2024/09/29
X100シリーズ用のフードを販売しているスウェーデンのSquarehoodの新作、X100 Glass (Haze 10%)が発売になったので、海外通販にて取り寄せてみました.
RICOH GRIII
Squarehoodは初代、mkII、Model V、Model Pと買っていますので、これで5個目です.日本の代理店としてオリエンタルホビーにて取り扱いがありますが、出たばかりですと扱ってないこともありますので、早くほしい時は海外通販になります.オリエンタルホビーで扱いがあれば届くのも早いですし、日本語で買い物できるのでこちらがおすすめです.自分は幸運にも海外通販でものが届かないとか違うものが届いたというようなトラブルに遭遇したことはないですが、できれば高額ものは買いたくないですね.
今回は注文から1週間足らずで届いたので、スウェーデンから発送ということを考えると早いなという印象です.段ボール箱に入れられて送られてはきたものの、箱が潰れて蓋が半分開いたような状態でした.中身は問題なかったので、まあ無事で届いてなによりです.
RICOH GRIII
同梱物はフード本体、かぶせ式キャップ、六角レンチ、クリーニングクロス.
フード本体が2ピース構造になっており、カメラ本体側のパーツをレンズ先端のねじ切り部分に取り付け、先端側のパーツの向きを合わせ、六角レンチで固定します.従来のModel VやModel Pはマイナスねじだったのに今回は変わったのはなにか理由があるのでしょうか.
RICOH GRIII
かぶせ式のキャップが丸みを帯びたクラシカルな雰囲気をしているので、取り付けるとX100シリーズの雰囲気と馴染んでオールドカメラっぽい佇まいになります.かぶせ式なので不意に外れたりかしないかが不安でしたが、かなりタイトなので奥まで取り付けておけば外れることはないでしょう.むしろタイトすぎるので、取り付けたあとでロゴの向きを変えようと回すのも大変です.下手したらフードの向きが変わってしまうかもしれないので取り付け後は回転させない方がよいとすら感じました.
RICOH GRIII
今回購入のフード、X100 Glass (Haze 10%)の特徴としては、
・フード先端部にフィルタが内蔵されており、X100V/X100VIでは防塵防滴構造となる
・フィルタがプロテクトフィルタではなくにじみ効果のあるフィルタを採用している
という2点になります.
X100V/X100VIはレンズユニット駆動部分を除けば防塵防滴構造になっており、フードを使用してフィルタでカバーすることでボディ全体が防塵防滴構造になります.なので多少サイズが大きくなってもフィルタはつけておきたいのです.
RICOH GRIII
そのレンズユニットですが、近接域を撮影しようとするとレンズユニットがかなり前面に突き出てきます.そのためフィルタとレンズ先端の間にはある程度のスペースが必要となります.なのでフィルタとフードを取り付けるとレンズ先端が長めになってコンパクトさをスポイルしてしまうのです.そうした中でもフード前面にフィルタを取り付けたX100 Glass (Haze 10%)は、他の製品と比べても比較的コンパクトにまとまっています.
購入前から個人的に気になっているのが、フードとフィルタが一体化されているということ.汚れたら交換するというフィルタの特性とフードでは耐久性の面で違いがあるのではないかと思ったのです.ただ商品説明によると「傷防止とグレア防止コーティングを施した日本のAGC製光学ガラスを使用しています」とのことなので、そう簡単に汚れや傷がつかないことを期待したいと思います.
FUJIFILM X100VI + FUJIFILM PROTECT FILTER PRF-49S
ISO640 F5.6 1/15秒
FUJIFILM X100VI + X100 Glass (Haze 10%)
ISO640 F5.6 1/15秒
X100 Glass (Haze 10%)に使用されているフィルタは「シネブルーム/10%ヘイズフィルター」が使用されているとのことで、あまり詳しい情報はないのですが、おそらくはブラックミスト的なフィルタのようです.
試しに光源としてLEDランタンを撮影してみました.上が富士フイルム純正のプロテクトフィルタ、下がX100 Glass (Haze 10%)です.下は光のにじみ具合に違いがあるのがわかります.もっとボワッとにじむ、これみよがしなフィルタ効果だったらどうしようと思っていましたが、光源のようなものを撮らなければ違いはわかりませんし、ほどよいさじ加減のフィルタ効果だと感じました.
