2011/04/14

九州旅行(1日目)

Category: 旅行・観光,鉄道 — Annexia @ 23:56

 週末を利用して、九州まで旅行に行ってきました.
 交通手段は鉄道.東京から九州まで旅行に行くには普通は飛行機を使うところですが、今回は新幹線に乗ることがひとつの目的だったりするので、往復ともに新幹線を乗り継いできました.

九州新幹線「さくら」

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2

 東京からのぞみに乗って新大阪で下車します.博多行きの新幹線なのでそのまま乗っていても良いのですが、新大阪始発の九州新幹線「さくら」に乗り換えます.
 隣の新幹線に比べて青っぽい色合いをしています.光の加減によるものではなく、実際に陶磁器を意識した青みがかかったボディカラーが採用されています.

九州新幹線「さくら」

RICOH GR DIGITAL III

 青みがかった車体とは対照的に暖色系でまとめられた車内が見えます.利用者数などを考慮してか、8両編成と東海道新幹線の半分でなおかつ指定席も2+2列でゆったりとしています.なので新大阪から博多方面に移動するときには、「のぞみ」よりも「さくら」「みずほ」がオススメですね.
 ちなみに車体下に見える赤いJRのロゴはこの車両がJR九州所有のものであることを意味しています.

とんこつラーメン

RICOH GR DIGITAL III

 博多駅で一旦下車して昼食をいただきます.もちろんとんこつラーメン.個人的には醤油ラーメンが好きなのですが、やはり九州に来たからにはとんこつラーメンを食べたくなりますね.

九州新幹線「つばめ」

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2

 再び新幹線に.ここからは右側の九州新幹線「つばめ」に乗ります.

九州新幹線「つばめ」

RICOH GR DIGITAL III

 車内に乗り込んだ途端、そのデザインに驚きました.シートや手すり、窓ガラスのブラインドにいたるまで木材をふんだんに使い、座席は西陣織の生地、壁面には金箔をあしらうなど、九州産を中心に天然素材をふんだんに使って和の雰囲気を醸し出しています.東海道新幹線の車両が寒色系でまとめられて実用性一点張りなのとは大違いです.

熊本駅

RICOH GR DIGITAL III

 熊本駅で新幹線から在来線に乗り換えます.JR九州は車両だけでなく駅舎などのデザインも凝っており、新幹線の自動改札も白でまとめられていました.

九州横断特急

RICOH GR DIGITAL III

 熊本駅で「九州横断特急」に乗り換えます.

阿蘇山

Nikon D700 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2

 熊本駅を出発した九州横断特急はスイッチバックで山を登り、阿蘇山の麓を通って九州東部、大分県に向かいます.

別府駅

RICOH GR DIGITAL III

 今回の宿泊先である別府駅に到着しました.
 博多から別府温泉に行くのであれば、ふつうはこんな面倒なルートを使わないのですが、移動を楽しむのが今回の目的でもあるので、わざわざ遠回りをしました.
 駅前には謎の像がたっています.台座には「ピカピカのおじさん」なる文字が入っています.どうやら別府温泉を温泉観光地に育て上げた人のようです.

別府タワー

RICOH GR DIGITAL III

 別府タワーです.この横に建っている旅館が今回の宿泊先です.

 震災や原発の影響で東日本は節電でネオンが消えていますが、ここ別府でも自粛なのかコンビニやこうした建築物のネオンの多くが消えていました.節電は結構なのですが、ここで消費電力を抑えても首都圏に電気を回すことはできませんし、私のような現実逃避気味にここまで観光にやってきた人間にしてみればちょっと残念な感じにも見えます.

夕食

RICOH GR DIGITAL III

 夕食です.まあありがちな旅館の晩ごはんです.

とり天

RICOH GR DIGITAL III

 一品追加してみました.大分名物の「とり天」です.下味を付けた鶏肉を天ぷらにしたもの、であっているでしょうか.さくさくの衣の食感と鶏肉のうまみがピッタリです.

