2019/10/27

『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』

Category: 映画 — Annexia @ 22:31


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FUJIFILM X100F

 映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を立川シネマシティに観に行ってきました(以下、ネタバレを含みます).

 ナチスドイツの捕虜収容所にいるソ連兵がナチスのソ連侵攻の練習台としてT-34を与えられてパンター中戦車と軍事演習を行うことに.軍事演習とはいえ、パンターは実弾あり、T-34は実弾なしで実質的な処刑行為的なものであったものの、与えられたT-34/85には砲弾6発が隠されており、それを使って収容所を突破して逃走する…… というのが主なストーリーです.
 収容所の話になる前に、主人公である士官学校を出たてのイヴシュキンが食料輸送トラックで戦車砲をかわし、そして村に立てこもってライバルであるイェーガーと戦うところから始まるのですが、最初から戦闘シーン山盛りです.戦車による実戦については自分は詳しくないので細かなことはいえませんが、「ガールズ&パンツァー」の試合の模様を思わせる絶妙な砲弾運びというか、そのようなものを感じました.もっとも、ガルパンも過去の戦争映画などを参考にしている部分もあるようなので、映画における戦車戦というのはこのようなものが多いのかもしれませんが.

 ストーリー上仕方ないとはいえ、ナチスドイツが要所要所で詰めが甘い部分があったりとか、ライバルであるナチス司令官のイェーガーが冷酷ながらも「いい人」であったりと、いささか御都合主義的な部分は否めませんが、内容の濃い観ていて楽しい映画でした.戦車好きであればオススメです.

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FUJIFILM X100F

 シネマシティ シネマ2といえばやはり1Fのシネマカフェ.ということで今回はクワトロフォルマッジに蜂蜜トッピングをいただいてきました.チーズの塩味と蜂蜜の甘さ、体に悪そうと思いつつもたまに食べたくなるんですよねこれ.

2019/10/20

セイコー アルピニスト SARB017

Category: 物欲 — Annexia @ 15:42

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 腕時計を1本購入しました.セイコーのアルピニストSARB017です.
 「by Seiko watch design」「セイコー史上、最も謎めく緑の時計。」というコンテンツを読んで気になっていた製品です.
 5月にプレザージュSARX041を購入するときにも迷っていた1本なのですが、2018年にはカタログ落ちしており、5月の段階では在庫もなかったこともあって、そのときは同じくカタログ落ちして在庫も尽きかけていたSARX041を購入しました.
 その後、どういうわけかAmazonで在庫が何度か復活するようになったのですが、どのみち新品在庫が入荷しなくなるのは時間の問題だろうということで購入に踏み切ったという次第です.購入価格は4万円.国産の機械式時計ということを考えると自分には安価に感じられます.

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FUJIFILM X70

 SARB065との比較.文字盤が小さく、デザインも相まってクラシカルに見えます.

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FUJIFILM X70

 初期状態のバンドは焦げ茶色のクロコダイル型押しのカーフ.硬くて腕のカーブにフィットしないなど、あまり評判のよくないバンドで、個人的にもクロコダイルの型押しがやや安っぽく感じられたこともあって交換することにしました.なのでこのベルトは1回も使っていません.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 少し明るめの、型押しのないカーフのベルトに交換しました.
 また、尾錠は一般的な穴通しするタイプのものでベルトが傷みやすいので、ベルト幅の狭いバンドを使っている都合で余らせていたSARB065のDバックルを流用しています.
 グリーンの文字盤にゴールドの配色という、あまり見かけない、自分でもなかなか選ばないタイプの色合いですが、光に反射したグリーンが美しく気に入っています.
 ちょっと残念なのは、先代のアルピニストまでは文字盤にデザイン文字で「Alpinist」と入っていたのですが、それがなくなってしまったこと.
 あともう一つ、とても細かなところなのですが、キャリバー6R15は6振動なので1秒を6分割して針が進むのに対して文字盤の刻みが5分割になっていること.手持ちの他のセイコーの機械式時計はすべて振動数にあわせて刻みが設計されているので、なぜこのようなデザインにしたのか、ちょっと疑問が残ります.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 裏面はシースルーバックにはなっておらず、中央部分にアルピニストのロゴが刻印されています.
 セイコーの腕時計は6桁の製造番号のうち、1文字目が製造年、2文字目が製造月を意味しています.この場合は「96」で2006年に販売開始されたので、2009年または2019年の6月製造ということになります.2018年の段階でカタログ落ちしていることを考えると2009年の製造でしょうか.Amazonの在庫がときおり復活しているのは、どこかから販売店の在庫を引き上げてきて売っているのではないかという説がありますが(直近のレビューでいかにも他人が触ったあととおぼしき製品が送られてきたとか、保護フィルムがなかったとかが多く、実際に自分のものもフィルムの類はなかったです)、10年ほどデッドストックされていた製品なのかもしれません.ちなみに日差+5秒ほどでかなり正確なのでデッドストックの影響はなさそうです.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 「アルピニスト」の名が示すように、通常よりもハードな環境に耐えられるように20気圧防水になっています.そのため竜頭はねじ込み式です.また、もう一つダイヤルがついていますが、これは簡易方位磁石機能のためのものです.まあたぶん使うことはないでしょう.

