2024/09/25
9月の3連休、そろそろ新米入荷の時期でもあるので、米の調達がてら八ッ場ダムに出かけてきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
まずは道の駅八ッ場ふるさと館にて昼食のダムカレーをいただきます.仕切りというか築堤を崩さずにカレーを下流に流出させないようにいただきました.
お目当ての新米はあったものの、5kgのみ在庫だったので購入は諦め、代わりにシャインマスカットやお菓子などを購入しました.
帰りがけに別の道の駅で1kgのものが売られていたので、無事に購入できました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
道の駅のすぐそばにある不動大橋からダム側を眺めます.この時期は台風などによる水かさが増すことを想定して貯水量は控えめにしてあるとのことで、若干少なめです.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
こちらはほぼ同じ場所から2019年9月に撮影した貯水前の光景です.比較してみるとおおよその水深がわかります.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
続いて、ダム近くにある高台の展望台、やんば見放台に移動しました.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
こちらは同じやんば見放台から2019年9月に撮影したもの.貯水すると水深がわからなくなりますが、こうしてみると結構な深さがあることがわかります.堤高116mで30mくらい水面から上に出ていましたので、水面から下にはこの3倍の水深があることがわかります.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
日中はダムが開放されており、資料館や食堂、売店も併設されています.資料館の映像によると観光施設の要素が大きいのはダム湖に沈んだ地域の振興を図るといった側面もあるようです.
資料館の映像や展示パネルによると、建設計画ができた頃から完成までの間には、反対運動や政権交代による中止、その後の再開、完成直後のいきなりの大活躍と、翻弄され続けてきたというか話題に事欠かないダムだというのが伝わってきました.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
ダム堤体の変色しているところまでは水がきたことがあるという印ですね.完成まで紆余曲折あった八ッ場ダムですが、試験湛水のタイミングで大型台風がやってきていきなりの大活躍をしたというのは一種の伝説となっています.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
堤体(ダムの上)から上流側を眺めた光景です.10月以降は非洪水期として台風対策の余力分をとらずに貯水するようなので、多めに貯水する姿を見れそうです.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
堤体にエレベータがあって、観光客もそれを使って下流側の堤体下に降りることができます.なお、ダム自体含めて入場料等はかかりません.
下から眺めるダムは巨大な神殿のようにも見えます.そして吐水の轟音が響いています.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
側面から勢いよく放流される水が音も含めて大迫力です.これだけ大量に放流されていても川下はそれほどの勢いや水量を感じさせず、なんか不思議な感じです.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
ダム下流近くにはダム建設に伴って線路の付け替えの行われた吾妻線の旧線が残されています.
この旧線を使って、自転車を左右に2台繋げたような乗り物でレール状をサイクリング(?)できるようなアトラクションが営業されています.
吾妻線といえば名物だったのが日本一短いトンネルでしたが、そのトンネルも通り抜けることができるようです.かなり人気のアトラクションのようでこの日も先の時間帯まで完売になっていました.
道の駅もダムも多くの観光客で賑わっており、しかも自動車のナンバーを見るとかなり遠くからも観光に来ているようでした.
2024/09/19
東北旅行、つづきです.
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ホテルの朝食バイキングですが、青森らしさを感じさせるメニューが豊富でした.
左奥にある汁物はせんべい汁、その右にある丸いものはイカメンチ、リンゴゼリーを挟んで右側は「スタミナ源たれ」を使った豚肉と野菜の炒め物.手前左はホッキ貝、右のご飯はホタテの炊き込みご飯です.ジュースはもちろんリンゴジュース.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
朝食のあとは弘前城近くにあるスタバまで出かけてコーヒーを買ってきました.
ここのスタバは登録有形文化財の建物をリノベーションした店舗で、旧第八師団長官舎(弘前市長公舎)だったそうです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山に向かう途中で岩木山神社に参拝します.
比較的天気のよい日でしたが、このように雲が出ており、おかげで麓から岩木山を拝むことができませんでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
1200年以上もの歴史のある神社で、古来より岩木山信仰が篤かったのが伺えます.
岩木山信仰なので、この鳥居の先に御神体たる岩木山が見えるはずなのですが、雲で見えません.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
参拝して旅の無事を祈り、御朱印をいただいて岩木山を目指します.
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岩木山は標高1,624mで、津軽富士などとも呼ばれる裾野が美しく広がる山です.
