RICOH GR III
府中市美術館で開催の『Beautiful Japan 吉田初三郎の世界』を観に行ってきました.
2ヶ月弱くらいの会期で、当初は図録の印刷が遅れていて間に合わないという話もあったので、図録が発売されるようになってから観に行こうと思っていたら予定が立て込んでしまい、最終日に慌てて出かけることになってしまいました.
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吉田初三郎は大正から昭和にかけて活躍した画家で、とくに鳥瞰図と呼ばれる、上空から鳥の視点で見下ろしたかのような視点の作品が有名です.また全国各地の観光案内図などを描き、さらには戦時中に領土であった地域に至るまで描いています.
面白いのはデフォルメの妙です.遠近感を利用して首都圏の地図なのに遥か遠くの九州や青森、果ては樺太などに至るまで描いており、さらに観光案内図などスポンサーのついている絵については強調したい施設や地域・鉄道路線を大きく描くなどといったわかりやすさも魅力です.
ディテールの細かさにも凝っていると同時に大正期から昭和にかけての印刷技術の発達、また戦時中などは軍事施設などの機密事項を描かないなど、時代背景も含めて興味深い部分が多々あり、展示案内もそうした視点を織り交ぜて紹介されていました.
RICOH GR III
会場で購入した図録と、後日購入した作品集です.作品集はミュージアムショップでも売られていたのですが、訪れた日がげんなりするほどの暑い日だったので、重たいものを持って歩きたくなくてとりあえず図録だけ購入し、作品集は後日購入しました.
みっちりと描かれた内容の細かさは見入ってしまうといくらでも時間が溶けてしまうほどです.
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しばらく前の話となりますが、帯状疱疹ワクチンの予防接種を行いました.
親類で感染者が出て重症になったとか、同じようなタイミングで仕事関係でも取引先の方で感染者が出て症状的にかなりきついという話を聞いたことに加えて、年齢的にも50歳をすぎると感染傾向にあるというので予防接種を考えていました.
どうやら世間的にも感染者が増加傾向にあるのか、自分の住む自治体でも2023年7月から補助金が出るとの発表がありましたので、そのタイミングに合わせて接種することにしました.
帯状疱疹ワクチンには2種類あります(参照:東京都保健医療局「帯状疱疹と帯状疱疹ワクチンについて」)
・従来からある生ワクチン:1回接種、皮下注射、発症予防効果70%程度、効果は5年、料金は8,000円から1万円程度
・不活化ワクチン:2回接種、筋肉注射、発症予防効果97%程度、効果は9年以上、料金は1回あたり2万円から22,000円程度
不活化ワクチン(シングリックス)の方が圧倒的に予防効果はあるものの、生ワクチンに比べると4-5倍くらいの価格差があるのがネックです.自治体から補助が出なかったら自分も迷っていたところですが、2回接種で2万円の補助金が出るなら…… ということで不活化ワクチンを接種することにしました.
接種時に医師から言われたのは「注射の中でもかなり痛い部類のものだから」ということ.
これから接種するというタイミングで言うとは趣味が悪いと思いつつも、自分は比較的痛み耐性があるほうだし…… と思って楽観視していたら本当に痛かったです.筋肉注射なのでCOVID-19ワクチンと同様のものではあるのですが、薬剤の注入量が多く注入時の痛みがかなりのものでした.
COVID-19ワクチン接種時と同様に接種後30分ほど院内で待機して様子を見て、問題なさそうだったので帰宅しましたが、COVID-19ワクチン接種でもほとんど副反応が出なかった自分でもその日は判断力が鈍り気味で車の運転などできなさそうな雰囲気でした.
そして2ヶ月以上間隔を空けた後に2回目の接種を行いました.
1回目が副反応がそこそこあったので戦々恐々としていましたが、2回目はそれほど影響がありませんでした.
自治体からの補助があったとはいえ、2回合わせて24,000円もの出費がかかってしまいましたが、とりあえずは一安心といったところです.COVID-19ワクチンやらインフルエンザワクチンの接種も続き、さらには血液検査で採血されるなど、夏から秋にかけては注射針を刺される事態がやたらと多かったような気がします.
世間で猛威をふるっているCOVID-19に感染しました.
備忘録を兼ねて時系列で記録しておこうと思います.
7月
7月中旬の3連休の仕事の準備等で遅くまで働き、さらに3連休中は毎日睡眠時間が3時間程度と気力・体力的に限界近くまで酷使.3連休明けは仕事がひと段落.
7月20日(水)
通常出社.途中、歯医者に.
7月21日(木)
休暇.映画を観る.昼食ならびに喫茶店で外食.
7月22日(金)
通常出社.会社帰りに買い物をする.
