2014/11/24
BS朝日で3週連続で「The Photographers」という、カメラマンのドキュメンタリーを放送していたので見ました.
1回目の放送は、飛行機と鉄道、2回目の放送は生物、そして3回目の放送はスポーツということで、それぞれのプロのテクニックやこだわり、苦労などを知ることができました.
使っている機材は市販のものなので、極端な話、お金さえ出せば同じものを手にすることはできます(高価ですが……).しかしそれだけでは同じものを撮ることはできないということを番組を見ることでまざまざと思い知らされます.
重要なのは「こだわり」.この一瞬、奇跡的に訪れる、もしくは訪れないかもしれない瞬間を捉えるためにずっと前から準備し、じっと待ち構える.
例えば、夕日が落ちている最中に瀬戸大橋を渡る列車を撮りたい.1年に数日しかないその日に何時間も前から現地に入り、ぎりぎりまでフレーミングに悩み機材に悩む.そうして撮れた写真は自分のような素人目には非常に満足のいく写真のように見えるものの、撮影したプロからすると「あと10秒列車がくる時間がずれていれば夕日のど真ん中を列車が横切るところが撮れたのに」と悔しがる.そのこだわりこそがプロをプロたらしめるのではないかと感じました.と同時に「好きだからこそやっている」というカメラマンもいて、シビアでありながらも多くのカメラマンが天職と感じているのだろうなと思いました.
好きでカメラをいじり写真を撮ったりしていますが、やり直しのきかない一瞬の勝負であるカメラマンの仕事は自分にはつとまりそうにありません.そうした凄みのようなものを感じる番組でした.
年末(12月29/30/31日)に再放送がありますので、興味を持たれた方はご覧いただければと.
2014/11/16
ディーラーに出かけたところ、「新型デミオの6MTディーゼルの試乗車があるんですが試乗しませんか?」とお誘いを受けたので、軽く試乗してきました.
RICOH GR
ボディカラーは、ソウルレッドプレミアムメタリック.グレードは最上位であるXD Touring L Packegeです.お値段は199万8,000円.
RICOH GR
L Packageなのでシートがハーフレザーになり、シートや内装がホワイトになって華やいだ雰囲気になります.自分が乗っているロードスターはほぼ黒一色の内装なので、ちょっとうらやましく感じました.
シートの感触もしっかりとしており、L Packageの価格を考えれば納得ではあるのですが、デミオというエントリーレベルの車からは想像もつかない出来映えです.
RICOH GR
試乗車は100km程度しか走っていない新車.エンジンがかけられた状態の車に案内されたのですが、車の前にいればさすがにディーゼル特有のガラガラ音は聞こえますが、音量は抑えられています.試乗ということでちょっと深めにアクセルを踏んでみましたが、CX-5同様にディーゼルとは思えないほど軽々と回るのには驚きです.
アクセスペダルがオルガン式でロードスターのペダル位置と異なるので最初は戸惑いましたがすぐに慣れました.
ヘッドアップディスプレイが搭載されていますが、着座位置とステアリングのチルト位置によってはまったく見えないですね.見えないのは適正な位置にシートとステアリングがセットされていないということなのかもしれませんが.
RICOH GR
6速MTです.デミオの試乗車でMTを用意するのはなかなか勇気のいることのような気もしますが、それだけ力を入れているということなのでしょう.
シフトの入り方はFFなのでワイヤを使ってミッションとつながっていることもあってかソフトです.ロードスターのようなダイレクト感はありません.またシフトの移動量も大きめ.とはいえ、これはロードスターのような手首の返しだけでシフトチェンジできるものと比べるのが間違いかもしれませんが.
坂道発進でもブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えても下がらないようにアシスタントシステムが装備されていました.
ディーゼルで低回転からトルクもあるので、6速MTはややもてあまし気味でした.頻繁にギアチェンジしなくてもトルクで引っ張っていけるのでついルーズな運転になりがちです.ガソリンは5速MTだそうですが、ここは入れ替えたほうが合っているような気もしました.ディーゼルのほうが値段も高いのでこういう違いを与えているとは思いますが.
RICOH GR
ダッシュボードにもホワイトのステッチ入りのパッドが貼られており、上級グレードとはいえ「コンパクト=安物」という価値観を払拭する仕上がりです.
