2011/02/08
津軽旅行2日目(前編)です(1日目はこちら).

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朝食も海のものメインでおいしいものばかりでした.朝から新鮮なイカの刺身とか贅沢です.
写真左上はホタテの貝殻の上で焼く、貝焼き味噌.ホタテや野菜、イワシの丸干しが入っていて、煮立ったところで卵を溶き入れて卵とじにしていただきます.右下は具が見づらいですが「けの汁」と呼ばれる郷土料理でふきやにんじんなどの野菜を細かく刻んだ具が入っています.
またご飯がおいしくて.満足な朝食でした.
朝食のときに料理を持ってきてくれたおばちゃんから聞いたのですが、津軽弁でおいしいというのは「め」というそうです.「どこに行く?」「風呂に行く」という会話が「どさ」「ゆさ」というのはそこそこ有名な話ですが、他の言葉も基本的には短くなる傾向にあるようです.ちなみに否定形、「おいしくない」は「ぐね」をつけて「めぐね」というそうです.
津軽弁はアイヌ語や古語・漢語などがベースになっているようで、興味深いものを感じました.

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宿を引き払い、8時過ぎに浅虫温泉駅を出る列車に乗ります.浅虫温泉駅は青い森鉄道の駅で電化されているのですが、朝のこの列車は八戸港に近いJR鮫駅から乗り入れているので、JRのディーゼル車両での運行になります.
この列車で青森に向かい、青森で大館行きに乗り換え、さらに川部で五能線で深浦行きに乗り換えて五所川原を目指します.五能線に入ってからは車窓が延々と続くリンゴ畑で圧倒されました.あとで写真を撮ろうとぼんやりと思っていたうちに駅に着いてしまったので写真はありません.

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五所川原駅はJRの他に津軽鉄道の路線も接続されています.津軽鉄道の駅は正式には「津軽五所川原駅」といい、入り口も分けられています.
津軽鉄道線といえば有名なのはストーブ列車です.ただし、次のストーブ列車まで1時間ほどあるので、その間に1-2kmほど離れたショッピングセンターに向かうことにしました.ここまできてショッピングセンター?と疑問に思うかもしれませんが、ここ五所川原には青森県内で唯一のスタバがあるのです.歩いて行くには距離もありバスもわからないので、贅沢にも往復タクシーを使って水筒にコーヒーを補充してきました.
駅前でタクシーに乗り込んで「エルムショッピングセンターまで」と伝えたところ「イルム?」と津軽訛りで確認されたので思わず違うと言いそうになってしまいました.運転手さんとあれこれと話をしたのですが、聴覚と言語推理力をフルに働かせても7割がた程度しか理解できませんでした.とはいえ、何度も聞き返すのも悪いですし、難しいところです.
この日は非常によい天気だったのですが、先週は大変だったので今日は運がいいというようなことを言われました.どうせだったら雪の降っているのを見たかったというと、五所川原の地吹雪は凄くて雪が上からではなく下から降ってくるかのようだと言われました.旅行計画時には五所川原で地吹雪に吹きさらされることを想定していただけに残念な限りです.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
津軽鉄道の時刻表です.本数が少ないです.ストーブ列車に乗るにはストーブ料金300円が別途必要になりますが、数少ない列車なのに次がストーブ列車だったばっかりに300円支払うのはどうかと思う沿線住民のかたなどに向けて、ストーブ列車最後尾には追加料金のかからない通常のレールバス車両も併結されています.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
こんな感じで車内にはストーブが設置されています.自由席なのでストーブ前にさっそく陣取りましたが、あんまり近すぎるのも考えものだと後になって思い知らされます.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
車内でもスルメや日本酒などを売りに来るので宴会が始まります.スルメを購入すると、こうやってアテンダントのかたなどが焼いてくれます.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
火力が結構あるのでどんどんスルメがあぶられてぐねぐねと動き出します.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
火力が落ちてくると、すかさず石炭がくべられます.ストーブは暖房のためというよりもスルメを焼くために存在しているというようなことをはっぴを着たかたが言っていました.
ストーブのそばに陣取ったのはいいのですが、着込んでいることもあってどんどん暑くなります.なので服を脱いだりして温度調節していたのですが、これがあとになってトラブルの原因になりました.

