2012/11/07
MacBook(Late 2008)からMacBook Pro Retina 13inchへの移行は、TimeMachineを使うことで比較的手間いらずな感じでできました.
が、すべてが完璧というわけではなく、2点ほどアプリの移行がらみで問題が発生したので、メモをかねて書いておこうと思います.
■ 問題1. Adobeアプリケーションのライセンシングエラー
AdobeのアプリはIllustrator CS4、Dreamweaver CS4、Photoshop Elements 8を使用しています.どのアプリも旧MacBookでライセンスの解除を行っておいたのですが、新MacBookで起動すると「この製品のライセンシングが完了していません」「エラー:150:30」なるメッセージが表示されて起動しませんでした.TimeMachineでのバックアップ時、もしくは復元をしたときにライセンスを管理するファイルが正常にコピーされていないことが原因のようです.
対策としては、
1. 「ライブラリ」フォルダ内の「Preferences」内に「FLEXnet Publisher」というフォルダがあればそれをデスクトップに移動してソフトを起動させる
2. もし「FLEXnet Publisher」がなかったらフォルダを作ってみる
というあたりで解決できるようです.今回は2で解決しました.「ライブラリ」フォルダは隠されている場合もあるので、そういうときはFinderで「Option」キーを押しながらメニューの「移動」をクリックすると表示させることができます.
■ 問題2. Aperture3のシリアルナンバーを起動するたびに聞かれる
Aperture3を起動するとユーザ登録を求められ、とりあえず起動はするものの、画面左上から「Apertureについて」を選択しても使用者名の欄が「未取得」と表示されてしまい、次に起動したときもまたシリアルナンバーを聞かれてしまうという問題.
対策は、いったんAperture3アプリケーションをゴミ箱に捨て、CD-ROMから再インストール、そして起動せずに「ソフトウェア・アップデート」をかけて最新版に更新.これで解決しました.アップデートをかけずに起動するのはライブラリの不整合など問題を引き起こしそうなのでやめておいたほうがよいでしょう.
※ 補足:Ver.3.4.3アップデートで、ライセンス認証済みなのにシリアルナンバーを聞かれる問題を解決したとあるので、この問題はもう解決済みかもしれません.
そのほかは、Microsoft Officeでシリアルナンバーの再入力を求められたくらいで大きな問題は起きていません.アプリをすべて再インストールし、環境設定をやり直すことを考えるとはるかに楽なので、やはりTimeMachineは偉大です.
2012/11/06

