2025/06/15
Nikon Zf + Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical
例年どおり、恒例の銚子旅行に出掛けてきました.
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7時半くらいに東京駅を出発する特急「しおさい」に乗車すると2時間の乗車で9時半くらいに銚子に到着します.
以前は昼食までの時間にヤマサ醤油の工場に行ってしょうゆソフトクリームをいただいたりしていたものですが、土曜日曜の営業はやめてしまいました.
なので一日乗車券「弧廻手形」を購入して終点の外川まで出かけることにしました.
車両は元南海電鉄の22000形.昨年訪れたときは車庫で休んでいて乗れなかったので初乗車です.
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車体側面には南海のロゴが残されています.中古車両を購入したりすると一般的にはこの手のロゴは撤去されてしまったりするものですが、残しつつしかも車内には南海からのメッセージがあったりと、両社の結びつきを感じさせられます.
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外川まで行き、折り返しの列車を観音で下車して「七兵衛」に.
6-7月は「入梅いわし祭」が開催されています.座席の半分を予約用に割り振ってあるとのことで、予約なしのお客さんの列ができていました.予約済みなのですんなりと入店できました.
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まずは刺身となめろう.見た目からして鮮度のよさが伝わってきます.そして口にするととろけるような味わい.この時期ならではの脂の乗り具合です.
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漬け丼とフライ、そしてつみれ汁です.
つみれもいわし特有の臭みなどが微塵もなく、旨みをふわっと感じます.
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フライは店のおすすめでカラシ醤油でいただきます.カラッと揚がったサクサクとした食感といわしの旨みがよく合います.
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漬け丼です.味付けはされているのでそのままでいただきます.
この店を最初に訪れたのが何年前なのかは忘れましたが、単品メニューでこの漬け丼をいただいて衝撃を受けて以来、毎年のように通い続けています.美味しい美味しいと言ったって所詮はイワシでしょ…… と思われるかもしれませんが、一度食べてもらえればその先入観はあっさりと覆されるかと.
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さっき乗車した銚子電鉄にガイドの方が乗車しており、観音駅の観音様の裏に美味しいきんつば屋がある、と言われていたので行ってみました.
きんつば屋ではなかったのですが、今川焼を売るお店がありました.
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大判焼か今川焼か、はたまた回転焼か…… というネタめいた名称論争がネット上にたまに出てきますが、これだけ大々的に「今川焼」と看板に出ているので、ここで売られているのは今川焼にほかなりません.
というのはさておき、売られていたのは自分の今までの常識を覆すかのようなものでした.
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焼いている様子が外から見えるのですが、よくある「生地を入れ、あんこをのせ反対側の焼いたものと重ねる」というものではなく、もっと忙しなく生地をひっくり返して焼いています.
表面がカリカリです.焼きたてで熱々なので、かじるようにしていただきます.
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カリカリの外側に対して、中はふわっとしています.
ここで最初にガイドさんの言っていた「きんつば」という言葉を思い出したのですが、上下のみならず表面をまんべんなく焼き上げているので、きんつば的な雰囲気も多少はあるのかなと思いました.
あんこは白黒あって、今回は黒を選びましたが、黒糖の風味を感じました.次は白をいただいてみようかと.
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再び銚子電鉄に乗って犬吠に向かいます.
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磯にも降りてみましたが、まだ6月だからか遊んでいる人もそれほど多くなく貸切に近いような状態でした.
遊歩道が整備されているのですが、荒波が押し寄せてくることもあって、壊されて放置された遊歩道や立ち入り禁止の柵があるようなところもちらほらあります.東映のオープニングで映る「荒磯に波」もこの近辺で撮影されたものですが、いまは立ち入り禁止なのが残念です.
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磯から階段を登って灯台に.毎年のようにここにやってきますが、そういえば1度も登ったことがないですね.
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灯台の入り口には同じように白く塗られたポストが.
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犬吠駅に戻り、ぬれ煎餅やらまずい棒などを買い込みます.
