2013/09/28
半年間見続けていた『あまちゃん』の放送が今日で終わりました.
NHKの朝の連続テレビドラマは今まで見たことがなく、宮藤官九郎が脚本だと知ってもどうしようかと思っていました.
放送前日の深夜に宮藤官九郎が進行をつとめる「おやすみ日本」という不定期放送の番組があり、その中で番組の宣伝も流れたりして面白そうだなとは思ったものの、まだなんか様子見な感じでした.
放送が始まってTwitterのタイムラインに評判が徐々に流れてきたので、ちょっと見てみるかとNHKオンデマンドで第1回を見たのが、放送開始の週の土曜日.そこからは全部録画して見続ける日々が始まりました.
そして物語も終盤になる、震災を扱い始めたところからは録画しつつも朝8時の放送も生で見るという、のめり込みぶりでした.
なにがそこまで惹かれるのか.それはなかなかうまく言い表すことができないですし、ネット上でも数多くの方々があちこちであまちゃんの魅力について語っているのでここでつたない文章で同じようなことを書いてもしょうがないのですが、
・仕込んであるネタの量・奥深さ
・キャスティングの妙
・しっかりとした伏線の回収
・視聴者の視点という「メタ視点」の有効活用
あたりがポイントでしょうか.
ドラマで「メタ視点」っていうのも奇異なことでもあるのですが、「俳優が演じている様子を眺める」という従来のドラマのポジションに「視聴者の視点」を絡めることで、視聴者の距離を縮めて親近感をわかせるポイントがあったのではないかと思います.
さて.「あまちゃん」が終了することによる喪失感を「あまロス症候群」などと呼ぶようですが、半年間楽しみに見続けてきたものがふっと終わってしまうというのはなかなかにダメージが大きいものですね.
2013/08/13
RICOH GR
渋谷ヒカリエで8月1日から25日まで、岩合光昭氏の写真展『ねこ』が開催されているので見に行ってきました.
RICOH GR
岩合光昭氏といえばNHK BSの「岩合光昭の世界ネコ歩き」などでも知られるように、ねこ写真家として有名なかたです.もちろんねこだけでなく動物写真も多く撮られているのですが、やはりねこがいちばん有名ですね.
展示スペースもかなり広く、「あそぶ」「寝る」「親子」など、さまざまなテーマからたくさんのねこ写真が展示されていました.
どの写真も素晴らしいのはいうまでもないことではあるのですが、被写体が素晴らしいだけに、その「絵に描いた餅」感が強いのです.つまり、一口で言うなれば「実際にもふもふしたいなぁ」ということなのです.きっと、ねこを飼われているかたであれば、この写真展を見て家に帰ったら、ねこのいる生活の素晴らしさを改めて実感できるのではないかと思います.
なお、8月10日から10月20日まで、恵比寿の東京都写真美術館では同じく岩合光昭氏による「ネコライオン」なる写真展が開催されています.こちらも行ってみたいものです.
2013/08/02
「国交省、ご当地ナンバー(第2弾)の導入地域を決定」
反対派の提訴が昨日あったばかりですが、ご当地ナンバーの導入発表がされて世田谷ナンバーも導入が決定になりました.
導入推進派と反対派、双方の言い分をまとめると、
■推進派
・世田谷の知名度が向上し、世田谷ブランドを全国に向けて発信できる
・知名度の向上により、地域振興、産業活性化、観光振興につながる
・世田谷ナンバーをつけることで地域に対する愛着心を高め、世田谷区民としての誇りを高めることにつながる
■反対派
・住民の8割が賛成と答えているが、アンケートの4割が免許証を持っていなく7割が60歳以上と偏っている
・世田谷ナンバー導入により地域が特定されるなど個人情報漏洩につながる可能性がある
というような感じになります.
まあ、どっちの主張も強引というかこじつけ気味ですね.
推進派の「世田谷の知名度が向上し」って、世田谷ってそもそもそんなに知名度低くないと思うのですよ.人口でいえば90万人近くいて東京23区ではトップですし.そして90万人近く住民がいるので地域振興自体が必要なのかどうかも疑問であって、かといって基本的にベッドタウンなのでたいした観光名所も産業も農業もないのでアピールするものもないわけで.
反対派が主張している、アンケートが偏っているというのは問題ではありますね.免許証を持っていない人に聞かずに、実際に車を持っている人もしくはその家族くらいに聞いてもらいたいものではあります.世田谷区住民の免許証所持率は知りませんが、人口の7割が60歳以上ということはありえないので偏りがあるのは否めません.とはいえ、物事を決定するのになんでも行政が住民に伺いを立てればよいというものでもないと自分は考えるので、これが決定的なマイナス要素であるとも思えません.
個人的な見解では、まあどうでもいいことかなと思います.