Apple iPhone 5
4年ぶりにMacBookを新調しました.
今まではMacBook(13-inch, Aluminum, Late 2008)でしたが、これをMacBook Pro Retina 13inchにしました.
今まで使っていたMacBookは「ユニボディ」と呼ばれるアルミ削りだしの出始めの機種で、必要十分な性能を備えており、途中でハードディスクを250GB→320GB→500GB→640GB→1TBと交換し、メモリも標準の2GBから非公式には対応していない8GBまで増設して使用してきました.OSも当初はLeopard(MacOS X 10.5)でしたが、Mountain Lion(MacOS X 10.8)までアップデートしました.
なかなか使いでのある機種でしたが、使用開始から4年が経過したこともあり、機能的に充実した13インチのRetinaモデルが出たこともあって切り替えることにしたのです.
現在、13インチのMacBookには以下の3機種があります.
■ MacBook Air
■ MacBook Pro
■ MacBook Pro Retina
それぞれの特徴を簡単にまとめると、
■ MacBook Air
・そこそこ高解像度のディスプレイ(1,440*900)
・SSD(最大容量512GB)
・重量:1.35kg
■ MacBook Pro
・光学ドライブ内蔵
・HDD(最大容量1TB)またはSSD(最大容量512GB)を選択して搭載可能
・重量:2.06kg
■ MacBook Pro Retina
・超高解像度ディスプレイ(2,560*1600)
・SSD(最大容量768GB)
・重量:1.62kg
というような感じです.
光学ドライブは使用頻度が低いので外付けでいいこと、写真など画像をいじることを考えると高解像度のディスプレイがほしいこと、そしてストレージ容量は現状の使用量を考えると600GB以上必要、というあたりからRetinaにしたというわけです.
Retinaモデルには15インチの製品もありますが、鞄に収容できないので選択肢から外しました.
そのほかのオプションとして、
・CPUをCore i7/2.9GHz(ただしデュアルコア)に交換
・キーボードをUSキーボードに交換
・オプションのThunderbolt-Ethernetアダプタ、MagSafe-MagSafe2アダプタを追加
というオーダーをしました.
製品発表日に注文をして、納品されたのが約10日後でした.標準構成であれば店頭で普通に買えたようです.
約3時間ほどかかってTimeMachineからデータを復元し、使い始めた最初の印象はやはり「画面が綺麗」ということです.「Retina」という製品名が示す超高解像度ディスプレイは、通常であれば1個のドットで表示するところを2×2の4ドットで表示することで緻密な画像、エッジの立ったクリアな文字を表示できる技術です.
出荷状態では1,280*800の解像度を表示する「Retina」モードに設定されていますが、1,440*900、1,680*1,050といった変則的な解像度も選択可能です.一般的な液晶ディスプレイであれば、スペックと異なる解像度を選ぶと文字がぼやけたりするものですが、ここまで解像度が細かなディスプレイですと、そうした常識を覆して変則的な解像度でもクリアに表示されるのです.これは液晶の解像度や性能もさることながら、MacOS Xの解像度に依存しない設計も関係あるようです.
自分は1,440*900で使用しています.1,440*900という解像度はMacBook Airと同じですが、2,560*1,600の液晶で1,440*900の画面にあわせてアウトライン化したテキストを表示しているため、非常にはっきりとした文字が表示されます.画像についても対応アプリであればフル解像度のクオリティを生かした表示になっています.
また、使っていくにつれて感じるようになったのが、処理速度の速さ.HDからSSDに、CPUもCore 2 DuoからCore i7に変わることでクロック値以上の高速化がされています.
Apertureで1分ほどのスライドショーをHD動画に書き出したところ、今までのMacBookで4分14秒かかっていたものが2分半ほどに短縮されました.HDがネックで処理がもたつき気味であった、VMWare FusionでのWindows XPも仮想マシン環境とは思えないほどの速度で動きます.
軽量化されたのも重要なポイントです.2.06kgから1.62kgなので400g程度なのですが、鞄に入れると明らかに違いを感じます.ウィークデイは自宅と会社をMacBookを持って行き来するので、この軽量化は嬉しいところです.
マイナス点をあげると、薄型化(2.4cm→1.9cm)の影響によってキーストロークが浅くなっており、指先に伝わる感触に違和感を覚えます.慣れで解決できるとは思うのですが、しばらくは微妙な感覚が続きそうです.
バッテリ交換不可なのも将来的には不安要素でしょうか.また、欲をいうのであれば、メモリは8GBではなく16GBのほうがよかったかなと.
とはいえ、ほぼ満足です.また4年間は使い続けることになるかと思いますが、これだったら十分使えるのではないでしょうか.
2012/11/04

RICOH GR DIGITAL IV
iPhoneを4Sから5に機種変更しました.
5が出た当初は買おうかどうしようかと結論を出せていなく、様子見であったのですが、5を導入した方々からの絶賛の声を聞くにつれて、機種変を決意したという次第です.
実際には、もう少し前から機会をうかがっていたのですが、予約をしないと購入できないような状況が続いていたので、ふらっと店に行ってぽんと買えるようになるときを待っていたのです.