7月23日(土)
自転車で近所のスーパーに買い物.
7月24日(日)
外出せず(正確には車で夜中にセルフ給油・ドライブしたが誰とも会わず).
7月25日(月)
通常出社.少し喉が痛む.社内で感染者が数名出た話を聞き、そのうちの1人と3連休中に仕事をしていたこともあり、感染するとしても時期がずれているとはいえ心配になり、都の無料モニタリングPCR検査を受ける.
7月26日(火)
起床したら38.8度の熱.1時間後に39.1度.
会社に熱が出て休む旨を告げ、とはいえ会議があるのでZoomにて参加.熱はあるものの意外と意識はしっかりしている.
夜にPCR検査の結果が届くも気づかず.
7月27日(水)
やや遅く起きる.無料モニタリングPCR検査の結果は「陽性疑い」.発熱外来を受診するようにと案内される.
11時くらいに病院に電話をするも、どこも発熱外来はすでに予約受付終了.世のの感染者増を実感する.
食料品はある程度余裕があるものの、牛乳が切れたのでものは試しということでAmazon Freshで注文.発熱外来の予約いかんによっては外出時間が変わってくるので、29日に配達してもらうよう申し込み.最低利用価格4,000円はちょっと高い.欲しいのは牛乳とトマトくらいだったのだけど、結局あれこれ買い込むことに.
発熱は終日ずっと38度以上をキープ.
眠ると仕事がらみの悪い夢を見てうなされる(前日から2日とも同じ夢を見続ける).
7月28日(木)
朝8時半から発熱外来を予約するべく電話をかけまくる.個人病院は診察数も少なくてすぐ埋まるだろうという見込みから大きめの病院を狙うもまったくつながらず.途中で諦めて別のもう少し小さな総合病院にかけてつながったものの9時前の段階ですでに本日の発熱外来受付は終了との返答.気落ちしている暇もなく再度電話をかけ続け、ようやく発熱外来を予約.
当然ながら公共交通機関は使用禁止、しかし発熱外来を予約できた病院は3km以上離れている、ということで発熱もある状態で30度くらいの気温の中、自転車で病院に.
電話予約時に、建物の中には絶対に入らないように、建物脇の通路を通った先のテントのあるところに向かうように、という指示通りに向かったら発熱外来専用のプレハブ小屋があった.ニュースとかで個人病院が発熱外来をやるのに診察室を建物外の路地裏みたいなところでやっているのを見かけるが、さすが総合病院しっかりしていると感じた.
パルスオキシメーターの計測結果は94.通常より少し低下している感じ.軽い診察(というより状況確認)の後にPCR検査.解熱剤はいるか尋ねられたけれど、手持ちのカロナールがあったので不要と告げた.「カロナール、足りてないっていいますしね」と言ったら「そうなんだよねー」とのこと.やはり足りてないっぽい.
予約時にも言われていたように建物内には入れないので診察料は支払えず、あとから請求書を送るので銀行振込するか、治ったら払いにきてくれとのことなので、そのまま自転車で帰宅.
熱は37度台まで下がる.たまに咳が止まらなくなる.咳が続くと喉にダメージがあるようで、あまり深く考えずに「三ツ矢史上最も酸っぱい」という触れ込みのレモンソーダやグレープフルーツジュースを飲んだら喉に染みるような痛みが.
7月29日(金)
熱は37度前後.
Amazon Freshの配達が申し込んでいたとおり10時にきた.Webの説明では「配達員が荷物を置き、離れたところから引き取りを確認する」という話だったはずなのだが、ドアを開けたらそのまま手渡し.喋ると配達員の感染リスクが高まると思いとりあえずささっと受け取る.どの荷物も賞味期限は余裕があり、一安心.牛乳は通常のものと長期保存タイプを買ったのだけど、通常のものを2本買ってもよかったかなと思った.
夜になって病院から電話がかかってきたものの、出られず.リダイヤルするなっていうのでそのままにしておいたら、SMSに保健所からMY HER-SYSの登録とかCOCOAの陽性登録のメッセージが届く.ということで陽性疑いから陽性確定に.
やはり咳が止まらないことがある.
7月30日(土)
朝、病院から電話.感染が確定したので、発症日7月26日から起算して10日間(発症日を0日目とする)、8月5日までは外出禁止、状況はMY HER-SYSにて報告するように、などの説明を受ける.
COCOAには前日すぐに登録したのだけど、24時間以内に登録するようにというショートメッセージが届いた.登録できてない?と思って再び登録するものの、その後も同様のメッセージが届いたので自動送信っぽい.
