2024/07/02

iPad Pro 12.9インチ(第5世代)を購入

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 22:44

 2024年5月にM4搭載の新型iPad ProとM2搭載のiPad Airが発表になりました.
 自分が使用しているiPad Proは2018年発売の11インチ、いわゆるiPad Pro 11インチ(第1世代)と呼ばれる製品です.発売から6年が経過し通常の使用用途には支障がないものの、次期iPad OSに搭載されるApple Intelligenceには非対応となります.
 日々使うものですし、年数的にもそこそこ使ったし、新機能も使えないのならそろそろ変えてもいいかな…… と思い、
・サイズ13インチ
・容量256GB
・Wi-Fi+Cellular
という条件で検討してみることにしました.
 ……が、新型iPad Proですと驚きの25万円オーバーです.昨今はデジタルカメラなどでも円安の影響で後継機が大きく値上がりするような事例がありますが、さすがにこれは買うのに勇気のいる価格です.
 同じ条件でiPad Airにしてみると17万円ちょっとになります.まだお高いですが多少現実味のある価格になりました.

 ではiPad Airを買うか…… とApple Storeに行って現物を触ってみると、悪くはないのですがいくつか引っかかる部分がありました.
 すぐ隣にiPad Proが展示されていたため交互に使ってみると、
・スクロールの滑らかさが違う(ProMotionテクノロジーの有無でディスプレイのリフレッシュレートに差がある)
・音がやや弱い(Proは4スピーカーで縦横どちらで持ってもステレオで聞こえるのに対し、Airは2スピーカーで横位置で持った場合にのみ左右から聞こえる)
 という2点が気になりました.いま使っているのが6年前の製品とはいえiPad Proなので、ProMotionや縦横対応の4スピーカーに対応しています.そこからiPad Airに変更するとなると、処理速度は速くなるもののディスプレイや音質では劣る部分が出るわけで、ちょっとこれは買う意欲を削がれます.
 んー、まあ再検討しますか、ということでその日は買わずに店を出ました.

 17万円出して新品のiPadを買うのに、6年前の製品より部分的とはいえ劣る製品を買うのはちょっと抵抗感がある、されど25万円出してオーバースペックすぎる製品を買うのもどうか…… と悩んだ末にたどり着いた結論が、旧型のiPad Proを買うということでした.
 AppleのWebサイトには「認定整備済製品」というページがあります.要は一度販売したものの何らかの理由により返品された製品をAppleが新品同様に仕上げて安く売るというものです.以前にも何度か購入したことがありますが、質素な外箱に入っているものの中身は傷ひとつない新品同様であり、型落ちの製品狙いですと悪くない選択です.その時々で在庫は変動しますが、自分が見たときには2世代前のiPad Pro、M1搭載の製品が15万円ほどで売られていました.
 現行のM4搭載のiPad Proはかなりのスペックアップがなされた製品ですが、1世代前のM2搭載の製品と2世代前のM1搭載の製品ではプロセッサの処理速度差が2割くらい、その他の部分ではWi-Fi 6か6Eかなど、細かな違いなので2世代前だからといってもすぐ使い物にならなくなるようなことはありません.それに次のiPad OSで搭載されるApple Intelligenceにももちろん対応しています.
 ということで購入に至りました.

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RICOH GR III

 シンプルな白い外箱は再整備品の証です.とはいえ、中身は新品と見分けがつきません.
 電源を入れると新品と同様に「ようこそ」画面が表示されてセットアップが始まるので、いつものようにデータ移行をすることで環境を移すことができました.

 データ移行はできたものの、多少作業が必要になるのがモバイル回線の移行です.iPad Pro 11インチ(第1世代)が4Gであるのに対して、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)は5Gのため、若干の移行作業が必要となります.
 まず事前準備として旧iPad Proに入っている物理SIMをeSIMに切り替えます.自分はキャリアがauなので、auのWebにて申し込みました.その後、旧→新iPad ProへとeSIM環境を移行します.ここで4Gから5Gへのプラン切り替えが必要とある旨の表示が出たので、案内されるままに5G契約に切り替えを行いました.
 もし物理SIMのまま移行すると、新iPad Proで動作保証のない4G環境で使用するか、もしくは通信キャリアの店舗などに出かけて物理SIMを交換する必要があります.
 なお、eSIMでも物理SIMでも4Gから5Gへの移行には手数料がかかります.

