2018/10/29

筒井康隆展

Category: 日記・雑記,書籍 — Annexia @ 23:37

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 世田谷文学館で開催されている、『筒井康隆展』に行ってきました.

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FUJIFILM X100F

 世田谷文学館にやってきたのは、星新一展と日本SF展に続いて3回目です.

 自分が筒井康隆を知るきっかけとなったのは中学生の頃、当時住んでいた地元の市立図書館に新潮社から出版された、筒井康隆全集が置かれていたためです.最初にどの巻に手を出したかは記憶がありませんが(恐らくは一巻の「東海道戦争/幻想の未来」だったと思いますが)、ずるずるとのめり込んで、結局は全巻読んだはずです(「虚構船団」のような長篇は飽きてその当時は挫折し、のちに文庫本を買って読みました).
 まあ、なんていうか、多感な時期にこのような本を読みふけってしまったことによる影響は、のちのち、たぶん今に至るまで続いているような気がします.

 展示については、年表とともにたくさんの写真や生原稿、さらにその当時の出版物やポスターなど、非常に詳しく展示されています.以前に訪れたときも感じましたが、巡業するわけでもない一つの会場での展示にしては中身が濃いです.
 また、展示の中でも自分が目を惹いたのが「筒井康隆作品マップ」.SFをベースとしつつも、それぞれの作品ごとにブラックユーモアや少年少女向け、歴史、音楽、ナンセンスと様々な要素が込められており、どの作品がどのジャンルに含まれるかを図にまとめられています.それによると自分の好きな作品はスラップスティックなものが多いようです.
 それから生原稿は見入ってしまいますね.『関節話法』とか懐かしくてつい途中まで読んでしましました.

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FUJIFILM X100F

 展示は基本的に撮影禁止なのですが、一部のみ撮影可となっていました.「筒井書店」は筒井康隆の蔵書の一部を展示したもの.この展示されている書籍は自分が行った翌週末に即売会で販売されるものだそうです.手にとって読んでも問題ないとのことだったので2冊ほど手にとってみましたが、蔵書印が押されており、また「訳者献本」という紙が入っていたりと、ファンであれば垂涎ものではないでしょうか.それに今となっては手に入らないような書籍もあることでしょう.

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FUJIFILM X100F

 会場を出るときに図録を買って帰りました.
 会期は2018年12月9日までとまだ1ヶ月以上ありますので、愛読者だったかたは会場にぜひ.

2016/02/17

こんなもんいかがっすかぁ まるごと!

Category: 書籍 — Annexia @ 23:59

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FUJIFILM X100T

 水玉螢之丞さんが雑誌「EYE-COM」に連載していたイラストなどをまとめた「こんなもんいかがっすかぁ まるごと!」を購入しました.

 イラストのよさはいうまでもなく、内容が90年代前半のものなので今となっては「レトロ」と呼ぶにふさわしい懐かしさを感じます.
 内容は初代の98noteが出たくらいの頃から始まっており、ノートPCはまだ特別なもの、デスクトップPCが一般的であったりして、登場するコンピュータもPC-9801、X68000、FM-TOWNS、Amigaと、今や名前を聞くことすら稀なものばかり.PC-9801もWindowsではなくMS-DOSがまだ主流だったり.通信も音響カプラやモデムで電話回線を用いて、キャッチホン入ってNO CARRIER、なんてネタが.

 まあ、いうなればオッサンホイホイなわけなのですが、ハード/ソフト、そして取り巻く環境などが急速に変化している時代、しかもその進化によって一般人にも浸透して業務にも手放せないものになる前夜の混沌とした雰囲気をまるごとアーカイブしたかのような感じで非常に面白いです.
 今さらながら、水玉さんのような存在の人は他にはいなく、稀有な人だったんだなと思わされます.

2015/12/14

SFまで10000光年/SFまで10万光年以上

Category: 書籍 — Annexia @ 23:47

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FUJIFILM X100T

 1年前、2014年12月13日に急逝した水玉螢之丞氏.
 最初にその絵柄を知ったのはアスキー系の雑誌「EYE-COM」でした.水玉氏の描くイラストや文章は、コンピュータ雑誌にありがちなコンピュータとかよく知らないイラストレータの描く「とりあえずよくわからないけどそれっぽいイラスト」ではなく、明らかにその筋の人の絵で斬新でした.ポップな絵柄なのにそこからはマニアの匂いがぷんぷんとしてくる、稀有なイラストレータでした.
 Twitterでフォローしていたのですが、毎日のようにアップされるイラストの間に入退院を繰り返している旨のツイートが徐々に多くなり、ツイートやイラストが徐々に減っていき、そして1年前、身内からの代理ツイートにて死去が告げられ、非常に寂しい思いをしたものです.

 亡くなられてから約7ヶ月ほど経ち、SFマガジン誌に掲載されていた「SFまで10000光年」が単行本化され、そして一周忌に間に合うようにとイラストなどをまとめた「SFまで10万光年以上」が刊行されました.電子書籍版を待っていたのですが、「SFまで10万光年」が刊行されるのを知って、もはや電子書籍化を待ちきれずに両方とも一緒に購入しました.

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FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R

 内容が極めて濃いです.1ページ読むのにこれほど時間のかかる本も珍しいかもしれません.そしてディープなSFファンではない自分には理解できない内容も多々あります.しかしそれを差し引いても面白さは十分伝わってきます.

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FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R

 カバーをめくってもイラストが.
 ゆっくりと1ページ1ページをかみしめるように読みたいと思います.

2015/06/12

新型ロードスターのすべて

Category: 書籍 — Annexia @ 21:44

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FUJIFILM X100T

 ロードスターの発売開始から3週間ほど.自分のロードスターの納車まで1ヶ月ちょっと.ロードスター関連のムックが何冊か発売されているので一冊買ってきました.
 モーターファン別冊『新型ロードスターのすべて』です.

 中身は試乗記や開発者インタビュー、購入ガイド、縮刷されたカタログなどおきまりのもの.まあこれだけだったら買わなかったと思います.

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FUJIFILM X100T

 読みたかったのはこの記事.福野礼一郎氏による、NCロードスターと細かな比較記事.
 ボディサイズを細かく検証し、そこから見えてくる開発者の意図を探っています.全長や全幅、車重を比較したものはどこでも見かけますが、ボンネットの高さやフロントガラスの面積、もちろん外装だけでなくシートなど内装にも事細かに比較検証がなされています.実際にNCロードスターに乗っている自分としてはこれ以上参考になる記事はありません.

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FUJIFILM X100T

 他の車との比較記事.比較対象になっているのは86/BRZ、S660、エリーゼ、Z4、フェアレディZ.これらを選択したのはわかりますが、駆動方式やパワー、重量など違いが大きいので明らかな比較対象ってあんまりないものだなと感じました.

2015/01/11

今日はなぞなぞの日

Category: 書籍 — Annexia @ 11:13

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 先月、フジモトマサル氏の「今日はなぞなぞの日」という本を購入しました.表題のとおり、なぞなぞの本です.
 各ページになぞなぞが1問書かれており、めくるとその答えが出てくるのですが、わからなくてもすぐにページをめくらず3日は考えていることもあり、遅々として読み進められません.

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RICOH GR

 それどころか、帯のこの問題を解くために届いてから本を開くのすら3日かかりました.