2012/09/29

未来館でお月見

Category: 社会・政治・世情一般 — Annexia @ 23:32

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 日本科学未来舘お月見イベントとして夜間展示が開催され、GeoCosmosに月が表示されるというので、出かけてきました.

 通常であれば地球のさまざまな状況が展示されているGeoCosmosですが、9月30日が中秋の名月ということもあって、時刻によって月が表示され、月に関する説明がされていました.映像は日本の衛星「かぐや」が撮影したものを使用しているそうです.
 普段見えている表側だけでなく裏側の映像も、さらに高低差に応じて色分けされたものなども表示されていました.

RICOH GR DIGITAL IV

 昼間の展示ではGeoCosmosの向こうのガラスには外の様子が見えるのですが、夜間展示なので反射した裏側の映像が見えています.

RICOH GR DIGITAL IV

 地球の映像も表示されていました.背面の何枚ものガラスに反射する光景は意図したものかどうかわかりませんが、なかなか美しかったです.明暗の差が激しくて撮影しづらかったので、GR DIGITAL IVのHDR機能を最大にして撮影しました.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4

 NOKTON 58mmでとった画像を原寸切り出しするとこんな感じにドットが見えます.
 GeoCosmosは96mm角サイズの有機ELパネルを10,362枚張り合わせて作られています.

2012/09/19

フィンランドのくらしとデザイン展

Category: 社会・政治・世情一般 — Annexia @ 20:50

Apple iPhone 4S

 静岡市美術館で開催されている、「フィンランドのくらしとデザイン展」を見てきました.

 フィンランドといって自分が思い浮かべるのは、ムーミン、そしてイッタラの食器くらいでしょうか.女性ではマリメッコのテキスタイルなんかも出てきそうです.
 今回の展示では、そうしたものだけではない、フィンランドの風土を伝えるような絵画や建築物などのデザインも展示されています.

 普段自分が使っているタンブラーなどがケースに入れられて展示されているのは、なんともいえない不思議な感覚でした.ミュージアムショップでも売られていたので、イッタラの宣伝も兼ねていたのかもしれませんが、いいものを使っている感じがして、手元の食器を大切に使おうという気分になりました.

Apple iPhone 4S

 ミュージアムショップでのお買い上げは木製のスナフキンの携帯ストラップ.

2012/09/18

銚子

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 20:00

 どこかに日帰りで旅行に行きたいと思っていたところに、JR東日本が料金4割引の切符を売り出したという情報を入手したので、久々に銚子に出かけてきました.

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 東京駅集合で乗ったのは銚子行き特急「しおさい」.
 千葉方面に向かう特急は「しおさい」「さざなみ」「わかしお」という、海を連想させる列車名が3つもあって微妙にまぎらわしいです.しかも、「さざなみ」と「わかしお」は京葉線地下ホームから出発するのに対して、「しおさい」は総武地下ホームから出発します.同じ地下ホームでもこの2つは広い東京駅の両端にあり、移動距離だけで1kmくらいあるので間違えると非常に危険です.
 かくいう自分も数日前まで京葉線地下ホームに行くものだとばっかり思っていました.

Apple iPhone 4S

 東京駅から2時間弱で銚子に到着です.駅名表示板の片側が空欄なあたりが旅情感を誘います.

RICOH GR DIGITAL IV

 しかし、実際にはさらにそこから鉄道は延びています.JR路線ではないので駅名表示板に記載はありませんが、ここから銚子電鉄に乗り換えます.
 写真の車両は元京王線2010系.京王線引退後は伊予鉄道に渡り、そして銚子電鉄にやってくるにあたってオリジナルの緑色の塗装に戻されました.
 切符は1日乗車券「弧廻手形」がオススメです.銚子から終点の外川までの往復料金620円で1日乗り放題+犬吠駅で実演販売しているぬれ煎餅が1枚もらえます.

RICOH GR DIGITAL IV

RICOH GR DIGITAL IV

 銚子駅から2駅、観音駅で下車して歩くこと数分で銚子漁港に到着します.
 周囲には魚料理を出す店がいくつもあり、観光客でにぎわっています.

 今回いただいたのは、キンメダイのづけ丼、そしてアジのなめろう.
 控えめながらも旨みのあるタレでづけにされたキンメダイは「キンメダイ=煮付け」というイメージを払拭させるものでした.アジのなめろうも鮮度がよいのか臭みはまったくなく箸が進みます.

