2022/10/19

Keychron K8 Pro

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 19:39

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Apple iPhone 13 mini

 会社で使うためのキーボードを新調しました.KeychronK8 Proです.

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Apple iPhone 13 mini

 いままではFILCOMajestouch Convertible 2 Tenkeyless 赤軸・テンキーレス・英語 US ASCIIを使っていましたが、BluetoothがVer.3のせいなのか仕様なのか相性の問題かわかりませんが安定せず、連打されてしまうことが多々あったのが問題でした.また約4年ほど使用し、キーキャップがテカり始めたので、キーキャップを交換するくらいなら別のものに変えるのもありかな…… と思って、別の機種を選定することにしました.

 キーボード選択の条件は、
・TKL(テンキーレスキーボード)
・US配列
・Bluetooth接続
・機械式、キースイッチは赤軸もしくはそれに準じた製品であること
・MacOS対応、もしくは公式には対応していなくてもキーマッピング変更などで支障なく使えること
というくらい.
 これらの条件で調べていって、候補に残ったのがKeychron K8 Proでした.

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Apple iPhone 13 mini

 Keychronは香港のキーボードメーカーです.
 スタンダードなKシリーズ、ハイエンドのQシリーズを中心にキー数に応じていくつもの製品を出しています.ハイエンドのQシリーズのキータッチは素晴らしいと評判なのですが、キータッチを追求するあまり、すべて金属筐体でBluetooth接続に非対応なので、スタンダードなKシリーズでテンキーレスのK8、その中でもキーカスタマイズに対応したK8 Proを選択しました.
 香港からの直販も可能ですが、電波法の関係もあって技適を通っていない製品を日本国内でBluetoothを使用することは禁止されているので、技適をクリアした日本代理店の販売する製品を購入しました.購入はヨドバシ.comにて20,900円でした.

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Apple iPhone 13 mini

 箱から出して驚いたのがその重さ.今までのMejestouchも1kg弱の重量がありましたが、K8 Proは1.15kg.K8 Proの中でも複数のバリエーションがあるのですが、自分の選択したモデルがアルミフレームを採用したもののため、特に重たくなっています.
 側面にあるのがMacOS/Windowsの切り替えスイッチと、USB/Bluetooth/Power Offの切り替えスイッチ.USB端子はいまどきらしくType-Cが採用されています.バッテリが内蔵されており、キーボードライトを使用しなければ300時間ほど使用可能だそうです.

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Apple iPhone 13 mini

 キーボードにはバックライトが搭載されています.自分の選択したモデルではRGBで色が変化し、いくつかの照明パターンから選択することができます.とはいえ、社内で使用するものなので照明は必要ないですし、それにBluetooth接続でバックライトを使用すると100時間程度に動作時間が減ってしまうので使っていません.

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Apple iPhone 13 mini

 キーキャップはPBT素材で、一般的なキーボードに使用されるABS素材よりもテカりにくいものでできています.
 またダブルキャップと呼ばれる、2色の樹脂素材を使用してキーキャップの文字を表現しているので、もし表面が削れても印字が消えづらくなっています.
 安価なキーボードでは表面に文字をプリントだけなので使っていくうちに文字が消えてしまったりすることもありますが、そうしたことのないようになっています.また樹脂を二重に使うことでキータッチの音も抑えられたりできるようです.

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Apple iPhone 13 mini

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Apple iPhone 13 mini

 標準のキー色のescキーやenterキーが赤色なところなどがあんまり好みではないので、純正のグレーのキーキャップを取り寄せてみました.フルサイズキーボードにも使えるセットなので、テンキーレスでは使わないキーもいくつか付属しています.

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Apple iPhone 13 mini

 esc/enterキーをイエローに変更し、またファンクションキーやshiftキーをグレーに変更して、全体的に落ち着いた色に変更してみました.キーキャップを簡単に交換できるだけでなく、その下のキースイッチ自体も自由に交換することができます.なので、場所によってキーの重さや感触を変更するなんてことも可能になっています.

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Apple iPhone 13 mini

 また、キーキャップが交換できるだけでなく、QMK/VIAというキーボード割り当て変更ソフトに対応しており、すべてのキーの割り当てが可能になっています.さらにマクロも割り当てできるので、キーを1つ押すだけでショートカットキーを押すのと同じことも可能です.
 自分の場合は、右上のキーを鍵のキーに変更し、MacOS側でスリープのショートカットを設定しておいて割り当てることで、離席するときにすぐスリープをかけるようにしています.また、その左のマイクのキーにはZoomでマイクミュートがすぐできるように、shift+command+Aを割り当てました.

 20日ほど使用しましたが、キータイプの感触やBluetoothの安定性、見た目も含めてすべてにおいて不満がありません.Bluetooth Ver.5.1ということもあってか極めて安定しています.

2022/10/10

HAMILTON Jazzmaster Open Heart

Category: 物欲 — Annexia @ 22:31

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FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro

 COVID-19感染により保険金が出たので、以前から欲しかった腕時計を購入しました.
 HAMILTONのJazzmaster Open Heartの36mmのブルーです.

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FUJIFILM X100V

 何年か前から欲しいなとは思っていたのですが、12万円以上(ベルトなどにより価格は異なります)するので躊躇していたのですが、なんていうか、一種の「あぶく銭」とでもいうような収入があったので手を出してしまいました.なお、正規輸入品ではなく並行輸入品なので消費税を含んでも9万円以下で買えました.並行輸入品らしく、国際保証書には中央アジアの某国の店のスタンプが押されていました.まあ購入した店の保証が2年つくということですし、機械式時計である程度メジャーなメーカーの品であれば修理はなんとでもなるでしょう.
 木箱(合板っぽいですが)に入っているあたりがちょっと高級感があります.ハミルトンはもともとはアメリカの時計メーカーでしたが、いまはスイス資本となって、スウォッチのグループに所属しています.ムーブメントはスイス製をうたいつつも、Jazzmasterというネーミング(ほかにも「American Classic」や「Broadway」という製品も)にアメリカらしさを感じさせるのはそうした経歴によるものでしょうか.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro

 この時計を選んだのはなんといってもこの大胆なスケルトン.時計としての見やすさという点ではやや難がありますが、それを補ってあまりある魅力があります.テンプは12時の位置にあり、動いている様子がカットされたスケルトンから見ることができます.
 文字盤の色はグレーがかったブルー.ほかにもいくつかのカラーバリエーションがあり、またサイズも42mmや40mmもありますが、今回は36mmという小径のものを選びました.海外のオフィシャルサイトでは女性向けという紹介がされており、男性向けとして同色の42mmが用意されているのですが、自分の手首周り(約16cm)からするとこのくらいのサイズがしっくりきます.

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FUJIFILM X100V

 裏面もスケルトンです.ムーブメントはH-10と呼ばれるもの.ハミルトン製ということになっていますが、ETA社の2824-2というムーブメントをベースに改良を施した製品です.その改良の最大のポイントはフルに巻き上げると80時間動作し続けること.多くの機械式時計が40時間くらいの動作時間なのに対して約2倍駆動し続けるのはなかなかのインパクトがあります.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro

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FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro

 ストラップはオーストリッチ革なのはいいのですが、ベージュで好みではないので明るめのブラウンのものに交換しました.
 また、バックルもピンバックルで革が傷みやすいので純正のDバックルに交換しました.このDバックル、セイコーの製品のようなバネ棒で固定するタイプではなく、極小のネジで固定するタイプで老眼の進んだ自分の目では取り付けるのが非常に困難でした.

 スケルトンのデザイン、サイズ、文字盤の色など、どれをとってもとても気に入っています.