2011/10/27
タイの洪水、トルコの震災と、日本だけでなく世界のあちこちで自然災害が猛威をふるっています.
3.11の震災の際には援助の手をさしのべていただけた恩もありますし、わずかな額ですが義援金を送らせていただきました.
タイへの義援金は、タイ大使館のページに義援金の案内が掲載されていますが、なぜかオンラインバンク経由ではエラーが出てしまって振り込みができませんでした.なので、品川区の「タイ王国洪水災害義援金」に振り込みをしました.
トルコへの義援金はトルコ大使館の案内だと海外送金になってしまうため、和歌山県の義援金口座に振り込みをしました.トルコと和歌山県の関係はWikipediaの「エルトゥールル号遭難事件」を見るとよくわかります.
日本同様に地震の多いトルコですから、日本政府も原発の輸出などをせずに耐震技術の供与などをしていただきたいものです.
2011/10/16
金曜日発売のiPhone 4Sですが、未だに入荷連絡はありません.
ネットなどで情報を集めていると、SBM端末はどこも品切れとのことですが、au端末は量販店を中心に在庫があるところが多いようです.日経新聞の記事で「auショップよりも量販店に重点的に商品を配分した」とありましたが、この状況を見るとたしかにそうなのかもしれません.
ただ、細かく在庫状況をチェックしていくと、在庫があるといっても16GBや32GBのものが多く、64GB、とくに黒は品薄傾向にあるようでした.自分が注文しているのも64GBの黒です.
契約方法について.
当初は現在使っているiida G9(auのデザイン重視のブランドの製品)はそのまま残して、iPhone 4Sを新規で契約するつもりでした.おサイフケータイを使いたいからです.しかし、そのためだけに契約を残すのももったいない話ではあります.なので、おサイフケータイを活かしつつコストを下げる方法について検討することにしました.
現状のauの契約では家族割などを使い、またそもそもの通話が少ないので月額3,000円を少し超える程度です.プランを変更してもこれ以上下げるのは難しそうです.そこで、この契約をiPhoneに持って行って、おサイフケータイ用に基本料の安いWillcomを新規で契約するのはどうかと考えました.調べたところ、月額1,450円くらいで使えそうです.難点はおサイフケータイ対応端末が少ないことでしょうか.
上記の2つのポイント、つまり「量販店にはiPhone 4Sの在庫があるらしい」そして「Willcomを新規契約してコストダウンする」という目的を果たすべく、近所のヤマダ電機に出かけました.
が、iPhoneは16GBしか在庫がなく、それにWillcom端末もお目当ての小型軽量のストレート端末は販売終了とのことで、諦めて帰宅しました.なかなか目論見どおりには行かないものです.
しかしその帰り道、自転車をこぎながら別の方法を思いつきました.
SIMカード(携帯電話の中に入っている電話番号などの情報が入ったチップ)を抜いても、おサイフケータイとしては使えるらしいので、普段はG9をSIMなしでおサイフケータイとして使い、チャージなどのときだけSIMをiPhoneから差し替えてやればいいんじゃないかと.帰宅してあれこれ調べてみると、ドコモはSIMなしではおサイフケータイとして使えないそうですが、auは使えるそうです.ただし、iPhoneのSIMは一般的な携帯電話のSIMよりも小さいMICRO SIMなので、変換アダプタが必要とのこと.
これでコストを抑えつつおサイフケータイを使う方法が見つかりました.SIM-MICRO SIM変換アダプタはamazonで注文しました.送料込みで265円、というか本体65円で送料200円w
夕方になってauショップに電話をしたら、黒の64GBは初期入荷では予約分をさばけなかったとのことで、自分の前に10人くらい待ちの人がいるとのこと.そして入荷は未定とも.量販店などを回れば見つけられそうですが、それも面倒なのでそのまま予約を続行することにしました.
【補足】
残念ながらSIM-Micro SIM変換アダプタを使ってiPhone 4Sとガラケーを使い回すことはできませんでした.
2011/10/10
連休中にホリデーパスを利用して、横須賀の無人島である猿島と川崎の工業地帯に出かけてきました.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
東京駅から横須賀線に乗って横須賀駅に.横須賀駅は階段が1段もないというレアな駅です.バリアフリー的な側面で評価されているようですが、もともとは軍事物資を鉄道に積み込むためという歴史的な経緯のためのようです.
駅の入り口によこすか海軍カレーのキャラクタ「スカレー」の像が置かれています.

