2018/12/24
しばらく前ですが、VoigtlanderのSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical IIを購入しました.
すでにIII型が出ていますので、中古での購入です.
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalは20年近く前にI型をBESSA-Lとともに購入して使っており、懐かしさを感じるレンズです.I型とII型は光学系は共通で、I型はライカLマウント、II型はMマウント対応という違いがあります.ただしこのレンズ、設計された時代的に仕方のないところですが、フィルムでの使用を前提とした光学設計なので、デジタルカメラ、とくに35mmフルフレームのカメラでは周辺部に予期しない色が出るといった問題が発生します.
III型はそれを解決した設計になっているのですが、結果として大きく高価になってしまいました.自分の場合はAPS-C機であるX-Pro2で使用しますので、III型ではなくコンパクトで安価なII型を選んだというわけです.
FUJIFILM X100F
フード一体型の設計で、角ばった花型をしているのが特徴的な外観です.I型とII型は光学系は同じと上で書きましたが、外観はII型になってやや大きくなり、そして洗練された印象を受けます.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II
(ナンバー部分のみPhotoshopで加工)
X-Pro2での焦点距離は22.5mmですが、35mmサイズで15mmというレンズだけあって強烈なパースがつきます.そのパースを生かした撮影をしないと、ただの歪んだ写真を量産してしまいそうで使うのに苦労しそうなレンズではあります.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II
EXIFに絞り値は記録されないのでうろ覚えではありますが、F8くらいまで絞って撮っていると思うのですがそれでも周辺減光はかなりあります.X-Pro2では周辺でも画質の低下や色の変化といった不具合は見られません.また絞り値による画質の変化もそれほど感じられないので光量の足りないときなどは絞り開放でいってもよさそうです.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II
レンジファインダー用レンズらしく、超広角であっても歪曲収差はまったく気にならず、建物を撮っても直線がしっかりと出て気持ちいいです.ただし、水平などには要注意ですが.
最短撮影距離は0.5mですが、ヘリコイド内蔵のマウントアダプタを使用することでテーブルフォトでも困りません.とはいえ、強烈なパースがあるので使いどころが難しいですが.F4.5とそれほど明るくないレンズなのでピント合わせにはやや苦労するので、カメラ側のフォーカスアシストが重宝します.
2018/12/09
FUJIFILM X70
CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZMを購入しました.すでに販売終了の製品なので、中古での購入です.
以前からMマウントの焦点距離21mmのレンズを購入したいと思っていました.というのも、35mm換算で28-35mm程度の焦点距離が好みなのですが、自分の場合はAPS-CフォーマットのX-Pro2で使うので18-23mm程度の焦点距離のレンズを選ぶ必要があります.このレンジで一般的に普及しているのは21mmレンズです.
21mmレンズで、手の届く範囲で買えそうなものというと、
・Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4 P
・CarlZeiss Biogon 2,8/21 ZM
・CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
の3つがあります.このうち、現行製品なのはCOLOR-SKOPAR 21mm F4とBiogon 2,8/21.サイズがコンパクトなのはCOLOR-SKOPAR 21mm F4とC Biogon 4,5/21.値段的に比較的安価なのはCOLOR-SKOPAR 21mm F4で、他の2つはその倍くらいします.なので、条件を満たしているのはCOLOR-SKOPAR 21mm F4となります.とはいえ、性能はさておきとして見た目の好みはC Biogon 4,5/21のシルバーが魅力です.以前にC Biogon 2,8/35を購入しましたが、このレンズと同様にコンパクトかつ精密感があります.とはいえ、中古でしか購入できません.しかもそれほど売れなかったのか、中古品を扱うカメラ店のWebをこまめにチェックしていてもなかなか出物はありません.
なので、一度は諦めてCOLOR-SKOPAR 21mm F4を注文しました.ところが納期に時間がかかり、待っている間にC Biogon 4,5/21のシルバーの程度の良いものが中古で出ているのを知ったので、COLOR-SKOPAR 21mm F4の注文をキャンセルして、こちらを購入したというわけです.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
同じCarlZeissのレンズ、C Biogon 2,8/35 ZMと並べてみると、外見もサイズも似ています.フィルタ径は21mmが46mmであるのに対し、35mmは43mmです.
