2020/08/15
FUJIFILM X70
agのTWS03RというBluetoothイヤホンを購入しました.価格は5,980円です.
agというメーカーはまったく知らなかったのですが、finalブランドのイヤホンを製造しているS’NEXTという会社が手頃な値段でいいものを作るというコンセプトで展開するブランドだそうです.agというのは「有り難き」から、TWS03RのRは「らうたし(かわいい、いとおしい)」という古語から持ってきているのだとか.
FUJIFILM X70
付属品はイヤホン本体とイヤホンケース兼充電器、SS/S/M/Lのイヤーパッド、充電ケーブル.特に変わったものはついていない、スタンダードな構成です.
FUJIFILM X100V
カラーは6色あり、グリーンを選択しました.どの色も落ち着いた色合いをしています.イヤホン本体もケース兼充電器もざらっとした手触りで、とかくツルツルとした感触の多いイヤホンの中では一風変わった雰囲気です.
丸みのあるイヤホン本体はコンパクトかつ軽量(4g)で、耳にすっぽりと収まります.自分の耳では収まりがいいのか外れるようなこともなく、長時間つけていても痛くなるようなこともありませんでした.
FUJIFILM X100V
充電中は赤ランプが点灯します.イヤホンのボタンを押して赤→青とランプが切り替われば充電完了のようです.連続動作時間は5時間.ケース兼充電器と合わせて17時間.必要十分な感じですね.イヤホン自体は左右で同じなので左右入れ替えても充電されます.
左右それぞれ1つづつハードボタンが付いていますが、このボタンで「再生/停止」「曲送り/曲戻し」「ボリュームUP/DOWN」「着信/通話終了」「Siri/Googleアシスタント呼び出し」が可能です.3度押しまでしなくてはならないのですが、ざっと使った感じでは誤作動もなく使えました.電源はケースの出し入れと連動しています.
FUJIFILM X100V
FUJIFILM X100V
ケースは丸みを帯びてかわいらしい形状をしています.サイズは手に収まるくらいでかなりコンパクト.
FUJIFILM X100V
残念なことにmicroUSBポートを採用しています.いまどきの製品であればUSB Type-Cを採用してほしいところです.
肝心の音質について.
低音がやや強い気もしますが、バランスを崩すような過剰な味付けはされていません.手持ちのイヤホン(Shure AONIC4+AONIC TW1)と比べると、解像度不足や低音の締りの悪さを感じますが、これはAONIC4の音作りの性格や価格差を考えると仕方のないところです.外で使うより、寝る前に曲を聴きたいというような目的で購入したので、よくいえば角の取れた音色はあっているともいえます.
コーデックはSBC/AACのみなので、iPhoneユーザは問題ないにしても、AndroidユーザですとAptX対応していればいいのにと思う人も多そうです.
結論としては、6千円で左右分離タイプのイヤホンとしてみるといい音質をしています.見た目もよく、このレベルの製品がこの値段で買えるってすごいなと思いました.そんなに高いものは買えないけど左右分離タイプのイヤホンが欲しいという人にはオススメできる製品です.
【2020.08.20 追記】
Apple iPhone SE2
Apple iPhone SE2
音質を改善するべく、イヤピースをSpinFitのCP360に交換しました.
サイズL/Mという、MサイズとLサイズが1セットずつ入ったものを購入し試したところ、Lサイズが自分の耳にはあっているようなのでそちらを使っています.SpinFitはShure SE425で使用しており、音質がはっきりした感じになるので標準のイヤピースで感じていた解像度不足や低音の締まりの悪さを期待していたのですが、期待以上にかなりいい音になりました.取り付けるのにかなり苦労しましたが(そして一度取り付けると外すのにも苦労する)、汚れたりダメにならない限りは交換する必要性がなさそうです.
2020/08/09
FUJIFILM X100V
セイコーのプレザージュ SRRY039を購入しました.「STAR BAR LIMITED EDITION」という限定モデルです.
セイコーの機械式時計はこれで5本目です.購入するのは店頭のこともありますし、ヨドバシやAmazonで通販で買うこともあるのですが今回はヨドバシカメラの通販で購入しました.ヨドバシカメラの通販は在庫整理なのか、最終の販売価格を履歴として残す関係で安売りしているのをアピールしたいためか、モデル末期や限定モデルの在庫が減ったものをかなり安く出すことがあります.過去にもそういうタイミングを狙って買った時計がありますが、今回もそういう流れで買いました.自分が注文したのがヨドバシカメラ在庫の最後の1個、梅田のヨドバシカメラに在庫していたものでした.
FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R MACRO
特徴的なのが、この文字盤の六角形のデザイン.銀座で養蜂を行っているそうですが、その蜂蜜を使ったカクテルをイメージしたデザインなのだとか.淡いゴールドの色調で、六角形のセルごとに仕上げを変えているなど、手のこんだ作りになっています.
FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R MACRO
もうひとつ、特徴的なのがセミスケルトン.機械式時計らしさを最も感じさせる、テンプの動きを見ることができます.
FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R MACRO
裏面はシースルーバックになっているので、時計のメカニズムをもっと見ることができます.ムーブメントはキャリバー4R38.最近登場した、低価格帯向けムーブメント4R35のバリエーションでセミスケルトンとして見せることを考慮したモデルです.
FUJIFILM X100V
この「STAR BAR LIMITED EDITION」、男性用/女性用が用意されているのですが、今回は女性用を購入しました.
こうして男性用サイズと比べて小さいですが、34mmというサイズはかつては男性向けサイズとして一般的でしたので、クラシカルな外見だと違和感はありません.
FUJIFILM X100V
ムーブメントは左は6R15、右は4R38と異なりますが、サイズ自体はほとんど同じです.男性用のモデルにはスペーサーを入れてサイズ調整しています.今回のモデルも男女用ともに4R38が使われています.
6R15はひとつ上の写真にあるように日付表示付きのムーブメントで、男性用サイズだとちょうどいい位置に日付がきますが、女性用に使用すると文字盤のかなり外寄りに日付がきてしまい、ややアンバランスになってしまいます.逆に4R38はセミスケルトンの位置が男性用サイズだとやや内側寄りになり、女性用サイズだとちょうどいい位置にくるように感じられます.
FUJIFILM X100V
自分は手首があまり太いほうではないので、このくらいのサイズの方が馴染みがいいですね.
FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R MACRO
バンドは2本ついているのですが、女性用らしくやや細いので新しいものを購入しました.
購入してから気付いたのですが、バンド幅17mmなのであまり選択肢がありません.それから標準でDバックルがついているのはいいのですが、尾錠側は14mmでした.17-14mmのバンドは探しても出てこないし、そもそもバンド幅を広くしたいので、14mmのDバックルは使用せずに16mmのセイコー純正Dバックルを購入して17-16mmのバンドを購入しました.今回はMORELLATOのBOLLEを選択しました.標準の焦げ茶色も良かったのですが、やや雰囲気を変えてボルドー系の色であるClaretを選んでみました.なかなかいい感じです.
2020/07/15
Apple iPhone SE2
雨用の仕事用鞄を購入しました.
購入したのは、犬印鞄製作所のスクエアトートA4(ショルダーストラップ付き).同じ犬印鞄の犬印純綿帆布3ウェイバッグ(A4横)からの買い替えとなります.日傘など荷物がちょっと多くなってきており、3ウェイバッグだと容量的にギリギリだったので、もう一回り大きな鞄を購入したというわけです.さらに大きな縦型トートバッグ(ショルダーストラップ付き) というのもあるのですが、大きすぎると内部へのアクセスが大変そうなのと、必要性のなさそうなものまで持ち運んでしまいそうなので、程々に留めておきました.
仕事用の鞄に求める条件というのはいくつかあって、
・MacBookが問題なく収まること(クッションケースに入れるのでクッション等は不要)
・フラップまたはジッパーで口がきちんと閉じられること(防犯と雨等の水濡れ防止のため)
・重たいものを詰め込んでも平気な耐久性
これに雨用の鞄としては濡れても傷まない素材や中に水が入り込まない撥水性が求められます.
これらの条件を満たしつつも気に入った鞄というのはなかなか見つからないのですが、犬印鞄のものはどれも質実剛健な感じがして気に入っています.
Apple iPhone SE2
中身はこのように真ん中で分割されており、間仕切りにもジッパーがあって薄手の書類などを納められるようになっています.この真ん中に間仕切りがあるというのがちょっと厄介で、MacBookとインナーケースを同じ側に収めるか、それとも別々にするべきか、試行錯誤が続いています.
2020/07/12
NDロードスターにCarPlay/Android Auto対応のレトロフィットキットを取り付けてもらいました.