Nikon D700 + NEW NIKKOR 105mm F2.5
駅を出てすぐに海上自衛隊や米軍の施設が見えてきます.この後ろには南極観測船「しらせ」も停泊していました.
ここから三笠公園に向かい、船に乗って猿島に向かいます.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
猿島は横須賀の沖にある小さな無人島です.幕末から第二次大戦にかけて防御拠点として使用され砲台が設置されていました.
船が着岸するあたりは海水浴場やバーベキュー施設として利用されていますが、奥に入っていくと島全体が要塞であったときの名残が随所に見られます.小さな島なので1時間もあればほぼ全体を見ることができます.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
通路の両側をレンガで固めて弾薬庫や兵舎として使用していた跡が未だに残っています.
10年以上前にも訪れたことがあるのですが、そのときに比べて劣化が進んだのかそれとも歴史遺産の保護のためか、木道が設置されていました.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
島に設置されていた砲台の跡です.全部で5基の砲台が設置されていたそうで、いくつかを見かけました.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
上空からのカモフラージュのためか、トンネルも多く設置されています.トンネルや壁面のレンガ造りの施設には、今となってはほとんど見られない「フランス積み」という積み方が見られます.
1時間ほど滞在してから三笠公園に戻り、昼食をとってから鶴見に向かいます.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
鶴見駅で鶴見線に乗り換え、1駅目の国道駅で下車します.
国道駅はその名の通り、国道15号沿いにある駅です.横浜市内の駅であるにもかかわらず、無人駅、しかも自動改札すらありません.もっとも、鶴見線にはこうした駅はザラで、自動改札のある駅のほうが珍しいくらいです.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
改札を出ても廃墟然とした光景が広がります.いくつかの店舗の看板が出ているのですが、訪れたときには営業していませんでした.
駅の入り口の壁面には戦時中の米軍機による機銃掃射の弾痕が残っていたのですが、いつのまにか修復され消えてしまいました.貴重な戦時中の記録として残すべきだと思うのですが、残念です.

Nikon D700 + NEW NIKKOR 105mm F2.5
再び鶴見線に乗って海芝浦駅に向かいます.鶴見線は工業地帯に沿って敷かれている路線で、途中で3つに路線が分岐します.そのなかでも一番ユニークなのが、この海芝浦行きの支線です.なにしろ、駅の出口が東芝の工場入り口に直結しているため、一般人は駅から出ることができません.しかもこの駅、運河沿いに作られているため、片側は海.その特殊性と近場ながら非日常な旅情気分が味わえると評判のため観光客が多く、東芝側も配慮して公園を整備してくれています.
運河の反対側には石油関係の設備でしょうか、蒸留塔があり炎が吹き出しているのが見えました.

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2

Nikon D700 + NIKKOR-O Auto 35mm F2
日が沈むまで少し時間があったので、さらに鶴見線に乗って扇島駅まで行ってみました.川崎の工業地帯は車と電車で行けるエリアが異なるので、たまには電車でこうして回るのも楽しかったです.
2011/10/05

