2019/12/17

FUJIFILM X-Pro3(その2)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 22:45

 富士フイルムX-Pro3について.
 撮影してみた印象など.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 購入した帰りに撮影したもの.X-Pro2と基本的に操作系は同じなのですが、X-Pro2はボタンの割り当てなどカスタマイズをしてあったので、文字通り工場出荷状態のX-Pro3には戸惑いました.やはり馴染んだ状態にセットアップしていないと「道具」として使いづらいですね.
 フィルムシミュレーションは今回から搭載されたクラシックネガ.「ネガ」とつくわりには同じクラシックの「クラシッククローム」と比べてもクセが強く、コントラスト高めで白飛びしやすいなどまだ特徴が掴みきれていません.ただ、こうして見てもアンダー目に露出を設定した時の金属の表現はいい感じです.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF16mm F2.8 R WR

 ややクラシカルなビルの外壁.フィルムシミュレーションは同じくクラシックネガ.こういう人工物の被写体も得意そうです.空の青さは他のフィルムシミュレーションに比べても飛び気味です.

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FUJIFILM X-Pro3 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

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FUJIFILM X-Pro3 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 上はクラシッククローム、下がクラシックネガ.フィルムシミュレーションブラケットで撮影したので同じセッティングですが、空の青さや屋根の明るさなどに大きな違いがあります.

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FUJIFILM X-Pro3 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 クラシックネガ.ある程度の明るさのあるところは飛ばしつつも紅葉は鮮やかな色調を併せ持つなどクセが強いですね.

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FUJIFILM X-Pro3 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

 MマウントのツァイスのC Biogon 21mm F4.5で撮影.この画角ではOVFにしても撮影範囲がフレームからはみ出してしまい、必然的にEVFでの撮影となります.厄介なのがフレーム外からの予期しない物体の侵入.OVFだとフレーム外から車が入ってくれば気づくのですが、EVF撮影後に車が写り込んでいることに気づくなど撮りづらさを感じます.

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

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FUJIFILM X-Pro3 + XF23mm F2 R WR

 上はHDR撮影モード.下は通常の撮影.HDR撮影モードとは手持ちのまま複数枚を撮影し合成することで明暗の激しい被写体でも黒つぶれ/白飛びを抑えた写真を撮影できるというもの.HDR撮影したものは列車の前照灯の形状が確認できたり、ホームの照明に照らされた車体が白飛びしていないなど効果が見て取れます.とはいえ、メリハリに欠けたやや眠い画像にもなってしまうので、自分はあんまり使わなさそうです.

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FUJIFILM X-Pro3 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM

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FUJIFILM X-Pro3 + XF16mm F2.8 R WR

 色に深みを与えるカラークロームエフェクト/カラークロームブルー.両方とも設定強で撮影.真っ赤ないちごの色味が飽和しそうな限界のところまで強調されています.
 カラークロームブルーについては青空を表現することを目的にX-Pro3から搭載された機能で、晴天時に屋外で撮るとフィルムシミュレーションによってはかなり強調された画像に仕上がります.状況判断にもよりますが、自分には強調されすぎのようにも感じられましたので、設定弱で撮るのがよさそうです.

 X-Pro3購入から約20日ですが感想など.
 蓋がされて通常では見れないモニタや、チタンを採用したばかりに工作精度に難があって従来機ほどの見栄えに到達していない天板など、発売前からいくつか疑問のあるカメラでした.なので予約はせず、販売開始されたら評判を見つつ購入を検討しようと思っていたのですが、結局は予約して発売日の夜にはカメラ店の店頭にいました.慎重さよりも好奇心のほうが勝ってしまった、という感じでしょうか.
 支払い後に店頭で持参したXF23mm F2とバッテリを装着し、ストラップを取り付けて撮影を始めたときの戸惑いときたらなかなかのものでした.うわー、このモニタが隠されてるの使っていけるかな、慣れるかなと不安に思いましたが、その後も試し撮りをし、旅行にも持って行ったりした結果、意外にもすんなりと撮影後にプレビューを見ないスタイルにも慣れてきました.「フィルム時代はこうだった」というノスタルジーではなく(もうフィルム時代のことなど忘却の彼方ですし)、「新たな撮影スタイル」としてテンポよく撮っていくのが楽しいですね.とはいえ、自分はMFレンズも使いますし、視力も落ちてきているのでフォーカスアシスト機能がついているとはいえ、気を抜くとピンボケ写真を量産してしまいます.そうした部分も含め楽しんでいけたら趣味としていままでとは違った世界が見えてくるのかもという気がしています.

