2014/03/31

年度末 + 消費税増税前日

 今日は年度末.しかも明日から消費税は8%に増税.
 自分の業務的には年度末だからといってとりたててなにか特殊なことをすることもないのですが、世の中はそうでもないようで、自宅近くのスーパーは今日は早めに店じまいする旨の張り紙がしてありました.ネット上のオンラインショッピングサイトでも、メンテナンスと称して日付をまたぐ数時間を営業休止にするところがちらほらありました.おそらくは消費税5%なのか8%なのかで無用なトラブルを招きたくないというような目的があるのではないでしょうか.

 会社帰りに新宿に向かうと、小田急の定期券売り場は長蛇の列.明日から運賃も値上げになるので駆け込みで購入しておこうという人が多いようです.3月末はただでさえ新入社員や新入生、転勤などで定期券売り場が混雑する時期なうえにこの増税ですから、鉄道会社は通常よりも早くから定期券の事前購入を受け付けていたはずなのですが、ぎりぎりにならないと行動に移らない人がこれだけ多いということなのでしょう.

 ヨドバシカメラは週末に匹敵する混雑ぶりでした.
 レジはどこも混雑しており、店員が列の整理をしていたほどです.事前に予約していたものを受け取るだけでも待たされるなんてのは初めてのことです.年度末というよりも、増税前の駆け込み購入というのが大きそうです.ヨドバシカメラは通常通りの営業時間のようでしたが、閉店後にすべての商品の値付けを変更するのでしょうか?POSデータの修正だけでも一苦労だと思うのですが、商品に貼ってある値札シールやプライスカードなどのことを考えると、徹夜作業でも終わるのかどうかと心配になってきます.

 一眼レフやミラーレス系の売り場に行っても人だかりは多く、フィルタを買おうとしてレジに向かったらX-T1のレンズキットを購入しようとしている方がキャッシュバック対象ではないのかと店員数名とやりとりをしていました.

 店としてもかきいれどきだろうということで、用件を済ませた自分は早々に店を出ることにしました.

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FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R

 なんか箱がひとつ増えました.
 中身に比べてどうしてこんなに外装箱が大きいのか、いまいち理解に苦しみます.

2013/12/22

『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』

Category: 書籍,社会・政治・世情一般 — Annexia @ 23:59

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Apple iPhone 5S + Hipstamatic

 速水健朗氏の『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』を読みました.

 日本人の食生活を、有機栽培や地産地消、ベジタリアンといった『フード左翼』と、ファストフードやメガ牛丼、コンビニ食といった『フード右翼』に分けて、それらと政治を絡めて検証するという本です.

 読み始めるとすぐに縦軸に健康志向とジャンク指向、横軸に地元主義とグローバリズムをとったマトリクスが出てくるのですが、その表からも明らかなようにフード左翼は高コストで高級指向、フード右翼は低コストでジャンクという傾向が伺えます.
 自分はどこに位置するんだろうとポジショニングを確認しましたが、マクドナルドは行かないもののコンビニ食が多くB級グルメが好きなあたりはフード右翼に近いのかもしれません.とはいえ、美味しいものは好きなので、きちんとした料理を求めたことによる結果としてフード左翼的な傾向もありそうです.

 興味深いのが、「フード左翼」的なるものとしてひとくくりにされがちなベジタリアン(菜食主義者)でも、ビーガン(肉だけでなく牛乳や乳製品も摂取しない)、マクロビオティック、ローフーディズムは思想や立ち位置が異なるということ.
 自分のような外野からすれば同じように見えるのですが、菜食主義になった理由も、健康のためと自然環境を考慮してと異なっていたり、調理法にしても加熱することに対する是非であったりと、それぞれに主義主張が異なるのです.
 この本ではタイトルは「フード左翼とフード右翼」となっていますが、ページの多くをフード左翼に相当する事柄に割いており、これは言い換えるとフード左翼的なるもののほうが思想やものの見方など、筆者が興味を引く部分が多かったのではないかと想像されます.逆にいうとフード右翼的なるものは、一部の例外を除いて「食」そのものにさして興味のない、もしくはそこにコストをかけられないという側面があり、言い換えるとフード左翼に比べて多くを語るようなコンテンツを持っていないという見方もできそうです.

 そして、読み進めていって意外というか軽くショックを受けたのは、フード左翼の目指す有機農法が決して「明るい未来」にはつながってないということ.
 一言でいえば、農業に必要な栄養物である「窒素」を化学肥料に頼らず有機肥料で得ようとすると、多くの森林は伐採され、魚も取り尽くされてしまい、途端に生活環境も食料事情も悪化してしまうということなのです.
 「自然によく」「体によい」と思われている有機農法の問題点を知ることで、回帰するようにして自分の頭の中に思い浮かんだのが対極にある「フード右翼」のこと.ジャンクで体に悪い食品ではあるものの、「低コスト」で「ハイカロリー」というのは、食料事情を考えたときにひとつの解になるのではないのかと.もちろん、現状のままジャンクフード食べて養分摂取というのではなく、適度なところでバランスをとるのがよいことは言うまでもないことですが.
 余談ですが、外食チェーンで出される食事の多くに「たまに食べるにはいいけど、これを毎日食べたら体を壊す」という印象を自分は抱いています.しかしながら、例えばサラダラップのようなヘルシーなメニューをマクドナルドで出しても売れなくてすぐに販売終了になってしまうということからも明らかなように需要と供給のバランスがそうさせている側面もあるわけで、食べ物って奥が深くて難しいなと痛感させられます.