 外出時はiPad miniを使うので基本的に外に持ち出すことはなくWi-Fiモデルでもなんとかなるのですが、やはり旅行などに持って行くときに単体で通信できるのは便利です.それに、自分の場合はiPad ProとiPhoneともにau回線での契約ですので、通信量をシェアすることが可能です.なのでiPad Pro分の通信料金も無駄にはなりません.

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RICOH GR III

 ケースはいつものようにDODOcaseにて注文しました.
 アメリカはテキサスから発送なのに、注文から5日程度で届くのは驚きです.ただし、送料込みで$135くらいかかるので、円安のご時世だとiPadのケースにかける金額とは思えない請求がきます.まあ見なかったことにしておきましょう.

 今回は「EXECUTIVE LEATHER IPAD CASE」というレザー張りのものを選びましたが、素晴らしいクオリティです.iPad自体が大きいこともあってか重さもあって公式サイトによると12.6オンス、つまり357g程度ありますのでiPad本体と合わせると1kgを超えてしまいます.見た目、感触、重さも含めて図鑑でも見ているかのような感覚にさせられます.寝ながら使って寝落ちして顔の上に落とさないよう注意せねば.

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RICOH GR III

 カメラ部分もきちんとくり抜かれています.もっとも、室内利用メインですしカメラを使うこともほとんどないでしょう.せっかくのRiDARスキャナが宝の持ち腐れです.

 2週間ほど使ってみましたが、やはり画面が大きいというのはいいものです.電子書籍で漫画を読むときも11インチでは1ページずつ読んでいたため見開きで1コマのページが見づらかったですが、このサイズにもなると2ページを1画面で表示しても読むことができます.
 従来のiPad Pro11インチ初代でも大半の利用に支障はなかったのですが、プロセッサがM1になると同時に搭載メモリが8GBになったことが効いているのか、処理速度がまったくのストレスフリーになっただけでなく、アプリケーションを切り替えても地図アプリの閲覧位置がリセットされて現在地に戻ってしまうようなことも少なくなり、調べ物などがやりやすくなりました.
 ネックなのはやはり重さ.ケースを外したりもっと軽いケースを使えば多少は軽減できるのはわかっているのですが、そこはやはり気に入ったケースを使いたいもの.とくにDODOcaseは初代iPadから10個以上使い続けていますので、そこは外せません.

2024/05/13

Keychron Q2 Pro購入

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 22:57

 勤務先で使用しているキーボードはKeychron K8 Proです.「TKL(Ten Key Lessの略)」とか「80%」と呼ばれるタイプのキーボードで、一般的なサイズのキーボードからテンキー部分をカットしたものです.これをベースにキースイッチをGateronNorth Pole(Ver.1)に交換し、キーキャップをDropDROP + BIIP MT3 EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAP SETに交換しています.
 これはこれで気に入っているのですが、たまには気分を変えたくなるのに加えて、自分の使い方ではファンクションキーとか使わないなーと思ったので、もっとキー数の少ないキーボードでいいか…… と思っていたところに、Keychronが7周年記念で20%引きセールをやっていたので、Q2 Proを購入しました.

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RICOH GR III

 注文から約2週間.中国から送られてきました.パッケージを手にした段階でずっしりとした重みが伝わってきます.

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RICOH GR III

 付属品はUSBケーブル(USB-C to C、A変換アダプタつき)、Windows用キーキャップ、キーキャッププラー(引き抜き道具)、分解用工具や予備のゴム足などの補修部品など.完成品であるものの、分解を前提としたパーツが付属してくるあたりがマニアックです.公式サイトでも改造用パーツとして「音響アップグレードキット」やパーツ固定用の「プレート」などを売っており、それらを取り付けるための分解解説動画まで用意されています.