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20分ちょっとで金木駅に到着します.ここで下車して今回の旅行の最大の目的地に向かいます.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
太宰治の生家、斜陽館です.太宰治の父が建て、戦後は旅館として使用されていましたが旅館廃業にともなって町が買い取って資料館として運営されています.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
総ヒバ作りの和洋折衷建築のお屋敷で、以前は住宅敷地内に銀行も併設されていたほどの広さです.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
斜陽館の土間からの光景です.米の収穫期にはここには米俵が山と積まれたそうで、そうした光景を見た太宰治は津島家(太宰治の本名は津島修治)の繁栄は農家からの搾取で成り立っているのではないかと心を痛めたそうです.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
建築から100年以上が経過した建物ですが、見事な作りを保ち続けています.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
和風建築が主体となっていますが、和洋折衷なところも多く、天井がこのようなハイカラなデザインになっている部屋もありました.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
二階座敷のふすまです.通称「斜陽の間」と呼ばれており、左から二番目のふすまの最後のところに「斜陽」の文字を読み取ることができます.
太宰治の作品には幼少時を振り返ったものがいくつかありますが、事前にそうした小説をいくつか読んでおくとさらに楽しむことができます.オススメは「津軽」「思い出」あたりでしょうか.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
こうしてみると完全な洋風建築です.
見学最中にとんでもないことに気付きました.
ふと時刻を確かめようと思って携帯電話を取り出そうとしたところありません.どこか違うところに入れたかなと思ったのですがどこにもありません.どうやらなくしたようです.自宅から700km以上離れた旅先でなくすとはなんという運の悪さ、もし仮にどこかで見つかったとしても列車のスケジュールなどもあるので受け取るのも難しいことだろうと思うと血の気がひいてきました.
なにはともあれ、置き場所を確認するために自分の携帯電話番号に電話をかけようにも公衆電話も見つかりません.携帯電話の普及とともに急速に姿を消していった公衆電話が懐かしく感じられる一瞬です.気もそぞろに金木駅に戻ってようやく見つけた公衆電話から電話をかけますが誰も出ません.
最後に携帯電話を触ったのはショッピングセンターの中であったので、落としたのはショッピングセンター、駅に向かうタクシー、そして津軽鉄道のいずれかです.藁にもすがる思いで駅の係員に尋ねたところ、今のところはないがその列車がもうすぐ五所川原に着くので、そうしたら車内を探します、と言われたので不安な面持ちのまま駅構内をうろうろとして連絡を待つことにしました.10分ほどして駅員がやってきて、あったと教えてくれました.ストーブが暑くて服を脱いだときに落としたようです.とりあえずこれで一安心し、五所川原の駅で受け取ることを伝えて遅い昼食をとることにしました.

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しじみラーメンです.五所川原の近くには十三湖というしじみの産地があり、その特産物を使って作られた地元の町おこし名物のようです.
もうちょっとしじみの出汁が出ているといいなとか、もうちょっと特徴があると人気が出るんじゃないかなと思えるような、なんとなくぼんやりとした味わいでした.
2011/02/07
金曜に休暇を取って、日曜の朝にかけて津軽を旅行してきました.
今回津軽旅行を思い立ったのは、
・どこか寒いところに出かけたい
・ストーブ列車に乗ってみたい
・現在の年齢が太宰治の享年と同じなのでいい機会なのではないか
・五能線にも乗りたい
・どうせなら寝台特急も
というような理由によるもので、それほどの深い意味はありません.フツーの観光ですね.
当初は1月21日の出発を予定していたのですが、年明けになって宿泊先を探したところどういうわけか埋まっていたので2週先送りにしました.1週先送りにしていたら大雪のために鉄道が麻痺してしまった日にあたっていたのであぶないところでした.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
普段よりも早い時刻に自宅を出て新宿で中央線に乗り換えて東京駅に向かいます.ぼんやりと外を眺めていたところ、1ヶ月後にデビューする「はやぶさ」こと新幹線E5系が東京駅のホームに入っていくところが見えました.
モバイルSuica特急券を使って携帯電話で改札を抜け、ホームに上がってみるとそのE5系が停車していました.試験走行のようです.さすがに人気で撮影をする人が後を絶ちませんでした.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
いつかは乗りたいグランクラス.3月5日デビュー当日のグランクラスはわずか10秒で完売、一般座席も40秒で完売と大人気です.せめて中の様子だけでも見たかったのですが、残念ながらブラインドが下ろされていて見ることができませんでした.
そんなE5系が出発し、次に入線してきた新幹線に乗り込みます.「はやて・こまち」ということで前方に秋田行きの「こまち」が、後方に新青森行きの「はやて」が接続されています.
速達タイプなので大宮を出ると仙台まで停車しません.ぐんぐんと北上していきますが沿線にそれほど雪が見えてきません.山間部は雪化粧していたりするのですが道路に雪が残っているようなところはほとんどなく、思ったよりも雪が少ないのだろうかと思っていたところ突如変化が起きました.