上でも書いたように防塵防滴構造になるフード/フィルタとしては比較的コンパクトに収まっており、デザイン的にもバランスよくまとまっていますので今後はこれを使っていきたいところです.
2024/09/26
RICOH GRIII
ロジクールのトラックボール、MX ERGO Sを購入しました.
トラックボールは2017年12月に前作であるMX ERGOを購入し、後継機が出ないこともあって6年9ヶ月使い続けていました.操作性などに不満はないのですが、難点なのは充電がmicroUSBであること.7年前ならともかく、いまどきとなってはmicroUSBを使う機材もほぼなくなり、充電のスパンは長めとはいえ、充電のたびにケーブルを引っ張り出してこなくてはならないのが面倒でした.
RICOH GRIII
付属品は本体のほかにはUSB Type-AのLogi Boltレシーバーと説明書や保証書などの紙のみ.充電ケーブルは付属しませんが、USB Type-Cケーブルなどその辺にいくらでもあるので困りません.接続先がM2 MacBook AirでUSB-CしかないのでLogi Boltレシーバーは使わずBluetooth接続にて使用しています.Logi Boltレシーバーは本体収納できないのが不便ですね.
RICOH GRIII
左が今回購入のMX ERGO S、右側の従来のMX ERGO.外観上の違いはUSB端子の形状と、底面のプレートにプリントされている文字くらいでしょうか.手を乗せた時の感触も、表面のラバーコーティングが経年劣化で硬化していることを除けば同じです.
実際に使ってみると大きく異なるのがボタンのクリック.左右クリックをホイールのクリックが静音設計になっているので使い始めは慣れなくて戸惑いました.しかしすぐに無音であることに慣れました.ただ残念なのは左右クリックとホイール以外のボタンは従来と同様にクリック音が出るので中途半端な印象があります.
基本的な操作部分は全く同じなので、発売直後に買い替えるほどのものではなかった、という気もします.ただ、トラックボールというデバイス自体がマイナーなものなので、こうしてリニューアルまで7年かかっても新型が出てくれるのはありがたいことです.
2024/09/25
9月の3連休、そろそろ新米入荷の時期でもあるので、米の調達がてら八ッ場ダムに出かけてきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
まずは道の駅八ッ場ふるさと館にて昼食のダムカレーをいただきます.仕切りというか築堤を崩さずにカレーを下流に流出させないようにいただきました.
お目当ての新米はあったものの、5kgのみ在庫だったので購入は諦め、代わりにシャインマスカットやお菓子などを購入しました.
帰りがけに別の道の駅で1kgのものが売られていたので、無事に購入できました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
道の駅のすぐそばにある不動大橋からダム側を眺めます.この時期は台風などによる水かさが増すことを想定して貯水量は控えめにしてあるとのことで、若干少なめです.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
こちらはほぼ同じ場所から2019年9月に撮影した貯水前の光景です.比較してみるとおおよその水深がわかります.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
続いて、ダム近くにある高台の展望台、やんば見放台に移動しました.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
こちらは同じやんば見放台から2019年9月に撮影したもの.貯水すると水深がわからなくなりますが、こうしてみると結構な深さがあることがわかります.堤高116mで30mくらい水面から上に出ていましたので、水面から下にはこの3倍の水深があることがわかります.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
日中はダムが開放されており、資料館や食堂、売店も併設されています.資料館の映像によると観光施設の要素が大きいのはダム湖に沈んだ地域の振興を図るといった側面もあるようです.
資料館の映像や展示パネルによると、建設計画ができた頃から完成までの間には、反対運動や政権交代による中止、その後の再開、完成直後のいきなりの大活躍と、翻弄され続けてきたというか話題に事欠かないダムだというのが伝わってきました.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
ダム堤体の変色しているところまでは水がきたことがあるという印ですね.完成まで紆余曲折あった八ッ場ダムですが、試験湛水のタイミングで大型台風がやってきていきなりの大活躍をしたというのは一種の伝説となっています.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
堤体(ダムの上)から上流側を眺めた光景です.10月以降は非洪水期として台風対策の余力分をとらずに貯水するようなので、多めに貯水する姿を見れそうです.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
堤体にエレベータがあって、観光客もそれを使って下流側の堤体下に降りることができます.なお、ダム自体含めて入場料等はかかりません.