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RICOH GR III

 通常のキーボードと比べてかなりシンプルに見えます.テンキー、ファンクションキー、そしてROLL UP/DOWNなどの特殊キーが省かれており、キーの減少率から「65%」と呼ばれたりします.右上にあるのは回転式のノブで初期状態では回転で音量調節、押し込むとミュートです.K8 Pro同様にすべてのキーがカスタマイズ可能ですので、たとえばこのノブに拡大/縮小を割り当てる、なんてことも可能です.
 重量は約1.5kg.MacBook Airよりも重たいですね.K8 Proよりキー数は減っているのに300g以上重たくなっています.社内で同僚に持たせたら「鈍器だね」と言われる始末です.
 今回選んだのはボディカラーがシェルホワイト、キースイッチがKeychron K Pro バナナ軸です.K8 Proが本体色ブラックなので、白を選んでみました.

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RICOH GR III

 K8 Proと比較.キーの数が減っているわりには幅はそれほど縮まっていません.Q2 Proのほうが余白が大きいのが影響していそうです.

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RICOH GR III

 Keychron K Pro バナナ軸はタクタイル(キーを押す途中で軽く引っかかりがあるタイプ)で、その中でも「Holy Panda」タイプと呼ばれる、強めの引っかかりがキータイプの初期の段階にあるキースイッチです.
 荷重57±8gでタイプされる、通常のもの(一般的なメカニカルスイッチは45g程度)よりやや重めのキーなのですが、使ってみるともうちょっと重い方が好みだなと感じて、さらに重い67±8gのミント軸も購入してみました.しかしさすがにこれは重すぎで、数字やアルファベットキーはバナナ軸、スペースバーやEnterキーなど一部にミント軸を使うという方法に落ち着きました.バナナ/ミント軸ともに同じメーカー製でHoly Panda系なので重さ以外は同傾向のため違和感なく使えます.

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RICOH GR III

 Q2 Pro標準のキーキャップは「KSAダブルショットPBT」と呼ばれるものです.
 KSAはキーの形状や配列の角度を意味し、一般的なものよりも傾斜がつけられています.
 ダブルショットはキーキャップが二重構造になっており、キー本体とキーの文字が別素材で作られていることを示します.なので構造上、文字が消えることはありません.
 PBTはプラスティック素材の樹脂の種別です.一般的なキーボードに使用されているABS樹脂よりも耐油性(皮脂によるテカリを防げる)や耐摩耗性(表面がツルツルになりづらい)に優れています.
 高価格帯のキーボードらしく比較的いいパーツを使ってはいるのですが、キー形状の好みや、同じPBT樹脂でももっと厚みのあるものを使いたいということで、DropからDROP + ZAMBUMON MT3 SERIKA R2 KEYCAP SETを取り寄せました.アメリカから発送され、配送会社がDHLだからか、途中なぜかドイツを経由して2週間以上かけて届きました.せっかくQ2 Proが20%引きで安く買えたというのに、この円安の時期に海外からキーキャップなんぞを取り寄せたせいもあってトータルで5万円以上かかってしまいました.
 テンキー部分などを含めたフルセットでの発売なので、Q2 Proに使用すると結構な量のキーが余ります.Macで使うのでCOMMANDとOPTIONの追加キーも注文しました.

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RICOH GR III

 キーキャップを交換すると雰囲気がかなり変わりますね.特殊キーが黄色いこともあってポップかつややレトロな印象です.
 ちなみに製品名につく「ZAMBUMON」とはデザイナの名前のようです.世の中には「キーキャップデザイナ」と呼ばれる人がいるということを、キーボード沼に片足を突っ込むようになってから知りました.

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RICOH GR III

 キーキャップの書体は「IBMビームスプリング端末とオリベッティタイプライターに触発されたオーダーメイドの書体、Audacia」を使用しているとのこと.思えばいにしえのコンピュータ、PC-8001や9800シリーズ付属のキーボードはこんな書体だったような記憶があります.
 前述したようにすべてのキーがカスタマイズ可能なので、「LOCK」というキーを押すとスリープになるよう設定したので離席時に便利です.また、「SYS」キーとカーソルキーのコンビネーションでROLL UP/DOWNやHOME/ENDを割り当てています.あんまり使いませんが.