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一ノ関駅の過ぎた先にある長いトンネルを通過している最中に冷気を感じたかと思うと窓が曇り始めました.そしてトンネルを抜けると一気に雪景色に.旅情気分が出てきてなんだかちょっと嬉しくなってきました.

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盛岡を過ぎたあたりからトンネルが非常に多くなり、車窓がつまらなくなります.
途中八戸に止まり、そして次はようやく新青森に到着です.距離にして東京から700km以上、所要時間3時間半くらい.仙台が中間地点といった感じでしょうか.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
20分ちょっと待って各駅停車で青森に向かいます.新青森の駅前にはほとんどなにもありません.駅構内に売店や食事処はありますが、それはこれから新幹線に乗る人たちのためのものでしょう.団体さんなんかは広大な駅前ロータリーに駐車してある観光バスに乗り込んでどこかに向かっていきますが、個人客の多くは在来線に乗り換えます.新幹線の本数も少ないのですから、もうちょっと青森行きの列車との接続時間を短くしてくれてもいいんじゃないかと思います.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
青森駅に着きました.駅構内の構造などは、青函連絡船が現役だった当時のつくりのままです.対岸の函館駅は駅舎を建て直してすっかり姿を変えてしまったようですが(建て替えてからは行ったことがないので詳細はわかりません)、新幹線の駅が別になってしまったのでしばらくはこのままなのでしょうか.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
夕方に浅虫温泉に向かうまでは特に予定もないのでぶらぶらと歩いて過ごします.
が、雪ならぬ雨が降ってきてしまったこともあって、八甲田丸に逃げ込むことにしました.
かつての青函連絡船であった八甲田丸は今は資料館として使われています.自分が最初に北海道旅行をしたとき(飛行機ではなくて鉄道を乗り継いで行きました)にはすでに青函トンネルが完成していたため青函連絡船は利用したことがなく、展示物を見てもさしたる郷愁も感じませんでした.が、やはりというか、例のあの曲がスピーカーから流されており、独特の雰囲気の片鱗を味わうことができました.
歴史のある青函連絡船らしく、資料も多く、さらには船倉にまで入って鉄道車両まで見ることができました.

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続いて青森県観光物産館アスパムへ.ここで昼食を取ろうと思っていたのですが、どうやら終わってしまっていたようなので売店でアップルパイを購入しました.
焼きリンゴを使ったものとジャムを使ったものがあるとのことなので焼きリンゴのほうをいただきました.リンゴならではの食感を期待していたのですが、かなり柔らかめでした.酸味が強く(たしか紅玉を使用しているとのこと)、リンゴの持ち味をきちんと活かしているのが本場ならではのこだわりなのでしょう.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
青森駅のレストランで海鮮丼を食べ(JR系のレストランでイマイチでした)、宿泊先である浅虫温泉に向かいます.
新幹線が新青森まで開業したため、従来の東北本線は盛岡から青森まではJR東日本に代わって第三セクターが運営しています.第三セクターなので県で運営会社も異なり、青森県エリアは青い森鉄道が運営を行っています.

Nikon D700 + AiAF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
今回お世話になったのは「ヘルシーインあさむし」です.駅から近く(手前の雪をかぶっているところが駅)、こじんまりとした宿で料理が期待できそうなのでここを選びました.