ちなみに両者についている「C」の意味は、製造元のコシナによると「※レンズ名称に付けられた“C”は、往年のコンタックスレンジファインダーカメラ用にラインナップされていた評価の高いクラシックレン ズを、Zeiss Ikonカメラに装着可能なZMマウントとして新たに設計したシリーズを意味します。」とあるのですが、カールツァイスのサイトには「その名の「C」は、1:2,8というそのスピードにもかかわらず驚くほどコンパクトな構造という優れた特性に由来します。」(2,8/35の説明ページ)とあり、クラシックとコンパクトの両方の意味がありそうです.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
試し撮りも兼ねて豪徳寺に紅葉を撮りに出かけてきました.
まず最初に感じたのは、画角がすんなり馴染むこと.今回のレンズ選定は好みの画角ということを主眼に選んだので、その点は狙いどおりであります.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
最短撮影距離は50cm.なので最大に寄った場合でこのくらい.ただしこれはMマウントアダプタにヘリコイドを内蔵したアダプタを使うことでさらに寄れるようになります.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
直射日光が入るとフレアやゴーストが出ますが、個人的にはそれほど気にはなりません.

FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
絞りF4.5開放で撮影したものと右上を切り出したもの.像の流れや、色収差を感じます.

FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
F8まで絞ったもの.像の流れや色収差は気にならなくなりました.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
夜景.開放値F4.5であるうえに点光源を撮りたいときはちょっと絞りたいので条件的には厳しいですね.周辺部の描写は諦めて、うまく中心部に主題を持ってくるような感じで撮影するような工夫が必要かもしれません.
たしかF5.6で撮影したと思われますが、このくらいであれば自分は不満ありません.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 4,5/21 ZM
ヘリコイド内蔵Mマウントアダプタを活用してのテーブルフォト.描写にさしたる不満はないのですが、F4.5という開放値もあってか、ピント位置がつかみづらいです.慣れもあるのでしょうけど、最初はピントのずれた写真を撮りがちでした.
Apple iPhone 8
性能的には最新設計のレンズにはかないませんが、コンパクトかつ軽量で、見た目も自分の好みですので、長く使えそうなレンズです.
フードは21/25mm兼用の角型のものを購入しましたが、APS-Cフォーマットで使用することを考慮すると、25/28mm用の丸型フードを選んでもよかったかもしれません.
2018/06/23
FUJIFILM X70
Oculus Goを購入し、自分もVRで観れる映像を撮ってみたくなったのでリコーの全天球カメラTHETA SCを購入しました.
全天球カメラ、もう少しわかりやすくいうと、カメラを中心にすべての方向を撮影可能なカメラです.したがって撮影者も映り込みます.またレンズの特性上、遠近感が誇張されるので手で持って撮るとやたらと手が大きく写り込んでしまいます.その辺もあって、リモート撮影を可能にする自撮り棒と小型三脚も一緒に購入しました.
中央にある青い物体がTHETA本体です.色も形状もおよそカメラらしくない外見をしています.細長い板状の物体の表と裏に魚眼レンズが飛び出しています.なので反対側も同じ形をしていて表裏の区別はありません.また本体サイズを小さくするためか(大きいと写り込んでしまう)液晶モニタのようなものもありません.
なので、大半の人に見せても「なにこれ?」と聞かれます.そして説明をしてもなかなか理解されません.実際に撮った画像を見せて、ようやく理解してもらえる感じでしょうか.
FUJIFILM X70
レンズが飛び出た形状をしていますので、裸のまま持ち運ぶわけにもいきません.ケースが付属しているのですが、あんまり見た目が好みではないので、THETA用ケースとしてぴったりと評判のABITAX 5720を一緒に購入しました.もともとはサングラスなどを入れるためのケースのようですが、あつらえたかのようにぴったりです.
銚子電鉄 仲ノ町駅. – Spherical Image – RICOH THETA
RICOH THETA SC
通常の画像ビューアだと歪んだ画像にしかなりませんが、THETA 360などのサイトにアップロードすることで、このように表示されます.このときは手持ち撮影せず、ミニ三脚と自撮り棒を使い、自分は物陰に隠れてiPhoneからリモートで撮影しました.なので下側を見ると、三脚の脚とちょっと歪んだ形に雲台が見えています.
