特化したトースターとしてReBakerが発表になったので、発売後すぐに購入しました.

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FUJIFILM X100V

 バルミューダには水を加えてパンをふっくらと温めるBALMUDA The Toasterという製品がありますが、やや似たような外見をしています.ただしReBakerには水を入れて温める機能はありません.
 また左側のモード切り替えはダイヤル式ではなく押すたびにモードが切り替わる仕様です.上から順にトースト、チーズトースト、リベイク(パンの温め直し)、フライド(揚げ物の温め直し)、オーブン、となっています.自分はリベイクとフライドしか使わないので、フライドからリベイクに切り替える場合には数回このスイッチを押す必要がありますが、それほどモード数が多いわけではないので気になるほどではありません.

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FUJIFILM X100V

 天面には主要な食べ物の調理時間の目安が書かれています.庫内の温度調節をしながら温めるため、通常のトースターよりも調理時間は長めです.

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FUJIFILM X100V

 買ってきて早速試したのはカレーパン.本来であれば開発ストーリーにあるように「まるソー」こと、まるごとソーセージで試したかったのですが、あいにくと売り切れていたので同じ山崎パンのカレーパンを選びました.
 最初なので様子見ということでリベイクモードで3分温めてみましたが、カレーパンは厚みもあることもあってか3分では中までは温めきれませんでした.とはいえ、表面はカリカリのサクサクで電子レンジで温めたものとは比べ物にならない美味しさがあります.あと、カレーパンはパンというよりも揚げ物の部類に含まれる食べ物のようで、リベイクモードよりもフライドモードが推奨されていました.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC50mm f/2.8

 まるごとソーセージ、人気商品のようで週末に出かけるスーパーでは売り切れのことが多いのですが、ようやく買ってくることができました.リベイクモードで5分温めます.
 庫内の様子を見ていると、上下のヒーターの稼働が目まぐるしく変化し、どちらかというと赤々としている状態はそれほどないような印象です.また、バルミューダの製品らしく音にこだわりがあるようで、調理中はハイハットのような音がし続けています.それに加えてヒーターの出力変化時に出る音なのか動作音もそこそこします.

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Nikon Z f + NIKKOR Z MC50mm f/2.8

 5分後、温め終わりました.パンの表面はサクサクで中はふわっとしており、ソーセージがぬるいようなこともない、そしてもちろん焦げていない理想の温まり具合です.なるほど、これを追求して製品を作ってきたのだなと感銘にも似た印象を受けました.

 購入から半月、パンだけでなくトンカツや唐揚げ、春巻、フライドポテトなど温めてみましたが、おおむね満足のいく仕上がりです.フライドポテトは買ってきたものが厚切りタイプだったので規定の時間では温めきれない部分もあったりしましたが、マクドナルドのような細身のフライドポテトであれば揚げたての感じを再現できそうです.そしてなによりいいのが焦げないこと.それでいて衣がサクサクに仕上がっているので絶妙な匙加減です.
 自宅で揚げ物を調理しない、惣菜を買ってくることの多い自分のような人にはぴったりの電化製品だと思いました.なのでこれはおすすめです.

2022/12/18

BALMUDA The Gohan

Category: 物欲,電化製品,食べ物 — Annexia @ 22:00

 カメラやイヤホン、コンピュータ関係の製品についてはいくつも買ってしまうなど無駄遣いの多い自分ですが、白物家電には興味がないので調子が悪くなるまで使い続ける傾向にあります.炊飯器についても過去30年ほどで2台しか使ったことがなく、しかもその2台目も使わなくなったというのをいただいたものでした.
 この2台めの炊飯器、内蔵バッテリが寿命で電源プラグを抜くと時刻がリセットされてしまうという問題はあったものの、ご飯は炊けるのでまだ使えるのですが、とはいえ炊かれるご飯が好みのものかというとそうでもなく、だったら買い換えてみようかと検討することにしました.

