2018/04/30

『レディ・プレイヤー1』

Category: 映画 — Annexia @ 00:19

 映画『レディ・プレイヤー1』を観てきました.

 映画自体は以前から劇場で流れる予告編で知ってはいたのですが、そこで流される映像ではストーリーらしきものはあまり伝えられておらず、それほど興味はありませんでした.
 が、上映が始まって観にいった人の評価を見るに、ストーリー、そして登場するキャラクタから1980年代を懐かしく感じる層は観ておくべきとの印象を持ったので観てみると、期待に違わぬ素晴らしい作品でした.

 舞台は2045年.退廃的な世界で娯楽として楽しまれているのが仮想現実世界「オアシス」.そのオアシスの開発者であるジェームズ・ハリデーが亡くなると、イースターエッグである3つの鍵を手に入れた者に残した財産とオアシスの運営権利を与えるというメッセージが流される.オアシスの参加者はその鍵の争奪戦をする…… というのがあらすじ.
 ストーリーを進めていくイースターエッグ、つまりゲームの作者がそのゲームに仕込んだ隠し画面というもの自体が80年代にゲームを遊んだ世代として懐かしさを感じるのですが、さらに登場する大量のキャラクタが目を惹きます.
(ここからはネタバレ的な要素を含みます)
(more…)

2018/04/29

はじめての胃カメラ

Category: 日記・雑記 — Annexia @ 00:22

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Apple iPhone 8

 会社の健康診断で初めて胃カメラによる検査を受けました.
 例年であればバリウムの検査を受けるのですが、かかりつけの医師に機会があれば胃カメラで検査を受けたほうがよいといわれたこともあって受けてみることにしたのです.

 胃カメラはつらい、と実際にやった人からよく聞かされていたのでちょっと憂鬱な気分になりつつ病院に向かったところ、入り口に貼ってあったのがこのポスター.どうやらここの病院では富士フイルム製の胃カメラを使っているようです.「胃の検査が、大嫌いな研究者がつくりました」とあるので多少は楽になっているのかも、とやや気分が楽になりました.

 実際に受けた感想としては、個人的につらかったのは事前に鼻に注入される薬品のたぐい.そこでの不快感が結構きつかったです.胃カメラ自体も楽ではなかったですが、口から入れるタイプに比べて楽だというので、以前のものに比べたらこれでも改善されているということなのでしょう.

 自分が横たわっている目の前に小型のモニタを置かれて、リアルタイムに自分の胃の中を見ることができたのですが、興味深い反面、変色しているようなところがあると恐怖を感じます.
 検査後に言われたこととしては、
・食道から胃に繋がる部分が開いており、食道裂孔ヘルニアである
・暴飲暴食は控え、食べたあとすぐ横にならないように
・黒くなっているところがあるが、これは血液.胃潰瘍までいってないけどストレスかなにかの理由で胃にダメージがある
・ポリープが一つあるけどこれは良性なので無視してよい
ということで、とりあえず薬を勧められて処方箋をもらって病院を出ました.

 大きな病気は見つかりませんでしたが、不摂生は控えたほうがよさそうです.

2018/04/28

『パシフィック・リム:アップライジング』

Category: 映画 — Annexia @ 23:56

 映画『パシフィック・リム:アップライジング』を観てきました.
 前作はIMAX 3Dで観ましたが、今回は4DX 3Dです.どちらも吹き替え版です.

 海底の裂け目が異世界につながっていて、そこからKAIJU(怪獣)が出現するのをイェーガー(巨大ロボット)にてやっつける、そしてその裂け目を塞いでKAIJUの出現を防いだところで前作は終了しました.
 それから10年後、世界は復興途上でありながらも、次の襲撃に備えて新型のイェーガーの開発やパイロットの訓練を行っている、というのが今回の舞台です.

 監督が前作のギレルモ・デル・トロから変わりましたが、世界観はしっかり受け継がれています.余計なラブシーンとかもなく、KAIJUなどとの戦闘シーンたっぷりなストレートな作りです.
 ただ、制作側で変化があったのが製作会社のレジェンダリー・ピクチャーズが中国資本となったせいか、巨大中国企業がイェーガーの作成に台頭してくる、というような内容にもなっています.もっとも、製作会社が中国資本になってもならなくても、中国の存在感の高まりは他のハリウッド映画にも感じられますが.

 最終決戦の場が日本なのですが、再現性がイマイチなところが残念です.確かに街並みは日本っぽいのですが、文字表記が変だったり、とりあえずビルをいっぱい建てておけばいいや的な感じで、どこの街を想定して作っているのかがよくわかりませんでした.