2019/12/16

FUJIFILM X-Pro3(その1)

Category: カメラ・写真,物欲 — Annexia @ 22:31

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FUJIFILM X100F

 富士フイルムのX-Pro3を購入しました.
 X-Proシリーズを購入するのは、前作のX-Pro2に引き続いて2機種目です.
 今回のX-Pro3、後述しますが賛否両論のあるモデルです.新型でこのように評価が人によって分かれるのは珍しいことのような気もしますが、それだけ特徴のはっきりした機種であるともいえます.

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FUJIFILM X100F

 正面から見ると、X-Pro1やX-Pro2といった従来のモデルと比べてもほとんど違いがありません.また型番などを示す文字表記がないのでパッと見た限りでは機種の見分けもつかないほどです.
 ボディカラーについて.X-Pro2のときは当初ブラックのみが発売され、途中で限定モデルとしてグラファイトエディションが発売されました.X-Pro3はブラックのほかにデュラテクトブラックとデュラテクトシルバーの3色が発売されます.「デュラテクト」と名前がつくモデルは天板と底面のチタン製パーツのコーティングが強化されており傷がつきにくくなっています.3色とも見てから購入機種を判断しようと思っていたのですが、やはりX-Proシリーズはブラックだろうという思いと、ボタンやダイヤル内部のパーツ類がブラックを基準に色決めされているように感じられたので、現物を見ずにブラックで予約を入れて購入しました.

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FUJIFILM X100F

 上面.X-Pro3になって批判を受けている部分その1.前述したように天板と底板がチタン製になったのですが、チタンの加工精度の問題から若干の歪みや光の加減によっては塗装が波打っているようにも見えます.自分のモデルもシャッター速度ダイヤルと露出補正ダイヤルの間のあたりに塗装の波打ちを見ることができますが、実際に使ってみるとそれほど気になりません.購入するまではどうなのかなと思っていたのですが機能上の問題でもないですし、大した問題ではありません.
 また、チタンの加工精度の難しさからくる問題としてもう一つ、X-Pro2までは型番の表記が刻印に白の墨流しをしていたものがX-Pro3ではプリントのようなものになっています.X-Pro2に比べるとちょっと高級感にかける部分でもあり、こちらは残念だなと思いました.
 操作系は上面に関しては従来とまったく変わるところはありません.
 サムレストはレンズメイトのX-Pro2用のものを使っていますが、メーカーからもX-Pro2用のものをX-Pro3に使った場合に干渉などのリスクがある旨の案内が出ていますので、あまり推奨されない感じです.自分の場合にはとくに干渉しているようにも見えないのですが、X-Pro3用が出たら差し替えようかなとは思っています.

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FUJIFILM X100F
(ファインダ部分のみぼかし加工)

 背面.X-Pro3になって批判を受けている部分その2.デジタルカメラのアイデンティティともいえるモニタが隠されています.必要な機能なのにわざわざ隠して不便にしなくてもいいのに…… という批判が多く、自分も購入まではこれはどうなのかなと思っていました.富士フイルムの開発者の弁としては、いちいち撮影するたびにモニタを確認するのは撮影に集中できていないのではないかという考えがあって、隠すことにしたようです.
 ではモニタを格納した代わりになにを装備したかといえば、真四角のメモリ液晶を搭載し、使用しているフィルムシミュレーションを模したイラストが表示されます.かつて、フィルムカメラで撮影していた時には使っているフィルムがなにであるかを覚えておくかわりにフィルムのパッケージの切れ端を差し込んでおくポケットがありました.それを再現したものだそうです.自分もフィルムカメラの時代から写真を撮っていますが、自分がカメラを触るようになった頃にはこの風習は途絶えていた(かわりに日付を写し込むデートバック機能がここに付いていたのと、フィルム確認窓があった)ので、懐かしさのようなものはとくに感じないですね.いちおう、ISO感度やホワイトバランスの表示もしていますが、おまけ的な機能の域を出ていないような感じではあります.
 フィルムシミュレーション表示ではなく、シャッター速度などの情報を表示させることもできるのですが、富士フイルムのカメラは大半の操作をダイヤルで行うためにわざわざモニタで確認しなくてもダイヤルで一目瞭然なのでそちらも必要性があるかどうか、という感じではあります.