RICOH GR DIGITAL IV
第一印象としてはやはり、軽く薄くなったと.画面を操作すると速くなったとも感じました.
4Sも完成度の高い製品だと思っていましたが、さらにその上をいっています.
購入してから帰宅するまで、環境の整っていない5にテザリングさせて4Sでネットを見たりしていましたが、不満のない速度が出ている印象です.5自体はテザリング設定をした後に再び箱にしまったので3GかLTEのどちらでつながっているかはわからなかったのですが、LTEのエリアは思ったよりも早めに展開されているようなので快適に使えそうです.
ちなみに自宅でもLTEは使用可能でした.

RICOH GR DIGITAL IV
4Sまでとは画面のアスペクト比が異なるので、5向けにアップデートされていないアプリは余白が出てしまいますが、自分のよく使うアプリに関しては大半がすでに対応しており、広くなった画面を存分に使うことができます.
ケースは、4Sのときと同様にHacoaの木製ケースを使うべく注文をしているのですが、納期が12月になるとのことなので暫定的にradiusの凸型バンパーを使用してみることにしました.radiusはあのradiusです.RocketとかSuperMacとかの.懐かしい.
この凸型バンパー、2個のパーツをぱちんとかみ合わせて止めているだけなのですが、精度がよくぐらつきや緩んだりすることがまったくありません.
余談ですが、映像系ライターの小寺信良氏のメールマガジンでこのバンパーが失敗談的にネタにあがっていて、差し込み口の大きなイヤホンが刺さらないとか、イヤホン差し込み口と反対側に持ち手があるので上下逆さまだとかいうことが書かれていました.自分も半分ネタで買ってみたようなものだったのですが、使用頻度の高いMDR-EX800STのプラグはきちんと刺さる上にL字型なので、まったく問題なしでした.左手で本体持ったときに人差し指をフックに入れておくと安定性も増して落としづらくなるので、多少の難はあれどこれはこれでアリかなと.
2012/11/02
先週水曜、10月24日に注文したMacBook Pro Retina 13inchですが、未だに到着していません.
10月31日の午後にはAppleからヤマト運輸の上海支店に荷物が渡っているのはトラッキングデータから判明しているのですが、中国を出発したのが11月2日の早朝というのはタイムラグありすぎです.税関かなにかで引っかかっていたのでしょうか.
おかげで、あとから注文したケースのほうが先に届きました.

Apple iPhone 4S
buzzhouse designのハンドメイドフェルトケースです.

Apple iPhone 4S + Hipstamatic
フェルト生地を縫い合わせて封筒状にし、ボタンの留め具をつけて封筒さながらに紐で封をする仕掛けになっています.MacBook Airを初めて発表するときにスティーブ・ジョブズが封筒からMacBook Airを取り出したこともあって、こうした封筒を模したケースがいくつか出ているのです.

Apple iPhone 4S + Hipstamatic
ダブルステッチできちんとした作りになっています.色はブラックとオレンジの2色があるのですが、今回はオレンジを選択しました.実は初代iPadを購入したときにもbuzzhouse designのiPad用ケースを購入しました.そのときはブラックを選択したのですが、ステッチの糸が赤で、封筒の雰囲気ともうひとつあわないと感じたのです.
ブラック/オレンジ以外にDXバージョンとしてエッジ部分に革を使用し、インナーもついたモデルもあるのですが、1万円近い価格と、カジュアルな雰囲気のケースに高級感を追求するのもなんかなと思って候補から外しました.