去年の8月くらいにマツダ純正のCarPlay対応キットが発表されたのですが、ディーラーに問い合わせてもいまひとつ乗り気ではなく、取り付けをしたいという話をしてからも遅々として進みませんでした.あとになって知ったのですが、単純にパーツを交換して終わりというようなものではなく、取り付けを行う車の装備に応じて取り付ける細かな部品が違うとか、追加の部品が必要であるとか細かな要素が多くて、なおかつ取り付けにあたっては内装のかなりの部分を取り外す必要があるなど、ディーラーの仕事としてもかなり大変なのと知識が必要だそうです.その辺もあって、ディーラーもできれば手をつけたくない案件だったのかもしれません.
結局、正式に取り付け申し込みをしたのが3月で、そのときにパーツ代金を前払いし(約35,000円)、さらに6月の車検時にあわせて作業をしてもらい作業費も3万円ちょっと支払うことでようやく使えるようになりました.6万円以上という価格はたかがiPhoneの画面を車の画面に出すだけに支払う額としては高価な気もしますが、純正ナビの地図更新料金が3年で5万円ということを考えると、地図代に5万円支払うよりも拡張性のあることに6万円といくらかを支払うほうが楽しめそうだと思いこちらを選択したというわけです.
CarPlayのホーム画面.この画面はiPhoneから表示の順番や表示/非表示をカスタマイズできます.
iOS13から搭載された、ダッシュボード.曲表示やナビを同時に表示できていいのですが、残念ながら表示可能なナビは純正のみです.
曲表示画面.Bluetooth接続だとジャケ写が表示されないことが多いですが、USBケーブル接続なのでiPhoneに入っていればジャケ写も表示されます.また、曲の選択画面もプレイリストやAppleMusicなどiPhoneとほぼ同じことが操作できるのはメリットです.逆にラジオを聴きたいような場合には、マツダコネクトのメニューからラジオを選択する必要があります.radikoは現状ではCarPlay対応ではなく、どうやらradiko互換のサードパーティ製アプリが対応しているようです.
Apple iPhone mini 5
ディーラーから帰宅しがてらApple純正マップでナビを使いましたが、そっちに案内する?というパターンと、この細い道わざわざ使うの?というパターンが散見されたので、まず最初にナビ候補から除外しました.Googleマップも細い道案内しすぎという条件で除外に.ルートの細かな設定ができればいいのですが、その辺の使い勝手は専用ナビにはかなわないですね.
2020年7月現在でCarPlayに対応したナビアプリはApple純正の地図アプリの他は、Googleマップ、Yahoo! カーナビ、Waze、そしてカーナビタイムの5種類.Apple純正マップとGoogleマップを上記の理由で除外し、Yahoo! カーナビも実際に使ってみたものの使い勝手は自分の好むところではなく、Wazeは海外製のナビでなおかつGoogle傘下なので最初から期待せず除外.残る選択肢はカーナビタイムひとつ.
カーナビタイムのみ有料(Appleのサブスクリプション契約では月額600円、年間一括でも5,700円)なので最後に試したのですが(最初の1ヶ月は無料)、実際に使ってみると使い勝手の良さは頭抜けており、無料だからといってほかを使う気にはなりませんでした.
また、カーナビの画面に地図を表示しつつも、iPhoneの画面にルートの概要が表示されるのもメリットとして見逃せませんし、行先検索時にはiPhone側で操作することもできます.なので、カーナビの画面を使いつつもiPhoneを操作しやすいようにスタンドを取り付けたほうがいいのではないかと判断しました.
FUJIFILM X70
スマホスタンドとして購入したのが、ビートソニック製のロードスター純正スタンドBSA-21.スマホ用ホルダー部分のないものやQi対応のものもありましたが、今回は充電はUSBから行うので、通常のスタンド付きのものを購入しました.
FUJIFILM X70
仮組みしてみるとこんな感じ.ややゴツい気もしますが、振動する車内でぐらつかないようにしつつも、取り付け位置を調整するためには仕方のないところでしょう.
FUJIFILM X70
助手席側右にある、ドリンクホルダー取り付け用の場所に下側を引っ掛け、センターコンソールの出っ張りに上側から挟み込むようにして固定します.センターコンソール側に取り付けるパーツには両面テープが用意されていましたが、使わなくても安定しているようなので両面テープは使用していません(指で動かせばぐらつくし、使用する前提で作られた製品なのでここは自己責任で).
FUJIFILM X70
取り付け完了.位置がシフトノブの左上で、低めに取り付けるとシフト操作時に手にぶつかるので位置合わせには気を使います.
