2015/02/06
RICOH GR
こちらの記事に感化されて、ソニーのiOS対応ICカードリーダ、PaSoRi RC-S390を購入しました.
RICOH GR
PaSoRiとiOS機をBluetoothで接続することで、ICカード内の情報にアクセスして残高や履歴の確認ができるようになります.対応しているのはSuica、Edy、nanaco、WAONの4種類.
RICOH GR
自分はiPhoneのケースにSuicaを入れているので、こうしてiPhoneをPaSoRiの上にのせてiOSアプリを起動することで履歴を確認できるので直感的に操作できます.
ソニー製の「パソリユーティリティ」ではSuicaは残高照会と履歴の確認のみでチャージはできません.チャージをするためにはJR東日本のSuicaアプリを使い、なおかつSuicaインターネットサービスに加入する必要があります.
が、Web上でSuicaインターネットサービスに加入しようとすると、Windows+Internet Explorerの環境のみしかサポートしない旨の表示が.様々なユーザ環境にもう少し対応していただきたいものです(仕方がないのでMac OS X上で稼働するVMware FusionでWindows 7を起動して登録作業を行いました).
2014/11/24
BS朝日で3週連続で「The Photographers」という、カメラマンのドキュメンタリーを放送していたので見ました.
1回目の放送は、飛行機と鉄道、2回目の放送は生物、そして3回目の放送はスポーツということで、それぞれのプロのテクニックやこだわり、苦労などを知ることができました.
使っている機材は市販のものなので、極端な話、お金さえ出せば同じものを手にすることはできます(高価ですが……).しかしそれだけでは同じものを撮ることはできないということを番組を見ることでまざまざと思い知らされます.
重要なのは「こだわり」.この一瞬、奇跡的に訪れる、もしくは訪れないかもしれない瞬間を捉えるためにずっと前から準備し、じっと待ち構える.
例えば、夕日が落ちている最中に瀬戸大橋を渡る列車を撮りたい.1年に数日しかないその日に何時間も前から現地に入り、ぎりぎりまでフレーミングに悩み機材に悩む.そうして撮れた写真は自分のような素人目には非常に満足のいく写真のように見えるものの、撮影したプロからすると「あと10秒列車がくる時間がずれていれば夕日のど真ん中を列車が横切るところが撮れたのに」と悔しがる.そのこだわりこそがプロをプロたらしめるのではないかと感じました.と同時に「好きだからこそやっている」というカメラマンもいて、シビアでありながらも多くのカメラマンが天職と感じているのだろうなと思いました.
好きでカメラをいじり写真を撮ったりしていますが、やり直しのきかない一瞬の勝負であるカメラマンの仕事は自分にはつとまりそうにありません.そうした凄みのようなものを感じる番組でした.
年末(12月29/30/31日)に再放送がありますので、興味を持たれた方はご覧いただければと.
2014/08/12
「新しいカメラを手に入れたら撮影しに行きたくなるのは人情というものだ」というような有名な言葉があった気がしますが、先日エヌ氏が富士フイルムのXQ1を入手したとのことで、試し撮りも兼ねて箱根に出かけてきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO800
箱根に行く手段はいくつかありますが、やはり王道はロマンスカー.ということで、新宿に集合して60000系MSE車で箱根に.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4.5 1/60秒 ISO800
フラッグシップである50000系VSE車にはかなわないものの、MSEも快適です.
LED表示板には日本語の他に英語、中国語、韓国語で案内が表示されますが、特急ロマンスカーは「”浪漫”特快」なのですね.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO1250
箱根に直行、といきたいところですが乗ったロマンスカーが小田原行きのため、小田原で下車してまずは昼食を.
駅近くの「魚河岸 でん」にて地魚丼をいただきました.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F4 1/60秒 ISO640
小田原から箱根湯本まではこの「赤い小田急線車両」に乗って向かいます.
以前は新宿から箱根湯本行きの急行が出ていたのですが、一部のロマンスカーを除いて箱根湯本行きはなくなってしまいました.
しかし見慣れた小田急車両が赤く塗られているのは違和感があります.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/85秒 ISO200
箱根登山鉄道に乗る前に、駅から出て撮影を.
この写真、斜めになった写真ではなく(多少は斜めかもしれませんが)、カメラの水準器を見ながら撮った写真です.
箱根湯本を出た箱根登山鉄道の列車はいきなりこんな坂を登っていきます.ケーブルカーなどでは座席が最初から斜めになっていたりしますが、これはいたって普通の車両です.立って乗っているとわかりますが、片方の足にばかり負担がかかっているのを感じるくらいの斜面です.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400 モノクロモード
宮ノ下駅で下車してお茶でもしようかということでフジヤホテルに.
クラシカルかつ和洋折衷の権化のような建物に圧倒されます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/60秒 ISO4000
あいにくとティールームは満席かつ順番待ちでしばらく時間がかかりそうだったので諦めました.
室内もこの重厚な雰囲気には歴史を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/120秒 ISO400
なにやら塔のような建物があり、てっぺんには昇り龍が.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F10 1/75秒 ISO400
宮ノ下駅で撮影をしていたら、駅員さんにひとつ箱根湯本よりの大平台駅がスイッチバック駅でもあるので撮影にはオススメだと教えてもらったので、そちらに移動.しかも試運転で新型車両もやってくるとの情報も.
大平台駅ではスイッチバックと同時に上下線の車両の交換がされるので、こうして新旧車両を同時に撮影することができました.
