2011/06/17

WIREDふたたび

Category: 書籍 — Annexia @ 17:58

WIRED

RICOH GR DIGITAL III

 雑誌「WIRED」が再び日本で刊行されました.1週間くらい前に発売されたようなのですが、店頭で見つけられず、amazonでも値をつり上げて売られていたりしたので静観していたのですが、amazonに再入荷したので注文してみました.

 WIREDはアメリカのテクノロジー系、というかマニアックなグッズなども紹介する雑誌で、アメリカ以外でも数カ国で刊行されており、かつては日本語版も刊行されていました.
 が、どういうわけか徐々に日本語版独自の記事として「覆面座談会」だとかいうようなゴシップ系の記事が増えてくるなど雑誌の方向性が変わってきてしまいました.そうこうしているあいだにアメリカ本国のWIRED出版元がコンデナスト社に買収され、本国からの指示ということで日本語版は休刊となってしまいました.余談ですが、WIRED休刊後に編集長などが発刊した雑誌が「サイゾー」です.

 Webサイトとして日本語版WIREDもあったのですが、サービス元が転々としたりと安定しない状態が続いていたさなかで、コンデナスト・ジャパンから紙媒体のWIREDが復刊したという次第です.不定期刊なのか様子見なのか、現状はGQの増刊扱いで次号は秋発売予定と書かれていました.

 お値段は480円なので以前のWIREDより安価です.ただしページ数は少ないです.コンデナスト社が刊行しているせいか広告は以前のものより高級志向です.ダイソンとかアウディとかハイセンスを標榜している企業の広告、そして広告記事が目立ちます.
 記事はWebのWIREDのものに加筆したもののようです.

 まだ全部は読めていないのですが、内容的にちょっと薄味な印象です.ただでさえ科学系雑誌の廃刊が相次ぐこの国で存続していけるのか、一抹の不安を感じます.というか次は出るのでしょうか?

2011/06/15

かもめの玉子

Category: 食べ物 — Annexia @ 22:48

かもめの玉子

RICOH GR DIGITAL III(クロスプロセス)

 お中元?として取引先からかもめの玉子をいただきました.

 かもめの玉子といえば震災のこの映像です.

 震災の直後に撮影されたこの映像は「かもめの玉子」の製造元である「さいとう製菓」の社内です.

 そして避難後の模様です.

 どうやら別の工場のほうは被害を免れたようでお菓子の出荷はできているようですが、本社が壊滅的な打撃を受けている現状としては、復興への厳しい道のりが待っているのではないでしょうか.
 これからもお菓子を買って支援していきたいと思います.

2011/06/13

週刊東洋経済 身を守る科学知識

Category: 書籍 — Annexia @ 22:38

週刊東洋経済 身を守る科学知識

RICOH GR DIGITAL III

 今週の週刊東洋経済は、最近話題によく出るような科学関係のニュースの真偽について検証をしています.テーマは放射能、がん、地球温暖化、電磁波など.
 が、よくありがちな「これはホント、これはウソ」という断定口調の記事ではありません.
 科学的なものの見方や考え方、そして科学的根拠とは何か、データだけで判断することの危険性などについて前口上でじっくりと説明をしています.それぞれの事情に関して「ベネフィット」と「リスク」について触れて、それぞれの可能性や影響を自分自身でしっかりと考えることの重要性を説いています.
 まだ途中までしか読んでいませんが、個別の事象の検証についてもプラスとマイナス、両方の観点からの説明がなされています.なので、それぞれの質問事項にキレのある明快な答えは出ていません.しかし、しっかりと本文を読んでいけば、おのずと自分で答えを見いだせるのではないでしょうか.

 それぞれの事項について知識を得ることができると同時に、自分自身としての考え方も養うことができる、オススメの記事です.

2011/06/11

HDクラッシュ

Category: コンピュータ — Annexia @ 15:07

 会社で使われているPCのHDがクラッシュしました.