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FUJIFILM X100F

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FUJIFILM X100F

 とはいえ、こうしてフィルムシミュレーションに応じて表示が切り替わるギミックはなかなか楽しいものがあります.こうしたお遊びができるのも、フィルムメーカーならではではないでしょうか.

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FUJIFILM X100F
(ファインダ部分のみぼかし加工)

 液晶モニタを開いたところ.ヒンジの自由度はさして高くなく、下面に開くのみです.もちろん開いた状態でライブビュー撮影は可能です.ローアングルでの撮影には重宝しますね.
 X-Pro3になって批判を受けている部分その3として、モニタ横にあった十字キーが廃止されています.そのため、十字キーに割り当てられていた機能の割り当てができなくなりました.解決策として、タッチ操作可能になったモニタで左右のフリックで機能を割り当てることができるのですが、ふだん隠されている液晶に機能を割り当てられるといわれても、その都度蓋を開けて操作するのも現実的ではない気がします.
 自分の場合は設定を切り替えることが多いのは、「プリセットの切り替え」「ホワイトバランス」「アスペクト比」「フィルムシミュレーション」それからピント確認用に画面の拡大なので、それぞれ別のボタンに割り振ることで解決しています.

 さらにX-Pro3になって批判を受けている部分その4.X-Pro系のファインダは光学ファインダ(OVF)と電子ビューファインダ(EVF)を切り替えることができるようになっているのですが、拡大レンズを使って表示可能な領域を広げていたOVFが拡大レンズを廃止し(そのかわりクリアで見やすくなったといわれています)、広角側は23mmからしか対応しなくなってしまいました.これはちょっと困りもので、従来どおり16mmから対応してもらいたかったところです.スナップ用途で使うことの多いカメラなので、せめて35mm換算で約28mm相当の18mmからは対応してほしかったのですが.なんでもX-Pro系のユーザにアンケートをとったところ、かなりの率でEVFメインで使っているとの回答があったとかで今回はEVFの性能を拡充させてOVFは二の次という扱いになったそうです.自分はOVFメインで撮影しOVFのファインダ枠が見づらいときや厳密なフレーミングをしたいときだけEVFを使っていたのですが、そういう使い方は少数派だったようです.
 結果として、EVFメインで使うようになったのですが、フレーム外のものが見えないことでシャッターを切ると意図しないものが入り込んでしまうなど問題が生じています.
 なお、OVFを犠牲にして性能アップされたEVFですが、X-Pro3からは有機ELになり解像度も上がるなど確かに性能アップされています.
 ファインダ周りでよくなった点がもう一つ.視度補正ダイヤルがやや奥に引っ込んだので不用意に回ってしまうことが現状なくなりました.X-Pro2のときは服などと当たって視度補正ダイヤルが回転してしまい、ファインダを覗くとぼやけているということがありましたが、これからはなくなりそうです.

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FUJIFILM X100F

 底面.うっすらと「TITANIUM」の表記が見て取れます.また、従来のX-Proシリーズ同様に「MADE IN JAPAN」の表記があります.X-Pro2までは背面に白文字で書かれていて、わざわざこんなアピールしなくてもいいのにと思っていたのですが、ようやくこのような表示になりました.また、X-Pro2までは型番などのラベルがバッテリ蓋部分にあって目立っていたのですがそれがなくなりすっきりとした印象です.
 バッテリは従来と同じNP-W126S.マイナーチェンジ前のNP-W126も使えますが、電源を入れるたびにバッテリ寿命が短くなるから126Sを使うようにというメッセージが出てちょっと煩わしいですね.バッテリ寿命が短いのは承知の上で普通に使わせてくれればいいのですが.

 その他のハード面の特徴としては、
・センサーの強化と画素数のわずかなアップ
・デュアルスロット(X-Pro2ではスロット1のみUHS-II対応だったのが両方とも対応になった)
・インターフェイスの刷新(USB-C対応、HDMI端子は省略)
といったところでしょうか.HDMI端子が省略されたのもちょっと批判されていますが、USB-C端子から変換してHDMIにいけたりしないのでしょうか.
 もう一つ、ハード面の特徴といっていいのかわかりませんが、本体充電ができるようになったためか充電器が付属していません.まがりなりにもメーカーとしてフラッグシップ扱いとなっているモデルなのですから、そのようなところでケチらないでほしいものです.X100F用のものが使えるのでそれを使っていますが、おそらくこの調子ではX100Fの後継が出たら充電器は付属しなさそうな気がします.