また取り付け後もドリンクホルダーは問題なく使えます.USBケーブルは30cmのものを用意していましたが、シフトノブにぶつからない高さに調整すると届きません.また、iPhoneのLightning端子をそのまま下に垂らすとシフトノブ操作時に接触して気になりそうです.なので50cmのL字型のものを注文しました.
FUJIFILM X70
仮のケーブルをつないでテスト.スタンドがゴツいかなとも思ったのですが、内装が黒いのとiPhoneに隠れるので気にならないですね.
操作性含めてもろもろまとめ.
CarPlayになってよくなったところと機能的に物足りないところがありますが、気になったのは操作性です.マツダコネクトは回転ダイヤル/8方向に倒す/押し込むことができるノブが採用されています(新しいものはそれに加えてノブの上部分がタッチパッドになっている).純正ナビはこのUIにあわせた設計がされており、ダイヤルを回転させることで地図の拡大縮小ができますが、CarPlayではできません.かといってiPhoneのような画面上でピンチイン/アウトで拡大縮小ができるかといえばそれもできません.iOSの機能上の限界なのか制限なのかはわかりませんが、地図としての使い勝手は純正ナビが上です.また地図データについてもApple純正やGoogleマップは道路専用に特化された地図ではないので、見やすさという点でも劣ります.Yahoo! カーナビとカーナビタイムは道路用にチューニングされているのでいいのですが、なぜかYahoo! カーナビはナビゲーション中はコンビニやガソリンスタンドなどの目印となるアイコンが消える謎仕様です.カーナビタイムは道路地図として見やすいですし、さらに純正地図にはない駐車場の満空情報やガソリンスタンドの価格(更新時間によってかズレもありますが)が表示されるのは大きな利点です.
CarPlay/Android Auto対応の車は徐々に増えてきており、また最近はコストのかかる純正ナビを嫌いディスプレイオーディオと呼ばれる画面付きのラジオとUSB端子を備えた安価な機器を搭載する車が多くなってきています.そのため、対応するカーナビも増えてくるのではないかという期待もあります.発展途上の分野ではあるので、今後が楽しみでもあります.
2020/06/06
Shureのイヤホンは昨年購入したSE425と、BluetoothレシーバとセットになっているAONIC 215付属のSE215を使用しています.
解像感の高いSE425の音色と低音に力のあるSE215の音色、どちらも好みなのですが、それを兼ね備えたようなイヤホンAONIC 4が発売されたので、購入しました.
Apple iPhone SE2
AONIC 215のときにイヤホンのケースとは思えない巨大さで驚きましたが、AONIC 4も同じサイズのパッケージでした.直径18cmもあります.円柱形をしているのですが、下に滑り止めがついていて転がらないようになっています.謎の配慮です.
Apple iPhone SE2
中身の配置もAONIC 215同様です.ケースも同様に円形をしていてジッパーで開閉するのですが、AONIC 215のようにバッテリや充電ユニットを搭載しているわけではないので、ややコンパクトになっています.
FUJIFILM X70
丸くてコロンとした形状をしています.耳に装着した時に外側がクリアになっており、中身が見えるようになっています.こうしてみると結構メカメカしいです.SE425はバランスド・アーマチュアユニットを2基搭載した2BAモデルでしたが、AONIC 4は低音用のダイナミック・ドライバユニットを1基、高音用のバランスド・アーマチュアユニットを1基搭載した、ハイブリッドモデルです.
耳に接する側には大きく「4」とプリントされています.
FUJIFILM X70
SE425との比較.外見はSE425のほうがロゴや型番がエンボス加工されていることもあってか高級そうに見えます.
聴き比べた印象ですが、
・SE425のほうが音域に偏りなく出ているのに対し、AONIC 4はやや低音が強め.とはいえ、バランスを崩すほどではない
・SE425はモニタリング的な音であるのに対して、AONIC 4は勢いがあって聴いて楽しむタイプ
・SE425よりもAONIC 4のほうが音の広がりを感じる
・SE425付属のケーブルのほうがAONIC 4付属のリモコンマイク付きケーブルより音がいい
というような感じでした.
FUJIFILM X70
外出時に使用するイヤホンをAONIC 4とAONIC TW1の組み合わせで使用し、家で聴く用にSE425を使用することにしました.
SE215とリモコンマイク付きケーブルの組み合わせでネット会議用に使用しようかと考えていますが、遮音性が高すぎるのも一長一短かなという感じではありますね.