 購入にあたっての条件は、以下のとおり.
・3合炊き
・モチモチとした食感より粒感のある炊き上がりが好み
・保温はなくてよい
・全体的にアールのついた、見た目が妙に丸っこいのは嫌だ
・機能やパーツに技とかダジャレめいた名称をつけた製品も嫌だ

 「モチモチとした食感」で「保温ができて」、「見た目が妙に丸っこくて」、「機能に名前がついた」製品というのは、世の大半の炊飯器がそういうものだと調べていて思い知らされました.まあ大半の機種が保温はできるだろうは思っていましたが、他の特徴についても似たような製品が多いのですね.
 ではこれらの製品はどこで差別化しているかというと、一定の価格以上の製品になると炊飯時の熱のかけ方がシンプルな電熱(「マイコン」となぜか呼ばれる)から複数のスポットで発熱するIHに方式が変わり、そして炊飯釜が熱伝導性を重視した分厚くて重たくて高級な素材を使った製品になることで、1万円程度から10万円くらいまで幅が出るということのようです.
 熱のかけ方、そして熱伝導性に工夫をすることで釜の中で米が動き、いわゆる「踊り炊き」という状態になってモチモチとしたご飯が炊けるという仕組みだそうです.実際は「踊る」というほど米は動いていない、なんていう話もあったりするようですが、まあ米が動くことで表面が削れて粒立ち感からは遠のくので個人的に好みの米からは遠ざかることには違いありません.

 で、こうしたメインストリームから外れた製品というのも少ないながらあって、それらはなぜか「粒立ちのある炊き上がり」で「保温ができなくて」、「出っぱった部分があるなど特徴があって」、「機能名に名前とかはつけていない」という特徴だったりします.それが、バルミューダ「BALMUDA The Gohan」バーミキュラ「ライスポット」の2つでした.バルミューダはデザイン性を重視しつつ斬新な発想の製品を送り出すメーカー、バーミキュラは鋳物メーカー.一般的に知られている炊飯器を作っているメーカーとは異なる立ち位置から参入をしているので、出てくる製品にもこのような特徴が出てくるのでしょう.

 バルミューダとバーミキュラ、どちらの製品も癖があるというか一長一短なところもあるものの、自分の好みの食感のご飯が炊けそうです.どちらにしようかと迷っていたところ、「BALMUDA The Gohan」の新型が出るというニュースがあり、そしてその少しあとにバルミューダから旧型モデルのセールをするというお知らせが届きました.
 勤務先からそれほど遠くないところにバルミューダのショールーム兼直営店があり、そこでセールをしているので見に行き、新製品との違いなどを店員(社員?)に訊ね、新型とセール中の旧型の価格差が2万円以上あることを鑑み、旧型を購入することにしました.

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FUJIFILM X100V

 外観はかまど炊きの釜をイメージしたようです.色は白と黒がありますが自分は黒を選びました.
 左右の出っ張りは移動させる時に持ちやすい取っ手という以外は特に理由はないようです.新型ではこの取っ手部分はなくなりました.

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FUJIFILM X100V

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FUJIFILM X100V

 付属品は内釜と外釜、米の計量カップと水の計量カップ.
 BALMUDA The Gohanは蒸気で炊飯する方式なので、ヒーターの熱が伝わる外釜に水を200cc入れる必要があります.そのため水の計量カップが付属しているのです.
 IH方式では釜の厚さが重要な要素の一つとなるようですが、そもそもの方式が違うせいか非常に軽量で薄手の内釜になっています.

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FUJIFILM X100V

 タイマーは1系統のみ.なので朝晩と炊飯するような家庭には不向きです.
 自分は18時に炊飯してすぐに夕飯にして残りは冷凍にしてしまうので、これで必要十分な仕様です.

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FUJIFILM X100V

 通常は麦ご飯を炊くのですが、1回目は様子を見るべく、きっちりマニュアル通りに2合炊いてみました.
 炊飯をする上での違いとしては、蒸気で炊飯するという方式のせいか、蒸気弁から出る湯気の量が多く、炊飯器の上部1mくらいは軽く湯気が立ち上ります.なので、棚に収めて上部にスペースがないような場所での炊飯は避けた方がいいかもしれません.

