2023/01/08
会社と自宅でM2 MacBook Airのバックアップを取っているのですが、自宅にいるときにバックアップを短時間で済ませたいと思い、ポータブルハードディスクからSSDに切り替えることにしました.
FUJIFILM X100V
購入したのはKIOXIAのEXCERIA PLUS ポータブルSSD、2TBです.ハードディスクに比べてSSDはまだかなり高価ですが、年始のAmazonのセールで若干値引きされていたことに加えてちょうどギフトカードをもらったこともあって購入することにしました.
FUJIFILM X100V
同梱されていたのは、SSD本体とUSB TypeC-TypeCのケーブル、USB TypeA-TypeCのケーブルの2本、あとは説明書.
FUJIFILM X100V
本体はアルミ製で放熱性に優れています.端子はUSB TypeC.
今回はTimeMachineメインで使用し、ParallelsのWindows仮想ディスク環境をTimeMachine自動バックアップから除外し手動バックアップするので、APFSフォーマットでボリュームを分けてParallels用に80GB予約をする形にしました.転送速度1,000MB/sec.はさすがにハードディスクとは比べ物にならないほど速く、また振動や稼働中の移動にも気を使う必要がないので扱いやすく便利です.Parallelsで使用しているWindowsの仮想ディスクが50GBくらいなのですが、1分弱でコピーできたので公称どおりの速度は出ているようです.
2022/12/31
1年を振り返る、最後は物欲篇です.外出が少なかったこと、後述しますが予期せぬ収入があったりしてあれこれと買っています.
1月、2月:コート2着
2月:Astell&Kern PEE51
3月:Apple iPhone 13 mini
4月:SONY REON POCKET RNP-3
6月:YAMAHA TW-E7B
7月:Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical
8月:HAMILTON Jazzmaster Open Heart
8月:【番外編】M2 MacBook Air
10月:Keychron K8 Pro
12月:BALMUDA The Gohan
12月:final ZE8000
1月、2月:コート2着
FUJIFILM X100V
衣類にはわりと無頓着な方ですが、この冬はコートを2着購入しました.
1着は以前に着ていたものの色違いでこれは最初から買うつもりだったのですが、もう1着については以前から使っていたものがリュックと擦れて穴が空いてしまったので急遽購入したものです.
どちらも気に入って着用しています.
2月:Astell&Kern PEE51
FUJIFILM X100V
USB-Cポートに接続して使用する、3.5mmイヤホン端子変換オーディオアダプタです.
使用しているiPad Pro 11inch(初代)とiPad mini 6がどちらもイヤホン端子がないというのもあるのですが、このアダプタを使用することでハイレゾ音源についても高音質で出力することが可能になるので購入しました.
3月:Apple iPhone 13 mini
FUJIFILM X100V
iPhone SE2からの買い替え.
iPhone 12から始まったminiシリーズが売れ行き不振で、iPhone 14シリーズの後継機は出ないという噂が流れ始めてきたので小型機好きとしては買えるうちに買っておこうということで購入しました.
SE2も13 miniもどちらもPRODUCT REDですが、13 miniの方が赤の色味がダーク気味で深みのある赤なのが気に入っています.
4月:SONY REON POCKET RNP-3
FUJIFILM X70
自転車に乗るときの暑さ対策として購入したのですが、夏の暑い時期には通勤時などにも使用していました.バッテリ容量が少ないのか消費電力が高いのか、出力を上げると短時間でバッテリが切れてしまうので、長時間使用するような場合にはモバイルバッテリを接続していました.
また冬場も暖房器具として使用できるので重宝しています.
6月:YAMAHA TW-E7B
FUJIFILM X70
ヤマハのワイヤレスイヤホン.登場後すぐに電源等の不具合によって回収・販売終了になったTW-E7Aの後継機です.
ヤマハにとってはリベンジとも言える製品なのでいいものを作ってくるだろうと期待して購入しましたが、期待を裏切らない音質です.
