2012/06/08

MDR-EX800STケーブル変更

Category: 物欲,電化製品,音楽 — Annexia @ 23:59

 ソニーの業務用イヤホン「MDR-EX800ST」を購入した話は以前にも書きました.音質は非常に気に入っているのですが、唯一不満なのがケーブル.胸ポケットにiPhoneを入れている自分としては1.6mのケーブルはちょっと長すぎます.

 しかしこのイヤホン、ケーブルだけ交換することができて、通常の市販モデルであるMDR-EX600やEX1000と互換性があります.これらの製品には0.6mという短めのケーブルが用意されているので、それを取り寄せてみました.

RICOH GR DIGITAL III

 取り寄せたのは、MDR-EX1000用の0.6mケーブル、RK-EX1000.ケーブルだけだというのに4,000円ほどしました.下手なイヤホンが買える値段です.

RICOH GR DIGITAL III

RICOH GR DIGITAL IV

 標準添付のケーブルと比べてみました.単純に長さが違うだけでなく、
 ・ケーブルの質(標準添付:OFCリッツ線、EX1000用:7N-OFCリッツ線)
 ・ステレオミニプラグの形状(標準添付:L型、EX1000用:ストレート)
 ・イヤホン取り付け部分(標準添付:ネジ部分が金属(金メッキ?)で左右が青赤で区別、EX1000:プラスティックで左右が白赤で区別)
 ・耳かけ用パーツ(EX1000用のほうが長い)
 というような違いもあります.
 わざわざこれだけの作り分けをする理由はなんなのでしょう?

 付け替えてみると、若干短すぎるきらいはあるものの、標準添付品のようなもてあます長さがないので快適です.
 ケーブルが異なるので(EX1000用のほうが純度の高い高品質ケーブル)違いがあるのか気になって聞き比べをしてみたのですが、EX1000用のほうが低音が出る感じですね.それから、やや音の広がりが狭くなった印象です.

 しばらくEX1000用ケーブルを使っていたのですが、試しに標準添付品に戻してみたところ、やはりこっちのほうがバランスが取れている気がしました.とくに左右の音の広がりは違いを感じます.

RICOH GR DIGITAL IV

 で、結局標準添付品に戻してしまいました.とはいえ、ケーブルの長さは解決されないので、コードラップでまとめてお茶を濁すことに.
 標準添付のケーブルのほうが細くて安っぽい作りなのですが、そのほうが音のバランスがよいのは意外な感じを受けたと同時に、きちんと考えてケーブルを選んでいるのだなと思いました.

2012/05/11

低周波治療器

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 20:00

 日頃の不摂生がたたったらしく、ここしばらく腰痛とか足の筋肉痛に悩まされています.
 さすが介護保険料を払う年齢ともなると、己の身体も気遣わなくてはならないようで、なんともわびしい気持ちです・・・orz.

RICOH GR DIGITAL III

 腰痛やら筋肉痛には低周波治療器が効果あるとの話を聞いたので購入してみました.
 機種はオムロンのHV-F128.上位機種の温熱機能をもったHV-F310と迷っていて、店頭で価格を見て決めようと思ってビックカメラにいったところ、HV-F128が7,980円、HV-F310が12,800円でした.ビッカメのWeb価格とも違うし、ヨドバシとかのほうが安いから買うのやめるか・・・と思っていたら、なぜかHV-F128の値札に5,980円の表記が.以前にもあったのですが、ここ渋谷東口のビックカメラは展示品の値札と売り物の価格がずれていることがあるのです.5,980円だったらまあよかろうということで購入に.
 ちなみに展示品は中国製でしたが、購入したほうはパッケージにも書かれているように日本製でした.

RICOH GR DIGITAL III

 パッケージの中身は、低周波治療器本体とY字型のケーブル、そしてパッド、収納袋と説明書など.電源は単4電池2本で1日15分の使用で3ヶ月持つそうです.意外と省電力です.パッドは300回ほど使ったところで交換.

RICOH GR DIGITAL III

 さっそく使ってみます.低周波治療器というと自分の意図しない感じで身体がビクンッと動く先入観があるので、最初は出力を落として使ってみました.うーん、よくわからないなと思ってあげたところ、強い刺激がきて驚きました.ええ、ビクンッとしました.一定の出力で動き続けるのではなく、かなり波のある感じで出力が変化します.
 動作モードとして「じっくり」「すっきり」「部位別」「もみ方」の4つが選べます.普通に使うのであれば、部位別で十分な気がしました.また、長時間使うと筋肉に負担が掛かって疲労の原因になるとのことで、15分で自動的に電源が切れるようになっています.

