2012/11/06

MacBook Pro Retina 13inch

Category: コンピュータ — Annexia @ 21:51

Apple iPhone 5

 4年ぶりにMacBookを新調しました.
 今まではMacBook(13-inch, Aluminum, Late 2008)でしたが、これをMacBook Pro Retina 13inchにしました.
 今まで使っていたMacBookは「ユニボディ」と呼ばれるアルミ削りだしの出始めの機種で、必要十分な性能を備えており、途中でハードディスクを250GB→320GB→500GB→640GB→1TBと交換し、メモリも標準の2GBから非公式には対応していない8GBまで増設して使用してきました.OSも当初はLeopard(MacOS X 10.5)でしたが、Mountain Lion(MacOS X 10.8)までアップデートしました.
 なかなか使いでのある機種でしたが、使用開始から4年が経過したこともあり、機能的に充実した13インチのRetinaモデルが出たこともあって切り替えることにしたのです.

 現在、13インチのMacBookには以下の3機種があります.
 ■ MacBook Air
 ■ MacBook Pro
 ■ MacBook Pro Retina

 それぞれの特徴を簡単にまとめると、
 ■ MacBook Air
 ・そこそこ高解像度のディスプレイ(1,440*900)
 ・SSD(最大容量512GB)
 ・重量:1.35kg
 ■ MacBook Pro
 ・光学ドライブ内蔵
 ・HDD(最大容量1TB)またはSSD(最大容量512GB)を選択して搭載可能
 ・重量:2.06kg
 ■ MacBook Pro Retina
 ・超高解像度ディスプレイ(2,560*1600)
 ・SSD(最大容量768GB)
 ・重量:1.62kg
 というような感じです.

 光学ドライブは使用頻度が低いので外付けでいいこと、写真など画像をいじることを考えると高解像度のディスプレイがほしいこと、そしてストレージ容量は現状の使用量を考えると600GB以上必要、というあたりからRetinaにしたというわけです.
 Retinaモデルには15インチの製品もありますが、鞄に収容できないので選択肢から外しました.
 そのほかのオプションとして、
 ・CPUをCore i7/2.9GHz(ただしデュアルコア)に交換
 ・キーボードをUSキーボードに交換
 ・オプションのThunderbolt-Ethernetアダプタ、MagSafe-MagSafe2アダプタを追加
 というオーダーをしました.
 製品発表日に注文をして、納品されたのが約10日後でした.標準構成であれば店頭で普通に買えたようです.



 約3時間ほどかかってTimeMachineからデータを復元し、使い始めた最初の印象はやはり「画面が綺麗」ということです.「Retina」という製品名が示す超高解像度ディスプレイは、通常であれば1個のドットで表示するところを2×2の4ドットで表示することで緻密な画像、エッジの立ったクリアな文字を表示できる技術です.
 出荷状態では1,280*800の解像度を表示する「Retina」モードに設定されていますが、1,440*900、1,680*1,050といった変則的な解像度も選択可能です.一般的な液晶ディスプレイであれば、スペックと異なる解像度を選ぶと文字がぼやけたりするものですが、ここまで解像度が細かなディスプレイですと、そうした常識を覆して変則的な解像度でもクリアに表示されるのです.これは液晶の解像度や性能もさることながら、MacOS Xの解像度に依存しない設計も関係あるようです.
 自分は1,440*900で使用しています.1,440*900という解像度はMacBook Airと同じですが、2,560*1,600の液晶で1,440*900の画面にあわせてアウトライン化したテキストを表示しているため、非常にはっきりとした文字が表示されます.画像についても対応アプリであればフル解像度のクオリティを生かした表示になっています.

 また、使っていくにつれて感じるようになったのが、処理速度の速さ.HDからSSDに、CPUもCore 2 DuoからCore i7に変わることでクロック値以上の高速化がされています.
 Apertureで1分ほどのスライドショーをHD動画に書き出したところ、今までのMacBookで4分14秒かかっていたものが2分半ほどに短縮されました.HDがネックで処理がもたつき気味であった、VMWare FusionでのWindows XPも仮想マシン環境とは思えないほどの速度で動きます.

 軽量化されたのも重要なポイントです.2.06kgから1.62kgなので400g程度なのですが、鞄に入れると明らかに違いを感じます.ウィークデイは自宅と会社をMacBookを持って行き来するので、この軽量化は嬉しいところです.

 マイナス点をあげると、薄型化(2.4cm→1.9cm)の影響によってキーストロークが浅くなっており、指先に伝わる感触に違和感を覚えます.慣れで解決できるとは思うのですが、しばらくは微妙な感覚が続きそうです.
 バッテリ交換不可なのも将来的には不安要素でしょうか.また、欲をいうのであれば、メモリは8GBではなく16GBのほうがよかったかなと.
 とはいえ、ほぼ満足です.また4年間は使い続けることになるかと思いますが、これだったら十分使えるのではないでしょうか.

2 Comments »

  1. かなり気に入ったみたいですね。
    実は13RetinaもiPad miniも実物を見ていないのですが、今回のも相当良いのではないかと思っています。また売れるんだろうなぁw
    それにしても初代とはいえUnibody機は名機だったんじゃないかと思います。
    うちのMBP17はAnnexiaさんの2008とほぼ同時期に購入しましたが、結局Retinaまで保たずにAirの中継ぎを必要としましたが、そちらのはメモリの最大量で生き延びた感じですかね?
    バッテリ交換は、値段的にはあまり変わらないようですし、メリットの方が多いぐらいなので良いんじゃないかと思いますけどね。

    コメント by エヌ氏 — 2012/11/08 @ 06:17

  2. 13インチのRetinaは待っていた人もそれなりにいそうですしね.15インチに比べると、グラフィック周りとかメモリとかで差がつけられてしまっているのがやや残念ではありますが、今のところその辺が原因でもたつくようなこともないのでまあこれでいいかなと.

    2008 LateのMacBookは筐体がユニボディになっただけでなく、DisplayPortがついたりグラフィックがNVIDIAになったり、ボタン一体型トラックパッドが搭載されたりと、大きな変化のあったマシンだったので長く使えてきた面も大きかったような気がします.

    コメント by Annexia — 2012/11/08 @ 11:32

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