下から眺めるダムは巨大な神殿のようにも見えます.そして吐水の轟音が響いています.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
側面から勢いよく放流される水が音も含めて大迫力です.これだけ大量に放流されていても川下はそれほどの勢いや水量を感じさせず、なんか不思議な感じです.
Nikon Zf + Voigtlander Super Wide-Heliar 15mm F4.5 VM
ダム下流近くにはダム建設に伴って線路の付け替えの行われた吾妻線の旧線が残されています.
この旧線を使って、自転車を左右に2台繋げたような乗り物でレール状をサイクリング(?)できるようなアトラクションが営業されています.
吾妻線といえば名物だったのが日本一短いトンネルでしたが、そのトンネルも通り抜けることができるようです.かなり人気のアトラクションのようでこの日も先の時間帯まで完売になっていました.
道の駅もダムも多くの観光客で賑わっており、しかも自動車のナンバーを見るとかなり遠くからも観光に来ているようでした.
2024/09/19
東北旅行、つづきです.
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ホテルの朝食バイキングですが、青森らしさを感じさせるメニューが豊富でした.
左奥にある汁物はせんべい汁、その右にある丸いものはイカメンチ、リンゴゼリーを挟んで右側は「スタミナ源たれ」を使った豚肉と野菜の炒め物.手前左はホッキ貝、右のご飯はホタテの炊き込みご飯です.ジュースはもちろんリンゴジュース.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
朝食のあとは弘前城近くにあるスタバまで出かけてコーヒーを買ってきました.
ここのスタバは登録有形文化財の建物をリノベーションした店舗で、旧第八師団長官舎(弘前市長公舎)だったそうです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山に向かう途中で岩木山神社に参拝します.
比較的天気のよい日でしたが、このように雲が出ており、おかげで麓から岩木山を拝むことができませんでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
1200年以上もの歴史のある神社で、古来より岩木山信仰が篤かったのが伺えます.
岩木山信仰なので、この鳥居の先に御神体たる岩木山が見えるはずなのですが、雲で見えません.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
参拝して旅の無事を祈り、御朱印をいただいて岩木山を目指します.
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岩木山は標高1,624mで、津軽富士などとも呼ばれる裾野が美しく広がる山です.
車で8合目までは行けるのですが、その道路、津軽岩木スカイラインがこのポスターのように曲がりくねっているのです.合計69ものカーブがあって…… というのは事前知識でもちろん知っていたのですが、実際に走ってみると思っていた以上に直線部分が短くてひたすらヘアピンカーブを曲がり続ける感じでした.これはこれで楽しいのですが、残念ながら道路が結構荒れており、ところどころ穴があるうえにカーブの先の見通しはよくないので神経を使います.
平日の観光用有料道路ということもあってかそれほど交通量も多くなく、すれ違ったのは路線バスくらい(地元の温泉から運行されてるらしい)でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山8合目にて.雲の位置で高い場所に来ているのがわかります.
ここから9合目までは後ろに見えるリフトで登れるのですが、山頂を目指すには本格的な山装備がないと無理だそうです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
しばらくしたら徐々に雲が取れてきましたが、それでも見晴らしはさほど改善されず、そして標高が高く肌寒いので早々に下山しました.
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下山したところで道路沿いに何軒もあるとうもろこし農家の店で「嶽きみ」をいただきます.甘みが強くて美味しかったです.
この辺りの地域を「嶽(だけ)地区」と呼び、そこで採れるとうもろこしなので「嶽きみ(きび)」と呼ぶそうです.鮮度が落ちるのが早いそうで、首都圏などには出荷されているのを見たことがないですが、地方発送は可能のようでした.
これにて今回の旅の目標が果たされました.よってここからは帰路になります.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
岩木山を弘前と反対側に降りることで日本海側の街、鯵ヶ沢に出ます.行きは郡山から東北中心部を走って弘前までやってきましたので、帰りは日本海側、白神山地の日本海に面した道路(現地の呼び名では西海岸)を南下することにしました.
西海岸沿岸は白神山地が海まで迫っており平地が少ないこともあって、道路(国道101号線)と五能線と並走する区間が多いです.