ナビはいろいろといわれているマツダコネクトですが、今回はナビ操作はしていないのでとくに評価はなし.しかし甲州街道(国道20号)の側道を走っていたときの画面下の道路標記に「国道」としか表示されなかったあたりに、悪評の一端を見た気がしました.
ほんの数キロだけ走っただけですが、自分の印象をまとめると
・コンパクトカーの乗り味ではなく、もっと高級な車に乗っている感覚
・ディーゼルエンジンは回すと特有の音はするものの抑えられている
・下からトルクがあるんで乗りやすい、踏めばデミオとは思えない加速感が得られる
・ステアリングは軽めだが、ロードスターと比較しての印象なので一般的にはこんなもんなのか
・これだけ豪華にしちゃうとアクセラ売れないんじゃないの?
という感じです.
とかくコストダウンと燃費ばかりが追求されるベーシックカーですが、作り込みの良さと高級感で別格ともいえる仕上がりを感じました.
2014/09/28
RICOH GR
洗車をしてもらいにディーラーに出かけたところ、新型デミオが展示されていました.
営業さんに尋ねたところ、9月26日の発売とのことで発売したばかり.
この展示車は1.3Lのガソリン.ホイールもキャップだったので、展示用に安い車種を導入した感じでしょうか.
もちろんこれとは別に試乗車が用意されており、自分が見ただけで2台あったのでディーラーとしても相当に意気込んでいるようです.実際、その試乗車もいろいろな人に乗られており、普段より店内も活況を呈しているようでした.
RICOH GR
後部座席から撮影.デミオといえば、競合車種はヴィッツやフィットなどになりますが、その辺の車と比べても高級感があり、しっかりと作られている印象です.運転席にも座ってみましたが、ステアリングのがっしりした感触も含め、もっと上位のクラスの車のような感覚です.
あいかわらずナビがマツダコネクトなのはなんとかしてほしいところですが…….
RICOH GR
CX-5、アテンザ、アクセラと続く、マツダの「魂動」デザインですが、小型車でありながらもその雰囲気は受け継がれています.しかも単純に縮小するのではなく、小型車に合ったデザインがされているのはさすがです.
またいずれ、試乗機会があったら運転してみたいです.
2014/09/04
「マツダ、新型「マツダ ロードスター」を世界初公開」
ND型こと、新型ロードスターが発表されました.
世界3ヵ所(日本、アメリカ、スペイン)で同時発表、しかもプレス向けだけでなく一般人を招待してのイベントという、新車発表会としては異例の出来事でした.25年、3代にわたって発売されてきて、多くのファンのいる車にふさわしいやり方だったと思います.
とはいえ、発表会はあったものの特設ページやPhotoページで情報公開されている程度でまだ詳細については明かされていません.
発表会の模様や写真を見ての印象は、純粋にかなりカッコイイというものでした.現行の自分が乗っているNC型が抑揚を抑えたデザインであるのに対して、ND型はうねるようにしてリアが盛り上がっているところが気に入りました.また、どことなくジャガーやアストンマーティンのような英国車系のデザインを感じました.
また、赤のボディにドアミラーやAピラーなどをブラックアウトした仕上げはNC型の25周年記念車にも共通するものであり、NCからNDへ、25周年の歴史をつないでいるかのようです.
現在発表されている情報としては、車重はNCより100kgほど軽量つまり1t程度しかなく(そのため、ホイールは4穴)、エンジンは完全に前輪より内側に入り込んだフロントミッドシップです.車幅はNC型より10mm広い1,730mm、全長は105mm短い3,915mm、そして高さは10mm低い1,235mm.まだ目標値とのことで決定ではないようですが、コンパクトに作られているのがわかります.
昨今の車、とくにドイツ車は「ドイツ人の体格にあわせて」と称してモデルチェンジのたびに大型化する傾向にありますが、サイズダウンそして100kgもの軽量化というのは目を見張るものがあります.
プレスリリースには2015年にグローバルに導入、とあるので発売にはもう少し時間がかかりそうですが、ディーラーに入荷したらさっそく試乗してきたいと思います.
2014/08/22
RICOH GR
「クロネコヤマトミニカー・ウォークスルーW号車」に引き続き、ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」のポイントで「クール宅急便車」をいただきました.
RICOH GR
前回同様、ディテールにまで凝ってよくできています.
次に狙うのはポイント数2倍でサイズも大型の10tトラックですが、結構時間がかかりそうです.