2012/07/17

GreenFan2

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 20:00

 先日の3連休あたりからぐっと暑くなってきました.
 そして今日はついに梅雨も明け、通勤電車からは学生の姿も消えて夏休みシーズンに突入し、いよいよ夏本番って感じです.

 しかしながら昨今の電気事情を考えると気軽にエアコンで冷やすのもなんだか気分的に後ろめたいものがあるのもまた事実.
 サーキュレータも所有しているのですが、風が直接的すぎてキツく感じるのと、消費電力的にあんまりよろしくないということを知ったので、その辺を踏まえてなにか別のものをということで、GreenFan2を購入しました.

RICOH GR DIGITAL III

 実は4月の段階ですでに購入していました.というのも、昨年も夏が近づくにつれて品薄になり、まったく手に入らないという状況になっていたのを目の当たりにしていたからです.
 で、ようやく1-2週間ほど前に開梱.季節商品らしく、段ボール箱は再度収納することを前提に作られています.

RICOH GR DIGITAL IV(ブリーチバイパス)

 特徴的なのはファンの形状.内側と外側で形状の異なる、一体化された二重のファンになっています.これにより強さの異なる風を生み出し、扇風機の間近で互いに打ち消しあって、当たりの柔らかい風を作り出すのです.

RICOH GR DIGITAL IV(ブリーチバイパス)

 一般的な扇風機は台座の部分にスイッチが取り付けられていますが、GreenFan2は羽根の後ろ、モーター内蔵部分にスイッチがあります.なのでしゃがまなくてもスイッチ操作することができます.もちろん足でスイッチを入れるようなお行儀の悪いことをする必要性もありません.
 また、ここに内蔵されているモーターにも特徴があり、高価ながら非常に低消費電力なDCモーターが使用されています.メーカーの説明によると、最弱で動かした場合の商品電力はわずか3W.これは一般的な扇風機の1/10、サーキュレータの1/18、1日8時間動かした場合でも1ヶ月の電気代はわずか16円.低消費電力を象徴するかのように、扇風機なのに100V電源ではなくACアダプタが付属し、DC12Vで動作します.
 GreenFan2自体の価格が高価なため(3万円以上します)、耐用年数いっぱいに使っても元を取るのは無理かもしれませんが、このご時世に低消費電力なのは歓迎されるものだと思います.

RICOH GR DIGITAL IV

 台座にはスイッチのたぐいはなく、円形のLEDと8個のLEDインジケータがあるのみです.
 円形のものは電源オン時に点灯(スイッチではない)、8個のLEDは上段がスリープタイマー(4時間タイマーで1個が1時間を意味する)、下段が風量です.
 スリープタイマーをセットすると自動的に光量が落ちます.また、リモコンで完全消灯も可能です.

RICOH GR DIGITAL IV

 リモコンです.中央部が電源、上が首振り、下が風量、左がタイマー、右がLED消灯.
 首振りは一般的な首振りON/OFF機能のほかに、長押しで首振り速度が速くなり、スイッチを離したところで停止する機能も装備しています.向こう側まで行って帰ってくる首振りをじっと待つ時間が短縮され、意外と重宝します.
 難点はリモコンの受光部が台座のいちばん手前にあること.おそらく受光部が黒いのでデザイン的なものを考慮したのではないかと思いますが、拙宅のように散らかった室内では絶妙なリモコン捌きを必要とします.

 使ってみた感想ですが.
 風の心地よさは想像以上でした.あたりが柔らかいため、多少の高温でもGreenFan2のみでしのげるようになりました.エアコンを使う場合でも設定温度は高めでも大丈夫です.現状では自宅のエアコン設定温度は29度です.
 そして幸か不幸か、心地よいのでそのまま寝落ちしてしまうことが増えました.
 暑さによって体力を奪われやすいという見方がある反面、エアコンの冷気によって体調を崩すという側面も見逃せないのもまた事実.GreenFan2を使うことでイイ感じの落としどころが見つけられそうです.

2012/06/08

MDR-EX800STケーブル変更

Category: 物欲,電化製品,音楽 — Annexia @ 23:59

 ソニーの業務用イヤホン「MDR-EX800ST」を購入した話は以前にも書きました.音質は非常に気に入っているのですが、唯一不満なのがケーブル.胸ポケットにiPhoneを入れている自分としては1.6mのケーブルはちょっと長すぎます.