走っていると、以前に「リゾートしらかみ」に乗車した際に観光したことのある千畳敷にやってきたのでしばらく休憩しました.
鉄道の車窓で眺めていた道路を今度は自分が車で運転するというのも、旅行冥利に尽きるものだなと感じました.今回の旅行はそれを感じる部分がいくつかあり、山形市からさくらんぼ東根駅あたりの、以前に山形新幹線の車窓で眺めた、街路樹が等間隔で植えられている一直線の道路も走行できたりして、懐かしく感じました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
昼食の計画はまったく立てておらず、やや遅くなった時間に道の駅が見えたのでそこでいただきました.
マグロ丼がおすすめと張り紙があったので注文しようとしたところすでに売り切れており、パッと目に入った鉄板ナポリタンを注文したらこれが当たりで、道の駅らしく地元野菜を使っており美味しくいただきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
この日は酒田にて宿泊です.酒田か鶴岡か迷ったのですが、鶴岡は以前に泊まったことがあるので酒田を選びました.
初めて訪れる街で、時刻表を見ると特急停車駅として地域の代表駅的な扱いに見えたので大きい街なのかなと思ったら、駅と街中はやや離れているようで駅前は寂れ気味でした.そんな状況を打開しようとするためか、駅前に公共施設(図書館と観光施設)とホテルを併設した建物が新規に建てられていましたので、今回はそちらに宿泊しました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
ホテルの部屋からの眺めですが、こんな感じでトレインビューというかステーションビューです.しかも背景には鳥海山も見れ…… るはずなのですが、宿泊中はあいにくの天候で雲に遮られて見ることができませんでした.今回の旅行は雨に降られることはあんまりなかったのですが、雲が多くて期待していた景色を望めない部分が多々あったのが残念でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
駅周辺は居酒屋のような店は何軒かあったのですが、自分は飲めないのでホテルのレストランでいただくことにしました.
注文したのは季節のお刺身御膳.マグロはやや水っぽくて残念でしたが、他の刺身は美味しくいただきました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
翌日は鶴岡市の海沿いにある加茂水族館に.7年ぶり2度目の訪問です.前回は逆回りで新潟から北上して鶴岡にやってきたのでした.
夏休みシーズンも終わった9月とはいえ、土曜日ですので子供連れも多くそこそこの混雑ぶりでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
加茂水族館といえばやはりクラゲ.クラゲの飼育で経営を持ち直したといっても過言ではない水族館なので、展示される種類の多さや展示内容の濃さなど圧倒されます.他にも近辺の魚やアシカやアザラシといった海獣類の展示なども充実しています.近辺の魚、特に海水魚は説明書きで刺身や鍋、煮付けについて言及されており食べることと繋がっているのがいいですね.もちろんクラゲについても調理法の説明書きがありました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
そして加茂水族館の看板ともいえる展示がこのクラゲドリームシアターです.直径5mもの水槽に約1万匹ものミズクラゲが漂う姿は見入ってしまいます.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
予定していた観光地はこれで見尽くしたので、あとは帰るだけ…… ですが、ここから新潟を経由して名物のタレカツをいただくことにしました.カツ丼といえば、だし汁と卵でとじたものや、千切りキャベツを敷いてソースをくぐらせたソースカツ丼がありますが、新潟の名物は醤油系のつゆにくぐらせたタレカツ丼なのです.少し前まで、会社の近くに新潟の物産館があってそこでタレカツ丼が食べられたのですが、移転してしまったためにすっかりご無沙汰になってしまっており、久々にいただきました.美味しかったです.
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新潟からはずっと高速道路にて帰宅しました.
今回の旅行の隠れた目的として、道の駅や高速道路のサービスエリアで新米の自主流通米を買ってこようと思っていたのですが、まだ時期が早すぎたようで実った田んぼはたくさん見たのですが刈り取りをしている様子は新潟の一部くらいでしか見ることができず、販売もされていませんでした.
今回のルートです.距離にして1,570kmほどなので、いままでの東北旅行の中でも最長距離となりました.GPSログをeTrex Solarで記録していたのですが、どうも動作が不安定な部分があって、今回の旅行のハイライトといえる、弘前から岩木山を登るあたりのログがごっそりと記録されていませんでした.津軽岩木スカイラインは次にいつ行けるかわからないようなところなので、そこはやや残念です.