 今回の旅行目的は九州新幹線に乗ることもさることながら、一種の現実逃避的な側面もありました.地震とか縁のない遠くに行こうと.
 しかーし、非常に残念なことに宿でくつろいでいる最中に微震ですが地震に見舞われてしまいました.九州って地震は結構少ないハズなんですが・・・ 悲しいですが、どこまで逃げても地震からは逃れられないかのようでちょっとぐったりな気分になってしまいました.

2011/04/06

3月12日

Category: 鉄道 — Annexia @ 23:53

 地震と津波と原発のあおりですっかり影が薄くなってしまいましたが、3月12日は九州新幹線が全線開通した日でした.

 全線開通を祝う、3分もの長大なCMです.本来であれば盛大なセレモニーなどが開催されるはずでしたが、軒並み中止となってしまったようです.このCM自体も自粛の影響を受けているそうです.こういうときこそ、元気の出るこうした素晴らしい映像を流すべきだと思うのですが.

 【追記】別のCMもありました.こちらもいいですね.

 しかし、「未来は明るいに決まってる」という言葉は結構刺さりますね.

2011/03/01

東洋経済 鉄道最前線

Category: 書籍,鉄道 — Annexia @ 23:57

東洋経済 鉄道最前線

GR DIGITAL III

 週刊東洋経済が鉄道特集を組んでいたので買ってきました.週刊ダイヤモンドもそうですが、ここのところ鉄道特集を組む経済誌が増えたような気がします.売れ行きがよいのでしょうか?

 メイン特集は車両メーカーと部品メーカー.JRなどの鉄道会社をメインに据えた記事はよく見ますが、車両や各パーツの製造メーカーごとの記事は珍しいです.
 日立はアルミ、東急車輌はステンレスにそれぞれ特化していることや、川崎重工のオールマイティさなど、興味深い特集でした.新幹線の製造コストとLRT(低床式路面電車)の製造コストがたいして変わらないというのも意外な感じです.

 第二特集は経済誌らしく、新幹線の海外輸出について.海外のビッグ3とダンピングをも辞さない値段勝負の中韓に押されてやはり苦戦しているようです.ブラジルなんかは東海道新幹線がくるのが当然、と考えているようですが、土地収用からスタートし40年間の維持管理までセットというのはリスクありすぎということで日本は静観している状況なのだとか.ヨーロッパ系も静観で手を挙げているのが韓国だけというのもビミョウな話です.

2011/01/25

時刻表復刻版1964年10月

Category: 旅行・観光,物欲,鉄道 — Annexia @ 23:59

時刻表復刻版1964年10月

 電子書籍アプリ「BookGate」でJTBの時刻表の復刻版が発売されていたので購入してみました.発売されているのは東海道新幹線がデビューした1964年10月のものと、東北線の電化や大幅なダイヤ改正が行われた1968年10月の2つです.今回は1964年10月のもののみ購入しました.

時刻表復刻版1964年10月

 巻頭には大特集が組まれて「夢の超特急」「翼のないジェット機」と仰々しい言葉が並んでいます.
 ページ右下の広告、第一銀行なのが時代を感じさせますね.

時刻表復刻版1964年10月

 ひかり号は1時間に1本、東京-新大阪間は4時間ちょうど、そしてまだ三島駅もありません.というか、上下あわせて60本しか列車がないという少なさにビックリです.

 他のダイヤもすごくて、東京から26時間かけて鹿児島まで向かう急行やら、上野から青森まで24時間近くかけて向かう各駅停車なんていう強者がいます.

2011/01/20

ありがとう6000系

Category: 鉄道 — Annexia @ 22:35

ありがとう6000系

GR DIGITAL III

 井の頭線の中吊り広告.6000系はたしか昨年の春くらいに本線からは引退するとかいう話だったのですが、高幡不動駅の車両基地のポイント故障が原因で継続利用されることになって、さよなら運転がされなかった経緯がありました(この辺ちょっとうろ覚えですが).

 今から20年くらい前に自分は京王相模原線の沿線に住んでいました.相模原線は都営新宿線に直通する快速が運行されていて、それにこの6000系が使用されていたこともあって非常になじみのある車両でした.しかも自分の生まれた年と同じ時から走り始めたのも何かの縁を感じます.
 未だに古さを感じさせない車両だと思うのですが、設備の関係上で廃車は免れられない運命にあるようで残念です.