RICOH GR DIGITAL IV

 再び観音駅から銚子電鉄に乗り、犬吠駅へ.やってきたのは昔の銀座線カラーリングに塗装された、旧銀座線車両.
 本家である銀座線も、新型車両は黄色いカラーリングに復帰しており、この鮮やかなカラーリングはなかなか見栄えがします.
 ちなみにもう1両ある同形の車両は丸ノ内線カラーに塗られていました.残念ながらそちらは車庫で休憩中でした.

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 犬吠駅では「ぬれ煎餅アイス」をいただきました.バニラのアイスミルクの中に細かく砕いたぬれ煎餅が入っています.最初はアイスの風味が強かったのですが、最後はぬれ煎餅の存在感がぐんぐん増してくるような感じでした.

Apple iPhone 4S + Hipstamatic

 そして、1日乗車券の引換券でぬれ煎餅をいただきました.

RICOH GR DIGITAL IV

 再び銚子電鉄に乗って終点の外川まで.そこから歩くとすぐに海が見えてきます.
 東のほうに歩いていくと突端部である長崎鼻が見えました.海が荒く波しぶきもあったため、長崎鼻までは行けませんでしたが、久々に自然の荒海をじっくりと見ることができました.

RICOH GR DIGITAL IV

 外川駅から銚子駅まで一気に戻り、こんどはバスに乗り換えて屏風ヶ浦へ.外川や長崎鼻から屏風ヶ浦はそれほど遠いわけではないのですが、歩くのもちょっと微妙な距離なのです.
 屏風ヶ浦は通称「東洋のドーバー」と呼ばれており、その切り立った断崖絶壁がドーバー海峡を思わせるそうです.ドーバー海峡を見たことがあるわけではないのでどれほど似ているかはよくわかりませんが、なかなか迫力のある眺めです.できれば崖の上からも眺めてみたいと思いました.

RICOH GR DIGITAL IV

 駅に戻り、駅前商店街にある「大久保」で旬の握りを.
 人気店のようで、開店とほぼ同時に一番乗りで入ったにもかかわらず、旬の握りはぎりぎり作れますという状態でした.
 ここは寿司が旨いのはもちろん、この黄色い巨大な物体である伊達巻が美味しいのです.もはや伊達巻というよりもプリンという言葉のほうが似合うくらい.

Apple iPhone 4S

 みやげにぬれ煎餅を買い込み、最終の特急で帰りました.
 銚子発の特急は基本は東京行きなのですが、最終だけは新宿行きなのが嬉しいところです.

 通常であれば片道約4,000円くらい(指定席)のところを4割引ということで2,400円(指定席)、往復しても4,800円、銚子電鉄やバス代を含めても6,000円以下と安価に旅行できました.
 市立病院が赤字のため営業をやめてしまうなど、銚子は財政的にも厳しい状況にあるそうです.鉄道を使っても都心部からそこそこの値段がしてしまったり、車で行こうとしても銚子まで高速道路が開通していないなど、さまざまな障壁があって、以前のような活気を取り戻すにも苦労しているようです.実際、駅前を歩いてみても少し離れたところはシャッター通りと化してしまっていて厳しさをひしひしと感じます.
 が、美味しい海産物、犬吠埼などの風光明媚な景色など見どころが多いので、なにか良い方法がないものかと思います.

2012/09/15

メンバーブレース

Category: — Annexia @ 21:28

 ロードスターはオープンカーということもあって、車体の剛性が普通の車よりも低いです.
 その低さが一因となって「ヒラヒラ感」や「軽快感」を演出しているようですが、個人的にはもう少し車体がきちんとしていてほしいと思うことが多々あります.
 車体の剛性や安定性をアップさせるために以前にもニーレックスナックルサポート取り付けてみましたが、今回はさらに大物、メンバーブレースを取り付けました.

 一般的な車が屋根で得ている剛性を車体下を補強することで確保しようというのが、このメンバーブレースの目的です.同様のパーツはマツダからも出ていますし、前述のニーレックスからも出ています.今回はAutoExeの製品を選択しました.AutoExeは半純正品みたいな扱いなのでディーラーで取り寄せができますし、値段や工賃なども1割引になるといったところが決め手となりました.