2024/09/17
夏休みを利用して東北に旅行に行ってきました.
今回の目的は岩木山に登る(ただし車で行ける8合目まで)こと、そしてその麓で8月下旬から9月にかけてのみ収穫される、とうもろこし「嶽きみ」を食べるという2つです.
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以前にも何度か繰り返していますが、東北方面への旅行の定例の足掛かりとして休暇前日に仕事を終えてそそくさと帰宅し、荷物をまとめて佐野SAまで進みました.
ここにはサービスエリア内ながら宿泊施設「旅籠屋」があるのです.ここに泊まることで朝の首都圏の通勤ラッシュに巻き込まれずに済み、なおかつ夜中に高速道路にいることで夜間割引も適用されます.
RICOH GR III
佐野といえば佐野ラーメン.いままで何度か佐野SAに泊まってきましたが初めていただきました.
しょうゆベースのちぢれ麺で、最近のインパクトあるラーメンに比べるとシンプルですが個人的には好きなタイプのラーメンです.
RICOH GR III
翌日は8時過ぎに佐野SAを出て東北道を北上します.
途中、那須高原SAに立ち寄りソフトクリームをいただきました.ここのソフトクリームが好きで東北道を走るたびに立ち寄っています.
ただ、早い時間だとやっていないことがあるのか、昨年遠野に行った時には食べられませんでした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
首都圏から弘前に向かうには、東北道を走り続けるのがスタンダードなルートですが、ひたすら高速道路を進むというのも味気ないもの.そこで今回は郡山で東北道を降りて内陸方面に進みます.
途中、猪苗代湖畔を通過したので一休み.この日は日差しはあるものの暑さ的にはなんとか耐えられそうなのでオープンにて走行しました.旅行中は我慢できる範囲でオープンで走行していましたが、おかげでハンドルを握る手首から先だけがはっきりと痕跡がわかるレベルで陽に焼けてしまいました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
途中、喜多方(喜多方ラーメン)と米沢(米沢牛)という2大昼食ポイントがあったのですが、喜多方の時点でちょうど12時くらいで、もう少し遅い時間でもいいかなと思い通過し、13時ごろ道の駅米沢に到着しました.
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Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
道の駅といえどもさすがは米沢.フードコートからステーキなどを提供する専門店まで米沢牛を食べられる店舗が揃っています.
せっかくなのでここは地元の牛肉店が経営する店舗にて米沢牛ステーキ2種盛りランチをいただきました.部位はその日によって異なるとのことで、自分が訪れた日はカイノミとシンシンでした.部位による違いなどの味わいは自分にはよくわかりませんが、どちらも柔らかく肉の旨みがすごくて大満足でした.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
この日は山形市内、山形駅近くのホテルに宿泊しました.部屋を一番安い「おまかせ」プランにしたところ、角部屋のデラックスツインでした.おお、これは素晴らしいと思って部屋に入ったところ、ホテルが交差点の角に面していることもあって、比較的上層階であったにも関わらず斜め向かいのビルのサイネージが騒がしいのが難点でした.室内でテレビなり音楽をかけていれば気になるレベルではないのですが、ホテルで過ごす時は自分は基本的にテレビもつけず無音で過ごすことが多いので、デスクでちょっと仕事を片付けていると何度も何度も繰り返し流される広告の音声には参りました.
RICOH GR III
事前の調査でなんとなくわかっていたのですが、宿泊したのが水曜日で、なおかつ山形駅近辺の飲食店は水曜日が定休日もしくはランチ営業のみで終了という店が多く、選択肢が少なかったので外食は諦め、駅まで出かけて駅弁などを買ってきて夕飯としました.県庁所在地だけあって、駅まで行けばスタバでコーヒーも買えますし、ちょっとつまむような名産品のお菓子なんかも買えたのは助かりました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
翌日は山形市内から天童市や新庄市といった山形県内を抜けて横手市や大仙市といった秋田県内に出るルートを走行しました.