 しかしこのイヤホン、ケーブルだけ交換することができて、通常の市販モデルであるMDR-EX600やEX1000と互換性があります.これらの製品には0.6mという短めのケーブルが用意されているので、それを取り寄せてみました.

RICOH GR DIGITAL III

 取り寄せたのは、MDR-EX1000用の0.6mケーブル、RK-EX1000.ケーブルだけだというのに4,000円ほどしました.下手なイヤホンが買える値段です.

RICOH GR DIGITAL III

RICOH GR DIGITAL IV

 標準添付のケーブルと比べてみました.単純に長さが違うだけでなく、
 ・ケーブルの質(標準添付:OFCリッツ線、EX1000用:7N-OFCリッツ線)
 ・ステレオミニプラグの形状(標準添付:L型、EX1000用:ストレート)
 ・イヤホン取り付け部分(標準添付:ネジ部分が金属(金メッキ?)で左右が青赤で区別、EX1000:プラスティックで左右が白赤で区別)
 ・耳かけ用パーツ(EX1000用のほうが長い)
 というような違いもあります.
 わざわざこれだけの作り分けをする理由はなんなのでしょう?

 付け替えてみると、若干短すぎるきらいはあるものの、標準添付品のようなもてあます長さがないので快適です.
 ケーブルが異なるので(EX1000用のほうが純度の高い高品質ケーブル)違いがあるのか気になって聞き比べをしてみたのですが、EX1000用のほうが低音が出る感じですね.それから、やや音の広がりが狭くなった印象です.

 しばらくEX1000用ケーブルを使っていたのですが、試しに標準添付品に戻してみたところ、やはりこっちのほうがバランスが取れている気がしました.とくに左右の音の広がりは違いを感じます.

RICOH GR DIGITAL IV

 で、結局標準添付品に戻してしまいました.とはいえ、ケーブルの長さは解決されないので、コードラップでまとめてお茶を濁すことに.
 標準添付のケーブルのほうが細くて安っぽい作りなのですが、そのほうが音のバランスがよいのは意外な感じを受けたと同時に、きちんと考えてケーブルを選んでいるのだなと思いました.

2012/05/11

低周波治療器

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 20:00

 日頃の不摂生がたたったらしく、ここしばらく腰痛とか足の筋肉痛に悩まされています.
 さすが介護保険料を払う年齢ともなると、己の身体も気遣わなくてはならないようで、なんともわびしい気持ちです・・・orz.

RICOH GR DIGITAL III

 腰痛やら筋肉痛には低周波治療器が効果あるとの話を聞いたので購入してみました.
 機種はオムロンのHV-F128.上位機種の温熱機能をもったHV-F310と迷っていて、店頭で価格を見て決めようと思ってビックカメラにいったところ、HV-F128が7,980円、HV-F310が12,800円でした.ビッカメのWeb価格とも違うし、ヨドバシとかのほうが安いから買うのやめるか・・・と思っていたら、なぜかHV-F128の値札に5,980円の表記が.以前にもあったのですが、ここ渋谷東口のビックカメラは展示品の値札と売り物の価格がずれていることがあるのです.5,980円だったらまあよかろうということで購入に.
 ちなみに展示品は中国製でしたが、購入したほうはパッケージにも書かれているように日本製でした.

RICOH GR DIGITAL III

 パッケージの中身は、低周波治療器本体とY字型のケーブル、そしてパッド、収納袋と説明書など.電源は単4電池2本で1日15分の使用で3ヶ月持つそうです.意外と省電力です.パッドは300回ほど使ったところで交換.

RICOH GR DIGITAL III

 さっそく使ってみます.低周波治療器というと自分の意図しない感じで身体がビクンッと動く先入観があるので、最初は出力を落として使ってみました.うーん、よくわからないなと思ってあげたところ、強い刺激がきて驚きました.ええ、ビクンッとしました.一定の出力で動き続けるのではなく、かなり波のある感じで出力が変化します.
 動作モードとして「じっくり」「すっきり」「部位別」「もみ方」の4つが選べます.普通に使うのであれば、部位別で十分な気がしました.また、長時間使うと筋肉に負担が掛かって疲労の原因になるとのことで、15分で自動的に電源が切れるようになっています.