車で8合目までは行けるのですが、その道路、津軽岩木スカイラインがこのポスターのように曲がりくねっているのです.合計69ものカーブがあって…… というのは事前知識でもちろん知っていたのですが、実際に走ってみると思っていた以上に直線部分が短くてひたすらヘアピンカーブを曲がり続ける感じでした.これはこれで楽しいのですが、残念ながら道路が結構荒れており、ところどころ穴があるうえにカーブの先の見通しはよくないので神経を使います.
平日の観光用有料道路ということもあってかそれほど交通量も多くなく、すれ違ったのは路線バスくらい(地元の温泉から運行されてるらしい)でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山8合目にて.雲の位置で高い場所に来ているのがわかります.
ここから9合目までは後ろに見えるリフトで登れるのですが、山頂を目指すには本格的な山装備がないと無理だそうです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
しばらくしたら徐々に雲が取れてきましたが、それでも見晴らしはさほど改善されず、そして標高が高く肌寒いので早々に下山しました.
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下山したところで道路沿いに何軒もあるとうもろこし農家の店で「嶽きみ」をいただきます.甘みが強くて美味しかったです.
この辺りの地域を「嶽(だけ)地区」と呼び、そこで採れるとうもろこしなので「嶽きみ(きび)」と呼ぶそうです.鮮度が落ちるのが早いそうで、首都圏などには出荷されているのを見たことがないですが、地方発送は可能のようでした.
これにて今回の旅の目標が果たされました.よってここからは帰路になります.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山を弘前と反対側に降りることで日本海側の街、鯵ヶ沢に出ます.行きは郡山から東北中心部を走って弘前までやってきましたので、帰りは日本海側、白神山地の日本海に面した道路(現地の呼び名では西海岸)を南下することにしました.
西海岸沿岸は白神山地が海まで迫っており平地が少ないこともあって、道路(国道101号線)と五能線と並走する区間が多いです.
走っていると、以前に「リゾートしらかみ」に乗車した際に観光したことのある千畳敷にやってきたのでしばらく休憩しました.
鉄道の車窓で眺めていた道路を今度は自分が車で運転するというのも、旅行冥利に尽きるものだなと感じました.今回の旅行はそれを感じる部分がいくつかあり、山形市からさくらんぼ東根駅あたりの、以前に山形新幹線の車窓で眺めた、街路樹が等間隔で植えられている一直線の道路も走行できたりして、懐かしく感じました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
昼食の計画はまったく立てておらず、やや遅くなった時間に道の駅が見えたのでそこでいただきました.
マグロ丼がおすすめと張り紙があったので注文しようとしたところすでに売り切れており、パッと目に入った鉄板ナポリタンを注文したらこれが当たりで、道の駅らしく地元野菜を使っており美味しくいただきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
この日は酒田にて宿泊です.酒田か鶴岡か迷ったのですが、鶴岡は以前に泊まったことがあるので酒田を選びました.
初めて訪れる街で、時刻表を見ると特急停車駅として地域の代表駅的な扱いに見えたので大きい街なのかなと思ったら、駅と街中はやや離れているようで駅前は寂れ気味でした.そんな状況を打開しようとするためか、駅前に公共施設(図書館と観光施設)とホテルを併設した建物が新規に建てられていましたので、今回はそちらに宿泊しました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
ホテルの部屋からの眺めですが、こんな感じでトレインビューというかステーションビューです.しかも背景には鳥海山も見れ…… るはずなのですが、宿泊中はあいにくの天候で雲に遮られて見ることができませんでした.今回の旅行は雨に降られることはあんまりなかったのですが、雲が多くて期待していた景色を望めない部分が多々あったのが残念でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
駅周辺は居酒屋のような店は何軒かあったのですが、自分は飲めないのでホテルのレストランでいただくことにしました.
注文したのは季節のお刺身御膳.マグロはやや水っぽくて残念でしたが、他の刺身は美味しくいただきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
翌日は鶴岡市の海沿いにある加茂水族館に.7年ぶり2度目の訪問です.前回は逆回りで新潟から北上して鶴岡にやってきたのでした.