高速道路を極力使わないようにしたのですが、この辺りは「東北中央自動車道」が建設中であり、部分的に完成した道路は無料で先行開通していることもあって、無料優先でカーナビの案内をさせるとこうした道路に誘導しがちです.土地勘もないので赤信号などで停車するとカーナビの地図を縮小し、高速道路に誘導していないか見つつの走行でした.高速道路的なものを無料で使えるのは助かるのですが、山間部を切り開いたような道路では景色も楽しめませんし、街中の様子を見ることもままならないので走っていて楽しくないんですよね.
田沢湖の近くを通る国道105号に入ると運転していて楽しい山道に出ました.3桁国道といえども100番台なので離合に苦労するような場所もなく、山道ながら快適に走行できました.また道路と並走するようにして秋田内陸線の路線があり、走行する車両を見ることができ、いつか乗ってみたいと思いました.
山道を抜けたところで道の駅があり、時刻も13時くらいだったのでここでお昼にしました.食事の計画を立てずに車で旅に出ると、道の駅の存在は本当にありがたいです.
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「道の駅あに」という名称なのに、建物には「またたび館」と謎の名称がつけられているな…… と思って食堂のメニューを見たら、おすすめは「またたびラーメン」でした.どうやらこのあたりの特産はまたたびのようです.ちなみに他に変わったラーメンとして「うさぎラーメン」と「馬肉ラーメン」がありました.また特産品として熊肉と鹿肉が売られているあたりも「マタギの里」らしいところです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
旅に出たらその土地の名物はいただくもの、ましてやお薦めされたのであればなおさら.ということでまたたびラーメンをいただきました.
麺にまたたびが練り込まれていますとのことで、提供された状態で見るかぎりはごく普通の醤油ラーメンでしたが、麺を見ると粒状のなにかが入っているのが見えます.これがまたたびなのでしょうか.食感としてはちょっとざらっとした印象もあって、蕎麦っぽい雰囲気も感じられました.またたび蕎麦なんかも作ってみたら面白いのではないかと思いました.
食後に特産品売り場でこの辺りの名物である「バター餅」を買ったのですが、これがものすごく美味しかったです.マタギの保存食として生まれたということ、餅にバターなどを混ぜていることからもカロリーは凄そうですが、美味しいものが高カロリーなのは仕方のないことなのです.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
予定より早く弘前に到着しましたので、ホテルにチェックインする前に弘前城近くにある藤田記念庭園の敷地内にある大正浪漫喫茶室に立ち寄りました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
営業終了が17時で、到着したのが16時少し前なのでそろそろお客さんが減ってもいいくらいの時刻ですが、庭園の眺められる窓際の席は満席だったため少し待たされました.その間に建物内をじっくり見ることができました.
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ここの特色はなんといっても、弘前のさまざまな店舗が作っているアップルパイから好きなものを選んでティーセットにできることです.さすがはりんごの街です.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
大正浪漫喫茶室を訪れたのはこれが2回目なのですが、前回は「ないすらいふ」のアップルパイを選んだので今回は「タムラファーム」のアップルパイを選びました.温められてサクサクのパイ生地と甘酸っぱい紅玉、そしてアールグレイティーが運転疲れした身に滲みました.
そして庭園から差し込む夕陽がいいアクセントになっていい写真が撮れました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
夕飯はホテル近くの郷土料理店でいただくつもりだったのですが、臨時休業とのことであてが外れてしまいました.
さてどうしようかと、とりあえず弘前城のほうにでも行ってみるかと歩いている途中に、そういえば候補として煮干しラーメンの店があったなと思い地図を見るとすぐそばでした.が、行ってみると廃墟然とした建物.でも建物名はあっているしな…… と思い見ると明かりが見えます.入ってみることにしました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
建物の外観は廃墟めいていますが、中は案外?きちんとしていました.
Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2 Z-Mount
いくつかメニューがあって迷うところですが、ここは看板らしき煮干番長スペシャルを.
煮干ラーメンは好みが分かれるところですが自分は好きですね.ただメニューにしている店が少ないのでなかなか食べられないのが残念ですが.美味しくいただきました.
それはそうと、昼に続いて夜もラーメンになってしまいました.前日に宿泊した山形市もラーメンが有名ですし、前日昼ももしかしたら喜多方ラーメンだったかもしれなく、さらにその前の日も佐野ラーメンを食べていますし、北関東から東北方面の食事は気を抜くとラーメンばかりになってしまいそうです.
つづきます.