熱は37度を下回るも、通常より高め.咳も頻度は低いながら止まらなくなる状況あり.Amazon Freshで飴を買っておいて正解だった.喉の痛みはほぼなくなった.
7月31日(日)
東京都のフォローアップセンターから自宅療養の案内が届く.体調についてはLINEで確認するとのことだけどLINEやってないしと思ってそのままにしておいたら夕方電話がかかってきた.LINEを使用していないことを告げたら、2日に1回のペースで電話をかけて確認しますとのこと.
食料品の支給とパルスオキシメーター貸与の手続きをしたかと尋ねられたので、どちらもしていないと言うと、電話番号を伝えられ、ここに申し込むようにとのこと.そこはやってくれないんだ…… と思いつつ、食料品は足りているので別にいらないと言うと、「せっかくだから貰っておけばいい」というアドバイス?をいただいた.
案内いただいた先に電話をかけ、食料品の配達を申し込んだたら「ネットスーパーは利用できますか?」と聞かれた.利用できると伝えたら、だったら食料品の支給はしないとのこと.なのでパルスオキシメーターの貸与のみ申し込むことに.
8月1日(月)
熱は36.8度.通常よりわずかに高め.オンライン会議で言葉を発すると咳が出そうになる.回復傾向にあるとはいえ、体内にまだウイルスが残っている感とでもいうか、違和感がある.
8月2日(火)
昼前にオンライン会議をしているタイミングでパルスオキシメーターが届く.受け取りできないのでインターホンが鳴るのを放置していたら携帯に電話があり、「玄関先に置いておきますね」と言われる.
SpO2値は97くらい.数値上は正常.体温は毎回ではないけれど36.8度くらいの数値が出ることがある.気のせいかもしれないけどふだんより汗をかいている気がする.
東京都のフォローアップセンターから状況確認の電話がある.
8月3日(水)
熱は36.4度くらい.ほぼ平熱といっていい状態.喉がガラガラとして引っかかる感覚は変わらず.咳が出る頻度は下がった.
汗が多く出るような違和感も和らいだ感じ.療養中の10日間で最後の72時間、つまり3日間は熱もない状態が続くことが療養完了の条件となるので、そのガイドライン的には適合している感じ.なんていいうか典型的な軽症者とでもいうか.
8月4日(木)
熱はほぼ平熱.喉の違和感も通常状態まではいかないものの、ほぼ正常状態に戻った感じ.
8月5日(金)
今日で自宅療養期間は終了.
ガイドライン的にみても明日からは外出しても問題ないとのことなのだけど、例えば咳をしたり、喉がガラガラとした感じがあったときに周囲に人がいたら感染させてしまうのではないかという怖さも少し感じる.まあ3日間発熱もないとのことなので問題はないのでしょう、と思うしかないのだけど.
ポストに発熱外来の請求書と、保険会社に連絡しておいた保険金の給付申請書が届いていた.
予約時に8千円くらいかかりますと言われていたとおり、保険適用の3割負担分の請求が2,700円ほど、保険適用外の請求が5,500円ほどで8千円ちょっとの請求額.保険適用分の検査料金は申請すれば戻ってくるらしいのだけど、初診料とかは適用外なのと保険適用外の料金も適用外なので、申請しても戻ってくる額は少なそうなので請求もせず.
生命保険は入院すると一時金が支払われるタイプのものに加入しており、今回のような自宅療養でも入院扱いが適用されるとのことなので、連絡したら書類一式が届いた.ちょっとした金額なのでこれは嬉しい.
……というような感じで、感染から自宅療養期間を過ごしてきました.
自分が自宅療養期間を過ごしている間にも感染者は相変わらず多く、発熱外来のパンクが問題となり、自宅で検査したものも申請すれば感染扱いになるというような流れになりつつあるようです.ワクチンの集団接種会場のように発熱外来会場を作ればいいのにとも思うのですが、人的リソースとか陽性の可能性が高い人を集めて対応するリスクとか、もしくはなんらかの法的制限なのか、難しいのかもしれません.
感染の主流となっているオミクロンBA.5の潜伏期間は平均2.4日という分析結果が出たそうですが、発熱前日の喉が痛む感じのあった7月25日(月)から起算しても、土曜日はスーパーに買い物、日曜も人との接触はなし、その前の22日(金)は通常出社なので可能性があるとしたら金曜の出社途中のどこかで感染したとかでしょうか.自分と接点のある社内での感染者は出ていないようなので社内での感染の可能性は低そうですし.もしくはさらに範囲を広げて21日(木)まで含めると、外食や映画館などでの感染の可能性も考えられます.とはいえ、明らかにこれが原因というものは見当たらず、社会人として通勤して働いて帰宅するだけでもリスクはゼロではないのだなという印象です.