 確かに炊き上がりをみても従来使ってきた炊飯器と比べて一粒一粒がはっきりしています.実際にいただいてみても米粒の存在感が強くあります.一般受けする炊き上がりなのかどうかは自分にはわかりませんが、少なくとも自分の好みに近い感じです.
 また、冷凍したご飯についても電子レンジで解凍した時に従来の炊飯器と比べて塊になっておらず、冷凍にも向いているという購入時に受けた説明も納得でした.

 全体的にニッチ狙いの製品ではありますが、自分の使い方にぴったり当てはまるので、非常に満足しています.
 一人または二人で生活し、朝食はパン食などで米は夜のみ、カレーのような汁物をかけたご飯が好きな方には特におすすめです.

2020/05/06

通販いろいろ

Category: 食べ物 — Annexia @ 22:19

 昨今の事情により、今年のゴールデンウィークは外出もままならない状況でした.
 旅行に行くどころか、スーパーに買い物に行くのも3日に1回にしてくださいといわれるような始末ですので、なにかこう、美味しいものなどを取り寄せしたいということで連休前あたりからいくつか通販をして過ごしていました.

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FUJIFILM X100V

■4月22日到着
松本ホテル花月『花月オリジナルくるみのクッキー』『欧風ビーフカレー』

 松本に旅行に行く際にお世話になっているホテル.この状況ということでホテルは休業になり、仕出し弁当を売ったりと苦労されている様子だったので、支援も込めてクッキーとカレーを.カレーは朝食のビュッフェでも出てきて美味しいのですが、旅行途中で荷物が増えるのを嫌って買わずじまいだったのでちょうどいい機会だったといえます.

■4月25日到着
アンデルセン『あたらしもみじ』『瀬戸田レモンケーキ』

 『あたらしもみじ』はもみじまんじゅうを作っているにしき堂とアンデルセンのコラボ商品.にしき堂が外側の生地を、アンデルセンが中のフィリングを担当しています.「瀬戸の柑橘フロマージュ」「瀬戸の藻塩ショコラ」「大崎上島のレモン」と3種類あって、なかでも自分の好みは「大崎上島のレモン」ですね.このブログを書くにあたってアンデルセンのWebをみたら掲載がなくなっており、にしき堂のWebをみたら、今回の事情による製造体制の調整のため4/26より生産を取りやめるとの表記が.いつの日か復活してもらいたいものです.
 『レモンケーキ』というと、スーパーのパン売り場の片隅に売られていたりするのを見かけたりしますが、これはかなり本格的なもの.レモンピールも加えられているなど、レモン好きにはおすすめです.

■4月26日到着
貴千『揚げかま(梅)』『ボーノ棒』『かつおのたたき風蒲鉾』

 2011年の震災のときに店の存在を知り、その後ちょくちょく購入しているいわきのかまぼこ店.
 『揚げかまぼこ』が美味しくて、白だしでちょっと煮込むだけで練り物好きとしてはごちそうになります.
 『ボーノ棒』はかまぼこなのにイタリアン風味を目指したというかわりもの.かまぼこにチーズを入れるのはおつまみとしては定番ですが、さらにバジルチキン、イカとペッパー、サーモンを入れて洋風にしたもの.自分はご飯のおかずにしますが、酒飲みだったらおつまみにも.
 『かつおのたたき風蒲鉾』は、カツオに薬味(大葉やニンニク)を練り込んで作ったかまぼこ.しかもこのかまぼこ、カツオの形をしているのです.

■5月2日到着
銚子電鉄『銚子電鉄のぬれ煎餅(青のうす口味・訳あり品)』『銚子電鉄のぬれ煎餅(緑の甘口味・訳あり品)』『スーパーまずい棒(炭火地鶏味)』『誉のほしいも お買い得用はねだし品』『いわしの佃煮』『いわしそぼろ』