夏休みシーズンも終わった9月とはいえ、土曜日ですので子供連れも多くそこそこの混雑ぶりでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
加茂水族館といえばやはりクラゲ.クラゲの飼育で経営を持ち直したといっても過言ではない水族館なので、展示される種類の多さや展示内容の濃さなど圧倒されます.他にも近辺の魚やアシカやアザラシといった海獣類の展示なども充実しています.近辺の魚、特に海水魚は説明書きで刺身や鍋、煮付けについて言及されており食べることと繋がっているのがいいですね.もちろんクラゲについても調理法の説明書きがありました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
そして加茂水族館の看板ともいえる展示がこのクラゲドリームシアターです.直径5mもの水槽に約1万匹ものミズクラゲが漂う姿は見入ってしまいます.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
予定していた観光地はこれで見尽くしたので、あとは帰るだけ…… ですが、ここから新潟を経由して名物のタレカツをいただくことにしました.カツ丼といえば、だし汁と卵でとじたものや、千切りキャベツを敷いてソースをくぐらせたソースカツ丼がありますが、新潟の名物は醤油系のつゆにくぐらせたタレカツ丼なのです.少し前まで、会社の近くに新潟の物産館があってそこでタレカツ丼が食べられたのですが、移転してしまったためにすっかりご無沙汰になってしまっており、久々にいただきました.美味しかったです.
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新潟からはずっと高速道路にて帰宅しました.
今回の旅行の隠れた目的として、道の駅や高速道路のサービスエリアで新米の自主流通米を買ってこようと思っていたのですが、まだ時期が早すぎたようで実った田んぼはたくさん見たのですが刈り取りをしている様子は新潟の一部くらいでしか見ることができず、販売もされていませんでした.
今回のルートです.距離にして1,570kmほどなので、いままでの東北旅行の中でも最長距離となりました.GPSログをeTrex Solarで記録していたのですが、どうも動作が不安定な部分があって、今回の旅行のハイライトといえる、弘前から岩木山を登るあたりのログがごっそりと記録されていませんでした.津軽岩木スカイラインは次にいつ行けるかわからないようなところなので、そこはやや残念です.
2024/09/17
夏休みを利用して東北に旅行に行ってきました.
今回の目的は岩木山に登る(ただし車で行ける8合目まで)こと、そしてその麓で8月下旬から9月にかけてのみ収穫される、とうもろこし「嶽きみ」を食べるという2つです.
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以前にも何度か繰り返していますが、東北方面への旅行の定例の足掛かりとして休暇前日に仕事を終えてそそくさと帰宅し、荷物をまとめて佐野SAまで進みました.
ここにはサービスエリア内ながら宿泊施設「旅籠屋」があるのです.ここに泊まることで朝の首都圏の通勤ラッシュに巻き込まれずに済み、なおかつ夜中に高速道路にいることで夜間割引も適用されます.
RICOH GR III
佐野といえば佐野ラーメン.いままで何度か佐野SAに泊まってきましたが初めていただきました.
しょうゆベースのちぢれ麺で、最近のインパクトあるラーメンに比べるとシンプルですが個人的には好きなタイプのラーメンです.
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翌日は8時過ぎに佐野SAを出て東北道を北上します.
途中、那須高原SAに立ち寄りソフトクリームをいただきました.ここのソフトクリームが好きで東北道を走るたびに立ち寄っています.
ただ、早い時間だとやっていないことがあるのか、昨年遠野に行った時には食べられませんでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
首都圏から弘前に向かうには、東北道を走り続けるのがスタンダードなルートですが、ひたすら高速道路を進むというのも味気ないもの.そこで今回は郡山で東北道を降りて内陸方面に進みます.
途中、猪苗代湖畔を通過したので一休み.この日は日差しはあるものの暑さ的にはなんとか耐えられそうなのでオープンにて走行しました.旅行中は我慢できる範囲でオープンで走行していましたが、おかげでハンドルを握る手首から先だけがはっきりと痕跡がわかるレベルで陽に焼けてしまいました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
途中、喜多方(喜多方ラーメン)と米沢(米沢牛)という2大昼食ポイントがあったのですが、喜多方の時点でちょうど12時くらいで、もう少し遅い時間でもいいかなと思い通過し、13時ごろ道の駅米沢に到着しました.
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Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
道の駅といえどもさすがは米沢.フードコートからステーキなどを提供する専門店まで米沢牛を食べられる店舗が揃っています.