7月:Voigtlander NOKTON 23mm F1.2 Aspherical X-Mount
Apple iPhone 13 mini
Voigtlanderブランドの富士フイルムXマウント用レンズとして登場した35mm F1.2に次ぐ2台目のレンズです..
好みの焦点距離、明るいレンズ、そして最短撮影距離の短さと、撮影場所を選ばない使い勝手のよさもあって、自分の理想に近いレンズです.また、Xマウント専用レンズということで、カメラ本体と通信機能が備わっており、EXIFデータとして撮影データが記録されるだけでなく、X-Pro3で使用した場合には焦点距離に応じて光学ファインダーのパララックスが自動補正されるのも気に入っています.
撮影に出かけてサンプルとなるような写真をある程度集めてからブログのネタにしようと思っていて、そのままになっていますので、いずれまとめようかなと思っています.
8月:HAMILTON Jazzmaster Open Heart
FUJIFILM X-Pro3 + XF60mm F2.4 R Macro
以前からほしい時計だったのものの価格面のネックもあり先送りにしていたのですが、COVID-19感染による保険金という棚ぼた的な収入があったのでつい購入してしまいました.
文字盤の大胆なカットによるスケルトンデザインが気に入って購入しましたが、80時間動き続けるパワーリザーブ、ずれの少ない時計本来の性能も相まって気に入っています.
8月:【番外編】M2 MacBook Air
FUJIFILM X100V
業務での使用機材として会社経費で購入したのでこれは番外編扱いで.
以前に使用していたMacBook(12inch, 2017)が使用開始から5年ほど経過し、処理速度的にもSSD 512GBという容量的にも業務的に支障が出ている状況でしたのでM2 MacBook Airを導入しました.
M1 MacBook AirではなくM2 MacBook Airを選んだのは、電源アダプタにMagSafeが復活したこと、それからRAM容量が24GBになったことでしょうか.業務上、Windowsも使うことがあるので、ParallelsがARMベースのWindowsに対応するようになったタイミングでRAM24GBまで搭載できる製品が出たというのも買うきっかけとして大きかったです.
10月:Keychron K8 Pro
Apple iPhone 13 mini
MacBook(12inch, 2017)のキーボードが非常に使いづらいため、会社では外付けのキーボードとしてFILCOのMajestouch 2を使用していました.ただBluetooth Ver.3.0という仕様のせいかBluetooth接続ですとキーがリピート入力されてしまうことが多々発生しストレスだったので、別の製品としてKeychron K8 PROを導入しました.
PROがつかないK8は触ったことがないので詳しくはわからないのですが、YouTubeの映像を見ているとタイプ音が筐体で反響したり、キートップがABS素材のせいで反響音がうるさく感じられますが、K8 PROはキートップがPBT素材だったり内部に反響を抑える素材が入っているため落ち着いたキータイプ音がします.
キースイッチやキートップが交換可能な機種ということもあり、購入後にあれこれとパーツ交換をした結果、外見は全く違うものになってしまいました.そうしたカスタマイズできる点も含めて気に入っています.
12月:BALMUDA The Gohan
FUJIFILM X100V
白物家電には興味がなく、壊れるまで使う自分としては珍しく、炊飯器を買い替えました.
バルミューダ製の炊飯器ということで一般的な炊飯器とは異なり、蒸気の熱で炊飯する構造のため外釜と内釜の二層構造となっており、外釜には水を入れて内釜に米と炊飯用の水を入れるようになっています.
IHの炊飯器のように米を動かして炊くのではないので、粒だった炊きあがりになるのが特徴であり、もちもちとした炊きあがりよりも米の一粒一粒の存在感があってそこが好みです.
12月:final ZE8000
Apple iPhone 13 mini
finalのワイヤレスイヤホンは昨年末にZE3000を購入していますが、それに続いて上位モデルとしてZE8000が発売されたのでそちらも購入しました.