新型車両は11月にデビューする予定の3000系で、現状は1両のみでこうして試運転してデータ取りをしているようです.ロマンスカーVSEやMSEと同じ方が設計しており、この高さのあるラウンドした正面のガラスに共通性を感じます.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F5.6 1/200秒 ISO400
この旧型車両に乗って箱根湯本駅に.
新型車両が入るということは、この旧型車両が引退するということも意味するわけで、クラシカルな味わいのある車両がなくなるのは寂しい限りです.
…と思ったものの、乗車するとエアコンがないので蒸し暑くて.顧客サービスという側面を考えると、代替わりは仕方のないことなのかもしれません.
FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
F1.4 1/150秒 ISO400
1日中どんよりとした天候で、時々雨の降るような天候でしたが、じんわりと汗ばむような蒸し暑さでした.
小田原駅のエクセルシオールカフェで飲んだ、ペリエにゆずジンジャーを入れたものが美味でした.
2014/06/09
RICOH GR
鉄道写真家、中井精也氏の写真集「夢と希望の三陸鉄道」を購入しました.
セゾンカード会員向けの特別バージョンの表紙のもので、通常版は1,800円+消費税ですが、これは5,000円で書籍の売上と消費税以外は義援金となります.
中井氏と三陸鉄道社長である望月氏のサインとメッセージが入っており、そのためか書籍は三陸鉄道から宅急便で送られてきました.
写真は1984年4月に三陸鉄道が開業したときの様子から始まっています.かつて、国鉄が細切れに敷設し、赤字路線として廃線にする予定であった盛線、宮古線、久慈線を全線開業させて第三セクターに移行させたのが三陸鉄道です.鉄道が開業し、喜んでいる写真はまさに「あまちゃん」のそれと同じように見えました.
そして震災.わずか5日後に運航を再開したときの様子から3年後の春、つまり今年2014年の全線運航再開までを美しい写真で記録されています.
自分も小本から田野畑まで代行バスで運行されていた頃に三陸鉄道北リアス線に乗りに行ったことがあり、南リアス線には先月乗ったばかりなので、見覚えのある光景に懐かしさを感じました.
しかし、全線運航再開したからこれでめでたしめでたし… というものではないのです.
車窓から見た風景は、復興にはまだほど遠いのも事実.自分にできることとして、またこの地を訪れて観光したいと思います.
2014/02/09
前回のつづきです.
RICOH GR
朝食はいわゆるスタンダードな旅館のそれ.が、これに加えて一人鍋で湯豆腐がつきました.
SONY DSC-RX1
2日目は宮津を出て大阪に.
宮津からはJRの特急「はしだて」に乗ることになっていたのですが、やってきたのは北近畿タンゴ鉄道車両の「タンゴディスカバリー」.一度乗ってみたい車両だったので嬉しいです.
この車両、ディーゼル車で製造は富士重工、エンジンはコマツ製だそうです.
SONY DSC-RX1
行きと同様に、福知山駅で乗り換えて、大阪行きの「こうのとり」に乗車.
福知山駅は京都から山陰本線、大阪から福知山線が接続し、天橋立方面に北近畿タンゴ鉄道、城崎温泉方面に山陰本線が伸びており、特急がそれぞれ接続しており反対側のホームで簡単に乗り換えられるようになっています.これをJR西日本では「北近畿ビッグXネットワーク」と呼んでいます.
JRの車両が381系で、国鉄時代のカラーリングなのが非常にいいですね.
SONY DSC-RX1
大阪駅に着きました.京都には観光で何度も来ますが、大阪は初めて.ずっと前に仕事で来たことはありますが、そのときはたしか地下鉄と私鉄を乗り継いだので大阪駅は使ってないですし.
数年前にリニューアルされた大阪駅ですが、空港っぽいテイストがあるというか、天井の高さが広々とした感じがします.
Apple iPhone 5s
大阪環状線に乗り換えて降りた先は弁天町.
SONY DSC-RX1
弁天町には4月で閉館してしまう、交通科学博物館があるのです.リニューアルされて京都で新規オープンするそうですが、その前に見ておこうと思ったのです.
SONY DSC-RX1
閉館が近いということもあって、館内は結構な混雑ぶり.ミュージアムショップのグッズも売りきれているものがいくつかありました.また、普段は内部は非公開になっている車両も期間限定で公開されています(期間を区切って順番に公開しているそうです).
SONY DSC-RX1
実験初期のリニアモーターカーML500と背後には0系新幹線.この0系新幹線は量産第1号の編成から先頭車2両とグリーン車、ビュフェが展示されています.そして今は期間限定で車内にも入れるようになっています.
SONY DSC-RX1
屋外にもこうして車両が展示されています.ボンネット型特急のキハ81や80系電車があるのが個人的には魅力的なポイントです.
Apple iPhone 5s
再び電車に乗り、新今宮で下車してしばらく歩くと通天閣が見えてきました.通天閣、初めて見ました.展望台に上りたかったのですが、50分待ちとのことであきらめました.
このあと、大阪から京都に移動し、お土産なんかを買い込んで東京に.
冬の日本海側に行くということで寒さを予想して着込んで出かけたのですが、拍子抜けするほどの暖かさで旅館の人にも暖かくて驚きだというようなことを言われました.雨も夜中に降ったくらいで移動中はまったく降らず、なかなかよい天候の中で観光することができました.
大阪はほとんど訪れていない街なので、折りを見てまた行ってみたいです.
今回の移動.福知山でクロスするようにして移動しているのがわかります.