 それはともかくとして、今作も期待を裏切らない出来でした.ナードな感じの科学者が前作以上に存在感があるところもよかったです.

2018/04/23

iPhone 8 (PRODUCT) RED

Category: コンピュータ,物欲 — Annexia @ 20:37

 iPhone 8 (PRODUCT) REDを購入しました.
 iPhoneは今までSEを使っていました.この形とサイズ感が好みで、4sから5、5s、そしてSE(容量違いで64GBと128GB)と使い続けていました.iPhone 6以降のiPhoneは、丸みのある形が好みでなかったのと、画面サイズの大型化とともに大きくなったボディがあまり大きくない自分の手には馴染まないこともあって敬遠していました.
 しかし、iPhone 8 (PRODUCT) REDはその落ち着いた赤がとても好みであったので、食わず嫌い的に敬遠していたのをさておいて購入することにしたというわけです.

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FUJIFILM X70

 購入は前回のiPhone SEに引き続き、AppleStore表参道にて.
 Webから購入すると、準備ができ次第メールにて連絡が届くのであとは店に行って受け取るだけ.店での作業は特になく、滞在時間は10分もないでしょう.シンプルです.
 auと契約しているので、本来であればauショップに行くのが筋ではあるのですが、契約のあれこれとした煩雑さや、必要性のないオプションなどを強引に押し付けてくる商法が好きではないので、できれば敬遠したいところです.AppleStoreがなければ次善の策としてヨドバシカメラで買っていたことでしょう.あそこも大量の顧客に対応するためか、余計なオプション等は提示してこないイメージがあります.

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FUJIFILM X70

 ……ですが、今回はauならではの問題があって、結局auショップに行く必要がありました.
 auのSIMは種類があって、いままで自分が使っていた黒いSIMではiPhone 8及びXには対応しないのです.なんでもVoLTE非対応ということだそうで.なので、自宅近くの店舗に行って、SIM交換を申し込むことに.さすがにSIM交換だけですので、余計な売り込み等はありませんでした.

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FUJIFILM X70

 開封すると、PRODUCT REDについて説明したカードが.
 auショップで入手してきたSIMをトレイにセットして電源を入れ、初期設定をしたのちにiTunesにつないでバックアップを復元させればiPhone SEの環境が再現されます.乗り換えが簡単なので気軽に機種変更もできるというものです.ちなみにSIMトレイも赤いです.

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FUJIFILM X70

 iPhone SEになくて、iPhone 8にあるものはいくつかありますが、その中でも大きなものが無線充電に対応していること.充電時間は通常よりかかるようですが、それでも置くだけで充電のメリットが大きく上回ります.
 購入したのはANKERのPowerPort Wireless 5 Stand.ケーブルを挿すことがもはや面倒になるほどの便利さです.

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FUJIFILM X70

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FUJIFILM X70

 外装の赤が気に入って購入したのですから、カバーはできるだけ使いたくありません.そこで購入したのが縁部分のみを覆ったバンパー.しかし角ばった感触がどうも馴染みません.iPhone SEを使っていたときにはエッジの立っている感触が好みだったというのに、まったく自分の感覚や好みなどあてにならないものです.
 バンパーを使わずにできるだけ保護できるようにしようということで、液晶面を保護するガラスと背面をカバーする衝撃吸収性を備えたフィルム、それから一段階飛び出たカメラを保護するガラスを購入しました.
 背面を保護するフィルムはラウンドした部分まで保護できるのが売りなので買ってみましたがラウンドした部分まできっちり貼るということはそれなりに難易度もな高いわけで、しかも液晶保護フィルムと比べても粘着度も高く、挫折しそうになりながらなんとか貼り付けました.レンズを保護するガラスについては、中央部分に気泡がどうしても入ってしまいソフトフォーカスをかけたような画像になってしまうので貼るのを諦めました.

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iPhone 8

 カメラの画質についてはとても満足しています.画素数自体はiPhone SEと同じ1,200万画素ですが、F2.2からF1.8へと明るくなり、手ぶれ補正もつきました.ただ、そうしたスペック以上に画質は向上しているように感じられます.

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FUJIFILM X70

 iPhone SEからiPhone 8に機種変更した結果、
・モバイルSuica対応
・無線充電対応
・カメラ画質の改善
の3つが大きなプラス点かなと思います.
 しかしそれ以上にやはりこの色です.若干ダーク系に振られた赤は見るたびにいい色だなと思います.その点だけでも買って満足の端末です.ただし、赤くなったことのデメリットが一つだけあり、サイレントスイッチがどっちにスライドした状態でオンになっているのかがわからないのです.iPhone 7 (PRODUCT) REDの時は白で印が付いていたそうですが、iPhone 8 (PRODUCT) REDはオレンジ色なので覗き込まないとわかりません.なので画面表示を見て確認しています.