購入当初は音のこもりが感じられてどうしたものかと思っていましたが、しばらく聴いているうちにエージングなのか自分の耳が慣れたのか、それとも別の要因かわかりませんが非常に好みの音質になりました.音の広がり、描写などに非常に癖というか特徴がはっきりしており、好みの分かれるイヤホンかもしれません.final独自の音響理論をもとに作られた製品とのことで、高音質のアンプを搭載しさらにDSPによる音質チューニングが施されているという点で、電源を使用しない有線イヤホンではなしえない音を実現した、というのがこの製品の最大の特徴です.
来年はどうでしょうか.カメラ関係はX-Pro3とX100Vの後継機が出たら買い替えを検討したいのですが、どちらも現状では出る見込みはそれほどなさそうです.他にもほしいものはいくつかあるものの、決定には至らずといったところでしょうか.
2022/12/09
気に入って使用しているKeychron K8 Pro.
キーキャップについては以前のブログで交換したことを書きましたが、K8 Proはキーキャップのみならずホットスワップ対応なのでキースイッチも交換可能です.
交換可能ならばいじってみたいのが欲というもの.ということでさらにあれこれとカスタマイズを施してみました.
Apple iPhone 13 mini
自分の購入したK8 ProのキースイッチはGateron G Pro Redが使用されています.
悪くないキータッチなのですが軽すぎる印象なので、もう少し重めのキースイッチに交換したい、そして以前に使用していたApple標準キーボード(昔のADBポート時代のもの)がタクタイルスイッチだったので、タクタイルで評判のいいものを使ってみようということで、海外の通販サイトDropにて販売されている、Holy Pandaを購入してみました.
タクタイルの感触は悪くはなかったのですが、Gateron G Pro Redに対して今度は逆に重さを感じました.しばらくは使用していたのですが、肩への負荷を感じるようになったので別のものを試してみることにしました.
FUJIFILM X70
新しいキースイッチが届く前に、Dropに発注していたキーキャップDROP + BIIP MT3 EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAP SETが届いたので交換しました.
アイボリー系のキーキャップに黒の縦長でイタリックの書体、ということでかつてのApple Keyboardのデザインモチーフに近いものです(オリジナルは文字がキーキャップの左下に寄っていましたが).
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
キーキャップの種類ごとに販売が分かれており、必要最低限の組み合わせだとアルファベットキーとModefiersキー(EnterやShiftキーなどのセット)の組み合わせで事足りるのですが、ファンクションキーをMacOSのLaunchpadやミュートなどに対応させたメディアキー、そしてさまざまなアイコンをあしらったアイコンキーが用意されており、これらも購入すると結構な金額になってしまいました.さらに購入した時期が円安のピークともいえる時期で、もちろん海外通販なので送料もかかり、さらには関税まで徴収されてしまったので、キーキャップでありながらK8 Pro本体よりも高額になってしまいました.
もうちょっと待ってから買えば円安も少し落ち着いて、しかもブラックフライデーセールで数千円は安く抑えられたのですが……
FUJIFILM X70
FUJIFILM X70
このキーキャップのもう一つ特徴的なのがキープロファイル.
K8 Proの標準キーキャップはOSAプロファイルと呼ばれるタイプのものですが、新たに購入したキーキャップはMT3と呼ばれる、昔の端末を意識して傾斜を強めにつけたものです.傾斜によって指移動が減っている印象なのですが、これだけ傾斜がついていることもあって上段と中断のキーキャップではかなり高さの差があります.キーの列によってかなり形状が異なるので、別の列のキーキャップを持ってきて差し替えると違和感が大きそうです.なのでアイコンキーのようなどの列で使用するかユーザによって異なるキーキャップは列に応じて複数用意されていたりします.
Apple iPhone 13 mini
K8 Pro標準もEXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAPもキー素材はPBTなのでざらついた感触で指へのあたりも柔らかく感じられます.またPBTは素材の特性なのか一般的なABS素材に比べて音が低く、コトコトと柔らかな音がするところも気に入っています.