RICOH THETA SC
RICOH THETA SC
RICOH THETA SC
面白いのは、撮影した画像を元に、いろいろなパターンに変換したり、部分的に切り出して普通の写真として見えるようなフォーマットにも変換できること.
とくに一番上の「リトル・プラネット」と呼ばれるものは、撮影地点を中心にまるで一つの星になったかのような画像になって面白いです.屋外で空の見えるところでないと違和感のある画像になってしまいますが.
Oculus Goとの組み合わせですが、なにか特殊な処理とか必要なのかなと思っていたところ、THETAで撮影した画像をiPhoneのカメラロールに保存しておいて、Oculus Goからカメラロールにアクセスして画像を表示させるだけで、あっけなくVR画像として見ることができます.EXIF内に「Use Panorama Viewer」という項目があるんで、この辺りを参照して自動認識しているのでしょうか.
2018/04/16
Apple iPhone SE
以前から欲しかった、CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZMを購入しました.
購入したのはレンズ本体と純正フード、UVフィルタです.
FUJIFILM X70
自分は35mm換算で28mmや35mmくらいの焦点距離が好きなのですが、富士フイルムXマウントで使用すると53mm相当になるこのレンズ、やや不得意な焦点距離です.とはいえそれでも欲しいと思ったのはこの外見.
全長約30mm、直径52mmというコンパクトサイズでシルバーのボディに青で墨入れされた外見に緻密さを感じます.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
購入したその足でさっそく試し撮りに.Zeissのレンズといえば高性能レンズの代名詞ともいえる存在.わざと意地の悪い、日差しの入った状態で撮影して見ましたが、極めて優秀な描写です.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
豪徳寺に咲いていた、しだれ桜を.もともと描写の優れたレンズをAPS-Cセンサーで撮影しているので四隅が流れるようなこともなく、細い枝もしっかり描写されています.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
実は1年くらいこのレンズを買おうか迷っていました.高価なレンズではありますが寄れず、実用性に欠けるためです(趣味性の高いレンズに実用性を求めるのはお門違いかもしれませんが、撮りたいものが撮れないのはフラストレーションが溜まるものです).その弱点を補ってくれるのが前回のブログで書いた、焦点工房のヘリコイドつきマウントアダプタです.これにより、テーブルフォトもこなせるようになりました.とはいえ、35mm換算53mmではやや引きが取れない感じではあります.
FUJIFILM X-Pro2 + CarlZeiss C Biogon 2,8/35 ZM
栗林公園で撮影したサトザクラ.ピントの合っているとこは花びらの脈までしっかり描写されています.シャープな描写をするレンズだという評価を購入前に見ましたが、確かにシャープでなおかつボケもきちんと悪くありません.
2018/04/15
以前から欲しかったものの、欠品で手に入りづらかった焦点工房の富士フイルムXマウント-ライカMマウントアダプタのヘリコイドつきを購入しました.
富士フイルムXマウントとライカMマウントのアダプタはすでに富士フイルム純正のものを持っているのですが、ライカMマウントの弱点は最短撮影距離であり、ヘリコイドつきアダプタはその問題点を解決できるのです.
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
マウントアダプタにリングがあり、それを回すことで最大6mmまでレンズが繰り出されます.
FUJIFILM X70
カラーはブラックとシルバーがあるのですが、自分はブラックを選択.丁寧な作りで違和感がありません.
ただ、単体で回すと無限遠でカチッとしたストッパーの感触があるのですが、X-Pro2につけるとその感触がなく、中途半端に回したままだと無限遠のピントが甘くなります.なにかと干渉しているのでしょうか.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
ヘリコイドを繰り出さない状態と繰り出した状態での最短距離での撮影.
Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4Pの最短撮影距離は50cm.そのままでは全然寄れませんが、ヘリコイドをいっぱいまで繰り出すとマクロレンズに近いくらい寄れます.ただし、ヘリコイドを繰り出すことで撮影距離は非常に限られるようになるため、使い方にコツが必要です.
FUJIFILM X-Pro2 + Voigtlander COLOR-SKOPAR 25mm F4P
このようなテーブルフォトはヘリコイドなしでは到底撮影できませんが、普通に撮影できるようになります.