 Q2 Pro、さすがにKeychronの上位モデルだけあって(この上にQ2 Maxというさらに上位機もある)購入時の状態でもかなりの高品質さを感じましたが、カスタマイズしたことで好みの仕様に仕上がり、満足しています.変わり者扱いされそうなのであまり社内でも喧伝しませんが、キータイプしていて楽しいと感じるキーボードは仕事にもプラスになりそうです.物書きなどの職種がペンにこだわるのと同じです.
 今後の目論見として、キースイッチにGateron Baby Kangaroo 2.0なんてのもいいなとか考えたりもしています.キースイッチは多種多様な種類があるものの、あまりレビューも多くなく、スイッチテスターのようなものを触っても通常のタイプとは違うので限度もあるし…… ということで判断が難しいところです.

【追記】

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Apple iPhone 13mini

 キースイッチはその後、手元にストックのあったMOON DROPのアーリータクタイルタイプのTESSENCEに交換しました.Keychron K Proバナナ軸と同様のHoly Pandaライクなアーリータクタイルスイッチでバナナ軸と比べてもタイプ初期の遊びが少なくかっちりとした感覚が指に伝わってくるのが気に入っています.オーディオメーカーの作ったスイッチだけあって、タイプ音が歯切れのよいクリアな音であることも好みですね.

2023/12/30

2023年を振り返る – 物欲篇

 1年を振り返る、最後は物欲篇です.外出が少なかったこと、後述しますが予期せぬ収入があったりしてあれこれと買っています.

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD
3月:final E4000/MAKE4
4月:RICOH GR III Diary Edition
6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount
7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm
8月:BALMUDA The GreenFan
10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
11月:SONY LinkBuds S

1月:KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD

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FUJIFILM X100V

 Amazonギフトをいただいたので、それを利用してM2 MacBook Airの自宅バックアップ用にと購入しました.
 それまで2.5inch HDDでバックアップを取っていたのですが、やはり時間がかかるので短時間で済ませるようにと導入したのですが、接続してちょっとお茶を入れたりしている間にバックアップ完了していたりするので買ってよかったですね.

3月:final E4000/MAKE4

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Apple iPhone 13mini

 MAKE4については、フィルタ等を交換して好みの音にセッティングできる製品として気になったので購入しました.購入時の音でも十分いい音だったのですが、自分の手で付属のレンチで分解しピンセットでフィルタを交換して音を変化させるというのはなかなか楽しいものがあります.
 E4000については、MAKE4をいじるにあたって、同じメーカーが製品として推奨する音がどんなものか、比較対象として購入しました.低音が少し物足りない印象だったので、低音が強めに出るという評判のケーブルに交換をしました.
 どちらもいい音が出ますが、MAKE4はロックなどドンシャリ系の激しめの音源、E4000はクラシックなどに強みを感じます.

4月:RICOH GR III Diary Edition

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Apple iPhone 13mini

 普段使いカメラとして代々使用していたGRシリーズから富士フイルムX70に変更し、X70から再度GRに戻ってきました.
 通常版のGR IIIでもよかったのですが、「GR=ブラック」という常識から外れた製品も悪くないのではないかと思い、ちょうどメタリックグレーのモデルが出たので購入しました.
 コンパクトな筐体ながら描写力のいいレンズ、光学式手ぶれ補正、ワイヤレス通信機能の充実など、普段使いカメラとして定着しています.

6月:Voigtlander ULTRON 27mm F2 X-mount

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RICOH GR III

 Voigtlander製のMFレンズです.サードパーティ製のMFレンズとはいえ、ボディとの通信機能を備えており、X-Pro3で使用すると光学ファインダでもパララックスが自動補正されるなど使いやすさが考慮されています.
 画質も満足ですが、それよりもやはり魅力なのはこのコンパクトさ.カメラに取り付けても薄いので気軽に鞄に入れることができます.

