2013/02/05

SONY DSC-RX1
スタパ齋藤氏の「ガジェット愛がとまらない」を読みました.
独特の文体、そして躊躇のない衝動買いっぷりで「ログイン」時代からのファンなのです.
スタパ氏が現在にいたるいきさつやライフスタイル的なるものを漫画でまとめた一冊なのですが、同感できるところが多く、楽しく読ませてもらいました.
・用もなく秋葉原をうろついていた
・フジヤカメラでカメラ買うとき下取りで10%アップ(RX1でやった)
・ネット通販しまくり
・必要とあらば海外通販も
などなど、自分にも思い当たるところが多いのです.
まあ、部屋が整理されているというのは真逆ではありますが…
携帯電話の機種変117回、買ったデジカメ158台というくだりがあったので、自分も数えてみました.携帯は14台、デジカメは16台なのでまさに桁違い.格の違いを思い知らされました.
2013/02/04

Apple iPhone 5 + Hipstamatic
RX1の記事を読みたくて久々にカメラ雑誌を買いました.
「F5.6」という雑誌で、初めて読みます.

RICOH GR DIGITAL IV
「F5.6」とは、カメラの絞り値を示す数値.雑誌の説明文をそのまま書くと「Fは絞りを表す記号、5.6は一般的な撮影で多用する絞り値です」とあります.まあ、このあたりはわかる人には釈迦に説法ですし、わからない人に数行で説明するのは不可能に近いので割愛します.
過去には「CAPA」や「カメラマン」、あと「アサヒカメラ」なんかも買ったりしていましたが、F5.6はそれらの雑誌に比べてテキストが少なく写真が主体なのがよい感じです.また、機材の情報などはそこそこきちんと紹介されているものの、スペックべったりな感じでもなく、ほどよいバランス感です.
あと、他の写真雑誌によくある、読者投稿写真がないのもいいですね.

Apple iPhone 5 + Hipstamatic
肝心のRX1の記事はそれほど多くなかったですが、他のページがおもしろかったので次も買ってみようかと思います.
2012/07/19

RICOH GR DIGITAL IV
週に1回のペースで通っているラーメン店があります.経堂の駅から歩いて数分のところにある「アイバンラーメン+」という店です.アイバンラーメンはもともとは芦花公園に店舗を出しており、経堂は2店舗目にあたります.
実をいうと、以前はラーメンという食べ物に対する執着心や興味は低く、食べに行くこともめったにありませんでした.そんな自分でもどこかで「アメリカ人の経営するラーメン店」という触れ込みでアイバンラーメンのことを覚えており、帰り道に寄れるところに出来たからちょっと行ってみるかと思って立ち寄ったら、いつのまにか毎週通っているという状態になってしまったというわけです.
amazonでたまたま『アイバンのラーメン』なる書籍を見つけたので、読んでみることにしました.書籍が出たのは2008年.芦花公園の店ができてから1年後の話であり、まだ経堂の店はない時点での話です.

二代目あごだしラーメン
RICOH GR DIGITAL III
今まで不思議に思っていたのは、どうしてアメリカ人がラーメン店を始めようと思ったのかということ.店の外に書かれている説明によるとニューヨークでシェフをしていたとのことなのですが、「食べ物」ということ以外ではいまひとつ接点が感じられません.

4種のチーズまぜめん
Apple iPhone 4S
アイバンさんが最初に日本に興味を持ったのは、ニューヨークの日本料理店でアルバイトをしたこと.そこから日本語を専攻できるコロラド大学に進学し、映画「タンポポ」を見てラーメンという食べ物に興味を覚えたそうです.

塩ラーメン
Apple iPhone 4S
そして来日.ラーメンを食べ歩き、英会話学校で働き、転職しアメリカに帰国.
仕事に馴染めず不完全燃焼状態であったときにクッキング・スクールに通い始めてレストランで働くことに.
そして再び来日した際に知りあった女性と結婚し、紆余曲折を経てラーメン店を開業.

梅豚冷やしラーメン
Apple iPhone 4S
本を通じて伝わってくるのは食べ物に対する情熱と執着心.ラーメンはもちろん好きではあるけれど、いわゆる「ラーメンマニア」のようにラーメンだけに固執するのではなく、あらゆる食べ物を楽しもうという姿勢が感じられること.
フレンチレストランや金融機関のお抱えシェフとして働いたことによる経験を活かしながらもラーメンとしての枠組みからは外れない、絶妙なポジションのラーメンを作ろうとしていることが伺えます.
とはいえ、実際のところチーズまぜめんというような製品があるように、洋風の雰囲気が姿を見せることはままありますね.

ニンニクしょうゆあぶら麺
Apple iPhone 4S
書籍でも触れられていますが、「毎日食べても大丈夫なラーメン」ということを掲げており、実際に食べてみるとそれを実感することが出来ます.
どれを食べても尖ったところがないのです.チープなラーメンなどで感じられる、舌先に強くあたる感じというかぴりぴりと残るような感じやわざとらしい甘さがいっさいなく、柔らかさを感じます.化学調味料のたぐいを使っていないのがやはり大きいのでしょう.

