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映画『クラユカバ』『クラメルカガリ』を観に行ってきました.
以前から自主制作的に作られてきたシリーズらしいのですが、そうした経緯はまったく知らず、Twitterで本作品が紹介されているのを見て、世界観が好みであったので興味を持って観てきたという感じです.
『クラユカバ』がストーリーのメインとなる作品で、『クラメルカガリ』はそのスピンオフ的位置付けだそうですが、前知識なしで観た感想としてはどちらも共通の世界観を持ちつつ別の面白さを持つ作品として楽しめました.
スチームパンク的かつレトロフューチャーな世界観と、地下世界や張り巡らされた炭鉱、暗渠といったアンダーグラウンドに振った地理、そして装甲列車や地下鉄といった鉄道やメカ類、どれも個人的に好みということもあって、それぞれ60分ほどの作品ですが没入して観ていました.
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映画『オッペンハイマー』を観てきました.
この作品はアメリカでは2023年7月に公開されましたが、原爆の開発をテーマにした作品ということで日本では夏(というか8月)を前に公開することは難しいと判断され、上映が延期になっていました.
しかしながら夏が終わっても上映されず、内容的にもぜひ観ておきたいことに加えて自分はクリストファー・ノーラン監督のファンでもあるので、劇場公開されず配信のみになったらどうしようと思っていたところ、ようやく翌年3月に上映されました.
オッペンハイマーの生涯についてはNHKの番組などでも何度か取り上げられたこともあり(『フランケンシュタインの誘惑』や『バタフライ・エフェクト』)、なんとなくは知っていましたが、さらに深い領域まで描かれていると同時に、登場人物を単純に善悪で分けることをしない、キャラクタの善悪両面を描いて判断を観客に委ねる傾向の強いノーラン監督らしさを感じました.
また、原爆投下のシーンが映像として表現されておらず、その事実のみがラジオ音声にて伝えられている点について軽視されているのではないかという批評を見かけましたが、オッペンハイマー本人もラジオにて投下を知っており、またネタバレになるので細かなことは書けませんが、心象表現として相応のシーンがあるので自分は軽視しているという印象は受けませんでした.
3時間を超える非常に長い作品なうえに、時系列が入り乱れており(これもノーラン監督作品の特徴)、しかも登場人物も多いので観ていて若干の分かりづらさを感じました.配信が始まったら、じっくりもう一度見てみたいと思います.
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映画『DUNE』Part2を観てきました.
前作『DUNE』Part1では、ハルコンネン家と皇帝の策略によりアトレイデス家が滅亡するところまでが描かれており、今作ではアトレイデス家の生き残りであるポールによる復讐が描かれています(以下、ネタバレあり).
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今年も残すところあとわずか.
1年を振り返る恒例の企画.まずは音楽や映画について.
■音楽
新譜としてよかったのは、The Chemical Brothersの『For That Beautiful Feeling』.初めて聴いたときには前作の方が好みかな…… と思ったのですが、何度も聴くにつれてじわじわとよさが伝わってくる、いつものThe Chemical Brothersという感じですね.
他にはTESTSETの『1STST』、くるりの『感覚は道標』がよかったです.TESTSETは、高橋幸宏亡きMETAFIVEのメンバーを中心に再構成したような顔ぶれなのですが、意志を引き継いでいる印象を受けました.くるりは新しいアルバムを出すごとにさまざまなものにチャレンジする趣向がありますが、今回のアルバムについてはオリジナルメンバーで昔に立ち返って作ったかのような曲調がオールドファン的に惹かれるものがあります.
TESTSETで触れたように、今年は高橋幸宏が亡くなり、後を追うように坂本龍一が亡くなるという、Y.M.O.に多大なる影響を受けた自分としてはちょっとつらい1年でした.
また、ジェフ・ベックやチバユウスケなど、影響を受けたアーティストが亡くなってしまい、自分の年齢を考えてもこの先はそういうことが多々あるのだろうなと思うと、いたたまれない気持ちにもなります.
■映画
2月:『RRR』
9月:『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』
11月:『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』
11月:『ゴジラ-1.0』
今年映画館に行って観た映画はこの4本.
もうちょっと足を運びたいものですが、よく利用しているユナイテッドシネマ としまえんが豊島園の閉園に伴って駐車場が使えなくなってしまい、ハリーポッターのテーマパークが開演したらまた駐車場が使えるようになるかなと期待していたのにそうもいかず、ということでレイトショーなどが行きづらいのが要因でもあったりします.
『RRR』は長時間&怒涛の山場たっぷりなのがいかにもインド映画、という感じでした.
いやー、内容濃いなーと思いながら観ていて、なんか終わりが唐突だなと思ったら「Interval」と表示されて中休み(自分が見た映画館はそのまま上映継続でしたが)に入ったときには、ちょっとやられたなと思いました.
『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、デヴィッド・クローネンバーグらしさあふれる作品でした.彼の作品は観れるだけ観ておこうというスタンスなのですが(劇場上映も期間短めですし、見逃すと次にいつ観られるかもわからないですから)、映画館に行くと同好の士とおぼしき方々がそれなりにいて、なんとなく安心しますね(なにが?).
『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』はだいたい1年半くらいおきに上映される、ガールズ&パンツァー 最終章の第4話.全6話なので残り後2話となってしまい、話も大詰めです.
『ゴジラ-1.0』は『シン・ゴジラ』に次ぐ、ゴジラシリーズ.シン・ゴジラの舞台が現代だったのに対して、ゴジラ-1.0は戦時中から戦後の話.ヒューマンドラマ的な部分は個人的にはそれほど惹かれなかったものの、VFX効果の部分は見応えがありました.年明けからモノクロバージョンが上映開始となるそうなので、時代背景を考えるとそちらのほうがしっくりきそうです.
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映画『ゴジラ-1.0』を観てきました.
公開から少々日数が経過しており、ネタバレ的な感想は見ないようにしてきたものの、ネットを見ていれば感想やら多少の賛否両論も目に入るもので、その辺りを気になりつつの視聴でした.
ニュートラルに見るためにはやはり公開直後に行かねばダメですね.
戦争末期から戦後の復興にかけての話ということで、前作の『シン・ゴジラ』が現代の話であることに比べると、感情移入はしづらい感がありました.また、それを差し引いても、人間ドラマとしての描写・話の展開などにいささかのご都合主義や主人公の感情のぶれが激しすぎて微妙な部分を感じた面はありました.
が、それらをチャラにして余りあるだけの戦闘シーンが見られるのがこの映画の魅力といっても過言ではないでしょう.
ゴジラの動きに人類に対する怒りが感じられ、人々を踏み潰したり蹴散らして街を破壊するなど、「破壊の衝撃」を堪能することができました.