銚子駅のNewDaysや近隣の土産物店でも取り扱いはありますが、ここにしかないものも多いのと、直販で買いたいというのもありますね.
銚子駅前の通りをしばらく歩いたところにある、銚子セレクト市場にてしょうゆソフトクリームをいただきます.これも毎年いただいているものです.
銚子界隈では(といっても銚子界隈以外で食べられるところを知りませんが……)ここ銚子セレクト市場とヤマサ醤油の工場で食べられます.銚子駅のNewDaysでも食べられるようですが、自分は食べたことがないので不明です.
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17時半くらいの特急にて帰りました.
夕飯も食べて帰りたいところではあるんですが、最終の特急がこの時間なのと夜営業している店が案外少ないのですよね.
2025/05/31
武蔵野うどんを食べたいなと思い、秩父まで出掛けてきました.
FUJIFILM X100VI
鉄道で秩父まで行く方法はいくつかありますが、行きは西武池袋線でラビューに乗ることにしました.
ラビューは数年前に客先仕事に行くために数回乗車しましたが、それ以来です.
見るたびに斬新なデザインだなと思いますが、丸みを帯びた先端部と足元近くまで広がった四角い窓、黄色ベースの内装がアンバランスに感じられて馴染めません.
FUJIFILM X100VI
途中、飯能駅で進行方向を変えて西武秩父駅に到着しました.
周囲を見る感じ、進行方向が変わっても向きを変える乗客が多くない印象でした.
西武秩父駅は駅舎内に日帰り温泉が併設されていたり、飲食店や土産物スペースも充実しているなど、力の入っている印象でした.
FUJIFILM X100VI
秩父鉄道の御花畑駅近くの踏切から撮影したものです.
線路が二手に分かれており、左の高さのある側に見えるのが西武秩父駅です.西武鉄道から秩父鉄道への乗り入れ列車が休日に数本運行されています.
FUJIFILM X100VI
風情のある街並みを抜けて秩父神社の横を通った先にあるのが今回の目的地であるうどん店、「粉ぐら」です.
休日、そして秩父神社のお祭りもあったせいか、少し行列ができていましたがそれほど待つことなく入ることができました.
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VI
FUJIFILM X100VI
注文したのは肉汁きのこうどんの300g、そして追加で舞茸天と野菜と桜エビのかき揚げ(各230円).
うどんは300gがもっとも少量で、500gまでは値段据え置き、1kgまで増やしてもプラス300円.
天ぷらのボリューム感がわからず食べたいものを2品注文してしまいましたが、どちらもしっかりしたボリュームでなんとか食べ切ることができました.
武蔵野うどんの特徴といえば、やはりコシの強さ.歯ごたえの強さは顎を鍛えられる感覚すらあります.そして肉汁をメインとした甘味の効いたつゆ.バラ肉の旨みがうどんとよくあうのです.
FUJIFILM X100VI
食べ終えて周囲を散策していたら、どうやらもうすぐSLが来るというので御花畑駅近くの踏切で待機して撮影することにしました.
都心から一番近いSLの定期運行列車というのがセールスポイントのようです.綺麗に整備されており丁寧に伝われている印象を受けました.
FUJIFILM X100VI
秩父からの帰りは息とはルートを変えて、秩父鉄道の急行列車で熊谷に向かうことにしました.
FUJIFILM X100VI
車内の雰囲気が昭和って感じでこれはこれでいいですね.
FUJIFILM X100VI
秩父鉄道といえば、石灰石輸送も行っているのが特徴です.
途中駅のいくつかで機関車や貨車を見かけました.
Apple iPhone 13mini
熊谷駅に着いて土産物を見ていると十万石まんじゅうがやけに安く、のぼりを見たら年に1度の感謝祭として半額とのことでした.
皮に山芋を使った、いわゆる薯蕷饅頭系のものは好物なので買い込んで帰りました.
熊谷からの帰りは上野まで特急列車「草津・四万」を使ったのですが、大宮で線路から発煙があったとかで途中駅で80分ほど待たされる羽目にあってしまいました.熊谷だと新幹線という手もあったのですが、混雑を避けて少し安いほうを選んだのが裏目に出てしまったようです.