7月:HAMILTON KHAKI FIELD ‘MURPH’ 38mm

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RICOH GR III

 2014年の映画『インターステラー』で重要なアイテムとして登場した、通称「マーフウォッチ」.
 映画のアイテムとして登場した当時は製品化されておらず、その後製品化されたのですがサイズが大きくて自分の腕には馴染まないなということで購入を見送っていたのですが、38mmサイズのものが出たので購入しました.
 ハミルトンの時計はハリウッド映画の小物としてタイアップされることが多いですが、既存の製品ではない純粋なアイテムとして登場し、その後要望があって製品化されたという点、そして『インターステラー』自体が好きなので手に入れることができてよかったです.

8月:BALMUDA The GreenFan

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RICOH GR III

 バルミューダのGreenFan2が使用から10年以上経過し扇風機としての使用期間目安を超えたことや、陽にあたって部分的に黄ばんできたこともあって、セールのタイミングで新しいGreenFanに買い替えました.
 一般的な扇風機の風というのは直接的なせいか、ずっと当たっていると妙な疲れを感じてしまうのですが、GreenFanの風は柔らかくてずっと当たっていてもそのようなことはないのが気に入っています.

10月:(未入手)10月 Nikon Z f 40mm F2 Lens Kit / Voigtlander VM-Z Close Focus Adapter
 カメラは以前にはD40とD700を使っており、そこから富士フイルムに切り替えたのですが、昨今の富士フイルムに若干の迷走を感じるのと、ニコンのZ fがデザイン的にも好みということもあって久々にニコンに戻ることにしました.
 ……が、現物の評価もなく予約を入れるのはさすがに躊躇してしまい、発売から2日後に予約を入れたところ、2ヶ月経過しても納品されない事態に.ニコンの直販サイトであるニコンダイレクトに注文を入れたのですが、注文完了メールには最大で6ヶ月かかる場合がありますとの記載が.このままだと桜が咲くのが先か、散ってからの納品となるのか、という微妙な時期になりそうです.
 先走って予備のバッテリや充電器、それにMマウントレンズ用のマウントアダプタもう購入したのですが、寂しく引き出しで眠っております.

11月:SONY LinkBuds S

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RICOH GR III

 ワイヤレスイヤホンは昨年購入した、final ZE8000ですっかり満足しており、新たな製品を買う必要性を感じません.
 が、このLinkBuds Sを購入したのは、社内で耳栓と通常の会話、そして会議用のイヤホンマイクを兼用したいという目的のためです.なので実際にこれを使って音楽を聴くことはほとんどないですね.ちょっと聴いてみた感じでは悪くはない音ですが、メインで使いたくなるような音ではなかったですし.
 高い遮音性と装着状態でも通常通り会話できることの2つを気軽に切り替えて使用できるのは便利ですね.

 来年はどうでしょうか.
 Nikon Z fが届くので、それにレンズとしてなにかを購入したいなと考えています.
 あとはX-Pro3の後継、もしくはX100Vの後継も出るような雰囲気なのでそちらも気になるところです.昨今の富士フイルムの情勢からして、期待しているようなものが出るかどうかは正式発表がないとわかりませんが…….

2023/01/08

KIOXIA EXCERIA PLUS ポータブルSSD

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 22:32

 会社と自宅でM2 MacBook Airのバックアップを取っているのですが、自宅にいるときにバックアップを短時間で済ませたいと思い、ポータブルハードディスクからSSDに切り替えることにしました.

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FUJIFILM X100V

 購入したのはKIOXIAEXCERIA PLUS ポータブルSSD、2TBです.ハードディスクに比べてSSDはまだかなり高価ですが、年始のAmazonのセールで若干値引きされていたことに加えてちょうどギフトカードをもらったこともあって購入することにしました.

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FUJIFILM X100V

 同梱されていたのは、SSD本体とUSB TypeC-TypeCのケーブル、USB TypeA-TypeCのケーブルの2本、あとは説明書.