 最初にその連絡があったのが金曜の18時過ぎ、勤務時間も過ぎたのでそろそろ帰ろうかと支度をし始めたところでした.「出先でパソコンが起動しなくなったのでこれから会社に戻るので見てほしい」とのことで、自分のところにPCがやってきたのが19時半くらいでしょうか.とくに用事がないとはいえ、これから週末というタイミングでこのトラブルは辛いです.
 さっそく電源を入れてみると、HDから「カッコン、カッコン・・・」というイヤーな音がします.そしてOSは起動せず、そのうち「Operation System Not Found」という見たくないメッセージが.MBR(Master Boot Record)が損傷しているとかだったらまだ修復の手段は残されていますが、これでは完全にHDが逝っているのでどうにもなりません.おそらくPCからHDを取り外して外付けHDとして他のPCにつないでもダメでしょう.まだ保証の生きているLetsnoteなので分解はしませんが.

 仕方がないので、バックアップをしているHDを持ってきてもらい、そのデータを別の予備機PCに復元させることにしました.が、50GBほどあるデータを書き戻すのに非常に時間がかかります.途中で夕食に出かけ、戻ってきても1/8程度しか進捗していなかったので、諦めて翌日土曜に出勤して作業の続きを行うことにしました.

 翌日出勤してみると、復元は完了しているものの、一部のデータが復元できない旨のメッセージが表示されていました.とはいえリカバーできるレベルだったのでその辺は手動で復元し直して無事にデータを戻すことができました.もっとも、原本であるPCのデータは確認できませんし、最終のバックアップが3週間前のものだったので、ここ3週間の作業は消えてしまいましたが.

 機械にかぎらず、あらゆるものはいつか壊れますし、それをとやかく責めるわけにはいきません.ただし、予防と対策をとっておくことで被害を最小限に食い止めることは可能です.

 具体的には、
 ・PCを乱暴に扱わない(起動中のノートPCをスリープさせずに持ち運んだりするなどして、HDに負荷をかけない)
 ・こまめにバックアップをとる(MacでもWindowsでも標準でバックアップ機能は用意されています.あとは適当な外付けHDを買ってきてそこにバックアップをとるよう設定するだけです)
 というあたりが基本的なところでしょうか.
 さらに念を入れるのであれば、
 ・メールデータはGmailなどに自動転送させる
 ・Dropboxなどのクラウド系サービスに重要なデータは逃がす
 ことで、たとえば勤務先や自宅に不測の事態が起こってもなんとかなることでしょう.

 平時にバックアップ云々や社外にデータを逃がして・・・とかいう話をしても「いずれそのうちに」という扱いを受けやすいですが、3ヶ月前の震災や津波、そして不備だらけのため今なお先の見えない原発事故などを目の当たりにしている今こそ、きちんと対策を考えるべき機会だと思います.

2011/06/10

次期ロードスターは車重800kgを目指す?

Category: — Annexia @ 12:12

「マツダ ロードスター 次期型、史上最軽量ボディで登場か」

 なかなか興味をそそる記事が出ていました.次のマツダ・ロードスターは車重800kgを目標に開発されており、エンジンは1.4Lターボで別の記事ではSKYACTIVエンジンが採用されるのではないかと推測されています.
 SKYACTIVエンジンはマツダが開発したエンジンで、高圧縮比が特徴の低燃費エンジン.昨日あたりからこのエンジンを搭載したデミオが受注開始になったようですが、10.15モード燃費でリッター30kmという、ハイブリッド車に匹敵するほどの低燃費を実現しています.また、「SKYACTIV」といわれるマツダの最新技術はエンジンだけでなく、高張力鋼板を採用したプラットホーム、精度とシンプル化を両立したミッションの3つを総称していますが、これらの技術が搭載されたロードスターが出たら非常に興味があります.

 とはいえ、記事中でも指摘されていますが800kgという車重はさすがに厳しいのではないでしょうか.800kgを実現するために居住性をあまりにも犠牲にしてしまうのも困りますので、800kgの尖ったグレードと、多少重いけど(でも1tは切ってほしいですね)日常遣いに不便のないグレードと両方を用意してもらえたらいいのですが.