2018/04/18

香川と岡山旅行(その2)

Category: 旅行・観光 — Annexia @ 23:28

 香川と岡山旅行、2日目です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 もちろん朝からうどんです.こちらのうどん店は早朝からやっているところもあるのです.自分が訪れた「さか枝」も朝5時からの営業です.
 前回も訪れたのですが、セルフうどん店の「作法」というものをあんまりわかっておらず、もらった麺を湯がかずにそのままつゆをかけてしまうという失態を犯してしまいました.今回はミスのないよう、きちんと湯がいてジャッジャッと湯切りをし、蛇口からうどんつゆを丼に入れるという、セルフうどんならではのやり方を楽しんできました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 うどんを食べたらホテルに戻って身支度を整えて瓦町から高松築港駅に.高松駅まで歩いてマリンライナーで岡山に.そして岡山で吉備線に乗り換えて吉備津に.高松駅の乗り換え時間がほとんどなく、高松のお土産売り場を見ることができなかったのが残念です.

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FUJIFILM X70

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 「比翼入母屋造」という名前のついた、しかしながらここでしか見られない建築様式のため別名「吉備津造」ともいわれる特徴的な社殿です.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 昨年訪れたときには遅い時間のため閉じられてしまって入ることのできなかった「御釜殿」.ようやく中に入ることができました.釜の鳴動で吉凶を占うという神事の行われる場所で、荘厳な雰囲気を感じる場所でした.そのような場所であるので撮影は禁止.雨月物語の「吉備津の釜」じゃないですけど、禁を破ろうものなら本当に何か起きても仕方のないような雰囲気すら感じました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 訪れた日は結婚式が行われていました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 吉備津から再び吉備線に乗り、総社で伯備線に乗り換えて倉敷に向かいました.
 倉敷を訪れるのはこれが初めて.有名な美観地区に行ってみたくて計画を立てたのですが、時間があったら水島臨海鉄道にも乗ってみたかったです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 「美観地区」と呼ぶにふさわしい、風光明媚さです.3時間ほど観光に充てる時間を取っていたのですが、じっくり見ようと思ったら全然足りないですね.大原美術館だけでも1日欲しいくらいです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X70

 どこかでお昼にしようと思い、しばらく迷ったのちにショーウィンドウの「ままかり定食」と「ままかり寿司」に目を奪われて「カモ井」に.
 ままかり定食にはままかり寿司は含まれないとのことだったので、単品のままかり寿司を追加しました.酢漬けにした青魚が大好きなので、ままかりも好物なのですが、定番の酢漬けだけでなく天ぷらやマリネなど、どれも美味しくいただきました.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

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FUJIFILM X70

 倉敷といえばいくつかの名産があり、有名なところではデニム、変わったところではマステ(マスキングテープ)がありますが、デニム同様に布生地として有名なのが帆布です.美観地区内でもいくつかの店舗でデニムや帆布を使った衣類やカバンなどを売っていました.
 自分も会社でちょっとお使いに行くときに使えるような手提げが欲しいなと思って「倉敷帆布」に.バリエーションがいろいろあって迷ったのですが、赤錆のような落ち着いた色が気に入ってこのカバンを購入.「弁柄(ベンガラ)」と呼ばれるこの色は古来からあるもので、赤錆のよう、と思ったのはまさにその通りで酸化鉄の赤を使った染料なのです.

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FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM

 倉敷駅からバスに乗って岡山空港に.この日は風のせいで羽田のダイヤが乱れており、自分が乗る便も少し遅れての到着となり、さらにアナウンスによると機材の変更がありますとのことでした.
 機材の変更ってどうなるんだろうと思っていたら、やってきたのがこれ.2020年の東京オリンピック/パラリンピックに
向けた特別塗装機でした.

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FUJIFILM X70

 ボーイング777-200でしたがやや早い時間帯のせいもあってか機内は空席が多く、自分の隣どころか横を向いてもはるか向こう、反対側の窓際の乗客まで誰もいませんでした.おかげでのんびりと過ごせました.

 夜行を使った移動手段というものが完全に鉄道からバスにシフトしてしまい、現状ではサンライズ瀬戸/出雲しか選択肢がないのというのがとても残念ではあります.バスも嫌いではないのですが、鉄道のほうが非日常感が大きいように感じられます.瀬戸ではなく出雲にも乗ってみたいですし、倉敷にももうちょっと時間をかけて観光したい気分ではあるので、今回の旅行を元に新たな計画を立てるのもいいかなと思いました.