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FUJIFILM X100V

 本体はアルミ製で放熱性に優れています.端子はUSB TypeC.
 今回はTimeMachineメインで使用し、ParallelsのWindows仮想ディスク環境をTimeMachine自動バックアップから除外し手動バックアップするので、APFSフォーマットでボリュームを分けてParallels用に80GB予約をする形にしました.転送速度1,000MB/sec.はさすがにハードディスクとは比べ物にならないほど速く、また振動や稼働中の移動にも気を使う必要がないので扱いやすく便利です.Parallelsで使用しているWindowsの仮想ディスクが50GBくらいなのですが、1分弱でコピーできたので公称どおりの速度は出ているようです.

2022/12/31

2022年を振り返る – 物欲篇

 1年を振り返る、最後は物欲篇です.外出が少なかったこと、後述しますが予期せぬ収入があったりしてあれこれと買っています.

1月、2月:コート2着
2月:Astell&Kern PEE51
3月:Apple iPhone 13 mini
4月:SONY REON POCKET RNP-3
6月:YAMAHA TW-E7B
7月:Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical
8月:HAMILTON Jazzmaster Open Heart
8月:【番外編】M2 MacBook Air
10月:Keychron K8 Pro
12月:BALMUDA The Gohan
12月:final ZE8000

1月、2月:コート2着

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FUJIFILM X100V

 衣類にはわりと無頓着な方ですが、この冬はコートを2着購入しました.
 1着は以前に着ていたものの色違いでこれは最初から買うつもりだったのですが、もう1着については以前から使っていたものがリュックと擦れて穴が空いてしまったので急遽購入したものです.
 どちらも気に入って着用しています.

2月:Astell&Kern PEE51

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FUJIFILM X100V

 USB-Cポートに接続して使用する、3.5mmイヤホン端子変換オーディオアダプタです.
 使用しているiPad Pro 11inch(初代)とiPad mini 6がどちらもイヤホン端子がないというのもあるのですが、このアダプタを使用することでハイレゾ音源についても高音質で出力することが可能になるので購入しました.

3月:Apple iPhone 13 mini

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FUJIFILM X100V

 iPhone SE2からの買い替え.
 iPhone 12から始まったminiシリーズが売れ行き不振で、iPhone 14シリーズの後継機は出ないという噂が流れ始めてきたので小型機好きとしては買えるうちに買っておこうということで購入しました.
 SE2も13 miniもどちらもPRODUCT REDですが、13 miniの方が赤の色味がダーク気味で深みのある赤なのが気に入っています.

4月:SONY REON POCKET RNP-3

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FUJIFILM X70

 自転車に乗るときの暑さ対策として購入したのですが、夏の暑い時期には通勤時などにも使用していました.バッテリ容量が少ないのか消費電力が高いのか、出力を上げると短時間でバッテリが切れてしまうので、長時間使用するような場合にはモバイルバッテリを接続していました.
 また冬場も暖房器具として使用できるので重宝しています.

6月:YAMAHA TW-E7B

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FUJIFILM X70

 ヤマハのワイヤレスイヤホン.登場後すぐに電源等の不具合によって回収・販売終了になったTW-E7Aの後継機です.
 ヤマハにとってはリベンジとも言える製品なのでいいものを作ってくるだろうと期待して購入しましたが、期待を裏切らない音質です.

7月:Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-Mount

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Apple iPhone 13 mini

 Voigtlanderブランドの富士フイルムXマウント用レンズとして登場した35mm F1.2に次ぐ2台目のレンズです..
 好みの焦点距離、明るいレンズ、そして最短撮影距離の短さと、撮影場所を選ばない使い勝手のよさもあって、自分の理想に近いレンズです.また、Xマウント専用レンズということで、カメラ本体と通信機能が備わっており、EXIFデータとして撮影データが記録されるだけでなく、X-Pro3で使用した場合には焦点距離に応じて光学ファインダーのパララックスが自動補正されるのも気に入っています.
 撮影に出かけてサンプルとなるような写真をある程度集めてからブログのネタにしようと思っていて、そのままになっていますので、いずれまとめようかなと思っています.