 使ってみた感想としては、思っていたよりも効果がありました.完全に痛みが取れるというわけではないのですが(この辺は症状によるんでしょうけど)、軽くなった印象です.時間がたつにつれて痛みもぶり返してはくるので、なんらかの湿布薬や塗り薬などとの併用がよいのかもしれません.

2012/04/30

MDR-EX800ST

Category: 物欲,電化製品 — Annexia @ 23:43

 先日もイヤホンを買った話を書きましたが、さらにもう1個購入しました.
 ソニー・ミュージック・コミュニケーションズ製の「MDR-EX800ST」です.
 製造はソニーなのでしょうけど、ソニー製ではないのは、これが業務用の製品だからです.

RICOH GR DIGITAL III

 外箱です.表側には「MDR-EX800ST」としか書いてない真っ白な箱に入ってます.いかにも業務用って感じです.
 こんな製品ですが、ヨドバシカメラで購入しました.

RICOH GR DIGITAL III

 裏面にはさらっと「業務用だから保証期間ナシね」と書いてます.

RICOH GR DIGITAL III

 パッケージの中身.紙を折りたたんだだけの簡素な説明書と、本体、サイズ違い(S/M/L)のイヤーピース、そしてケース.ソニーの高級イヤホンはやたらと手の込んだパッケージや大量のイヤーピース、本革製ケースなど装備てんこもりですが、これはシンプルそのものです.

RICOH GR DIGITAL III

 イヤホンはこんな形状.同様の形状をした製品にMDR-EX600MDR-EX1000がありますが、若干デザインが異なります.
 ちなみにEX600はタイ製、EX800STとEX1000は日本製です.

RICOH GR DIGITAL III

 右は赤、左は青、とはっきり色を変えてあります.EX600やEX1000にはここまではっきりとした色使いの違いはなかったような.この辺もプロユースのゆえんでしょうか.ただし、触っただけでわかるような突起のたぐいはないようです.【訂正】左側上部に突起があるので左右の判別が可能です.

RICOH GR DIGITAL III

 こうしてケーブルの交換ができるようになっています.
 ケーブル自体はEX600やEX1000と互換性がありますが、取り付け部分が金属製なのはEX800ST用のみです.
 ケーブル長は1.6mなので胸ポケットにiPhoneを入れた状態では、ケーブルをもてあまします.EX1000用の0.6mケーブルが使えるのですが、音質が変わってしまうなんていう話もあるようで微妙なところです.

 肝心の音質について.
 当初、Mサイズのイヤーピースを使って聴いていましたが、どうもこもりがちでキレがありません.こんなもんかなーと思っていたんですが、Sサイズに交換したところ期待通りの音が出るようになりました.自分は他のイヤホンではMサイズを使っており、Sサイズでは外れてしまうのですが、EX800STの場合は耳に引っかけて後ろにケーブルを流す構造なので、外れることはありません.

 先日購入したJVCのHA-FX3Xは鼓膜を揺らすほどの低音重視で迫力のある音をしていましたが、EX800STに関してはプロユースの製品らしく誇張の少ない、クリアな音をしています.っていうか、対極にあるような製品なのでこの両者を比較すること自体、間違っているかと思いますが.
 音質はさすがですね.安いイヤホンでは埋もれて聞こえないような音がしっかり聞こえます.
 得意/不得意なジャンルというのはなさそうで、解像度が高いのでクラシックのピチカートのような奏法も一人一人の奏でる音までしっかり聞き取れます.解像度が高い故にモニター系のイヤホン/ヘッドホンは聴き疲れするという話もあるようですが、自分は気にならないですね.
 遮音性はイマイチ.遮音性を高めたスポンジを組み込んだタイプのイヤーピースがソニーから出ているのでそちらを注文したのですが、相当な品薄のようでいつ入荷するかすらわからない状況のようです.騒がしいところなんかで聴くには、HA-FX3Xのほうがよいかも.

 そこそこお値段のはる製品ですが、それ相応のクオリティはあると思います.