2019/10/20

セイコー アルピニスト SARB017

Category: 物欲 — Annexia @ 15:42

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 腕時計を1本購入しました.セイコーのアルピニストSARB017です.
 「by Seiko watch design」「セイコー史上、最も謎めく緑の時計。」というコンテンツを読んで気になっていた製品です.
 5月にプレザージュSARX041を購入するときにも迷っていた1本なのですが、2018年にはカタログ落ちしており、5月の段階では在庫もなかったこともあって、そのときは同じくカタログ落ちして在庫も尽きかけていたSARX041を購入しました.
 その後、どういうわけかAmazonで在庫が何度か復活するようになったのですが、どのみち新品在庫が入荷しなくなるのは時間の問題だろうということで購入に踏み切ったという次第です.購入価格は4万円.国産の機械式時計ということを考えると自分には安価に感じられます.

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FUJIFILM X70

 SARB065との比較.文字盤が小さく、デザインも相まってクラシカルに見えます.

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FUJIFILM X70

 初期状態のバンドは焦げ茶色のクロコダイル型押しのカーフ.硬くて腕のカーブにフィットしないなど、あまり評判のよくないバンドで、個人的にもクロコダイルの型押しがやや安っぽく感じられたこともあって交換することにしました.なのでこのベルトは1回も使っていません.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 少し明るめの、型押しのないカーフのベルトに交換しました.
 また、尾錠は一般的な穴通しするタイプのものでベルトが傷みやすいので、ベルト幅の狭いバンドを使っている都合で余らせていたSARB065のDバックルを流用しています.
 グリーンの文字盤にゴールドの配色という、あまり見かけない、自分でもなかなか選ばないタイプの色合いですが、光に反射したグリーンが美しく気に入っています.
 ちょっと残念なのは、先代のアルピニストまでは文字盤にデザイン文字で「Alpinist」と入っていたのですが、それがなくなってしまったこと.
 あともう一つ、とても細かなところなのですが、キャリバー6R15は6振動なので1秒を6分割して針が進むのに対して文字盤の刻みが5分割になっていること.手持ちの他のセイコーの機械式時計はすべて振動数にあわせて刻みが設計されているので、なぜこのようなデザインにしたのか、ちょっと疑問が残ります.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 裏面はシースルーバックにはなっておらず、中央部分にアルピニストのロゴが刻印されています.
 セイコーの腕時計は6桁の製造番号のうち、1文字目が製造年、2文字目が製造月を意味しています.この場合は「96」で2006年に販売開始されたので、2009年または2019年の6月製造ということになります.2018年の段階でカタログ落ちしていることを考えると2009年の製造でしょうか.Amazonの在庫がときおり復活しているのは、どこかから販売店の在庫を引き上げてきて売っているのではないかという説がありますが(直近のレビューでいかにも他人が触ったあととおぼしき製品が送られてきたとか、保護フィルムがなかったとかが多く、実際に自分のものもフィルムの類はなかったです)、10年ほどデッドストックされていた製品なのかもしれません.ちなみに日差+5秒ほどでかなり正確なのでデッドストックの影響はなさそうです.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 「アルピニスト」の名が示すように、通常よりもハードな環境に耐えられるように20気圧防水になっています.そのため竜頭はねじ込み式です.また、もう一つダイヤルがついていますが、これは簡易方位磁石機能のためのものです.まあたぶん使うことはないでしょう.

2019/07/07

コロナ 除湿機 CD-S6319

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 21:14

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FUJIFILM X70

 コロナの除湿機CD-S6319を購入しました.

 除湿機には「デシカント式」と「コンプレッサ式」の2つの方式があります.
 デシカント式は乾燥剤を用いた方式で、乾燥剤から水分を取るのにヒーターを使用するために熱風が出てきて室温がかなり上昇します.温度に左右されづらいので、冬場でも除湿能力は高いです.
 コンプレッサ式はエアコンに似た方式で空気を冷却して水分を取り出す方式です.室温はやや上昇しますがデシカント式ほどではありません.冷却して水分を取り出すので、冬場に結露対策として用いるのには不向きとされています.