 本来であればゴールデンウィークは銚子電鉄にとっても書き入れ時.なのですが、このような状況では乗客も少なく、「空気を運んでいるかのよう」とか「夕方の時点で今日の売り上げは5,000円を切っています」みたいな話が出てくる危機的な状況.現地に行くことは難しいものの、ならばぬれ煎餅を買って支援せねば、ということでもろもろ購入することに.
 送られてきた荷物を開梱すると、注文した覚えのないぬれ煎餅の赤が.納品書を見るとサービス品」とのこと.いやあの、気持ちは嬉しいけど、これだって売り物になるんだしタダでプレゼントしちゃっていいのかという気分になりました.
 『ぬれ煎餅』は安定の美味しさ.はねだしは味付けにばらつきがあったりしますが、それもまたよし.個人的には青のうす口が好みです.
 『スーパーまずい棒(炭火地鶏味)』は商品がまずいのではなく、経営がまずいにひっかけたもの.炭火地鶏味という奇妙なところを狙ってきたフレーバーにややひるんだものの、これがなかなか美味しいのです.
 『いわしの佃煮』はイワシの水揚げ日本一の銚子らしいもの.ご飯のおかずにいただきました.

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FUJIFILM X100V

■5月2日到着
AKOMEYA TOKYO『白神あわび茸と比内地鶏』『黒豚チャーシュー魔法の肉かけ』『食べるラー油きのこ』『自由軒 黒ラベルカレー』『レモン塩飴』『鰤と梅干しのカレー』『マトンと山椒のカレー』

 外出を抑えるようにという情勢で、家でご飯を食べるにあたって美味しいおかずがほしいなと思って瓶詰めなどを購入.
 『白神あわび茸と比内地鶏』はちょっと油分多めなのと、「あわび茸と比内地鶏」という組み合わせからは想像できない酸味があって、ちょっと自分には合いませんでした.
 『黒豚チャーシュー魔法の肉かけ』は濃いめの味付けでご飯がすすみます.ご飯にのっけてすぐ食べるより、ご飯の熱で脂がとけて旨味が出てきたところで食べるとたまりません.
 ほかのものは未食ですが、アコメヤはお米と、お米を美味しくいただくおかずにフォーカスしたショップなので、見ているだけで次から次へと食べてみたいものが出てくるので、しばらくはあれこれと買い続けることになりそうです.

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FUJIFILM X100V

■5月3日到着
川直『鰹ばっかりセット 炙りハラモ入り』『かつおのハラモ燻製』『かつおソフトジャーキー』『特上 一本釣り鰹のなまり節 スライス真空パック3パック』

 焼津さかなセンターに出店する、生利節などを扱う店です.生利節とは鰹節を乾燥させる前のもので、水気が多いこともあって日持ちがしません.そのままだと数日、真空パックしたものでも2ヶ月が限度です.ところがさかなセンターがゴールデンウィークにもかかわらず休業になってしまい、日持ちしないものを扱う店としてピンチだというのをニュースで見かけたので、生利節好きとしてはここは買わない手はないだろうとあれこれ注文.
 『特上 一本釣り鰹のなまり節 スライス真空パック3パック』をスタンダードに醤油でいただきました.袋から出して手でちぎって皿に出した時点でカツオのいい匂いが.そして手の感触で脂がのっているのがわかります.そのままつまみ食いして久々に食べる生利節の美味しさにやられました.小分けで真空パックされているので、ご飯のおかずとしていつでも食卓に出せるのもいいです.そして他にもろもろ買ったものを食べるのもいまから楽しみです.

■5月3日到着(番外編)
六花亭『5月のおやつ屋さん』
 実家に送ったものなので自分は食べていません.まあ六花亭ですしハズレなしですね.
 『通販おやつ屋さん』という、送料込み3,000円というのも期間限定であるのですが、自分が注文したのは送料別のもの.クール便で道外だと1,200円ほど送料がかかるのはやや難点ではありますね.

 連休中(というよりそれ以前から)どこにも出かけられないので、だったら通販で財布の紐を緩めてしまおうという感じでしたが、あれこれ買い込みすぎでしょうか.というか、「みんな自宅にこもっている」=「出費が少ない」=「経済が回っていない」ということですので、言い訳じみてますが微力でもなんとかせねばという側面もあります.いずれにせよ、物流業界のかたには頭が上がりませんね.

