2013/10/06
日帰りで松本方面に旅行に行ってきました.

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都内はあいにくの雨.先行きが危ぶまれる天候です.
長野方面に向かうには地域によってルートが異なります.軽井沢や長野市であれば東京駅から長野新幹線、松本であれば新宿から中央本線で特急あずさ/スーパーあずさで.
新宿からあずさに乗るのはこれが初めてです.

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9時に新宿を出発して終点の松本に到着したのは12時.
駅前に出たところで奇妙なカラーリングのバスを発見.赤いドット柄で草間彌生っぽいと思ったら、やはりそうでフロント部分にサインが入っていました.しかもあとから写真を見返してみたらナンバーまで「841」.

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まずは昼食、ということで駅前にある食堂「高橋」へ.
「カツ丼」というと、地域によって卵でとじたものであったり、ソースをかけたソースカツ丼だったりしますが、ここのカツ丼はその両方.つまり、ソースをくぐらせたカツ丼を卵でとじているのです.
酸味のきいたソースを卵でくるんだ、独特の味です.やや卵よりソースが勝っている印象でした.

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満腹になったところで腹ごなしをかねて市内を歩いて「開運堂」へ.多種多様なお菓子に目を奪われつつ、お茶菓子を購入.

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松本駅に戻り、駅レンタカーで車を借りました.
今回は乗車券特急券のえきねっと割引に付加する形での割引プランでレンタカーを借りたので、クラスは選択できるものの車両は選択できず.で、割り当てられたのは三菱ミラージュ.走行距離600km程度の新車でした.
ミラージュといえばタイで作られているお値打ち車.フロントドアはまだましなのですが、リアドアの開閉した感覚は軽自動車を彷彿とさせるチープ感.そして運転してみると、軽すぎてロードインフォメーションのないステアリング、利きの甘いブレーキなど、いかにもな作りでした.また、アイドリングストップ機構がついているのですが、ブレーキペダルを踏む力を緩めなくても勝手にエンジンがかかってしまったり、そのかかるときの振動も結構強めで、途中でアイドリングストップ機構はオフにして走行しました.パワーもなくて、黒部ダムに向かう山道では場所によっては床までアクセル踏んでももたつきを感じるほどでした.

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松本駅から約50kmほど移動して、木崎湖、青木湖へ.
木崎湖は山側の道路を移動したのですが、キャンプ場らしきものがあって繁盛していたりして、車を駐めるとこないかなーと探しているうちに通り過ぎてしまいました.
続いて青木湖へ.こちらは逆に人の姿を見ることすらまばらな状態.
青木湖は映画「犬神家の一族」のロケ地としても知られるところです.不気味というと怒られそうですが、この静寂さはちょっとした恐怖感もにじみ出ています.

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青木湖から山道を30kmほど走ると黒部ダムの長野県側の玄関口、扇沢駅に.

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信濃大町から立山/宇奈月温泉まではこのように観光ルートが整備されています.
富山県側からだと結構な移動量になりますが、長野県側からだとトロリーバスに乗るだけで黒部ダムに向かうことができます.

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黒部ダムにはトロリーバスで向かいます.
50周年のステッカーが貼られています.

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後部にはトロリーバスならではの集電装置があります.

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狭いトンネルをそこそこの速度で走ります.トンネル内は直線ばかりでもなくカーブや分岐もあります.現在も資材の運搬など業務用に使われているそうです.

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トンネル内は車両一台分の幅しかありません.中間地点ではこのようにして車両交換部分があります.鉄道のローカル線のようにタブレットのようなものを交換していました.

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RICOH GR
トロリーバスが16時の便で所要時間が約15分.そしてダムの放水時間は16時半まで.
ということでバスを降りてから急いで展望所に… と言いたいところですが、展望所までは220段もの階段を上らなくてはなりません.先月の山寺以来の脚が棒になる感覚を味わいながらの階段はなかなかヘビーなものがありました.
展望台に出てダムを眺めて、その巨大さに驚きました.
こんな巨大建造物がこんな山中にあるなんて、しかも建造が50年前というのも凄まじいものを感じます.

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扇沢駅に戻ると17時半近く.次第に暗くなり始め、山間部らしく霧も立ちこめてきました.

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松本駅まで戻ってレンタカーを返却し、駅のそば屋で鴨せいろそばを.場所柄ですか、美味しく頂きました.