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
今日明日と休暇なのですが、あいにくの悪天候なので、以前から出かけたかったお台場の「日本科学未来館」に行ってきました.
駐車場が地下にあるので濡れずにすみました.
今回の目的は、ドームシアターで上映される「暗やみの色」です.2005年に製作されたコンテンツなのですが、作曲をおこなったレイハラカミがこの夏に逝去したことを追悼して、11月23日まで特別上映されているのです.
昼過ぎに到着したので「暗やみの色」の上映の15時まではしばらく時間があります.ちょこっと常設展示を見てからレストランで食事でもと思っていたところ、どの展示も面白くて引き込まれてしまいました.ステージ上ではASIMOが動いており幼稚園児が食い入るように見ているかと思えば、反対側のエリアでは超伝導のデモが行われたりします.超伝導のデモは最初から最後まで見てしまいました.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
日本科学未来館のシンボルともいえる巨大な地球儀「Geo Cosmos」もデモが行われていました.
有機ELディスプレイを貼り付け、1,000万画素オーバーの解像度を持っており、見ていて飽きません.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
様々な情報が表示できるようになっており、これは東日本大震災発生時の津波の動きを示したものです.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
GeoCosmosをぐるっと囲むようにして通路が設置されており、上のエリアに移動できるようになっています.
メインの展示エリアは3階と5階の2フロアになっており、3階に情報技術やロボットなどの先端テクノロジー、5階に宇宙、海洋、そして人体といった構成になっています.
国際宇宙ステーションを模したエリアで宇宙食の展示を眺めていたら、ボランティアの服を着たかたが説明をしてくださいましたが、その説明スキルがものすごいのです.
宇宙食をどうやって食べられるようにするのかを尋ねたところ、ディスプレイのパネルを開けて、宇宙食の口をノズルに差し込む方法やお湯の量のセットまで全部実演してくださいました.自分も中途半端な知識として、水が重要であること、そして水が機械にかからないように注意していることは知っていましたが、ここまで厳密にやっているとは知りませんでした.こぼれた水はすぐに回収すればよいのでは?と尋ねると、無重力環境からくる呼吸の問題、それを解決するための空調・・・と非常に理路整然と説明をしていただけました.
その他にもいろいろと伺ったのですが、明確に教えていただき、非常に感銘を受けました.大学や研究所などを定年退職されたようなかたなのでしょうか.こうしたかたが数名いらしていました.展示物だけでも非常に面白いのですが、興味ある分野であればぜひこうしたかたに直接話を聞くべきです.
そうそう、日本人宇宙飛行士が持ち込む日本食の宇宙食ですが、アレは全クルーが食べるそうです.一番人気は鯖の味噌煮だそうですよ.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
ドームシアターです.天体というのは実はあんまり興味がなくて、プラネタリウムのたぐいも行ったことがないのですが、すごさに圧倒されました.浮遊感あるレイハラカミの音楽もあっており、上映時間35分があっという間に過ぎ去ってしまいました.
常設展示のほかに特別展示もあるのですが、ちょうど前回のが数日前に終わってしまったばかりで、ありませんでした.
次回の特別展示は2012年3月10日からで「世界の終わりのものがたり~もはや逃れることのできない73の問い」というものです.すべての物事には終わりがあり、その「終わり」を見つめることで生き方や考え方を改めて考え直す、という深いテーマです.ネガな話題でできれば誰もが避けて通りたい事象をどのように展示し、問いかけてくるのか.これは見逃せません.
2011/09/21
久しぶりに首都圏を台風が直撃しました.
午前中から雨が降り始めて、昼過ぎくらいから徐々に風もきつくなってきたので帰りが不安だなと思っていたら、帰宅時刻あたりがもっとも風雨が厳しいとの予報.上司に帰宅指示を出した方がよいのではないかと伝えたのですが、どうも乗り気ではありません.そうこうしているうちにどんどん雨風が強くなってきます.
ようやく15時過ぎに帰宅許可が出たのですが、その直後に小田急線が止まったとのニュースが.自分はバスに乗るつもりだったのですが、小田急線が止まっているということはバスに人が流れてくることを意味します.やはり、バス停には普段では見られないほどの列ができあがっていました.
定員いっぱいまで乗客を乗せたバスは、道路が混雑しているに加えて乗降に時間がかかることもあって、いつもの倍くらい時間がかかりました.まあ慌てても仕方がないやと思いながら外を眺めていると、木々がものすごい勢いで揺れており、しまいには雨風で外が見づらくなる始末でした.
ようやく自宅に着いたのですが、アパート前の道路になにかが倒れていました.見るとゴミ捨て場の屋根がはがれ落ちて道路にはみ出ています.一人で持ち上げようにも結構な重さがあり、動きません.なので大家さんに連絡を取り、人を出してもらって一緒にアパートの階段下のスペースに運びました.
心配であったロードスターはものがあたったような様子もなく無事でした.が、屋根付き駐車場に駐めているにもかかわらず幌も含めてずぶ濡れでした.
19時くらいには雨もやんで台風一過という感じになりましたが、まだまだ風が強い状態が続いています.