2019/10/19

『時計じかけのオレンジ』

Category: 映画 — Annexia @ 23:59

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 『時計じかけのオレンジ』を立川シネマシティに観に行ってきました.スタンリー・キューブリック監督による1971年の作品なので、50年近く昔の作品です.
 昨年は同監督の1968年公開の『2001年宇宙の旅』を国立映画アーカイブで70mmフィルム版を、ユナイテッドシネマとしまえんでIMAX版を観ることができ、どちらも映画館でなかなか観られないものなのでラッキーでした.

 「午前十時の映画祭」という企画の一環で上映されたので朝10時からの上映となったわけですが、内容的にはR18+という最高レベルのレーティングになっているように、午前中から観るような作品ではないですね.暴力、性、洗脳、そして政治的ないざこざとこの世の俗物的な要素をまとめて突っ込んだような作品で、50年近い作品であるにも関わらず現状でも通用する内容です.万人にお勧めはしづらい作品ではあるのですが、でももっと多くの人に観てもらいたい、そんな作品です.

2019/10/14

長野ドライブ旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 21:53

 長野ドライブ旅行、つづきです.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 松本を出発し、小布施に向かいました.
 高速道路は使わずに山道を通るルートを選び、走り続けていたところ姨捨に出ました.
 鉄道の姨捨駅は何度か訪れたことがあります.日本三大車窓の一つに数えられているほどの素晴らしい景色の場所で、その姨捨駅よりもさらに高いところから眺めることができました.ただ、下に道路があったり木々もありますので姨捨駅やその周辺を散策したほうが眺めはいいようにも思えました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 9月から10月にかけての小布施は栗のシーズンということもあって非常に混雑します.
 とはいえ平日(この日は金曜でした)なのでそれほどでもないだろう…… と甘く見ていたのですが、最寄りの駐車場は満車でやや離れたところに停めざるをえず、いちばんの売りである「朱雀」はとっくに売り切れており、小布施堂本店の食堂も1時間半ほどの待ち時間と大混雑でした.
 そこで以前に訪れたときに気になっていた「蔵部」に行ってみました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 地元産品を食材に使った店とのことで、いくつかあるメニューから「信州太郎ポークの生姜焼き」を注文しました.またご飯はイワナとキノコの混ぜご飯にしてもらいました.信州太郎ポークというのは初めて食べたのですが、メニューにもあったように甘みのある脂がとても美味しかったです.イワナとキノコの炊き込みご飯はイワナが癖もなくこれまた美味しかったです.生姜焼きでご飯もすすむのに、炊き込みご飯だけでも食がすすむという贅沢さでした.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 食後にコーヒーと栗のアイスクリームを注文.
 前回小布施を訪れたときに「モンブラン朱雀」と一緒に飲んだコーヒーが深みがあって美味しかったのですが、これも負けず劣らずの美味しさ.同じ豆なのかどうかはわかりませんが、旅先で美味しいコーヒーが飲めるのはありがたいことです.栗のアイスクリームもさすが小布施というか、アイスクリーム自体が栗の味がするのはもちろん、大きめの栗がごろごろ入っていて、栗を堪能できました.