また、K8 Pro標準のキーキャップが文字色部分のみ別パーツで構成されている「ダブルショット」であるのに対してEXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAPは素材に染み込ませるように印刷する「昇華印刷」になっています.一般的にはダブルショットの方がキーに厚みが出て落ち着いた音になる傾向にあるそうですが、EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAPの方がそれを差し引いてもキーの厚みがあるので静かで落ち着いたタイプ音がします.
FUJIFILM X70
新しいキースイッチが到着しました.
K8 Pro標準で使用されているキースイッチと同じメーカー、GateronのNorth Pole Yellowという製品です.
キースイッチはメジャーなものとしては軸の色によって、赤軸(リニアでやや軽め)、茶軸(タクタイル)、青軸(クリック感あり)がありますが、リニアで赤軸よりも少しだけ重い製品を黄軸と称して売っているところがいくつかあります(さらに重くなると黒軸となる).
また、ゲーミングPC用キーボードなどでよく派手に光らせたりしますが、そうした用途にも対応して透明の素材でできているのも特徴です.K8 Proも派手に光らせたりできますが、オフィス用途でしかもバッテリ駆動、Bluetooth接続で使用しているので、無駄なバッテリ消費はしたくないので自分は普段は消灯しています.なのでキースイッチの色は何色でも構わないのですが、K8 Proはキーキャップの下が見えやすいので差し障りのない色ということでクリア素材の製品を選びました.
Apple iPhone 13 mini
試しにキーキャップをつけない状態でLED点灯させるときらびやかに点灯します.
FUJIFILM X70
キーキャップをつけても隙間からキラキラとした光が見えます.基本的にLEDは点灯させずに使用するとはいえ、たまに気分転換で点灯させるのもいいかなという気になります.
FUJIFILM X70
紆余曲折があったものの、Keychron K8 Pro、Gateron North Pole、DROP + BIIP MT3 EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAP SETの組み合わせはなかなか気に入っています.
・K8 Pro標準のキーキャップでは気になっていたBackspaceキーやSpaceバーのやや響く軽めの音がしなくなったこと
・Gateron G Pro Redよりも重みのある、それでいて負担を感じさせない程度に収まっているNorth Poleのキースイッチの落ち着いたキータッチ
・DROP + BIIP MT3 EXTENDED 2048 CUSTOM KEYCAP SETのクラシカルでそれでいて現在のMacOSの操作系にも対応したキーキャップデザイン
など、どれも満足のいく上質のキーボードに仕上がったかなという印象です.
とくにタイプ音がコトコトと落ち着いた低めの音になったのは、キーボード本体とキースイッチ、キーキャップの3つのトータルの組み合わせの成せる技といえるでしょう.
とはいえ、またそのうち気が変わって新しいパーツに交換したり、気分転換に違うキーボードを使いたいと思い立って別のものを買ったりするかもしれませんが.
2022/10/19
Apple iPhone 13 mini
会社で使うためのキーボードを新調しました.KeychronのK8 Proです.
Apple iPhone 13 mini
いままではFILCOのMajestouch Convertible 2 Tenkeyless 赤軸・テンキーレス・英語 US ASCIIを使っていましたが、BluetoothがVer.3のせいなのか仕様なのか相性の問題かわかりませんが安定せず、連打されてしまうことが多々あったのが問題でした.また約4年ほど使用し、キーキャップがテカり始めたので、キーキャップを交換するくらいなら別のものに変えるのもありかな…… と思って、別の機種を選定することにしました.
キーボード選択の条件は、
・TKL(テンキーレスキーボード)
・US配列
・Bluetooth接続
・機械式、キースイッチは赤軸もしくはそれに準じた製品であること
・MacOS対応、もしくは公式には対応していなくてもキーマッピング変更などで支障なく使えること
というくらい.
これらの条件で調べていって、候補に残ったのがKeychron K8 Proでした.