2025/04/26
Nikon Zf + Voigtlander Nokton 40mm F1.2
年末の長野以来の「どこかにビューーン!」を使った旅行に出掛けてきました.選ばれた先は新潟です.ちなみに他の候補地は米沢、新青森、白石蔵王でした.
新潟は食べ物も美味しいので行きたい場所でもあり、選ばれた時には嬉しかったのですが、実際に予定を立てようとして宿探しを始めた時に大きな問題に気づきました.ホテルの空きがまったくないのです.調べてみると、同じ日に新潟で大きなイベントがあって、新潟市内はおろか新幹線で移動できる燕三条や長岡などのホテルも予約されてしまっていたのです.そのような経緯もあってかなり変則的な行程を組むことになりました.
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行きは長岡で下車しました.「どこかにビューーン!」は目的地の手前で下車する分には問題はありません.ただし、そこから先の移動に関しては放棄したものとみなされて乗車券や特急券を買い直す必要があります.
長岡で下車するのは初めてです.長岡といえば有名なのは花火.駅構内にも花火の解説がされていました.
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駅構内のNewDays(コンビニ)にはこのようなものも.松田ペットは長岡市内にあるペットショップで、道路沿いなどに手描き看板が貼られていることで有名です.看板は印刷ではなくすべて手描きなので、動物の顔が微妙に異なるのがマニア心をくすぐります.実際、この先の車窓でも見かけました.
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長岡から在来線特急「しらゆき」に乗り換えて、えちごトキめき鉄道の高田駅まで移動します.
新潟県内には上越新幹線と北陸新幹線の2系統の新幹線が通っていますが、その間を結んでいるのがこの「しらゆき」です.新潟県は非常に長い県で端から端まで250kmほどあります.両端ではないにせよ、2つの新幹線はかなり離れているので特急列車が走っているというわけです.
高田に行くなら北陸新幹線で上越妙高で下車するほうが東京からは近いのでは…… というのは重々承知なのですが、いかんせん今回の旅行は「どこかにビューーン!」の都合により決定されているのでこのような移動の多い行程になってしまうのです.
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東京と新潟の移動は「どこかにビューーン!」ですが、現地の移動手段として活用したのがこの「えちごツーデーパス」.
3セク(えちごトキめき鉄道、ほくほく線)も含めた新潟県内をカバーする乗り放題きっぷで、連続する金土日祝日の2日間(ゴールデンウィークや夏休み、年末年始も適用可能)使えて大人2,800円.しかも特急券を買えば新幹線も特急も乗車可能というのもありがたいポイントです.
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高田までやってきたのはお花見のため.ここ高田城址公園は「日本三大夜桜(他は上野、弘前)」と呼ばれる名所で、ちょうどこのタイミングで桜が満開だったので足を伸ばしてみたというわけなのです.
高田駅から高田城址公園までは徒歩で20分くらいでシャトルバスも運行されていましたが、道路が大渋滞しているとのことで歩いたほうが早いかもしれませんという案内もあって歩いて行くことにしました.
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高田駅前です.昔は国鉄、JR東日本の信越本線の主要駅の1つでしたが、北陸新幹線の開業によって第3セクターのえちごトキめき鉄道に移管されました.とはいえ駅構内のNewDaysは健在だったりもします.駅前広場にも桜の木が植えられており、ここも満開でした.
とくに意図したわけではないのですが2月以来、今年2回目の訪問となりました.
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高田城址公園のお堀にかかる橋から撮影.お堀沿いに桜が植えられており、向こうにかかる赤い橋の欄干もライトアップされており夜桜として見応えがありました.
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ですが、会場内に入るとあまりの人の多さに身動きもままならない状況でした.訪問前はあれこれ露天などで食べるものを考えていたのですがどこも行列で、かろうじて新潟名物のポッポ焼きが買えたくらいでした.
そして駅に戻ってみるとホーム上も大混雑で、直江津行きの列車はちょっとした通勤電車並みの混雑ぶりでした.
