映画『マッドマックス フュリオサ』を観てきました.
作品としては『マッドマックス 怒りのデスロード』の前日譚となり、登場人物のフュリオサの幼少期から『怒りのデスロード』につながっていく話となります.
(以下、ネタバレを含みます)
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『マッドマックス フュリオサ』
『ソイレント・グリーン』
映画『ソイレント・グリーン』を観に行ってきました.
公開は1973年で、今回の上映はデジタル・リマスター版での上映となります.
舞台は2022年のニューヨーク.人口が増加しすぎて自然環境が破壊され資源が枯渇した世界.人類は富裕層と仕事のない貧困層に二分されて貧困層は海水のプランクトンから生成されたとされる「ソイレント・グリーン」の配給に頼って生きている、という世界で、殺人事件が起きて刑事が犯人を追ううちに「ソイレント・グリーン」の正体を知り事件に巻き込まれていく…… というストーリーです.
(以下、ネタバレが含まれます)
『クラユカバ』『クラメルカガリ』
映画『クラユカバ』『クラメルカガリ』を観に行ってきました.
以前から自主制作的に作られてきたシリーズらしいのですが、そうした経緯はまったく知らず、Twitterで本作品が紹介されているのを見て、世界観が好みであったので興味を持って観てきたという感じです.
『クラユカバ』がストーリーのメインとなる作品で、『クラメルカガリ』はそのスピンオフ的位置付けだそうですが、前知識なしで観た感想としてはどちらも共通の世界観を持ちつつ別の面白さを持つ作品として楽しめました.
スチームパンク的かつレトロフューチャーな世界観と、地下世界や張り巡らされた炭鉱、暗渠といったアンダーグラウンドに振った地理、そして装甲列車や地下鉄といった鉄道やメカ類、どれも個人的に好みということもあって、それぞれ60分ほどの作品ですが没入して観ていました.
『オッペンハイマー』
映画『オッペンハイマー』を観てきました.
この作品はアメリカでは2023年7月に公開されましたが、原爆の開発をテーマにした作品ということで日本では夏(というか8月)を前に公開することは難しいと判断され、上映が延期になっていました.
しかしながら夏が終わっても上映されず、内容的にもぜひ観ておきたいことに加えて自分はクリストファー・ノーラン監督のファンでもあるので、劇場公開されず配信のみになったらどうしようと思っていたところ、ようやく翌年3月に上映されました.
オッペンハイマーの生涯についてはNHKの番組などでも何度か取り上げられたこともあり(『フランケンシュタインの誘惑』や『バタフライ・エフェクト』)、なんとなくは知っていましたが、さらに深い領域まで描かれていると同時に、登場人物を単純に善悪で分けることをしない、キャラクタの善悪両面を描いて判断を観客に委ねる傾向の強いノーラン監督らしさを感じました.
また、原爆投下のシーンが映像として表現されておらず、その事実のみがラジオ音声にて伝えられている点について軽視されているのではないかという批評を見かけましたが、オッペンハイマー本人もラジオにて投下を知っており、またネタバレになるので細かなことは書けませんが、心象表現として相応のシーンがあるので自分は軽視しているという印象は受けませんでした.
3時間を超える非常に長い作品なうえに、時系列が入り乱れており(これもノーラン監督作品の特徴)、しかも登場人物も多いので観ていて若干の分かりづらさを感じました.配信が始まったら、じっくりもう一度見てみたいと思います.
『DUNE』(Part2)
映画『DUNE』Part2を観てきました.
前作『DUNE』Part1では、ハルコンネン家と皇帝の策略によりアトレイデス家が滅亡するところまでが描かれており、今作ではアトレイデス家の生き残りであるポールによる復讐が描かれています(以下、ネタバレあり).
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