せっかくなのでここは地元の牛肉店が経営する店舗にて米沢牛ステーキ2種盛りランチをいただきました.部位はその日によって異なるとのことで、自分が訪れた日はカイノミとシンシンでした.部位による違いなどの味わいは自分にはよくわかりませんが、どちらも柔らかく肉の旨みがすごくて大満足でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
この日は山形市内、山形駅近くのホテルに宿泊しました.部屋を一番安い「おまかせ」プランにしたところ、角部屋のデラックスツインでした.おお、これは素晴らしいと思って部屋に入ったところ、ホテルが交差点の角に面していることもあって、比較的上層階であったにも関わらず斜め向かいのビルのサイネージが騒がしいのが難点でした.室内でテレビなり音楽をかけていれば気になるレベルではないのですが、ホテルで過ごす時は自分は基本的にテレビもつけず無音で過ごすことが多いので、デスクでちょっと仕事を片付けていると何度も何度も繰り返し流される広告の音声には参りました.
RICOH GR III
事前の調査でなんとなくわかっていたのですが、宿泊したのが水曜日で、なおかつ山形駅近辺の飲食店は水曜日が定休日もしくはランチ営業のみで終了という店が多く、選択肢が少なかったので外食は諦め、駅まで出かけて駅弁などを買ってきて夕飯としました.県庁所在地だけあって、駅まで行けばスタバでコーヒーも買えますし、ちょっとつまむような名産品のお菓子なんかも買えたのは助かりました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
翌日は山形市内から天童市や新庄市といった山形県内を抜けて横手市や大仙市といった秋田県内に出るルートを走行しました.
高速道路を極力使わないようにしたのですが、この辺りは「東北中央自動車道」が建設中であり、部分的に完成した道路は無料で先行開通していることもあって、無料優先でカーナビの案内をさせるとこうした道路に誘導しがちです.土地勘もないので赤信号などで停車するとカーナビの地図を縮小し、高速道路に誘導していないか見つつの走行でした.高速道路的なものを無料で使えるのは助かるのですが、山間部を切り開いたような道路では景色も楽しめませんし、街中の様子を見ることもままならないので走っていて楽しくないんですよね.
田沢湖の近くを通る国道105号に入ると運転していて楽しい山道に出ました.3桁国道といえども100番台なので離合に苦労するような場所もなく、山道ながら快適に走行できました.また道路と並走するようにして秋田内陸線の路線があり、走行する車両を見ることができ、いつか乗ってみたいと思いました.
山道を抜けたところで道の駅があり、時刻も13時くらいだったのでここでお昼にしました.食事の計画を立てずに車で旅に出ると、道の駅の存在は本当にありがたいです.
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「道の駅あに」という名称なのに、建物には「またたび館」と謎の名称がつけられているな…… と思って食堂のメニューを見たら、おすすめは「またたびラーメン」でした.どうやらこのあたりの特産はまたたびのようです.ちなみに他に変わったラーメンとして「うさぎラーメン」と「馬肉ラーメン」がありました.また特産品として熊肉と鹿肉が売られているあたりも「マタギの里」らしいところです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
旅に出たらその土地の名物はいただくもの、ましてやお薦めされたのであればなおさら.ということでまたたびラーメンをいただきました.
麺にまたたびが練り込まれていますとのことで、提供された状態で見るかぎりはごく普通の醤油ラーメンでしたが、麺を見ると粒状のなにかが入っているのが見えます.これがまたたびなのでしょうか.食感としてはちょっとざらっとした印象もあって、蕎麦っぽい雰囲気も感じられました.またたび蕎麦なんかも作ってみたら面白いのではないかと思いました.
食後に特産品売り場でこの辺りの名物である「バター餅」を買ったのですが、これがものすごく美味しかったです.マタギの保存食として生まれたということ、餅にバターなどを混ぜていることからもカロリーは凄そうですが、美味しいものが高カロリーなのは仕方のないことなのです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
予定より早く弘前に到着しましたので、ホテルにチェックインする前に弘前城近くにある藤田記念庭園の敷地内にある大正浪漫喫茶室に立ち寄りました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
営業終了が17時で、到着したのが16時少し前なのでそろそろお客さんが減ってもいいくらいの時刻ですが、庭園の眺められる窓際の席は満席だったため少し待たされました.その間に建物内をじっくり見ることができました.