 除湿機はすでに1台パナソニックの製品を持っているのですが、これはデシカント式です.冬場の結露対策も重要視していたのと、室温が上昇するといってもそれほどではないだろうとたかをくくってこちらの方式を選んだのですが、夏場に熱風が吹き出すものを室内で稼働させるのはなかなか辛いものがあります.エアコンを同時に稼働させればいいのですが、なんていうかあんまり賢いやり方には思えませんし.
 そこで、やはりコンプレッサ式のものを買おうということでこの製品を購入しました.置き場所の問題もあるので、それまで使っていたデシカント式のものは粗大ゴミとして出そうかと思っていたのですが、コンプレッサ式除湿機の冬場の結露対策の性能がどれくらいのものか読めない状況でもありますのでいったん残すことにしました.

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FUJIFILM X70

 機能的には除湿と衣類乾燥に分けられますが、自分が使うのは除湿のほうですね.梅雨の時期は室内干しもしますが、室内を除湿していれば自ずと室内干ししているものも乾燥しますので、まあそれでいいかなと.
 外が雨の時期は基本的に自動モードで運転しっぱなしです.ちなみにタイマーをセットしていなくても24時間なにも操作しなければ自動で電源オフになるそうです.ただしその前に3Lの水タンクが満水になって停止するとは思いますが.
 動作音はそれなりにしますが、音楽とかをかけていれば気にならないレベルです.
 音よりも気になったのが振動でしょうか.床を伝って微振動のようなものを感じたので防振ジェルを下に敷くことで対処しました.ところが、そうすると今度は排気口(フィルタが付いているので取り外しできるようになっている)がカタカタと共振し出したので、隙間にティッシュを挟んで対応しました.
 肝心の除湿性能ですが文句なしです.室温の上昇についてもデシカント式に比べたらはるかに控えめです.
 ちなみにエアコンのドライ機能というのもありますが、あれも「弱冷房除湿」と「再熱除湿」と2つの方式があるそうです(メーカーと価格帯によって搭載している方式が異なる).

2019/05/03

セイコー プレザージュSARX041

Category: 物欲 — Annexia @ 22:14

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 腕時計を購入しました.セイコーのプレザージュSARX041です.
 同クラスの時計として、以前にSARW011SARB065を購入しているので多少迷ったのですが、
・クラシカルな文字盤が好み
・アラビア数字の文字盤は持っていない
ということもあって、いつかは購入しようと思っていました.
 そうしたところ、先日セイコーのWebを見ていたらリストから消えてしまっていました.どうやら販売終了となったようです.ヨドバシカメラの在庫を見たところ、博多の店舗に1つあるだけ.なのでそれを通販で取り寄せました.

 文字盤のレトロモダンな書体はセイコー初の腕時計「ローレル」に用いられていたものだそうです.「12」だけ赤いのもその時のデザインをそのまま生かしたものだとか.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 斜めから見ると、文字盤に細かく刻まれた模様の立体感がわかります.
 針が手持ちのSARW011と同じなのがちょっと新鮮味がなくて残念なところです.

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FUJIFILM X-Pro2 + XF60mm F2.4 R Macro

 キャリバーは6R15.正確には「6R15D」とあるので、3度マイナーチェンジを受けたモデルです.手持ちの時計ではSARB065が6R15なのですが、こちらは1つマイナーチェンジ前の6R15Cでした.シリアル自体はSARB065のほうが新しいのでちょっと不思議ではありますが.

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FUJIFILM X100F

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FUJIFILM X100F

 バンドはクロコダイル製で焦げ茶色.クロコダイルといっても自分の目にはカーフの型押しとあんまり違いがわかりません.個人的にはクラシックな雰囲気のあるこの時計には焦げ茶色もいいけど黒の方が似合うような気がします.
 尾錠は中留め式.バンドに負担がかからなくていいですね.

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FUJIFILM X100F

 左からSARW011、SARB065、そして今回購入したSARX041.その時の気分やシャツにあわせて使い分けていこうと思います.

【2019年5月12日追加】

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FUJIFILM X70

 「黒の方が似合う」などといっていましたが、気が変わって赤のベルトを購入しました.

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FUJIFILM X70

 半つや消しの落ち着いた色調の赤で、文字盤の「12」の赤と馴染んで気に入っています.