Apple iPhone 4S + Hipstamatic
想像よりも大きめに感じたので、ためしにMacBook(2008 Late)を入れようとしてみましたが、かなりきつくて無理でした.MacBook Pro Retina 13inch用は、MacBook Air 13inch用と兼用なのです.数ミリ単位の差とはいえ、今使っている機種より小型化されているということを思わぬところで実感し、さらに期待が高まってきました.
2012/10/28
先日の発表会で13インチのMacBook Pro Retinaと、iPad、iPad miniが登場しました.また、その1ヶ月前にはiPhoneも発表されました.
財力的にも効率的にもすべてを購入するのは無理があるところなので、どれとどれを組み合わせて使うのがよいのかを検討してみたいと思います.なお、WindowsおよびAndroid等の他OS機は自分の興味の対象外なので検討から省きます.
■ 無線LAN / 3G / LTEなど通信機能を有している製品
・iPod touch(無線LAN)
・iPhone(無線LAN / 3G / LTE)
・iPad mini(無線LAN / 3G / LTE)※3G / LTEはオプション
・iPad(無線LAN / 3G / LTE)※3G / LTEはオプション
・MacBook Air(無線LAN)
・MacBook Pro(無線LAN)
液晶サイズだけ見ても、4、7.9、9.7、11、13.3、15.4と多岐にわたっているのがよくわかります.
■ 現在所有している製品
・iPhone 4S(無線LAN / 3G)
・iPad 3rd (無線LAN)
・MacBook 13(Late 2008)(まもなくMacBook Pro Retina 13)(無線LAN)
こうしてみると、出先での通信環境が弱い感じですね.自宅と会社での使用がメインでどちらも無線LANはあるので普段は問題ないのですが、屋外での通信環境がiPhoneしか使えないのも考え物です.
いちおうWiMAXルータは契約を切った状態のものを持っているのですが、たまにしか使わないのでいざというときにバッテリが干上がっていたりすることもありますし、それにWiMAXもauのLTEシフトが鮮明になった今となっては現在以上の増強は望めないかもしれません.
現在の状況を強化する第一歩としては、
・iPhone 4S → 5
というのが考えられるでしょう.5になることでテザリングも可能になりますので、iPad / MacBookが生きてきます.
通信環境の多重化という観点からいくと、iPhone 5でのau回線(3G / LTE)に加えて、ドコモのLTEルータあたりを持っておくのが妥当な線でしょうけど、そこまでシビアな環境は今のところほとんどないので、毎月定額コストを支払ってまで契約する必要性はないですね.
もうひとつ気になるのは、
・iPad mini(無線LAN / 3G / LTE)※3G / LTEはオプション
これを3G / LTE契約をつけて持ち歩くのもアリかなと.ただ、iPhoneと二重契約になるので、コスト面がネックです.両方契約した場合の割引オプションのようなものをauが用意してくれれば、導入を前向きに考えたいのですが.もうしばらくたてば料金プランなど詳細が発表になるので、それを見て判断したいところです.
もしくは、iPhoneをやめてガラケーに機種変更して通話オンリーにして、通信系をiPad miniにするという役割分担をさせる方法もアリかなと.
自分のiPhoneの使い方としては、通話ってあんまり重要度が高くないのと他アプリとの連携もないのでガラケーに追い出すのもよさそうと思ったのですが… ガラケーのラインナップを見て、ああ、これはもう過去の遺物のような扱いだなと思って萎えました.あえて持つのもクラシカルでよいかなとも思いましたが、そこで無理に酔狂を求める必然性もないですね.
それはさておき.
もし、まったく所有していなくて、これから機材をそろえていくとしたら、
・iPhone 5
・iPad or iPad mini(無線LAN / 3G / LTE)※3G / LTEはオプション
・MacBook Air
あたりがオススメでしょうか.Retinaディスプレイにこだわりがなく、モバイル主体であれば軽量化重視でiPad miniとMacBook Air 11インチあたりの組み合わせであれば、iPhone含めて約1.5kg程度です.Macは自宅で使えればOKというのであれば、500g程度です.
Retinaでなければイヤ、となると2.5-3kgコースになってしまいますね.軽くてRetinaがいい、となるのであればMacBook Air Retinaであるとか、iPad mini Retinaを待つことになるでしょうけど、だったら今のうちに手に入る機材を買ってきてとにかく使い始めるべきでしょう.機材なんてどんどん新しくなるし、新しくなったら欲しくなるのだから、手元にないのだったらさっさと買うべきです.