
FUJIFILM X100VI
新しいイヤホンを購入しました.finalのS4000です.
昨年、S5000を購入しましたが、そのシリーズでボディ素材の異なる製品です.S5000が真鍮筐体であるのに対して、S4000はステンレス筐体を採用しています.ドライバは共通でBAフルレンジが2基、その他も付属品含めてすべて同じです.
S5000を購入したときにS4000も試聴しており、そのときの印象は「素直でストレート、クリアでわかりやすいいい音」というものでした.S5000が芯がありつつも深みのある独特の響きを備えており、その音に惹かれて購入したわけですが、癖の強さゆえに得手不得手があり、打ち込み系やロックなどはその響きが仇となる印象がありました.S5000の苦手な曲をフォローするイヤホンとして、当初は手持ちのE4000をバランス接続ケーブルにリケーブルして使っていましたが、S5000と同系統で音の響きの癖を抑えたものとしてS4000を組み合わせて使うのがいいのではないかと思い、購入に至ったというわけです.

FUJIFILM X100VI
S5000が真鍮(錆防止のため表面にイオン化したチタンを蒸着)であるのに対してS4000がステンレスなので、金銀の色の対比となっています.ケーブルはいずれもNOBUNAGA LabsのECLIPSEにリケーブルしています.
試聴したときと同様の印象で、S4000はクリアな音質で鳴らしつつもわずかに反響音があり、万能選手的な雰囲気です.S5000の癖の強い、ややもすれば濁っているという印象すら感じる低音の深みを補うという点ではよき組み合わせなのではと感じました.