2020/02/20

日帰り静岡旅行

Category: 旅行・観光,鉄道,食べ物 — Annexia @ 23:05

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 日帰りで静岡に旅行に行ってきました.
 自分は静岡出身だもんで、わざわざ静岡に旅行なんて…… と思っていたのですが、同行する元同僚からいくつか自分も行ったことのない場所の提案を受けたので、そういうのもアリかなーと思いつつ出かけた次第です.
 まずは東京駅から新幹線で.もちろんこだまで.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 今回は往復ともグリーン車で.グリーン車なんて豪勢なと思われそうですが、EX-ICの早期割引を使うとこだまのグリーン車は指定席料金+αくらいの安価な追加料金で乗車できるので、ちょっとの出費で安楽な旅ができるのは悪くないですね.

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Apple iPhone 8

 新富士駅で下車します.たぶんこの駅、初めて利用した気がします.
 松本駅には「お城口」という名前の出口があるのですが、ここでは「富士山口」があります.さすがです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 新富士駅は東海道本線と接続していない、新幹線だけの駅です.なので富士駅に接続し街中に向かうバスが出ています.今回は終点まで乗車しました.
 注目すべきポイントはバス停の「1」と書かれている富士山のイラスト.右側に出っ張りがあります.これは「宝永山」という、富士山を静岡県側から見たときに見える山です.このバス停に限らず、あちこちにある富士山のイラストがこの出っ張りをきちんと描いているのが静岡県東部らしさといえるでしょう.静岡県でも静岡市など中部までやってくるとこのこだわりは見られなくなります.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 終点の吉原中央駅(駅とつくけど鉄道駅ではなくただのバス停)まで乗車し、少し歩くと今回の旅行の目的地の一つである「アドニス」に到着します.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 この店の名物「つけナポリタン」です.つけナポリタンの存在を知ったのは数年前.もはやどこで知ったのかも記憶にないのですが、ようやく食べることができました.
 正直、食べるまでは単なるキワモノ的なものだと思っていたのですが、予想をはるかに覆す美味しさでびっくり.スープは濃厚なトマトソースで旨味が効いているし、具材も味玉(ピンクだったので醤油だれではなくトマトソースにつけているのでしょう)や大ぶりの蒸し鶏、青梗菜、そしてチーズとたっぷり.麺は「ナポリタン」からパスタの麺を想像していたのですが、これはどちらかというとつけ麺の麺のようです.太麺で食べ応えもあって満足でした.
 お店にも注意書きがされていたのですが、麺の茹で時間が長めにかかるのと同時に調理できる人数に限りがあるので混雑している状況だとかなり待たされてしまうそうです.自分たちはつけナポリタンのサービスの始まる直後に入ったのでそれほど待たずに食べることができました.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 店から歩いて10分ほどで岳南電車の吉原本町駅に到着します.ここから2駅、吉原駅まで岳南電車に乗車します.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 京王井の頭線の車両を改造して両運転台にして1両で運行できるようにした車両で、なかなかの可愛らしさです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 イベントや記念乗車券ではなく、ふつうに硬券が使われています.もちろん無効印を押していただいて持ち帰りました.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 吉原駅でJR東海道線に乗り換えて静岡駅に向かいます.この211系も国鉄末期の車両で数年で運行終了になりそうです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 静岡駅から数分歩いたところにある、静岡鉄道の新静岡駅に.ここが今回の旅行の2つ目の目的地です.
 新静岡駅と新清水駅を結ぶ路線で、地方私鉄としては驚きの日中でも7分間隔で運行しています.このくらいの運転間隔だと乗る側も時刻を気にせず気軽に乗れるのがいいですね.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 旧型車両である1000形.ヘッドマークがついているように、もうすぐ引退です.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 鉄道友の会静岡支部による「おれんじ賞」受賞車両です.鉄道友の会に静岡支部があることも、またそこで「おれんじ賞」なる賞を授与していることも知りませんでした.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 1000形の運転台.あとで出てくる新型車両A3000形と比べてもごちゃっとしている印象です.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 新静岡駅を出た列車は国道1号線と並行して走り、やがて高架で東海道新幹線と東海道線をまたいで反対側に渡ると、東海道線としばらく並行して走行します.乗車していたら特急ふじかわがすれ違って行きました.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 ラッピング車両もあります.これは今川義元公の生誕500周年を祝ったもの.
 地元の武将というと天下人となった徳川家康がどうしても取り上げられがちですが、老後を静岡(駿府)で過ごしたとはいえ、もともとは三河の人.今川義元公こそ地元の武将として誇るべき存在だと思うのですが、敗れた武将にはなかなか目を向けてもらえないものですね……