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帰りはスーパーあずさで.車両は古いですが、振り子式車両らしくカーブでもスピードが落ちず、行きは3時間かかったところを2時間40分で到着しました.
2013/10/03

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「初の「リコーGR」機能拡張ファームウェアが公開」
リコーGRのファームウェアアップデートが公開されました.
多くのメーカーは不具合の修正のためにファームウェアアップデートを行いますが、GRは初代のGR DIGITALからずっと不具合修正だけでなく機能追加のためにファームウェアアップデートをしてきました.
GRとしては今回が初のファームウェアアップデートとなります.
主な追加項目は
・絞り解放時の最高シャッター速度が1/2,000秒から1/2,500秒に高速化
・再生モードで起動した状態で撮影するためにはいったん電源を切らなくてはならなかったが、シャッターを切ることで撮影モードに移行できるようになった
・従来の35mmクロップに加えて47mmクロップが追加
・撮影の設定をする際にOKボタンではなくシャッターボタンでも確定できるようになった
改善項目として画質の向上やマルチパターンAUTOホワイトバランスの色再現度が向上しました.
また、変わったところではEXIFのメーカー名表記が「PENTAX RICOH IMAGING」から「RICOH IMAGING COMPANY, LTD.」に変更になりました.GRはリコーの製品だったのでペンタックスとの合併後に「PENTAX」の文字が入るのに若干の違和感を感じていたので、なんとなくすっきりした感じではあります.
機能追加として注目したのは47mmクロップ.クロップ機能をボタンに割り当てることで28mm-35mm-47mmと焦点域を瞬時に切り替えることができるようになりました.
しかし、要はトリミングなので「画角が狭くなる=画素数が落ちる」ということにもなります.28mmだと1,600万画素で4,928×3,264ドットだったものが、35mmクロップでは1,000万画素で3,936×2,608ドットになり、さらに47mmでは560万画素で2,912×1,936にまで減少します.
28mmの画角で画素をフルに使って撮影し、あとからトリミングすればいいという見方もできますが、撮影するときのフレーミングとしてはトリミング前提で撮影するのと47mmのフレームで撮影するのでは違いますからね.
再生モードで起動した状態からすぐに撮影モードに移行できるのは便利です.今まではいったん電源を切って、再度電源を入れ直さなくてはならなかったので、一手間省けることになります.
設定項目をシャッターボタンで確定できるようになったのは、今までのGR DIGITAL IVまではできていたことなので、まあ従来通りに使えるように戻ったという感じでしょうか.
前述したように、こうして機能を熟成してくれるメーカーはレアなので(他には富士フイルムくらい)、リコーの姿勢は評価したいと思います.

