2011/07/01
「リコー、PENTAX買収に「お嫁に来てもらったようだ」」
ホヤがペンタックスを買収したときから、不採算部門でお荷物扱いのカメラ部門は切り捨てられるんじゃないかと言われていました.それから4年、一時期はJVCケンウッドに買収されるなんていう話もあったようですが、最終的にはリコーに落ち着きました.
リコーがペンタックスを買収、と聞いたときにはさすがに驚きました.リコーもかつては一眼レフカメラを作っていましたが、今はGXRやGR DIGITALのようなニッチ狙いの製品がメインです.ラインナップ的には中判からコンデジまでフルラインナップをそろえるペンタックスのほうが規模は上です.
とはいえ、中判や一眼レフはペンタックス、高級コンデジはリコーという感じでそれほどバッティングしません.マニアックなこだわりのあるカメラを作るという点では両者は似ているのかもしれません.リコーのフィルム一眼レフカメラはペンタックスと同じKマウントを採用していたのもちょっとした因縁を感じます.
共倒れにならないことを切に祈りつつ、ユニークな製品を期待したいです.
2011/06/06

RICOH GR DIGITAL III(クロスプロセス)
「まんがサイエンス」は学研の「科学」に掲載されていた、科学まんがです.テーマは非常に多岐にわたり、人体から宇宙、最新機器や素材にいたるまで、ありとあらゆることが扱われています.子供向けの内容といって馬鹿にしてはいけません.ここに掲載されていることをきちんと説明できる大人はそう多くはないでしょう.つまり大人が読んでもためになります.そして、面白いです.
現在はたしか12巻まで発売されていると思いますが、残念ながら「科学」が出版されなくなってしまったので新作が出ない今となっては新刊が出るのは難しそうです.自分は全巻購入しているのですが、1-4巻はかなり前に購入したこともあって所在不明です.
さて、昨今の原発事故が起きてから、このまんがサイエンスで原発や放射能をどのように扱っているのかが気になって探してみたのですが、どうやら原発や放射能をテーマにしたものはないようです.地熱発電のときに発電の原理としてちょっと触れられていたり、原発作業用ロボットとかが紹介されている程度です.
まんがサイエンスは著者である、あさりよしとお氏自らが取材して描いていることもあって、巻末にはメーカーなど各社の名前が「協力」としてクレジットされています.原発関連企業などはお金を払って宣伝漫画を描かせているほどですので、小学生向けの科学まんがで扱われるといったら喜んで協力するはずです.にもかかわらず扱われていないのは、きっとなんらかの理由があるのでしょう.
自分の推測ですが、おそらくはあさりよしとお氏自体が小学生向けに原発や放射能をポジティブに紹介するのを嫌っていたのではないでしょうか.
まんがサイエンスとは別に、あさりよしとお氏が描いた科学風味?漫画で「HAL」というのがあります.こちらは嘘と真実がごっちゃになっており、全体的にブラックジョークに満ちあふれた作品で、もちろん小学生向けのものではありません.このHALには「ザ・臨界」というテーマで、実験室でバケツにウラン化合物を注いで臨界が起きる様子を実験しています(JCOの「バケツで臨界」事故をネタにしています).まんがなので何事もないかのように話は進みますが、実際にこんなことやったら被曝して死亡間違いなしなのはいうまでもありません.
そして極めつけはこれらのセリフ.
「それに日本じゃ「体に良い放射能」があるってことになってるんだし」
「誰だ ンな寝言 言ってる奴ァ!!」
「そんな甘い考えだから安全神話の崩壊とかにつながるんですよ!」
「…でも もとから神話だしな」
で、最後に
「日本は安全神話に護られています.安心して生活しましょう.」
と締められています.ブラックすぎです.
2011/06/05

千葉県は九十九里に近い某所に設置してあるネットワークカメラの障害対応に朝から出かけてきました.前日にNTTの人に調べてもらったところADSLモデムが不調とのことで新しいものに交換してもらいました.なのであとはプロバイダの設定をやりなおせば解決・・・と簡単にはいかずに、しばらく難儀しました.