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直江津から信越線経由で長岡まで戻り、新幹線で燕三条に向かいます.燕三条駅周辺にはホテルは数多くあるのですがイベントの影響で空きはほとんどなく、こまめにチェックして空きの出たところをようやく押さえることができました.
高田で食事をするつもりだったもののそれも叶わず、この日の夕飯は燕三条ラーメンをいただきました.燕三条ラーメンは背脂が浮いた見た目はこってりとした雰囲気ですが、実際に食べてみるとスルスルと入る美味しさでした.ちなみにこの容器、熱々のラーメンが入っているのに触ってもまったく熱くありません.燕三条といえば金属加工で知られた街、その技術が活かされているのでしょうか.
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燕三条駅です.燕市と三条市の境界に作られた駅なので燕三条駅という名前なのですが、この2市はあまり仲が良くないことで知られており(最近はそうでもないともいわれていますが……)、駅名でもどちらを先に名乗るかで一悶着あったのだとか.燕市側にある広場に「燕側広場」と名付けられているあたりでもその片鱗が伺えます.
ちなみにすぐ近くにある北陸自動車道のインター名は「三条燕」です.
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駅の出口名もよくある「北口」「南口」のような表記ではなく、「燕口」「三条口」です.
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前述したように燕三条は金属加工で知られた地域.Apple iPodの背面が鏡面仕上げになっていた頃は、すべてここで研磨して仕上げられていたこともあります.駅構内にはディスプレイケースが何列も設置されており、その中にはニッパーなどの工具から調理器具といった大量の金属加工品が展示されていました.せっかくなのでなにか買っていきたいところですが、昨日は燕三条駅に到着したのは22時過ぎ、翌日も出発が9時前なので店も閉まっており買えずじまいでした.
とはいえ駅のNewDaysを物色していたところ、アルミ製のアイスクリームスプーンを発見したので購入.帰りの新幹線で早速実戦投入することにしました.
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燕三条駅は上越新幹線のほかに、在来線の弥彦線が通っています.弥彦線は名前のとおり弥彦神社に向かう路線で、弥彦線のホームに向かう方面には鳥居のディスプレイがありました.
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燕三条から弥彦線に乗車し、さらに吉田駅で乗り継いで弥彦駅に向かいます.
この吉田駅は弥彦線と越後線の交差する駅なのですが、どちらも本数が少ないので乗り逃すと次は2時間後、みたいなことになってしまいます.
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燕三条から30分ほどで弥彦駅に到着です.
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この寂しげな終端部.絵に描いたようなローカル線の終着駅といった趣です.
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弥彦線自体は戦前からある路線なのですが、電化されたのが国鉄末期ということもあり、架線柱や架線の吊り方にコストダウンの跡が見られます.
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ローカル線の終端駅とはいえ弥彦神社の玄関口ですので、重厚感のある駅舎となっています.
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終端部と反対側の踏切から撮影.昨日の高田から100km以上離れた場所ですが、こちらも桜が満開です.
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弥彦駅から緩い上り坂を20分ほど歩いて弥彦神社に到着しました.歴史のある土地らしく、途中には巨大な大ケヤキなど見どころもあり、神社周辺には旅館や土産物店が並んでいました.
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あまり前知識もなく訪れましたが、歴史のある神社らしく建物がすべて立派な作りになっています.
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拝殿も重厚感があります.背後に見える山は弥彦山です.
なお、参拝方法は二礼四拍手一礼です.出雲大社も同様なのですが、歴史のある神社に多いのでしょうか.
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こうして斜めから見ても奥行きのある荘厳な作りです.
参拝後におみくじを引いたのですが、大吉でした.そして同行者も大吉、そのあとで引いたカップルも2人とも大吉.調べてみても大吉の出やすい神社、というわけでもないようなのですがすごい偶然です.
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弥彦駅から吉田駅に向かい、越後線に乗り換えて新潟駅に向かいます.本来であれば新潟駅近辺で昼食をいただく予定だったのですが、お目当ての店が混雑しており帰りの列車時刻に間に合わない可能性があったので、土産物店を冷やかし駅弁を買って帰宅の途につきました.