Apple iPhone 4S(トリミング)

 リフトアップして取付位置の確認でしょうか.横に取り付けるメンバーブレースが見えます.アンダーパーツだというのに真っ赤なのが魅力です.AutoExeの製品はどこに取り付けるパーツも真っ赤なのが特徴です.

Apple iPhone 4S(トリミング)

 取り付けは予想以上に時間がかかりました.最後はしっかりと固定するためでしょうか、3人がかりで作業をしていました.

RICOH GR DIGITAL IV

 取り付け完了後にピットに入らせてもらい、写真を撮りました.リフトをおろしたら見ることもままならないですしね.赤いパーツがアンダーフロアに映えています.ちょっと触ってみましたが、当然ながらがっちりと固定されていてびくともしません.

 ディーラーからの帰り道、通常よりも遠回りして路面の荒れた道路も走ってみたりして様子を見てみました.
 うねったような路面や段差の大きなマンホールなんかでは違いが顕著です.今までは車体がねじれたりよれるような感覚がありましたが、車体全体が一体となっているような感覚が得られました.マンホールの段差が不快でなくなったのは大きいです.路面の段差を車体のねじれで受け止めていたのを、車体の剛性が上がったぶん、きちんとサスペンションが機能して振動を吸収しているのでしょうか.
 また、信号待ちなどでエアコンをかけたままアイドリングしているときの振動も以前より抑えられている印象です.

 総評としては、取り付けてよかった満足の逸品といったところです.
 個人的印象ですが、軽快感がスポイルされたということもなく、(出費を除けば)なにかを失うというものはとくにないように感じました.

 車体補強としては他にも取り付けを考えたいパーツもあるのですが、どこまでやれば十分なのか、そしてどこまでやっても完璧なものは得られないのではないかという、妥協点の探りどころが悩ましいところです.

【2013.01.14補足】
 取り付けから4ヶ月が経過した時点での感想を.
 取り付けによる不具合等はとくにありません.当初の感動は徐々に薄れてこれが標準だという感覚になりつつあるので、現状でメンバーブレースのない状態のものに乗ると不安定に感じるかもしれません.
 あと、上記では「軽快感はスポイルされることなく」と書きましたが、若干は減っている感じはします.軽快感と安定性は相反するところがあるので、ここをメリットとみるかデメリットとみるかは人によって意見が分かれるところかもしれません.

2012/09/14

D600

Category: カメラ・写真 — Annexia @ 20:00

 以前から噂が流れていた、ニコン D600が発表になりました.

 D700を所有している者として、いちばん気になるのは軽量化.D700は本体のみで1kgほどあるので、Makro-Planar 50mm F2とかDistagon 25mm F.28のようなお気に入りのZeissのレンズとか使うと、1.5kgほどにもなってしまい気力も体力も要求されるのです.
バッテリ込みの重量が850gなので、ざっくり200gほどの軽量化にはなっているようです.この差は見逃せません.

 性能等を比較すると…
 ・サイズ(W*H*D):141*113*82mm(D700:147*123*77mm)
 ・画素数:2,400万画素(D700:1,200万画素)
 ・視野率:100%(D700:95%)
 ・ISO感度:100-6400(D700:200-6400)
 ・AF測距点:39(D700:51)
 ・最高シャッター速度:1/4000秒(D700:1/8000秒)
 ・連続撮影速度:最高5.5コマ/秒(D700:5コマ/秒)
 ・フルHD動画撮影:あり(D700:なし)
 ・シーン撮影モード:あり(D700:なし)
 というような感じです.

 動画撮影は昨今の流れなのでわかるのですが、シーン撮影モードがついているとはちょっと驚きです.フルサイズ機が今まで以上に普及層におりてきたという感じでしょうか.
 D600でうらやましいのは、視野率100%ですね.D700の95%は撮影後に意図しないものが写っていたりすることがあるので、100%が魅力的に見えます.
 シャッター速度が1/4000秒に抑えられているのはちょっと残念です.D700は最低ISO感度が200なので1/8000秒でもNDフィルタが欲しくなることがあったりしましたが、D600のISO感度100と1/4000秒では同じことになります.

 現状としては、D700からD600に買い替えるという必要性はさして感じられないという印象です.
 個人的には画素数も撮影速度も低くてよいので、もっとコンパクトで軽量なモデルが欲しいですね.