どういう理由かは不明ですが、ネットワークカメラのIPアドレスが初期化されてしまっており、それらの設定もやり直したところ無事に通信できるようになりました.
画像はLAN(屋外、しかも農地でLANというのも違和感ありますが・・・)接続でネットワークカメラを操作して頭上から自分を撮影したもの.なんだか幽体離脱したような不思議な感覚です.画像がぶれているのはカメラがパンしている最中に画像をキャプチャしたせいでしょうか.
とれたてのジャガイモを分けてもらったので、夕飯にゆでてバターといかの塩辛とともにいただきました.塩辛との組み合わせはちょっと奇異に見えますが、とある居酒屋で食べたら意外なほどにおいしかったのでマネしてみました.
2011/06/01
このブログはWordPressで運用しています.
WordPressはソフトウェアの自動アップデート機能が装備されていて、お手軽にバージョンを上げることができるのですが、レンタルサーバ会社のMySQLのバージョンが4.0で止まっていたため、WordPressのバージョンも2.8.6で止まっていました.
機能的に不足はないのですが、セキュリティ的にちょっと不安だなと思っていたところ、久々にレンタルサーバの設定画面を確認したらMySQLのバージョンが5.xに上がっていました.ところが、よく見たらMySQL 4.xとMySQL 5.xでデータベースサーバが違っていました.どちらでもお好きな方を使ってくださいということなのかもしれませんが、これではデータベースの中身を移し替えなくてはMySQL 5.xに移行できません.
とりあえず、以下の方法で移行できました.
1. MySQL 4.xのPHPMyAdminからエクスポートを行う
・WordPressのデータの入ったデータベースを選択
・「エクスポート」をクリックして「全選択」をクリックして「構造」の「DROP TABLEを追加」にチェック
・「ファイルで保存する」にチェックを入れて「実行」
2. MySQL 5.xのPHPMyAdminでインポートをする
・データベースを選択
・「インポート」をクリックしてエクスポートした書類を選択
難儀したのはインポート側の制限が2MBまでとなっていたこと.エクスポートした書類が17MB程度もあったのでどうしようかと思いましたが、gzip圧縮ファイルにも対応しているとのことだったのでgzip圧縮したところぎりぎり2MBに収まったのでなんとかなりました.
あとは、wp-config.phpのDBサーバ名やパスワードなどを書き換えて完了.とりあえずすべてうまく動いているようでなによりです.
2011/05/31
29日(日)夜にEテレで放送されたETV特集「細野晴臣 音楽の軌跡 〜ミュージシャンが向き合った「3.11」〜」を見ました.
「3.11」とからめての放送でしたが、実際のところ、もともとは違うコンセプトで制作されていた番組であることが放送を見ているうちに伝わってきました.
おそらく、もともとは細野晴臣氏の新譜「HoSoNoVa」のリリースにあたって、氏の音楽のルーツを探る的な番組だったのでしょう.実際、3月11日よりも先からレコーディング模様などの収録はされており、3月11日当日もナレーション役の原田知世と街中を歩きながら対談し、そして地震にあったところも放送されていました.
しかし、地震によって様々なものが変化してしまい、氏も「音楽家とはどうあるべきか」というようなことを考え、1ヶ月ほど音楽も聴けず楽器にも触れない日々が続いたそうです.そういえば、別のラジオ番組では放射性物質が怖くてガイガーカウンタを持ち歩いてあちこち測っている、なんてこともいっていました.放送では4月上旬のライブの模様も伝えていましたが、そのときも結局2曲しか演奏できなかったとのことでした.
放送自体は、細野晴臣の歴史を過去の日本語ロックからテクノ、そしてアンビエントと常に変化をし続けてきたことを映像で伝えたりもしており、ちょっとその部分と「3.11」の影響とのからみが少し弱いというかまとめ切れていない印象を受けました.個人的には、「3.11」による心理的な変化や影響などに絞り込んだ内容で見たかったかなと思いました.