2013/10/02

ソフトバンク、ユーザー信用情報を誤って登録

Category: 社会・政治・世情一般 — Annexia @ 20:42

「ソフトバンクが分割払い6万件超を誤って滞納扱い、クレジット審査等に影響。半年公表せず」

 ソフトバンクが携帯電話などの分割支払い情報を誤って信用機関に送信し、支払っているのに「未払いの滞納者」として登録するというミスを犯しました.

 支払いの信用情報というのはCICと呼ばれる機関で管理されており、ローンを組んだりするときにはその人が過去に滞納などをしていないかをチェックする機能を備えています.
 今回ソフトバンクがミスしたのは、通常通り携帯電話料金を支払っている人6万人以上を「料金を滞納している」と、このCICに登録してしまったことです.

 ミスに気づいたソフトバンクは取り消し手続きをとったとのことですが、こちらのニュースにあるように、すでに審査を通らない事例が発生しています.
 また、厄介なことに「滞納者である」という履歴データに加えて「審査に落ちた」という情報も付加され、さらにはこうした情報は本人でも照会できないため、現在自分がどのような扱いになっているかを確認すらできない状態です.

 ミスをしたのもさることながら、今回のソフトバンクで悪質なのは、
・今年の2月3月のミスなのに経済産業省には報告したものの、当の本人には8月まで知らせなかった
・9月30日に新製品発表会があって社長も出ていたというのに、そこでは報告せず翌日の10月1日にプレスリリースのみで公表した
・その発表会で「850日以上重大事故なし継続中」などといいつつも、このような重大事故を起こしている(850日以上重大事故なしは通信障害などで、今回のは別物という認識のようです)
 というように、故意ともいえる隠蔽工作をしていることです.もしくは個人の信用情報などたいしたことないという姿勢の表れかもしれません.

 信用情報というのがどのように管理され、過去のどれほどの滞納が記録されてブラックリスト登録されるかなど、細かいところは自分もわかりませんが、濡れ衣を着せられて住宅や車などのローン審査で落とされたりしたら人生設計にまで影響を及ぼしそうです.
 ソフトバンクは(他社携帯キャリアも)過去に個人情報漏洩をしていたりしますが、今回の滞納者情報誤送信はそれを上回るミスであり、「名誉毀損」といえるレベルです.
 今後の生活に影響が及ばないように適切な処置がなされることを願います.

【補足】
 ここの記事によると、信用情報の開示を求めることができるそうです.

2013/09/28

『あまちゃん』終わる

 半年間見続けていた『あまちゃん』の放送が今日で終わりました.

 NHKの朝の連続テレビドラマは今まで見たことがなく、宮藤官九郎が脚本だと知ってもどうしようかと思っていました.
 放送前日の深夜に宮藤官九郎が進行をつとめる「おやすみ日本」という不定期放送の番組があり、その中で番組の宣伝も流れたりして面白そうだなとは思ったものの、まだなんか様子見な感じでした.
 放送が始まってTwitterのタイムラインに評判が徐々に流れてきたので、ちょっと見てみるかとNHKオンデマンドで第1回を見たのが、放送開始の週の土曜日.そこからは全部録画して見続ける日々が始まりました.
 そして物語も終盤になる、震災を扱い始めたところからは録画しつつも朝8時の放送も生で見るという、のめり込みぶりでした.

 なにがそこまで惹かれるのか.それはなかなかうまく言い表すことができないですし、ネット上でも数多くの方々があちこちであまちゃんの魅力について語っているのでここでつたない文章で同じようなことを書いてもしょうがないのですが、
・仕込んであるネタの量・奥深さ
・キャスティングの妙
・しっかりとした伏線の回収
・視聴者の視点という「メタ視点」の有効活用
あたりがポイントでしょうか.
 ドラマで「メタ視点」っていうのも奇異なことでもあるのですが、「俳優が演じている様子を眺める」という従来のドラマのポジションに「視聴者の視点」を絡めることで、視聴者の距離を縮めて親近感をわかせるポイントがあったのではないかと思います.

 さて.「あまちゃん」が終了することによる喪失感を「あまロス症候群」などと呼ぶようですが、半年間楽しみに見続けてきたものがふっと終わってしまうというのはなかなかにダメージが大きいものですね.

2013/08/13

岩合光昭 写真展『ねこ』

Category: カメラ・写真,社会・政治・世情一般 — Annexia @ 22:10

RICOH GR

 渋谷ヒカリエで8月1日から25日まで、岩合光昭氏の写真展『ねこ』が開催されているので見に行ってきました.

RICOH GR

 岩合光昭氏といえばNHK BSの「岩合光昭の世界ネコ歩き」などでも知られるように、ねこ写真家として有名なかたです.もちろんねこだけでなく動物写真も多く撮られているのですが、やはりねこがいちばん有名ですね.

 展示スペースもかなり広く、「あそぶ」「寝る」「親子」など、さまざまなテーマからたくさんのねこ写真が展示されていました.

 どの写真も素晴らしいのはいうまでもないことではあるのですが、被写体が素晴らしいだけに、その「絵に描いた餅」感が強いのです.つまり、一口で言うなれば「実際にもふもふしたいなぁ」ということなのです.きっと、ねこを飼われているかたであれば、この写真展を見て家に帰ったら、ねこのいる生活の素晴らしさを改めて実感できるのではないかと思います.

 なお、8月10日から10月20日まで、恵比寿の東京都写真美術館では同じく岩合光昭氏による「ネコライオン」なる写真展が開催されています.こちらも行ってみたいものです.