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ここの特色はなんといっても、弘前のさまざまな店舗が作っているアップルパイから好きなものを選んでティーセットにできることです.さすがはりんごの街です.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
大正浪漫喫茶室を訪れたのはこれが2回目なのですが、前回は「ないすらいふ」のアップルパイを選んだので今回は「タムラファーム」のアップルパイを選びました.温められてサクサクのパイ生地と甘酸っぱい紅玉、そしてアールグレイティーが運転疲れした身に滲みました.
そして庭園から差し込む夕陽がいいアクセントになっていい写真が撮れました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
夕飯はホテル近くの郷土料理店でいただくつもりだったのですが、臨時休業とのことであてが外れてしまいました.
さてどうしようかと、とりあえず弘前城のほうにでも行ってみるかと歩いている途中に、そういえば候補として煮干しラーメンの店があったなと思い地図を見るとすぐそばでした.が、行ってみると廃墟然とした建物.でも建物名はあっているしな…… と思い見ると明かりが見えます.入ってみることにしました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
建物の外観は廃墟めいていますが、中は案外?きちんとしていました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
いくつかメニューがあって迷うところですが、ここは看板らしき煮干番長スペシャルを.
煮干ラーメンは好みが分かれるところですが自分は好きですね.ただメニューにしている店が少ないのでなかなか食べられないのが残念ですが.美味しくいただきました.
それはそうと、昼に続いて夜もラーメンになってしまいました.前日に宿泊した山形市もラーメンが有名ですし、前日昼ももしかしたら喜多方ラーメンだったかもしれなく、さらにその前の日も佐野ラーメンを食べていますし、北関東から東北方面の食事は気を抜くとラーメンばかりになってしまいそうです.
つづきます.
2024/05/04
以前にND2ロードスターを試乗した時にも書きましたが、試乗後にND2ロードスターを購入しました.
購入手続きをしたのが2月上旬、生産が3月上旬、それから約1ヶ月半ほど経過し納車の運びとなりました.
地震の影響やら海外からの部品入荷の遅れなど、さまざまな理由に精算の遅延が言われており、当初の予定としては5月の連休明けに納車される予定ですが、早まった格好です.ただ、そのあとも納車は遅れており、5月現在での納車予定は3ヶ月後となっていますので、タイミングがちょうどよかったのかもしれません.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
ディーラーに出向いてしばらく経ってから別室に案内されると、引き渡しスペース?には新旧のロードスターが並べられていました.NCロードスターからND1ロードスターへの乗り換えのときは、もっと狭めの荷物置き場然とした場所でした.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
ホイールはデザインが変更と(とはいえ以前のデザインに近いもの)なると同時に、自分の購入したS レザーパッケージ Vセレクションの場合には高輝度シルバー塗装になって雰囲気が異なっています.
ND1のブラック塗装のホイールも車体カラーに合っていてよかったのですが、ソウルレッドのボディカラーにスポーツタンの幌と内装にはシルバーが似合っている印象ですね.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
外装デザインはND1からND2でほぼ変化がありません.変更になったのは前後のライトなどごくわずか.テールライトは立体的な造形となり、ジェットエンジンの排気口をイメージしたものになっています.またフロントグリル右寄りのところにマツダレーダークルズコントロール(MRCC)のセンサーが取り付けられたくらいで、ほかは違いがありません.
NDロードスターが発売開始になってから9年経過しましたが、いまだに古びた印象がないのはすごいことです.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
納車前の一種の儀式のようなものでしょうか、シートにかかっていたビニールやら内装のあちこちに貼られていた保護フィルムを剥がしました.訪問前に剥がしておいてくれていいのですが、こういうのを自分で剥がしたいor剥がさずしばらくそのままにするという方もおられるのでしょう.
このスポーツタン色の内装が気に入ったのが最大の買い替え理由といっても過言ではないので、こうして現物を目の前にすると気分も上がるというものです.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
引き渡し手続きや説明を受けるテーブルには納車式の式次第と鍵が置かれていました.なんていうか結婚式っぽい仕立てです.
式次第にはひとしきり説明などの項目が並び、最後に「店長挨拶」「お見送り」とありましたが、自分が訪問したタイミングでは店長は会議に出ているとかで外出しているそうなのでその辺はカット.というか、その手の演出はいらないというのをわかっている営業さんの計らいで外出している形になっているのかもしれませんが.
引き渡し前の最終チェックとサイン、そしてコネクテッドサービスの登録、ついでにETCカードのマイレージ登録の変更手続きなどを行なって納車完了です.