新潟駅は上越新幹線の終着駅ということもあって、このように新幹線の並ぶ姿を見ることができます.E7/W7系は最高速度を抑えていることもあってか先端部がそれほど長くなく、色調も相まってデザイン的に好みです.
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Nikon Zf + Voigtlander Nokton 40mm F1.2
駅弁はタレカツ重を選択しました.店で揚げたてのをいただきたかったところですが、次回の楽しみにとっておくことにしましょう.
Nikon Zf + Voigtlander Nokton 40mm F1.2
Nikon Zf + Voigtlander Nokton 40mm F1.2
車内販売からシンカンセンスゴイカタイアイスを購入してスプーンを試してみることに.
いつものプラスプーンでは立たせることすら厳しいのにすんなりアイスに刺さる!と思ったものの、どうやらやや柔らかめのアイスだったようです.とはいえ、指先にアイスの冷たさがしっかり伝わってきており、言い換えると指の熱がアイスに伝わっているということでもあるのでやはり効果は大きいようです.これでまた旅行に持って行く小道具が増えそうです(カトラリーケースが欲しいところです).
出発/戻り時間の制約や、イベント開催による宿泊の問題などでやや不完全燃焼気味の旅行でしたので、新潟には改めて訪問したいと思いました.
2025/04/02
2025年3月末をもって、新京成が京成に吸収されるというので、その前に乗っておこうと思い、ついでに周辺を観光してきました.
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まずは地下鉄千代田線から常磐線に直通して松戸駅にやってきました.京成に吸収されたのちには、京成松戸線と呼ばれるように、新京成の路線の中でも利用者数の多い駅です.
新京成といえばピンク色がコーポレートカラーで、車体にもピンク色が使われています.車体前面には新京成のロゴが入っていますが、すでにロゴのない車両のほうが多いように見えました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
訪れたのは2025年3月22日ですが、駅名標などはすでに京成のものに交換されており、上から新京成のものが仮止めされていました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
番線表示はすでに京成の表記と同じものに交換されています.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
車内の路線図はまだ新京成のものですが、これも4月以降は京成のものに交換されるのでしょう.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
新京成といえば出自が旧日本軍の設備であることは有名な話です.
線路の敷設練習などを目的として、路線が右に左に曲がっており、前面展望だとカーブの凄さがよく伝わってきます.
京成津田沼近くになると単線になるのは知りませんでした.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
京成津田沼から京成高砂を経由して京成金町線で柴又にやってきました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
柴又といえば「男はつらいよ」シリーズですが、駅前広場にもしっかり寅さんと見送るさくらの像が立っています.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
到着したのが昼時でしたので、参道にある川魚料理店に.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
鯉のあらいや鯉こくなどもありましたが、ここはスタンダードに鰻をいただきました.
乱獲のニュースもあったりするのと、それほど鰻に思い入れもないので前回食べたのがいつだったか忘れるほどでしたが、久々にいただいた鰻は脂がのって美味しかったです.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
今回柴又にやってきた目的のひとつは、ここの草団子をいただくことでした.とりあえず小パックのものを購入し江戸川の土手を目指します.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
とはいえ、参道までやってきて帝釈天にお参りしないという選択肢はないので、参拝して御朱印をいただいてきました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
帝釈天から歩いてすぐに江戸川の土手が見えてきます.
草野球のグラウンドがあり、河岸には矢切の渡しがあり、ゆったりとした雰囲気です.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
天気のいい日でしたので、土手の草の上に腰掛けて自販機で買ったお茶とともに草団子をいただきます.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
たっぷりと入れられたヨモギで緑というよりは黒さすら感じるほどの濃厚な草団子です.
草野球の練習風景を眺めつつ晴天下でいただく草団子は格別ですね.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
鰻に草団子と満腹になったところで腹ごなしに金町駅まで歩き、常磐線に乗って馬橋で下車しました.