 使ってみた感想としては、思っていたよりも効果がありました.完全に痛みが取れるというわけではないのですが(この辺は症状によるんでしょうけど)、軽くなった印象です.時間がたつにつれて痛みもぶり返してはくるので、なんらかの湿布薬や塗り薬などとの併用がよいのかもしれません.

2012/04/30

MDR-EX800ST

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 23:43

 先日もイヤホンを買った話を書きましたが、さらにもう1個購入しました.
 ソニー・ミュージック・コミュニケーションズ製の「MDR-EX800ST」です.
 製造はソニーなのでしょうけど、ソニー製ではないのは、これが業務用の製品だからです.

RICOH GR DIGITAL III

 外箱です.表側には「MDR-EX800ST」としか書いてない真っ白な箱に入ってます.いかにも業務用って感じです.
 こんな製品ですが、ヨドバシカメラで購入しました.

RICOH GR DIGITAL III

 裏面にはさらっと「業務用だから保証期間ナシね」と書いてます.

RICOH GR DIGITAL III

 パッケージの中身.紙を折りたたんだだけの簡素な説明書と、本体、サイズ違い(S/M/L)のイヤーピース、そしてケース.ソニーの高級イヤホンはやたらと手の込んだパッケージや大量のイヤーピース、本革製ケースなど装備てんこもりですが、これはシンプルそのものです.

RICOH GR DIGITAL III

 イヤホンはこんな形状.同様の形状をした製品にMDR-EX600MDR-EX1000がありますが、若干デザインが異なります.
 ちなみにEX600はタイ製、EX800STとEX1000は日本製です.

RICOH GR DIGITAL III

 右は赤、左は青、とはっきり色を変えてあります.EX600やEX1000にはここまではっきりとした色使いの違いはなかったような.この辺もプロユースのゆえんでしょうか.ただし、触っただけでわかるような突起のたぐいはないようです.【訂正】左側上部に突起があるので左右の判別が可能です.

RICOH GR DIGITAL III

 こうしてケーブルの交換ができるようになっています.
 ケーブル自体はEX600やEX1000と互換性がありますが、取り付け部分が金属製なのはEX800ST用のみです.
 ケーブル長は1.6mなので胸ポケットにiPhoneを入れた状態では、ケーブルをもてあまします.EX1000用の0.6mケーブルが使えるのですが、音質が変わってしまうなんていう話もあるようで微妙なところです.

 肝心の音質について.
 当初、Mサイズのイヤーピースを使って聴いていましたが、どうもこもりがちでキレがありません.こんなもんかなーと思っていたんですが、Sサイズに交換したところ期待通りの音が出るようになりました.自分は他のイヤホンではMサイズを使っており、Sサイズでは外れてしまうのですが、EX800STの場合は耳に引っかけて後ろにケーブルを流す構造なので、外れることはありません.

 先日購入したJVCのHA-FX3Xは鼓膜を揺らすほどの低音重視で迫力のある音をしていましたが、EX800STに関してはプロユースの製品らしく誇張の少ない、クリアな音をしています.っていうか、対極にあるような製品なのでこの両者を比較すること自体、間違っているかと思いますが.
 音質はさすがですね.安いイヤホンでは埋もれて聞こえないような音がしっかり聞こえます.
 得意/不得意なジャンルというのはなさそうで、解像度が高いのでクラシックのピチカートのような奏法も一人一人の奏でる音までしっかり聞き取れます.解像度が高い故にモニター系のイヤホン/ヘッドホンは聴き疲れするという話もあるようですが、自分は気にならないですね.
 遮音性はイマイチ.遮音性を高めたスポンジを組み込んだタイプのイヤーピースがソニーから出ているのでそちらを注文したのですが、相当な品薄のようでいつ入荷するかすらわからない状況のようです.騒がしいところなんかで聴くには、HA-FX3Xのほうがよいかも.

 そこそこお値段のはる製品ですが、それ相応のクオリティはあると思います.