ただし、品川か世田谷かどちらかを選べるのであれば品川を選びますね.ナンバープレートを見ればわかるのですが、地域名の欄って2文字を前提に作られているので3文字だと文字が詰まった上に縦長になってバランスが悪く見えるのです.身近なところでいうと、富士山ナンバーがそうで、見るたびにバランスの悪さを感じます.
2013/07/08
RICOH GR
無印良品で「携帯用温湿度計」を購入しました.
温度計、湿度計に加えて、熱中症注意換気機能が備わっている製品です.
RICOH GR
携帯用と銘打っているだけあって非常にコンパクトで、横46mm×高さ29mm×奥行き12mm、重量15gしかありません.
ストラップが取り付けられるようにもなっており(ストラップ自体は付属せず)、屋外での作業などに持って行って熱中症に注意するべきかどうかをチェックできるようになっています.
お値段は790円とリーズナブルです.きちんと電池(CR-2032)も付属しています.
RICOH GR
購入したのは土曜の夜で蒸し暑い日でした.買ってきてさっそく電池を入れたらこんな表示が.
気温31.0度、湿度74%で、熱中症注意レベル3と出ました.説明書によると、「厳重警戒」レベルで「すべての生活活動でおこる危険性」「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する」とのことでした.
室内にいて、扇風機回していればまあ問題ないだろう的に思っていましたが、どうやらもう少し注意する必要がありそうです.
注意レベルは「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の4段階で、「厳重警戒」と「危険」のときには顔アイコンが表示され、液晶横にある赤色LEDが点滅して危険状態を伝えます.
熱中症というとまず気温が取りざたされますが、「WBGT指標」によると湿度も重要な要素となっています.この携帯用温湿度計もWBGT指標に基づいて注意喚起をする設計になっています.
安く買える割によくできた製品で、屋外で作業されることが多い方は持っていたほうがよさそうです.コンパクトで邪魔にもなりませんし.警告レベルに応じてブザーや音が鳴るような仕組みがあるともっとよいように感じました.携帯しているからといっていつも画面を見るわけでもないですから.
自分は部屋で使うつもりで買ったので、もうちょっと大きめの製品があったらそっちを選んでいました.
「いのちを守る気象情報」にもありましたが、日本で最も被害者(死者)の多い自然災害は熱中症です.自衛のためにも屋外作業の多い方にはオススメします.自分も夏場に外歩きが多そうなときは持ち歩こうと思っています.
2013/06/22
今年、凄まじい勢いで感染者が広がっている風疹.
NHKの「ストップ風疹」によると、6月9日の時点で今年の感染者が1万人を超え、例年の4倍の感染者が出ています.
今年の風疹感染が非常に多いことはかなり前からネット上などでは話題となっており、自分も4月頃に会社に対して注意喚起と会社負担で予防接種を受けるようにするべきだという提案をしたのですが受け入れられませんでした.それがようやく感染者の急拡大とともに話題が広がってきたのか、会社負担で接種できる旨の通達が出たのです.
言い出しっぺとしてさっそく駅前の小児科医院で接種してきました.
風疹は成人が感染しても発疹や熱が出る程度で死に至るような大きな病気ではありません.しかし、妊婦に感染した場合には高確率で生まれてくる子供が「先天性風疹症候群」という病気に感染し、目や耳、心臓などに障害が発生します.また、妊娠後にワクチンの接種はできないため、周囲の人たちが対策を取る必要があります.
通勤電車でも妊婦である旨のタグをつけた方には毎日のように会いますし、空気感染する病気である以上は誰もが感染源となり得るのです.
また、風疹は予防接種をすることで高確率で防げる病気でありますが、
・1962年4月2日から1979年年4月1日生まれの男性
・1979年4月2日から1987年10月1日生まれの男女
は予防接種がされておらず、また
・1987年10月2日から1990年4月1日生まれの男女
も全員が接種したわけではないので、これらの年代の該当する人は要注意です.
今回接種したのはMRワクチンと呼ばれる、麻疹(はしか)・風疹混合ワクチンです.風疹単体のワクチンもあり、病院によっては片方しか取り扱ってなかったり、価格もまちまちだったりと、混乱の要因となっています.
こうした混乱を生んでいるのは、国の政策が後手後手で追いついていないためです.つい最近も感染者の急拡大によって夏にはワクチンが足りなくなるかも、なんていう発表をしていたあたりからもそれがうかがえます.
電話で接種したい旨を伝えて予約を取り、無事に接種完了しました.
接種を受けることで、7-12日後に38度前後の発熱や発疹が出ることはあるがすぐに下がり、とくに生活する上で制限は必要ないとのことでした.
Apple iPhone 5(トリミング)
自分の接種した小児科医院は風疹対策にも力を入れているところで、ビルの壁面にはこんな垂れ幕がかかっていました.
「もやしもん」の作者である石川雅之さんが啓蒙のために描かれたものです(オリジナルはこちら).