8月:HAMILTON Jazzmaster Open Heart

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FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro

 以前からほしい時計だったのものの価格面のネックもあり先送りにしていたのですが、COVID-19感染による保険金という棚ぼた的な収入があったのでつい購入してしまいました.
 文字盤の大胆なカットによるスケルトンデザインが気に入って購入しましたが、80時間動き続けるパワーリザーブ、ずれの少ない時計本来の性能も相まって気に入っています.

8月:【番外編】M2 MacBook Air

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FUJIFILM X100V

 業務での使用機材として会社経費で購入したのでこれは番外編扱いで.
 以前に使用していたMacBook(12inch, 2017)が使用開始から5年ほど経過し、処理速度的にもSSD 512GBという容量的にも業務的に支障が出ている状況でしたのでM2 MacBook Airを導入しました.
 M1 MacBook AirではなくM2 MacBook Airを選んだのは、電源アダプタにMagSafeが復活したこと、それからRAM容量が24GBになったことでしょうか.業務上、Windowsも使うことがあるので、ParallelsがARMベースのWindowsに対応するようになったタイミングでRAM24GBまで搭載できる製品が出たというのも買うきっかけとして大きかったです.

10月:Keychron K8 Pro

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Apple iPhone 13 mini

 MacBook(12inch, 2017)のキーボードが非常に使いづらいため、会社では外付けのキーボードとしてFILCOのMajestouch 2を使用していました.ただBluetooth Ver.3.0という仕様のせいかBluetooth接続ですとキーがリピート入力されてしまうことが多々発生しストレスだったので、別の製品としてKeychron K8 PROを導入しました.
 PROがつかないK8は触ったことがないので詳しくはわからないのですが、YouTubeの映像を見ているとタイプ音が筐体で反響したり、キートップがABS素材のせいで反響音がうるさく感じられますが、K8 PROはキートップがPBT素材だったり内部に反響を抑える素材が入っているため落ち着いたキータイプ音がします.
 キースイッチやキートップが交換可能な機種ということもあり、購入後にあれこれとパーツ交換をした結果、外見は全く違うものになってしまいました.そうしたカスタマイズできる点も含めて気に入っています.

12月:BALMUDA The Gohan

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FUJIFILM X100V

 白物家電には興味がなく、壊れるまで使う自分としては珍しく、炊飯器を買い替えました.
 バルミューダ製の炊飯器ということで一般的な炊飯器とは異なり、蒸気の熱で炊飯する構造のため外釜と内釜の二層構造となっており、外釜には水を入れて内釜に米と炊飯用の水を入れるようになっています.
 IHの炊飯器のように米を動かして炊くのではないので、粒だった炊きあがりになるのが特徴であり、もちもちとした炊きあがりよりも米の一粒一粒の存在感があってそこが好みです.

12月:final ZE8000

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Apple iPhone 13 mini

 finalのワイヤレスイヤホンは昨年末にZE3000を購入していますが、それに続いて上位モデルとしてZE8000が発売されたのでそちらも購入しました.
 購入当初は音のこもりが感じられてどうしたものかと思っていましたが、しばらく聴いているうちにエージングなのか自分の耳が慣れたのか、それとも別の要因かわかりませんが非常に好みの音質になりました.音の広がり、描写などに非常に癖というか特徴がはっきりしており、好みの分かれるイヤホンかもしれません.final独自の音響理論をもとに作られた製品とのことで、高音質のアンプを搭載しさらにDSPによる音質チューニングが施されているという点で、電源を使用しない有線イヤホンではなしえない音を実現した、というのがこの製品の最大の特徴です.

 来年はどうでしょうか.カメラ関係はX-Pro3とX100Vの後継機が出たら買い替えを検討したいのですが、どちらも現状では出る見込みはそれほどなさそうです.他にもほしいものはいくつかあるものの、決定には至らずといったところでしょうか.