以前から乗りたかった流鉄に乗り換えます.Suicaなどの電子マネーには対応しておらず、それどころか自動改札すらない佇まいは都市部にある駅ながら旅の風情すら感じられます.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
元西武の車両で、これまた旅情感すら伝わってきます.車両は丁寧に使わている雰囲気を感じました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
終点の流山に到着しました.駅数も距離もそれほどないので、気軽に終点まで行くことができます.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
編成ごとに塗装が異なり、そして名前が付けられているのが素敵です.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
駅舎の雰囲気も天然もののレトロさがあります.
周囲は住宅地で別路線まで歩いていける距離でもないので、しばらく散策したのちに再び流鉄に乗って馬橋まで帰ってきました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
再び松戸に戻り、松戸で夕飯といえばこれかなと思い富田食堂に行ってきました.
濃厚つけ麺をいただきました.食べたあとスープ割りをどうぞと言われたのですが、つけ汁が濃厚すぎて麺や具材によくからみ、食べ終えるとほとんど残っていなかったのでスープ割は諦めました.
Nikon Zf + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4 VM
帰りは綾瀬で北綾瀬行きの3両編成の区画運転を楽しんだりしているうちに、せっかく切符を買ったのにメトロロマンスカーに乗り遅れるという大失敗をしてしまいました……
2025/02/23
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自分が生まれ育った地域はまったくといっていいほど雪が降らなく、うっすらと地面が白くなる程度でも日常生活が滞るような場所でした.雪が珍しいので幼稚園児などは「雪見遠足」と称して富士山の麓にわざわざ出かけるほどです.
今年は日本海側などは大量の降雪に苦しめられている反面、都内は雪が降っておらず、物見遊山で訪れるのも忍びないなと思いつつも北陸新幹線に乗り込んで降雪地域に出かけてきました.
2月のこの時期はJR東日本管内は「キュンパス」と呼ばれる乗り放題きっぷの利用期間になっています.そのためか朝の時間帯の新幹線は普通席が混んでおり、行きはグリーン席を利用しました.
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新幹線を長野駅で下車し、「しなの鉄道」に乗り換えます.
本来であればしなの鉄道とえちごトキめき鉄道を乗り継いで新潟県内に入る予定でしたが、この日は雪の影響でしなの鉄道の黒姫-妙高高原駅間が運休になっていました.なので予定を変更することにしました.
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ひとまずはしなの鉄道のホームに.停車していた車両はJR東日本の「おいこっと」です.この列車は豊野まではしなの鉄道線を走行し、そこから先は飯山線に入るのですが、飯山線も雪の影響でこの日は途中までの運行になるというアナウンスでした.
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豊野駅で下車し、最初の目的地である小林製菓舗に向かいます.
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お目当ては牛乳パンです.牛乳パンとは、ふわっとしたパンの間にミルクリームをサンドしたパンのことです.長野県は県内のあちこちのパン屋で牛乳パンが売られており、店によってクリームなどのバリエーションが様々です.
小林製菓舗のパンは牛乳パンの中でも知名度もあり、一度食べてみたかったのです.牛乳パンを2個、コーヒー牛乳パンを1個購入し、1個を会社でシェアしましたが好評でした.
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特徴的な絵柄をあしらった帆布のバッグも売られていたのでそちらも購入しました.
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前述したように本来ならば新潟方面に向かう予定でしたが、いったん長野駅まで戻り、上越妙高駅まで新幹線で向かうことにしました.
長野駅に向かう列車が115系でした.JR東日本やJR東海では111系から115系の車両はすでに引退しているので、久しぶりの乗車となります.寒冷地仕様で半自動ドア(開けるのは手動で、出発時は自動で閉まる)なのも懐かしさがあります.
長野駅に戻る途中で、今度は新幹線が遅延しているとの情報が入ってきました.東北新幹線での車両故障なので雪の影響ではないのですが、遅延情報を確認すると自分が乗車する列車も15分ほど遅れており、上越妙高駅でのえちごトキめき鉄道への乗り換えが微妙です.