コネクテッドサービス、とあるようにロードスターのような軽量化重視で装備を削りがちの車でも「SOS」ボタンが搭載されて緊急通報ができるようになっていたり、降車後もスマホからドアロックなどの状況をチェックできるようになりました.もっとも、こうした電装品周りやサイバーセキュリティ対策のアップデートをするために今回のマイナーチェンジが行われているわけなのですが.
RICOH GR III
毎度のことながら、納車されたら慣らし運転を兼ねてドライブに出かけます.半分弱ほど燃料が入っていましたが、行き先はガソリン代が高いことで知られる長野県なので、高速道路に乗る前にガソリンスタンドにて給油.
メーター類はND1ロードスターと比べてシンプルな配色になりました.そして自分の乗っていたND1初期型ロードスターと比べると左のメーターがフルカラーモニタになっています.
「9km」と表示されているのが走行距離です.走行距離ともなんとも表示されていないので、どうやったら走行距離が表示されるのかしばらく悩みました.
試乗のときにも感じましたが、いままでと同じサイズで同じ着座位置の車ながら、ステアリングの切った感触や動きなどに細かなところで変化(改善)があると同時に、新車ゆえに動きの渋いシフトの入り具合に気を使う必要があるなど様子を見つつの出発となりました.
新機能として搭載された、マツダレーダークルズコントロール(MRCC)も高速道路走行中に試してみました.従来のオートクルーズは例えば時速100kmでセットすると前車との距離が詰まった状態でも100km/hで走り続けます.MRCC搭載により、100km/hで走行していて距離が詰まった場合には自動的に速度が低下し、また距離が空いた場合には100km/hまで自動復帰します.
自分の感覚では高速道路は運転を楽しむ場所ではなく、目的地まで比較的安全かつ短距離に移動するための手段という認識なので、高速道路走行時は積極的に活用したいと思いました.ただし、自分の運転する感覚とはやはり違うもので、加減速がやや急というか荒っぽくも感じられました.
RICOH GR III
RICOH GR III
納車手続きを行ったのが15時過ぎで、都内を出たのが17時くらい.中央道と長野道を走行し、20時近くに松本に到着しました.この日はここで一泊.松本で宿泊するときにはお城近くのホテルをよく利用しているのですが、今回は駅近くの専用駐車場完備の宿を選択し、できるだけ駐車時に接触事故とかされないような場所を選んで駐車しました.さすがに納車日初日に車をぶつけられるのはイヤですからね.
夕飯は駅近くの「盛よし」にてチーズハンバーグとエビフライ、カニコロッケをいただきました.
以前から気になっていた店で、初訪問だったのですが、20時過ぎに行っても順番待ちができていました.昔から人気のある店らしく、美味しくいただきました.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
翌日.松本を出て大町経由で仁科三湖方面に向かいます.
どこか適当なところで写真でも撮ろうと思っていたら、道路沿いに桜の咲いている場所があったのでそこで撮影.
長野県の道路事情は詳しくないのでナビ任せで、高速道路を使わないという条件で仁科三湖近辺から小布施に向かうルートを検索したところ、小川村を経由するルートを提示されました.この道路が非常に快適で、天候のよさと相まって気分よくドライブできました.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
小布施に到着.小布施堂にてお昼ごはんをいただきます.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
月替わりで季節の料理が供されるのですが、これが美味しいのです.
4月ということもあり、料理には筍や鰆などの旬の素材が使われています.
NIKON Z f + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
小布施の近辺も桜が綺麗でした.
観光地の開花予報では長野県各地はすでに葉桜の予報となっていましたが、品種や標高によっては開花時期も異なりますので楽しむことができました.
このあと、軽井沢方面を経由して碓氷峠を下って群馬県に向かい、帰宅しました.
走行距離は約570km.買い替え前と同じ車でありつつもちょっとずつ様々なところが異なり、また新しいこともあって回転を抑えつつの運転でしたがやはりロードスターは楽しい車です.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
ND1ロードスター初期型からND2ロードスターに変わり、キーの大きさも変わったのでキーケースも新しいものを購入しました.
Organの縦型ファスナーキーケース GS-31です.こうしたちょうどよいサイズのキーケースを探し出してくるのも楽しいものですね.
2024/02/12
NDロードスターを購入したのが2015年7月.気に入って乗り続けてきましたが今年で9年目となります.大きな不調もないのですが、買い替えのタイミングをそろそろ検討してもいいころ.