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 こちらはちびまる子ちゃん電車.乗車しましたが、車内アナウンスもまる子が担当しています.清水を舞台にしているので、起用するのも当然といえるかもしれません.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 こちらが新車であるA3000形.
 大半の地方私鉄は赤字に苦しんでいたりして列車も首都圏の列車のお下がりだったりするのですが、ここ静岡鉄道は自社で新車を発注してしまうほどの黒字経営だそうです.とはいえ、現状運行されているのは新静岡と新清水間の1路線のみ.都市間交通で条件がいいとはいえ、並行するようにして東海道線も通っており、そう簡単に利益が上がるとも思えません.どうやら黒字の理由は副業である自動車販売などによるところが大きいようです.

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 しかも色が違っており、通常色に加えて7色のバリエーションがあります.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 7色のカラーバリエーション車にはこのようなステッカーが貼られており、それぞれ名前が付けられています.また、各色は静岡にちなんだ色がつけられており、お茶の緑や富士山の青、桜海老のピンク、みかんのオレンジといった感じです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 A3000形の1編成目にあたるA3001/A3501にはローレル賞受賞のステッカーが貼られていました.

 

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 途中の車両基地には運行していない他のカラーバリエーション車両がいました.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 A3000形の運転台.静鉄電車はワンマン運転ということもあり、運転士の負荷をできるだけ減らしたシンプルな操作系になっているそうです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 カラーバリエーション車ではないですが、特別な位置付けなのがこの「100周年記念車」.静岡鉄道創業100周年を記念した車両です.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 ラッピングだけでなく、車内もこのような100周年記念仕様になっていました.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 再び静岡駅に戻り、駅構内で静岡おでんを味わったのちに新幹線で帰りました.

2019/03/15

香港・マカオ旅行(食べ物編)

Category: 旅行・観光,食べ物 — Annexia @ 22:24

 香港・マカオ旅行のまとめ、今回は食べ物編です.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 ホテルの朝食はだいたいどこに泊まってもありきたりな感じのもの.なので朝食も現地の店で食べようということで、飲茶をいただきに陸羽茶室に.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 このクラシカルな佇まいがたまりません.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 注文はこの紙に鉛筆で書き込む…… のですが、これでは漢字の文字からなんとなく想像して注文することしかできません.
 と、困っていたら写真付きのメニューと英語の注文票を持ってきてくれました.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 春巻、海老と豚肉のシュウマイ、チャーシューまん、海老入りちまき.
 とりあえず定番な感じのものを注文して、足りなかったら追加しようと思っていたら、ちまきが蓮の葉とおぼしき大きめの葉っぱに包まれている大きめのサイズで、そこそこの満腹感に.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 陸羽茶室から少し歩いたところにある、スターバックスに.ここのスターバックスはレトロな喫茶店を意識した作りになっています.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 飲み物はごく普通のラテですが、いっしょにコーヒーエッグタルトを注文.コーヒー入りのエッグタルトってどうなのかなとは思ったのですが、意外と違和感のない味でした.エッグタルトの甘み→少し時間をあけてコーヒーの存在感という感じで味覚にちょっと時間差があったような.

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Apple iPhone 8

 スタバに行ったのはデミタスカップ収集のためでもあります.いちばん上の「You Are Here Collection」が手に入ったので一安心.香港ならでは(買ったのはマカオだけど)という感じのある.トラムとフェリーのイラスト入りカップもいい感じです.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P VM

 エッグタルトの本場といえるのは、香港よりもマカオ.
 ちゃんと名物は押さえておかねば、ということでマカオの街歩きの途中でカフェに入って、エッグタルトをいただきました.まあ、日本で食べるエッグタルトも十分美味しいわけで、だいたい想像どおりの味ではあったのですが.