ミートボールトマト飯
RICOH GR DIGITAL IV
自分がこうして毎週通っているのも、また食べたくなる美味しさがあるのはもちろん、ほかの店でありがちな、塩気や味付けの強さからくる食後の喉の渇きのようなものがそれほどないのが理由なのだと思います.
たまには経堂ではなく芦花公園の店にも行ってみたいのですが、自宅から少し離れているのでなかなか足が向きません.メニューが全く違うので興味があるのですが.
2012/04/27

Apple iPhone 4S
貴島孝雄さんの『ロードスター的幸福論』という本を読みました.
貴島さんは二代目と三代目のロードスターの主査(開発の責任者)を務めた方であり、初代ロードスターにもシャシーの設計に携わるなど、ロードスターの開発の重責を担ってきた方です.
今はマツダを定年退職し、大学で教鞭に立つ貴島さんがロードスターを中心に今までを振り返ったのがこの本です.
マツダは規模的にはさして大きくない自動車メーカーですが、RX-7からRX-8に続くロータリースポーツカー、そしてロードスターというライトウェイトスポーツカーという2台のスポーツカーがあります.この規模の会社でなぜこういう売れ筋でもないマニアックな車が2台もあるのか(まあ、RX-8はもうすぐ販売終了してしまいますが・・・)不思議だったのですが、
・スポーツカーを作りたいという開発スタッフが少なからずいたこと
・それを上長を含む会社が残業や休日出勤ならばと認めたこと
・一般的な乗用車としての設計からはずれたようなこと(製造面で手間やコストがかかるようなものであっても)ある程度は通せる環境があること
というようなことから作り出せたそうです.この貴島さんにしても、本業は商用車の開発で、その傍らでロードスターに携わるという、トヨタなどでは絶対にあり得ないような兼務をしていたそうです.
こうしたマニアックなスポーツカーを作るような環境って、規模の大きな自動車メーカーになるにつれてどんどん厳しくなってくるのではないでしょうか.スポーティーなイメージで売って大きくなったのに、今では売れ筋のミニバンとかコンパクトカーばかり作っているメーカーとかもありますが、社内スタッフ的にはスポーツカーを作りたくてもマーケティングや経営側が首を縦に振らないとかあるのではないのかなと思います.
ところで、主査を務めた貴島さんが語るロードスターの内容から、どこに重点を置いて開発したか、逆にコストなどの理由で手をかけられなかった箇所がなんとなく見えてきたような感じがしました.
たとえばサスペンション.初代からロードスターはフロントに「ダブルウィッシュボーン」という複雑な形状をしたサスペンションを採用してきました.本来ならばコスト的に役員の許可がおりないようなものであるにも関わらず強引に通してしまうなど、深くこだわったものであることがわかります.ダンパーもビルシュタインの採用にあたっては社内基準を無視してまでこだわったとあります.
逆に「主査としてコスト面に気を遣うことの例」として、ボディ剛性をあげているのが気になりました.たしかに剛性の弱さを気になることはあるので、これから手を入れて行くにあたって大きな参考になると感じました.
こうして手塩にかけて育てたロードスターですが、貴島さんも二代目、そして現行の三代目を購入されたそうです.自動車雑誌かなにかで目にしたのですが、主査だからといって自分の手がけた車を買う人は決して多くはないのだとか.そういう点からしても、いかに愛着をもっているかがわかります.
最後に余談ですが、自分の乗っているロードスター、三代目、NC型のマイナーチェンジモデルなので「NC2」なんて勝手に呼んでいたのですが、実際にNC2というのが正しいようです.
2012/03/20
なんだか寒い日が続いていましたが、春分の日である今日はそこそこよい天気でした.
特に予定もなく、近所のそば屋で昼食を食い、そういえばコーヒー豆が切れそうだなということで駅前の喫茶店まで買いに行き、帰りに書店に立ち寄り、さらに和菓子店でお茶請けを買ってきました.

Apple iPhone 4S
書店で買ってきたのは、鈴木みそ氏の「3.11僕と日本が震えた日」.古くは「あんたっちゃぶる」など(→Jコミで読めます)、取材をベースにしたルポ漫画が多い筆者が、実際に自分が体験した東日本大震災にまつわる諸々の事柄をまとめたものです.
扱われている内容は6つ.
・家族(都市被災)
・出版(書籍流通)
・加速器(先端科学)
・経済(日本経済)
・放射能(食品汚染)
・日本(東北取材)
「出版」は漫画家として活躍している筆者としてはもっとも身近な分野であり、同時に電子書籍などに期待を寄せる自分としても興味深い内容でした.
「経済」もやや冷静な視点から感情論だけでは片付けられない現実的な問題を突きつけられた感があり、考えさせられました.
そして放射能、食品汚染の問題.ココに最大のページがさかれています(「放射能」、「加速器」の一部、そして「正しい放射線の計り方1,2」).
指摘されているのは、きちんとした知識を得ることの重要さ.知識がなく盲目的に恐れ、忌避することで逆に健康被害を引き起こすリスクもありうるということ(食べ物の偏りや、換気をしないなど).他にも500ベクレルという暫定基準値の理由などがきちんとわかりやすく説明されているなど、よくまとまっています.
オススメの1冊です.