Apple iPhone 13 mini
Keychronは香港のキーボードメーカーです.
スタンダードなKシリーズ、ハイエンドのQシリーズを中心にキー数に応じていくつもの製品を出しています.ハイエンドのQシリーズのキータッチは素晴らしいと評判なのですが、キータッチを追求するあまり、すべて金属筐体でBluetooth接続に非対応なので、スタンダードなKシリーズでテンキーレスのK8、その中でもキーカスタマイズに対応したK8 Proを選択しました.
香港からの直販も可能ですが、電波法の関係もあって技適を通っていない製品を日本国内でBluetoothを使用することは禁止されているので、技適をクリアした日本代理店の販売する製品を購入しました.購入はヨドバシ.comにて20,900円でした.
Apple iPhone 13 mini
箱から出して驚いたのがその重さ.今までのMejestouchも1kg弱の重量がありましたが、K8 Proは1.15kg.K8 Proの中でも複数のバリエーションがあるのですが、自分の選択したモデルがアルミフレームを採用したもののため、特に重たくなっています.
側面にあるのがMacOS/Windowsの切り替えスイッチと、USB/Bluetooth/Power Offの切り替えスイッチ.USB端子はいまどきらしくType-Cが採用されています.バッテリが内蔵されており、キーボードライトを使用しなければ300時間ほど使用可能だそうです.
Apple iPhone 13 mini
キーボードにはバックライトが搭載されています.自分の選択したモデルではRGBで色が変化し、いくつかの照明パターンから選択することができます.とはいえ、社内で使用するものなので照明は必要ないですし、それにBluetooth接続でバックライトを使用すると100時間程度に動作時間が減ってしまうので使っていません.
Apple iPhone 13 mini
キーキャップはPBT素材で、一般的なキーボードに使用されるABS素材よりもテカりにくいものでできています.
またダブルキャップと呼ばれる、2色の樹脂素材を使用してキーキャップの文字を表現しているので、もし表面が削れても印字が消えづらくなっています.
安価なキーボードでは表面に文字をプリントだけなので使っていくうちに文字が消えてしまったりすることもありますが、そうしたことのないようになっています.また樹脂を二重に使うことでキータッチの音も抑えられたりできるようです.
Apple iPhone 13 mini
Apple iPhone 13 mini
標準のキー色のescキーやenterキーが赤色なところなどがあんまり好みではないので、純正のグレーのキーキャップを取り寄せてみました.フルサイズキーボードにも使えるセットなので、テンキーレスでは使わないキーもいくつか付属しています.
Apple iPhone 13 mini
esc/enterキーをイエローに変更し、またファンクションキーやshiftキーをグレーに変更して、全体的に落ち着いた色に変更してみました.キーキャップを簡単に交換できるだけでなく、その下のキースイッチ自体も自由に交換することができます.なので、場所によってキーの重さや感触を変更するなんてことも可能になっています.
Apple iPhone 13 mini
また、キーキャップが交換できるだけでなく、QMK/VIAというキーボード割り当て変更ソフトに対応しており、すべてのキーの割り当てが可能になっています.さらにマクロも割り当てできるので、キーを1つ押すだけでショートカットキーを押すのと同じことも可能です.
自分の場合は、右上のキーを鍵のキーに変更し、MacOS側でスリープのショートカットを設定しておいて割り当てることで、離席するときにすぐスリープをかけるようにしています.また、その左のマイクのキーにはZoomでマイクミュートがすぐできるように、shift+command+Aを割り当てました.
20日ほど使用しましたが、キータイプの感触やBluetoothの安定性、見た目も含めてすべてにおいて不満がありません.Bluetooth Ver.5.1ということもあってか極めて安定しています.
2022/09/11
FUJIFILM X100V
5年ぶりに会社支給品のMacを新調しました.