というタイミングでNDロードスターが発売以来最大となるマイナーチェンジをしたとのことで試乗してみることにしました.
RICOH GR III
マイナーチェンジの発表は2023年秋でしたが、発売は2024年の1月下旬.生産の遅れなどもあってディーラーに回ってくる試乗車もかなり限られている状態でした.なのでお世話になっているディーラーにも試乗車がなく、営業の方の運転する車で片道1時間かけて東府中の店舗まで出向き、試乗させてもらいました.
最大のマイナーチェンジといわれていますが、実際に形式までもが変更となっており、従来のND5RCからND5REになりました.なので製造番号もND5RC-1xxxxxから始まり細かな修正が入るたびに2xxxxx、3xxxxxと変更されてきたものがリセットされてND5RE-1xxxxxになったようです.
マイナーチェンジされた理由はハッキング対策としての法規制に対応するため.昨今の自動車には自動ブレーキや自動追従運転などの機能が装備されていますが、懸念されるのが外部からの違法な制御が入って操られてしまうこと.その対策をする必要があるため、今回のND5REではすでに規制対応になっているCX-60の電装系を流用して内部の電気系が一新されています.一新されたことでライトやマツダコネクトなどの電装品が従来のものが全て使えなくなったため、そうしたパーツ類も更新されるとともに、電子制御などにも手を加えて様々な面を改良したというのが今回のマイナーチェンジの特徴です.
試乗したのはS Leather Package V Selection.ボディカラーはソウルレッドクリスタルメタリック、幌と内装はV Selection限定カラーのタン色です.今回買い替えを検討したのは、このタン色の幌と内装のモデルが登場したためというのが最大の理由でもあったりします.なので購入するとしたらこのグレード一択となります.
エンジンの始動音は自分が乗っているND5RCの初期型と比べてもかなり控えめ.ND5RCも年次改良などの仕様変更で始動時にエンジンを軽く吹かすときの音が控えめになったそうで、この辺りは騒音規制対策という面もあるそうです.
ディーラーの敷地内でもはっきりわかるほどに違いを感じたのはステアリング.非常に滑らかです.滑らかというと路面の感覚が分からなさそうなイメージもありますが、そうした感覚を伝えつつも雑味がなくなったとでもいうか、洗練された印象を受けました.またステアリングだけでなくエンジンの回転など様々な面で上質になった感覚があり、9年間の進歩というのを感じました.そのためか不思議なことに同じサイズの車なのに自分の車と比べて車が小さく感じるというかタイトな感覚があり、言い方を変えると一体感が増したような雰囲気がありました.運転していて気になったのはMTの3速が非常に入りづらかったこと.おそらくは個体差であろうし、試乗車ゆえの不慣れな運転でダメージを受けているのかもしれません.
RICOH GR III
V Selection専用のタン色の幌.従来の限定車で赤や茶色系などの幌がありましたがすべて単色でした.今回は生成りのような雰囲気を出すためか少し色が混ざっています.これはいいですね.
RICOH GR III
従来も限定車などでシートカラーが異なるモデルがありましたが、センターコンソールまで色を変えてきたのは今回が初めてです.さらにセンターコンソール部分も合皮でカバーされており、上質な印象を受けました.
こうした内装のデザインはNAロードスター時代にあったグレード『V-Special』を彷彿とさせるものであり、今回の『V Selection』という名称もそれを意識したものになっていそうです.
ボディカラーとしては現在のブルーリフレックスマイカに続いて青系統のものを選ぶつもりでいましたが、かなり暗めの青で晴天下でも日当たりによっては黒と見分けがつかないほどの色調で、求めているものとちょっと違うし、それに黒系統は汚れも目立つので別の色を…… と考えた時に、この試乗車の赤はかなりタン内装とあっているなという印象を受けたので今回はソウルレッドクリスタルメタリックにしました.
ということで購入に至りました.
オプションをいくつかつけて税金など諸費用を加えると420万円弱.驚くべきことに下取り価格が160万円を超えたので支払額は255万円.ND5RCの価格からかなり高くなりましたが、支払額はほぼ同額です.
注文が多く入っていることに加えて地震の影響で部品の供給が遅れているそうで、納車は早くて4月、おそらくは5月の連休明けになりそうとのことでした.納車されたら慣らしを兼ねてドライブですかね.でもその前に今の車でもどこかに出かけたいものです.