JR東日本が震災復興などを目的として1日1万円で乗り放題の「JR東日本パス」を発売したので、これを使って青森旅行に行ってきました.
青森には今年の2月も行ったばかりで、東京から鉄道でアクセスするとなるとルートも限られてしまうので今回も似たような行程になりましたが、経由地を変えることでまったく違う旅行になりました.
RICOH GR DIGITAL III
東京から新幹線に乗って、まずは八戸へ.
RICOH GR DIGITAL III
駅前から出ている100円バスに乗り、八食センターに向かいます.
八食センターは海産物をはじめとした様々な食べ物が売られているショッピングセンターです.ウリは、買ったものをその場で食べられる「七輪村」ですが、自分が行ったときは土曜の昼過ぎということもあって30分待ちでした.
RICOH GR DIGITAL III
レストランなども結構な混雑ぶりだったので、パックの寿司を買いました.パックの寿司とはいえ、この贅沢さです.トロとウニ、貝、ヒラメ(かな?)のにぎりと、もう一つはマンボ巻き.マンボ巻きとは聞き慣れない言葉ですが、筋子とキュウリの巻物のことをそう呼ぶそうです.
RICOH GR DIGITAL III
再び100円バスに乗って八戸駅に戻り、新幹線で新青森に向かいます.
青森の特産といえばいろいろありますが、やはり有名なのはリンゴ.ということでリンゴジュースを買いました.とくにこの炭酸入りリンゴジュースはおいしくて2日続けて購入しました.
NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
新青森でそのまま在来線の特急「つがる」に乗り換えます.
今回のJR東日本パスは2回まで指定席を取ることができるのですが、全席指定の列車に2回乗る関係もあって、ここは自由席です.混雑した状態で到着したのですが、新幹線に乗り換える人が多くて無事に席に座ることができました.
NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
弘前に着きました.青森のなかでも有数のリンゴの産地である弘前ということもあって、どこもかしこもリンゴ推しです.駅前の銅像は手にリンゴを持ち、ポストの上には大きなリンゴがのっかっています.思えばさっき乗った「つがる」が赤いのもリンゴをイメージしているのかもしれません.
NIkon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
弘前からさらに乗り換えて「リゾートしらかみ」に乗車します.
リゾートしらかみは「青池」「ぶな」「くまげら」の3編成がありますが、2月は「くまげら」、今回は「ぶな」です.
NIkon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8
前回は雲がかかっててっぺんが見えなかった津軽富士こと岩木山も今回は見れました.とはいえ、ちょっとどんよりとしていましたが.
ウェスパ椿山で下車し、送迎バスに乗って本日の宿に向かいます.
RICOH GR DIGITAL III
宿泊先は「不老ふ死温泉」.青森県でも日本海側に突き出たところにある温泉宿です.
ここのウリはなんといっても露天風呂.日本海のすぐそばに設置されており、雄大な景色を見ながら温泉につかることができます.
宿に到着したのが18時半過ぎ.そしてこの日の日没が19時過ぎなので、チェックインして部屋に入ってすぐに身支度をして露天風呂に出かけました.やはり夕陽の沈むところは見たいですからね.
が、やはり考えることはみな同じで、あんまり広くない湯船にはそれなりに先客が.ちなみに露天風呂は「混浴」と「女風呂」に分かれていますが、混浴に女性はおりませんでした.あとからオバチャンが1人入ってきましたが・・・
RICOH GR DIGITAL III
日没とともに人が減っていったのでここぞとばかりに入浴.日没してもそこからがマジックアワーとして魅力的な光景になるのですが、そこにこだわるかたはさして多くないようです.
いちおう露天風呂にはカメラ類は持ち込み禁止と書かれているのですが、大半の人がカメラを手にし、さらに強者は携帯で通話していたりビールを持ち込んだりとフリーダムな感じでした.なので、自分も人が減ったところでGR DIGITALを手に湯船につかって撮影してみました.
この露天風呂、照明設備はありませんので、日没で暗くなったところで店じまいとなります.
RICOH GR DIGITAL III
夕食です.温泉宿の夕食はどこもボリュームたっぷりですが、今回もかなりの量でした.
珍しい料理としては、写真にはありませんがワカメで作った麺や、2月に浅虫温泉でも食べた甘栗入り茶碗蒸しがありました.また、太宰治もこの近辺で食べたといわれるアワビが出ました.あとで「津軽」を読み返したところ、深浦で鯛とアワビを食べておいしかったと書かれていました.くしくもこの翌日は桜桃忌(太宰の誕生日)でした.
2日目につづきます.