毎日持ち運ぶのでできるだけ軽いMacが欲しいと思い、MacBook(12inch, 2017)を使用してきました.重量面ではMacOS稼働機としてはこれ以上軽いものはないので申し分ないのですが、購入時点で他のMacBookに比べて非力感は否めないスペックということもあり、使っていくうちに厳しい部分も出てきました.処理速度の遅さ(Core i7を名乗っているとはいえ超低消費電力版でしかも2コア)、ストレージの少なさ(最大で500GB)、そして最大のネックがヘッドホン端子以外にはUSB-C端子が1つしかない(しかも充電兼用)というのが厳しかったです.このUSB-C端子、接触不良になりがちでUSBハブを使用して外付けハードディスクを接続している最中にUSBハブに触れるだけで接触不良を起こして接続が切れてしまうこともあるなど、扱いづらいものでした.
新しいMacBookに買い換えるにあたっては、いくつか希望する項目がありました.
・MacBook Pro 14/16で復活したMagSafe端子が装備されていること
・TouchIDが搭載されていること
・SDカードスロット、HDMI端子が装備されていること
・プロセッサは問わないがエミュレータ等でWindowsが動作すること
・TouchBarはいらない
・できるだけ軽量
昨年、MacBook Proの14/16inchモデルが登場したときには理想的だなと思ったのですが、自分にはオーバースペックであること、それ以上に1.6kgと重いので候補から除外しました.また、当時はAppleシリコンで動作するWindowsエミュレータがないのも見送った理由の一つでもあります.
その後、M2搭載のMacBook Airが発表になり、SDカードスロットとHDMI端子の非搭載以外はハード面では希望スペックを満たしていることもあって購入候補として検討していました.残る課題はWindowsが稼働するエミュレータがないという問題でしたが、これもParallels 18の登場とマイクロソフトがARM版Windowsを一般に販売するようになったことで解決したので、ようやく機種変更することができました.
購入したのはM2 MacBook Air
・8コアCPU、8コアGPU
・メモリ24GB
・SSD1TB
のモデルです.色は新色のスターライトを選びました.同じく新色のミッドナイトも魅力的だったのですが、指紋がつきやすいという評価が多く、実際に店頭でチェックしたら確かに指紋が目立ち、それよりも近くにあったスターライトがシャンパンゴールド系の派手すぎない色調で気に入ったのでこちらを選択しました.
GPUについては10コアという選択肢もありましたが、そこまでのグラフィックス性能は自分は必要としていないこと、それからAppleの製品紹介を見ると高性能を語る部分では10コアGPUの性能を説明しているのに対して、バッテリの持ち時間を説明する部分では8コアGPUの数値を使っていることに気づいたので、ピーク性能よりはバッテリの持ち時間を優先させたいと思って8コアGPUを選択しました.
FUJIFILM X100V
いままでのMacBook(12inch, 2017)がUSB-C端子1つしかなかったのに対し、MagSafe3充電端子とUSB-Cが2つというのはとてもありがたいです.MagSafeの使い勝手の良さは以前からMacBookを使ってきたものとしては理解しているので、久々の復活は嬉しい限りです.
ネックなのは価格.サードパーティ品のケーブルがないので、2mで6,000円以上する純正ケーブルを買わなくてはならないことです.
MagSafe3充電ケーブルもしっかりと本体色にあわせてバリエーションがあるのはさすがAppleといったところです.
FUJIFILM X70
USBハブは、2つ以上のUSB-A、HDMI、SDカードスロット、有線LANを備えたものという条件で調べて、SATECHIのUSB-C SLIM MULTI-PORT WITH ETHERNET ADAPTERを選びました.スターライト色の製品はないので、比較的近いシルバーにしました.
有線LANを備えたUSBハブは以前に比べてかなり減った印象です.自分もほぼ使わないのですが業務上、機器類のセットアップ等をするときにまだ必要とすることがあるので外せません.有線LAN端子部分は使うときにポップアップさせる仕組みになっています.
