2019/10/27
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映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を立川シネマシティに観に行ってきました(以下、ネタバレを含みます).
ナチスドイツの捕虜収容所にいるソ連兵がナチスのソ連侵攻の練習台としてT-34を与えられてパンター中戦車と軍事演習を行うことに.軍事演習とはいえ、パンターは実弾あり、T-34は実弾なしで実質的な処刑行為的なものであったものの、与えられたT-34/85には砲弾6発が隠されており、それを使って収容所を突破して逃走する…… というのが主なストーリーです.
収容所の話になる前に、主人公である士官学校を出たてのイヴシュキンが食料輸送トラックで戦車砲をかわし、そして村に立てこもってライバルであるイェーガーと戦うところから始まるのですが、最初から戦闘シーン山盛りです.戦車による実戦については自分は詳しくないので細かなことはいえませんが、「ガールズ&パンツァー」の試合の模様を思わせる絶妙な砲弾運びというか、そのようなものを感じました.もっとも、ガルパンも過去の戦争映画などを参考にしている部分もあるようなので、映画における戦車戦というのはこのようなものが多いのかもしれませんが.
ストーリー上仕方ないとはいえ、ナチスドイツが要所要所で詰めが甘い部分があったりとか、ライバルであるナチス司令官のイェーガーが冷酷ながらも「いい人」であったりと、いささか御都合主義的な部分は否めませんが、内容の濃い観ていて楽しい映画でした.戦車好きであればオススメです.
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シネマシティ シネマ2といえばやはり1Fのシネマカフェ.ということで今回はクワトロフォルマッジに蜂蜜トッピングをいただいてきました.チーズの塩味と蜂蜜の甘さ、体に悪そうと思いつつもたまに食べたくなるんですよねこれ.
2019/10/19
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『時計じかけのオレンジ』を立川シネマシティに観に行ってきました.スタンリー・キューブリック監督による1971年の作品なので、50年近く昔の作品です.
昨年は同監督の1968年公開の『2001年宇宙の旅』を国立映画アーカイブで70mmフィルム版を、ユナイテッドシネマとしまえんでIMAX版を観ることができ、どちらも映画館でなかなか観られないものなのでラッキーでした.
「午前十時の映画祭」という企画の一環で上映されたので朝10時からの上映となったわけですが、内容的にはR18+という最高レベルのレーティングになっているように、午前中から観るような作品ではないですね.暴力、性、洗脳、そして政治的ないざこざとこの世の俗物的な要素をまとめて突っ込んだような作品で、50年近い作品であるにも関わらず現状でも通用する内容です.万人にお勧めはしづらい作品ではあるのですが、でももっと多くの人に観てもらいたい、そんな作品です.
2019/06/23
『ガールズ&パンツァー 最終章』第2話を観てきました.上映時間は57分.第1話と同様に一般的な映画よりも短めです.
公開が始まったばかりですので内容について深くは触れませんが、最初のTVシリーズから続いている「成長」というテーマは今回も踏襲されており、いままで成長し全国大会優勝や廃校の危機を逃れてきた大洗女子が成長してきた他校に苦しめられるという構図で話が進んでいます.
全6話で構成される最終章ですが、1年半で1作のペースですと完結するまでに9年かかることになります.まだまだ長期戦となりそうです.
2019/02/24
『アリータ:バトル・エンジェル』を観に行ってきました.
漫画『銃夢』が原作の作品です.自分は雑誌に掲載されていたのを部分的に読んだだけで、単行本では読んでいません.
とはいえ、大まかな世界観は大体わかっていたので、楽しく観ることができました.もっとも、原作をまったく知らなくても楽しむことができると思われます.
はるか未来、戦争によって混沌とした世界.上空にある理想の都市と地上のスラム.こういう設定のものは色々な映画や小説、漫画でもあるものではありますが、そうした中でもかなり残酷さというかえぐみのある作品ではないかと思います.
原作である『銃夢』のストーリーを忠実に再現ではなく、原作でいくつかのパートに分かれていたものをミックスしたような感じですが、面白く観ることができました.
ただし、原作のすべてを映画化しているわけではなく、終わりかたも含みを持たせたような感じでしたので、続編が作られるのではないでしょうか.次作も観に行きたいと思います.
2018/12/28
今年1年を振り返る、恒例の記事.
音楽や映画などについて.
■音楽
昨年も同様のことを書きましたが、年々新しいものを聴かなくなり、これでいいのだろうかという気にはなっています.
映画のところでも触れますが、映画のサントラで「シェイプ・オブ・ウォーター」と「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラはよかったですね.
■映画
今年観に行った映画は、
『キングスマン ゴールデン・サークル』
『15時17分、パリ行き』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『パシフィック・リム:アップライジング』
『レディ・プレイヤー1』
製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映
IMAX版 2001年宇宙の旅
『ボヘミアン・ラプソディ』
どれが一番よかった、と順番をつけるのが難しいほど気に入った映画がいくつもありました.
『シェイプ・オブ・ウォーター』は1950年代、ミッドセンチュリーの情景が素晴らしいのと、異種な生物との言葉を用いない(必要性を感じさせない)コミュニケーションという設定が他の映画にはない、奥深さを感じさせられました.また、映画中で流れる音楽も1950年代の世界観を感じさせつつ、さらにたゆたう水の気だるい雰囲気も感じる曲調が気に入っています.
『レディ・プレイヤー1』は、近未来という時代設定なのですが、世界観を形成するキーとなる登場人物が自分と同年代ということもあり、山ほど登場するキャラクタやゲームなどに思い入れを感じさせられる部分がそこかしこにありました.
『ボヘミアン・ラプソディ』は11月上旬から公開されましたが、年を越しても上映が続くほどに人気が続いていますし、それだけの価値のある映画だと思います.いくつもの面でマイノリティな存在であるフレディの内面をしっかりと描いているわけなのですが、こういう映画が作れるようになったのは良きにせよ悪きにせよ、今のご時世を象徴している部分があるのではないかと思います.
そして、『2001年宇宙の旅』.公開自体は1968年、つまり50年前の映画なのですが、それを記念して70mmフィルムでの特別上映が開催され、映画館でもIMAXでの上映がされるなど、50年を過ぎてもこれだけ高い評価をされる映画はとても稀有な存在であると思います.