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長野駅に着き、改札口の駅員に上越妙高駅での列車接続は可能かを確認したところ、情報が入ってきていないらしくわからないとの返答でした.
まあ長野駅にずっといても仕方がないし、とりあえず行ってみるか…… と思いホームに降りてしばらくすると、反対側のホームに回送列車がやってくるとのアナウンスがあり、見ていたらやってきたのがEast iでした.在来線用のEast i-Eは見たことがありますが、新幹線のものは初めて見ました.この日はどうやら鉄道の運行には振り回されるものの、珍しい車両に乗ったり遭遇するという面では運がよいようでした.
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20分ほど遅延してやってきた新幹線に乗り込み2駅先の上越妙高駅を目指します.2駅程度だったら自由席でもいいかなと思っていたのですが、200円程度しか変わらないので指定席を取ったところ、遅延の影響なのかキュンパスの影響なのか自由席車両に並ぶ列がそこそこあったので指定席にして正解でした.
長野駅を出たあとの車窓は山々にうっすらと雪があり平地に雪がありませんでしたが……
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飯山駅手前の長いトンネルを抜けた先は真っ白で、空もどんよりとしていました.
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新幹線は途中の飯山駅でも乗降に時間がかかり(乗降に不慣れな海外からの観光客がスキー道具など大量の荷物を持っているので仕方がないところですが)、上越妙高駅には25分くらいの遅延で到着しました.到着前の車内アナウンスでは50分後の次の列車が案内され、接続どころではない状況であったので、鉄道はあきらめてバスに乗り換えました.バスも1時間に1本程度しかないのですが、10分程度の待ち時間で乗車することができました.
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バスを待っている間も冷たい風とともに雪が降っていましたが、さらに強くなってきました.
車窓にはこの地域特有の「雁木造」が見えています.
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時間は13時を過ぎてしまいましたが、ここで昼食を取ることにしました.
注文したのは天丼にアンコウの唐揚げです.天丼の味噌汁を追加料金でかに汁やあら汁、生あおさ汁に変更できるというので、生あおさ汁をお願いしました.鉄道で10分もしない距離に日本海に面した直江津がありますので、魚介類の鮮度はさすがです.
お店の方いわく、この辺りの降雪は例年に比べたら少ないとのことでした.2月の上旬にまとまった量の雪が降り、それが残っているところに少し降っただけなのだとか.
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満腹になったところで高田の街を散策します.
ここ高田は「雁木造」と呼ばれる、店舗や民家の軒先が伸びて歩行者が雪や雨に降られないようになっている建物が有名です.以前にも一度、高田に来たことがありますが、そのときは初夏の暑い頃で雁木造のありがたみはまったく感じられませんでした.やはり冬に来なくてはダメだなと思い、こうしてやってきたというわけです.
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それぞれ別々の建物なのに軒先が連なっている様は見慣れていない者にとっては新鮮に見えます.
そして実際に雪に降られずに歩けることにその価値を感じることができました.
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ちなみにこの歩いている場所ですが、自治体などの作った歩道ではなく私有地のようです.つまり各建物が1階のスペースを削って歩行者用に整備しているというわけです.
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高田駅にやってきました.帰りは鉄道にて上越妙高駅まで戻ります.
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自動改札ではなくクラシカルな木製の改札口です.
とはいえ、3セク化される前のJR時代には自動改札が導入されていたそうなので(自動改札は3セク化時に維持管理コスト軽減のために廃止)、駅舎の雰囲気にあわせて作られたもののようです.なんていうか、わかってる感があっていいですね.
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帰りの新幹線は定刻通りに上越妙高駅にやってきました.
乗り換え時間が10分程度しかないので、ここはちょっと遅延してくれたほうが土産物売り場を冷やかすことができてよかったのですが.
その後再び東北新幹線で車両点検があったとかで遅延が発生し、自分が乗った車両も東京駅混雑のため上野駅で10分ほど待たされてしまいました.
日程の都合で日帰り、そして運休やダイヤの乱れに振り回される旅行でしたが雪に不慣れな自分としてはほどよく雪見ができたのではないかと思っています.