FUJIFILM X100V
キーボードは従来どおりUSキーボードというかASCII配列を選択.見た目がすっきりしているのも魅力ですが、Macを使い始めてからずっと(JIS配列しか選べなかったiBook SEを除く)ASCII配列なので他を選ぶ理由がありません.
機種変更してよかったと思えるものの1つがこのキーボードです.一時期のMacBookのキーボードは薄さを追求するあまり、キーストロークが浅くてキータッチが悪く接触不良を起こしがちで、しかもカーソルキーが上下と左右でサイズが違うなどストレスが溜まる仕様でした.以前の仕様に戻っただけとはいえ、キータイプのしやすさはMacBook(12inch, 2017)とは段違いです.
そのほか、もろもろ思ったことなど.
■速度について
処理速度が圧倒的に速くなったのはキータイプひとつとっても変換レスポンスの速さから体感できました.MacBook(12inch, 2017)と比べると動作に余裕がある感じがします.
購入前にニュースサイトやYouTubeなどで情報を集めていたのですが、重たい処理をさせるとサーマルスロットリングが起きて処理速度が遅くなるという指摘がYouTubeでよく見られました.これはアプリケーションなど使う内容にもよると思うのですが、自分の場合はCPU温度が40度を超えることはほぼない感じです.YouTuberの場合は動画編集とレンダリングが必須となるので、おのずと一般的な使い方よりも要求スペックが高くなって評価が辛くなっているのではないかと感じました.ちなみにMacBook(12inch, 2017)ではIllustratorやPhotoshopで重たいデータを編集しているとCPU温度は常に65度前後を推移し、場合によっては温度警告が出ることもありました.
■Windows実行環境について.
いままではWindows XPの時代からVMware Fusionを使い続けていましたが、VMware社のAppleシリコン(ARMプロセッサ)対応が遅れており、先にライバルのParallelsがVer.18をリリースしてWindows対応を正式発表し、同タイミングでマイクロソフトがARM版Windows 11の一般向け販売を開始したので(まあなんらかの協業や取引があったのでしょう)、こちらに乗り換えました.
インストール自体はほとんど迷う部分もなくすんなりと完了しましたが、いままでVMware Fusion環境で使っていたWindows 10のライセンスがデジタルライセンス認証でプロダクトキーがわからず、結局Windows 11のライセンスを新規購入しました.
動作は従来のMacBook(12inch, 2017)+VMware Fusion+Windows 10と比べてもかなり高速で、通常のWindows PCを使っている感覚と遜色ありません.
ARM版Windowsといえども大半のアプリケーションが稼働する…… という触れ込みでしたが、やはり例外はあるようで、例えばAdobe AcrobatReaderは64bit版はインストールできたものの、起動時にフリーズしてしまいました.32bit版は動作したので、そちらをインストールしましたが、面白いのはデフォルトアプリケーションでMacのアプリケーションを指定できるので、Windowsを使用している最中でもPDFファイルをダブルクリックするとMacOSのプレビューを起動してPDFを見る、なんてことも可能です.あんまり混在させると混乱するので、その辺は自分はWindows内で完結するように設定はしましたが.
■重量について.
現行のMacBookとしては最軽量とはいえ、1.24kgはMacBook(12inch, 2017)の0.92kgと比べると300gの差があるわけで、やはりずっしりと重さを感じます.とはいえ、処理速度の速さや画面の大きさなどを考えたら仕方のないところかなという感じではあります.
■画面上部のカメラ部分の切り欠きについて.
ダークモードで使用していて、メニュー部分がブラックアウトしているとほぼその存在は気にならないです.Photoshopのようなメニュー項目が多いアプリケーションを実行するとカメラ部分より右側にまでメニューが表示されるので、そのときだけは違和感があります.
総じての感想としては、満足しています.動作も速く安定しており、従来は1週間に1回程度のスパンで再起動をかけないと速度的にもたついたり動作不安定になりがちな部分がありましたが、どのくらい安定して動くかあえて再起動せずに使っていますが2週間以上経過しても安定し続けています.