昨日、3月22日をもって小田急線下北沢駅の地上駅は営業を終了し、今日から地下駅に移行しました.
今までは井の頭線への乗り換えに1分しかかからなかったのが、地下化されることで5分かかるともいわれ、しかもあと4,5年は複々線にならないのでメリットがないというなかなか残念な状況です.
とりあえず見物に行き、以前の地上駅がどうなっているかも見てきました.
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上り列車は梅ヶ丘(高架駅)を出たところで一気に地下に潜り、環七の下を通って世田谷代田、下北沢、東北沢と地下を走って、再び高架駅の代々木上原に到着します.
現在の線路は複々線化されると急行用とされるため、急行が停車しない世田谷代田駅なんかは仮設となっています.なんでもエレベータはあるもののエスカレータはないそうで、階段だと100段以上ある高低差をこれで数年しのぐのも酷な話ではあります.
下北沢駅に到着.んー、なんかすごい違和感.シールドマシンで削った形状そのままの円形のホームは狭く感じられます.
そして井の頭線や出口に向かうエスカレータはやはり長いです.ホームが狭いのでエスカレータも狭く、朝なんかは混雑しそうです.
エスカレータを降りるとコンクリート打ちっ放しの空間が.乗り換えや出口の案内が出ているのですが、慣れていないせいもあってわかりづらいです.うろ覚えなのですが、出口も乗り換えも案内板が黄色地に黒い文字で書かれていたのでぱっと見て判別がつかないのです.まだ旧駅舎も残っているので、徐々に改善されていくこととは思いますが.
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がらんとした旧ホーム.写真を撮っている人が多数いました.
あれだけ混雑したホームがこのように誰もいないというのも不気味な感じではあります.
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南口に向かう改札の手前.思いっきり仮駅舎な感じです.
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南口は今までとほぼ変わらないところに入り口があります.
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今までの駅舎は南口と北口を結ぶ自由通路となっていました.
改札のあったところには柵がおかれており、切符の自動販売機にはシャッターが下ろされて寂しげな雰囲気です.
改札の中にあった行き先案内板はもちろん消えており、時計も6時50分をさして止まっていました.その時間までいろいろと作業をされていたということなのでしょうか.
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踏切は線路をふさぐように柵がつき、警報器も黒い布で覆われていました.かつては開かずの踏切などと呼ばれていたこの踏切ももう電車が通過することはありません.
北口にあった歴史を感じさせる商店街も部分的に閉鎖されて中には入れないようになっていました.
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もう井の頭線と小田急線が交差する様子を見れないわけで寂しいところではあります.今はまだ光っている線路もしばらくすれば錆びてしまうことでしょう.もしくはそれ以前に撤去されてしまうのかも.