今回は軽症のなかでもさらに軽症とでもいうような状態だったので一人暮らしでもなんとかなりましたが、入院もままならない状況で症状が重くなって一人暮らしだと相当厳しかっただろうなという気がしています.
ネットスーパーのようなものが使えるのでなんとかなるとはいえ、日頃からある程度の備蓄食糧とトイレットペーパーやティッシュ、石鹸のようなものなどはストックがあったほうがいいのだろうなと感じました.
3回目のワクチン接種をしてきました.
1,2回は自治体の集団接種でファイザーを接種しましたが、高い効果が望めるということでモデルナを接種することにしました.
自治体の接種会場が混雑して日数がかかるのも一因ですが、オペレーションがすごいという評判なので体験してみたいと思って大手町の自衛隊大規模接種を受けることにしました.
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地下鉄大手町駅の改札を出たところから大量の案内が出ており、曲がり角などにも案内の人が立っているなど、迷わないよう配慮がなされています.
ただ、残念なことに駅のホームには案内が見当たりませんでした.大手町駅は5路線もの地下鉄が通っており大量の出口があるので、できれば電車を降りたところから案内があると親切なのにと思いました.
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18時からの予約とやや遅い時間帯だったせいか、待っている人も少なくスムースに案内されました.
ビル手前のプレハブの建物で受付を行い、ビルに入ると7階(写真で照明がついているフロア)までエレベータで移動、接種を受けて15分様子見、そして再びエレベータで1階まで移動して手続きを行って終了…… ということで移動距離がそこそこある印象でした.
受付等の手続きや接種などの時間のかかる場所には大量のスタッフを配置し、エレベータなど人が溜まりそうな場所や誘導が必要そうな場所にもスタッフを配置し、淀みなく接種希望者を案内する技量は評判通りだと感じました.
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帰りは東京駅で買い物をしたかったので、東京駅行きの無料送迎バスを利用しました.
はとバスに乗るのはこれがおそらく初めてではないかと思います.
モデルナを接種するとよく言われる、発熱やモデルナアームと俗称される接種部位の腫れといった症状ですが、自分の場合は微熱が少々出たのと接種部位が熱を帯びたくらいで1,2回目のファイザーとほとんど変わらないレベルでした.周囲でも感染の話はちょくちょく聞くようになっていて戦々恐々としていましたが、とりあえずこれで一安心です.
Twitterを見ていたら、海外からワクチン接種済みバッジを取り寄せした方のツイートがあり、ほほう、こういうものがあるのか、いいじゃんと思って自分も2個購入してみました.
しばらく前にブロンプトン用のサドルバッグを買ったときと同様に購入サイトはEtsyを利用しました.
適当なワードを入れて検索すると大量に出てきますね.しかもプリントではなく凹凸をつけてエナメル塗料を流し込む本格的なのがいっぱい.日本のハンドメイドグッズの販売サイトも見てみたのですが、缶バッジのようなシンプルな作りのものがほとんどで、なおかつ「ワクチン接種済み」とストレートな文言だったりして面白みがないので、今回はそちらは見送りました.
Etsyに限った話ではないですが、海外から個人輸入するときのネックは送料ですね.今回もバッジ1個の価格は$10程度なのですが、送料がそれ以上かかっているので、1個あたり3,000円近くかかってしまいました.
FUJIFILM X70
1個目のバッジ.ポップでわかりやすいものをということで選んでみました.
FUJIFILM X70
鞄に取り付けてみました.シンプルなメッセージで伝わりやすいのかなという印象ですね.
FUJIFILM X70
2個目.ちょっとサイケというか1960年代っぽさも感じられるデザイン.ピースマークも入ってますし.
FUJIFILM X70
注文したときの画像は下地の色が水色だったのですが届いたのはピンク.さらにサイケな雰囲気を感じさせます.
そして1個しか注文していないのに2個入り(請求は1個分なのでサービスっぽい).納品書に手書きでメッセージが書かれていたのですが、やや崩れたアルファベットで読めない……
FUJIFILM X70
デザイン的には好きなのですが、文字が読みづらいですね.そこが好きで選んだので文句はないですが.
言い回しがスラング的なのも気に入っています.「SHOT」も「発砲」とか「打つ」、あとはスラング的な言い回しで「一杯(ショットグラスとかね)」の意味ですが、注射を打つのも「SHOT」を使うのは知りませんでした.あと「VAXXED」は「接種済み」のスラングなのですね.
パッと見でメッセージを理解してもらうのは難しい感じなので、このバッジはなにかと尋ねられて、そこから説明をしていくきっかけとしてはいいのかもしれません.