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 小布施を出て、山道を走って群馬に入り、道の駅「八ッ場ふるさと館」で休憩、そしてまたアイスクリーム.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 八ッ場といえば八ッ場ダム.道の駅のすぐそばに大きな橋がかかっており、そこから遠くに八ッ場ダムを眺めることができます.そして眼下に見えるのは貯水されると沈んでしまうかつての集落など.左側のほうに吾妻線の旧線の橋脚なども見えます.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 道の駅からさらに八ッ場ダムに近づいたところに展望台「やんば見放台」があります.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 展望台を登ったところにはこのようなスペースがあり、ちょうど一人分だけ立てるようなスペースが用意されています.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 そこからの眺め.ダム全体を見ることができます.さらにこの展望台には望遠鏡も備えられており細かな部分まで見られるようになっています.

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FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphelical II VM

 ダムとは反対側の様子.橋を渡った先には川原湯温泉が見えます.ダムの建設によってかつての温泉街が沈んでしまうため、移転したものです.ここも訪れてみたいものです.

 このあと、高崎に出て駅弁を買ってから自宅に帰りました.

 山梨側から長野に入り、北上しつつ群馬側から出て一回りするようなルートでした.走行距離は約600km.高速道路と交通量の少ない山道ということもあって無給油で帰ってこれました.

2019/10/07

長野ドライブ旅行(その1)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:58

 夏休み後半を利用して、長野にドライブがてら旅行に行ってきました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 中央道を諏訪で降りて、ビーナスラインに入って少し行ったところにある「みつ蔵」でまずはお昼を.
 12時前に到着したのですが、平日だというのにすでに順番待ちでした.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 2種のかわりそばを注文.普通のおそばのほかに、紫蘇を練りこんだそばが出てきました.どっちも美味しいです.
 首都圏や名古屋方面からのナンバーの車が駐車場に並んでいるのも納得です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 ビーナスラインを走るのは初めてなのですが、走りやすくて運転していて楽しい道路です.
 途中、2台のロードスターとすれ違い、手を振って挨拶をしました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 美ヶ原高原美術館の道の駅までやってきました.標高約2,000mということで風景を見ても高いところまでやってきたなという実感があります.

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 「白樺高原長門牧場ソフトクリーム」をいただきました.牛乳の濃厚な味わいがします.
 自分はふだん、ほとんどアイスは食べないのですが、こうして旅行に来るとついソフトクリームを食べてしまうのはなんか不思議な感じがします.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 ビーナスラインを松本方面に下っていき、本日の宿である「松本ホテル花月」に到着しました.
 1月に松本に旅行でやってきたときに、散策をしていたらこのホテルの前を通りかかり、クラシックで雰囲気がよさそうだったので次に松本に来たときにはここに泊まってみようと思っていたのです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 松本は民芸品といわれる家具などの生産が盛んなようで、ロビーもそうした誂えになっており落ち着いた雰囲気でした.
 ふだん使うビジネスホテルの機能性も悪くはないのですが、観光旅行ではこのようなところのほうが自分は好きです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 今回はお部屋おまかせのプランにしたのですが、平日ということもあってかツインの部屋に案内されました.窓からは美ヶ原高原が見えるとの説明だったのでさっそく見てみると、松本の市街地からでもかなりの標高があるように見えました.あんなに高いところまで行っていたのかとちょっと驚きました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 エレベータホールにある家具.こうしたところにも民芸品が活かされています.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 本館と旧館の2つの建物があり、旧館の1階は喫茶店になっています.コーヒーを飲みにいきましたが、中も落ち着いた雰囲気でした.

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 夕飯はホテル近くのとんかつ屋「かつ玄」に.特選ロースかつをいただいたのですが、すごいボリュームでした.とんかつ自体も大きいのですが、先付けに出てきた煮物やなめたけ、漬物だけでもボリュームがあり、付け合わせのせん切りキャベツ以外にポテトサラダがついたり、味噌汁も大きめに輪切りされたナスが2切れ入っていたりと満腹になりました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 食後に散歩がてら松本城に.ふらっと歩いていけるところにこんな立派なお城があるのであれば、行かない理由はありません.
 補修工事をしていて月見櫓の下の石垣のところにブルーシートのようなものがあり、カラーだとそこが目立ってしまうのでAcros(モノクロ)で撮影しました.

 つづきます.