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楽天トラベルからすき焼きコースを申し込んだのですが、すき焼きのおいしさはいうまでもなく、刺身や焼き物などボリュームもあって満足でした.
右下の写真の茶碗蒸しですが、ぎんなんの代わりに栗の甘露煮が入っており、甘めの味付けでした.このあたりでは茶碗蒸しはこういうものなのだそうです.
屋上には貸し切り露天風呂があり、1人あたり30分利用できるようになっています.自分は暗くなってから利用したので海を見ることはできませんでしたが、眼下に浅虫温泉駅を見下ろすことができ、鉄道好きにはたまらないかもしれません.寒いですが.
夜には近くのホテルで開催される津軽三味線の演奏会も見に行けるとのことでしたが、ちょっと疲れもあり明日も早いので部屋でゆっくりと過ごすことにしました.
ふだんはテレビとかまったく見ないのですが、夕方のローカル情報番組が面白くて見続けてしまいました.スーパーの社長とおぼしき人が登場してきて、結構なサイズの真鱈が1匹まるごとで580円とか、白子がこの特価でとかとお買い得情報を紹介していたり、天気予報ではあすの朝の水道管の凍結予報があったりと目新しくて見飽きません.
(2日目(前編)はこちら)
2011/01/30
昨日、というかもう早朝の話です.
サッカーを見終えて、いい気分になってちょっとドライブにでも行こうかと思って車に乗ったところ、スターターが変な音を立てて回っていっこうにエンジンがかかりません.おかしいなと思っていたところ、ついにはインパネの照明も暗くなってきました.どうやらバッテリがあがってしまったようです.仕方がないのでドライブはあきらめ、リモコンキーも使えないのでこの車になって初めて鍵でドアロックをして自宅に戻りました.
今日になって、とりあえずJAFに救援を依頼して診てもらうことにしました.
1時間半ほど待ってやってきてくれたJAFのかたが外部バッテリをつないでくれたところ、ようやくエンジンをかけることができました.
原因についてあれこれとJAFの人と話をしたのですが、とくにこれといって思い当たらず.JAFの人がもう一度車をざっと眺めて、これでは?と指摘してくれたのがトランク.なんと開いていました.とはいっても別に誰かがこじ開けたとかいうのではなく、おそらくリモコンキーで施錠するときに誤って開いてしまったのでしょう.で、その結果トランク内の照明がつきっぱなしになってバッテリがあがってしまったと.原因がわかってすっきりしましたが、情けない理由でちょっとげんなりです.
それにしてもJAFのかた、素晴らしいです.RX-8のようなマイナーな車でもきちんと理解しており、インパネを見て「警告が出ているので戻しますね」といってハンドルを左右にいっぱいに切ってDSC警告を解除し、ボンネットを閉めるときも押さえつけるのではなく一定の高さから落として(RX-8のボンネットはアルミ製なので力をかけると凹みやすいため)閉めてくださいました.JAFのお世話になったのはこれで2度目ですが、本当に加入していてよかったと思います.
バッテリは充電か交換をしたほうがよさそうな感じなので、そのままディーラーに出かけました.充電するのにも急速充電はお勧めしないので預からせてほしい、充電してダメだったらバッテリ交換しましょう、という話になったので車を置いて帰宅しました.
これだけの用途でなにもせず帰宅するのもなんだか虚しいので、ミスドに立ち寄ってドーナツを、そしてブックオフでカーグラフィックを買ってきました.って、虚しいのにはそれほどかわりはありませんが(笑)

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2011/01/10

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年末にいとこからいただいた(正確にはコーヒー豆と物々交換)「ゆずすこ」を使ってみました.
「ゆずすこ」は液体版柚子胡椒ともいえるような製品です.ただし、酢が追加されており、ビンの形状からもタバスコやハラペーニョソースを意識した製品にも思えます.
辛さ的にはタバスコほどではありませんが、ハラペーニョソースよりも辛さを感じます.また柚子胡椒ほどの塩気は感じません.個人的には柚子胡椒よりもハラペーニョソースに近い印象を受けました.
焼き肉丼、タコライスなどにかけて食べてみましたが柚子の風味と酸味、そして辛さが絶妙です.ハラペーニョソースをちょうど使い切ってしまったところなので、その代わりに使ってみたいと思います.
2011/01/06
一人暮らしをしている東京と実家のある静岡を行ったり来たりするたびにお土産を買うわけなのですが、静岡みやげとしていろいろ買ったなかでも好評なのがコレです.

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お茶羊羹です.写真のは栗入りですが、栗なしの通常版がよく売られています.サイズは直径2cm高さ3cm程度の円柱形でお値段は1個あたり100円くらい.だいたい3個パックとか5個パックになっています.また、違う製造元でさいころ型のもあります.
大井川の上流、川根のほうで作られており、静岡市内では静岡駅構内や伊勢丹で入手できます(栗入りは伊勢丹でしか見たことがありません).
人気の理由は
・粉茶がたっぷり入っていて「お茶羊羹」の名にふさわしいおいしさ
・一口サイズ(実際には一口では食べきれませんが・・・)でちょっとつまむのにちょうどよい
・上蓋を取って、下から親指で押し上げると羊羹がにゅっと出てくるので手を汚さずに食べられる(さいころ型のは包みを手で開けるのでちょっと食べづらい)
といったところでしょうか.
食べやすさというのは重要なポイントで、たとえば今回一緒に買っていった「追分羊かん」(あっさりしていて食べやすいのでこれもオススメですが)の一口サイズの製品は羊羹を包み込んでいる竹皮の外にまで羊羹があふれ出ていて、どうがんばっても手がべたべたになってしまいます.かといって追分羊羹の標準サイズを買っていっても会社で切り分けるのも面倒だったりしますし、この辺からも「お茶羊羹」の秀逸さが伺えます.