RICOH GR
Firmware Ver.1.11
F4 1/40秒 ISO800 マルチパターンAUTOホワイトバランス

RICOH GR
Firmware Ver.2.03
F4 1/40秒 ISO500 マルチパターンAUTOホワイトバランス
旧ファームウェア(Ver.1.11)と新ファームウェア(Ver.2.03)の比較.どちらもJPEGで修正はなし.
以前に撮影したものを比較も兼ねて夕飯にいただいてきました(単に食べたかっただけともいう).
露出が違っていたり、光源からの距離などの要素の違いもあって単純な比較はしづらいのですが、これを見比べる限りではマルチパターンAUTOホワイトバランスの色再現度はたしかによくなっているようです.
2013/10/02
「ソフトバンクが分割払い6万件超を誤って滞納扱い、クレジット審査等に影響。半年公表せず」
ソフトバンクが携帯電話などの分割支払い情報を誤って信用機関に送信し、支払っているのに「未払いの滞納者」として登録するというミスを犯しました.
支払いの信用情報というのはCICと呼ばれる機関で管理されており、ローンを組んだりするときにはその人が過去に滞納などをしていないかをチェックする機能を備えています.
今回ソフトバンクがミスしたのは、通常通り携帯電話料金を支払っている人6万人以上を「料金を滞納している」と、このCICに登録してしまったことです.
ミスに気づいたソフトバンクは取り消し手続きをとったとのことですが、こちらのニュースにあるように、すでに審査を通らない事例が発生しています.
また、厄介なことに「滞納者である」という履歴データに加えて「審査に落ちた」という情報も付加され、さらにはこうした情報は本人でも照会できないため、現在自分がどのような扱いになっているかを確認すらできない状態です.
ミスをしたのもさることながら、今回のソフトバンクで悪質なのは、
・今年の2月3月のミスなのに経済産業省には報告したものの、当の本人には8月まで知らせなかった
・9月30日に新製品発表会があって社長も出ていたというのに、そこでは報告せず翌日の10月1日にプレスリリースのみで公表した
・その発表会で「850日以上重大事故なし継続中」などといいつつも、このような重大事故を起こしている(850日以上重大事故なしは通信障害などで、今回のは別物という認識のようです)
というように、故意ともいえる隠蔽工作をしていることです.もしくは個人の信用情報などたいしたことないという姿勢の表れかもしれません.
信用情報というのがどのように管理され、過去のどれほどの滞納が記録されてブラックリスト登録されるかなど、細かいところは自分もわかりませんが、濡れ衣を着せられて住宅や車などのローン審査で落とされたりしたら人生設計にまで影響を及ぼしそうです.
ソフトバンクは(他社携帯キャリアも)過去に個人情報漏洩をしていたりしますが、今回の滞納者情報誤送信はそれを上回るミスであり、「名誉毀損」といえるレベルです.
今後の生活に影響が及ばないように適切な処置がなされることを願います.
【補足】
ここの記事によると、信用情報の開示を求めることができるそうです.
2013/09/28
半年間見続けていた『あまちゃん』の放送が今日で終わりました.
NHKの朝の連続テレビドラマは今まで見たことがなく、宮藤官九郎が脚本だと知ってもどうしようかと思っていました.
放送前日の深夜に宮藤官九郎が進行をつとめる「おやすみ日本」という不定期放送の番組があり、その中で番組の宣伝も流れたりして面白そうだなとは思ったものの、まだなんか様子見な感じでした.
放送が始まってTwitterのタイムラインに評判が徐々に流れてきたので、ちょっと見てみるかとNHKオンデマンドで第1回を見たのが、放送開始の週の土曜日.そこからは全部録画して見続ける日々が始まりました.
そして物語も終盤になる、震災を扱い始めたところからは録画しつつも朝8時の放送も生で見るという、のめり込みぶりでした.
なにがそこまで惹かれるのか.それはなかなかうまく言い表すことができないですし、ネット上でも数多くの方々があちこちであまちゃんの魅力について語っているのでここでつたない文章で同じようなことを書いてもしょうがないのですが、
・仕込んであるネタの量・奥深さ
・キャスティングの妙
・しっかりとした伏線の回収
・視聴者の視点という「メタ視点」の有効活用
あたりがポイントでしょうか.
ドラマで「メタ視点」っていうのも奇異なことでもあるのですが、「俳優が演じている様子を眺める」という従来のドラマのポジションに「視聴者の視点」を絡めることで、視聴者の距離を縮めて親近感をわかせるポイントがあったのではないかと思います.
さて.「あまちゃん」が終了することによる喪失感を「あまロス症候群」などと呼ぶようですが、半年間楽しみに見続けてきたものがふっと終わってしまうというのはなかなかにダメージが大きいものですね.
2013/09/26
iPhone 5sを購入したときの記事で「必要性をみじんも感じないauのコンテンツサービスを「付けさせていただきます」と強制的に加入」と書きましたが、忘れないうちにと、それらのサービスの解約手続きを行いました.
解約したのは、
■ au通話定額24:月額500円
■ auスマートパス:月額390円
■ ビデオパス:月額590円
■ うたパス:月額315円
の4つ.「ブックパス」も強制加入させられたはずなのですが、加入状況を見ても未加入扱いだったのでどうやら加入処理はされてなかった模様です.
個別に内容を検討していくと、
■ au通話定額24
au同士の通話を24時間固定金額にするサービス.ちなみにiPhone 5sは通信プランとして「LTEプラン」に加入しますが、こちらのプランには1時から21時までのau同士の通話は無料というサービスが含まれています.
月額500円のサービスですが、通話をほとんどしない自分としては通話金額が500円を超えることすらそれほどないくらいなので、まったく必要のないサービスです.
■ auスマートパス
いくつものサービスが詰まった、よくいえば「中身の濃い」、悪くいえば「寄せ集め」のサービス.
サービスの内訳は「暇つぶし情報」「エンタメ」「生活情報」などの情報、厳選コンテンツ、修理代金サポート、おトクなクーポン、クラウドストレージサービスなど.
修理代金サポート以外は必要性を感じません.修理代金サポートも、1回につき7,800円、2年で最大2回までサポートというものです.微妙なサポート金額です.
■ ビデオパス
動画配信サービス.同様のサービスとしてはHulu(月額980円)なんかがありますが、毎月いくらかを支払って継続的に見るかどうかが微妙なのでどこのサービスも利用していません.
このビデオパスに関して言えば、コンテンツが自分の好むものからずれているような気もしたので、やはり必要性を感じませんでした.
■ うたパス
音楽配信サービス.ただし、アルバムや曲を指定して聴くことはできず、ジャンルや年代ごとに分かれた「チャンネル」を指定して聴くサービス.有線放送的な感じでしょうか.音質は320kbpsなのは魅力.でも自分の聴きたい音楽はすでにiPhoneにたっぷり入ってるので、やはり必要性なし.
「パス」のつく一連のコンテンツサービスに通信キャリアが力を入れるのは、やはりiPhoneやAndroidといったスマートフォンが通信回線を単なる「土管」としてしか扱わず、データ通信量が多い割には旨みが少ないというところが大きいのでしょう.自社の回線を流れるデータなのに、データで利益を上げることができないもどかしさ.だったらコンテンツも自社でやってしまおうという流れはある意味自然なことだと思います.
とはいえ、強制加入させられるのは納得がいきません.今回の契約では、従来使っていたiPhone 5の全データを削除して下取り等の処理が終わってから「うちではこのやり方でさせてもらってますから」とコンテンツの強制加入について説明を受けました.
まあ解約すればよいわけだし… と思ってその場は条件を受け入れましたが、契約翌日(契約当日は加入手続き等のため解約手続きができない、はず)になって解約しようとして結構な手間がかかりました.Webからできるものの、メニューの深いところに解約手続きボタンが用意され、ボタンを押してもあれこれと説明が出てなかなか解約画面まで進みません.解約方法がわからないまま使いもせず契約し続ける人もいそうです.