2011/10/06

スティーブ・ジョブズが亡くなりました.
今日は休暇のため自宅で寝ぼけていたのですが、一瞬で目が覚めました.なにかの間違い、冗談であってほしいと思いましたが、Appleのトップページを見たときにその願いも打ち砕かれました.
CNNはずっと追悼番組を流しています.
自分が最初にAppleの製品に触れたのは25年くらい前、中学生のときに秋葉原に行って見たMacintosh IIでした.最初に買った製品はCentris 610.その後Macについて詳しいという経緯で今の職に就きました.いろいろな意味で、影響を受けてきました.もちろん私に限った話ではなく、コンピュータとの接し方、コミュニケーションの手段、音楽の聴き方など、世界中の多くの人が影響を受けたことでしょう.
享年56歳.早すぎる死です.もっと彼の描く「未来」を見たかった.あの基調講演のワクワクする感覚をもっと.
同じ時代を生きることができたことに感謝します.そして謹んで哀悼の意を捧げたいと思います.
2011/10/05

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
今日明日と休暇なのですが、あいにくの悪天候なので、以前から出かけたかったお台場の「日本科学未来館」に行ってきました.
駐車場が地下にあるので濡れずにすみました.
今回の目的は、ドームシアターで上映される「暗やみの色」です.2005年に製作されたコンテンツなのですが、作曲をおこなったレイハラカミがこの夏に逝去したことを追悼して、11月23日まで特別上映されているのです.
昼過ぎに到着したので「暗やみの色」の上映の15時まではしばらく時間があります.ちょこっと常設展示を見てからレストランで食事でもと思っていたところ、どの展示も面白くて引き込まれてしまいました.ステージ上ではASIMOが動いており幼稚園児が食い入るように見ているかと思えば、反対側のエリアでは超伝導のデモが行われたりします.超伝導のデモは最初から最後まで見てしまいました.

Nikon D700 + Voigtlander NOKTON 58mm F1.4
日本科学未来館のシンボルともいえる巨大な地球儀「Geo Cosmos」もデモが行われていました.
有機ELディスプレイを貼り付け、1,000万画素オーバーの解像度を持っており、見ていて飽きません.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
様々な情報が表示できるようになっており、これは東日本大震災発生時の津波の動きを示したものです.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
GeoCosmosをぐるっと囲むようにして通路が設置されており、上のエリアに移動できるようになっています.
メインの展示エリアは3階と5階の2フロアになっており、3階に情報技術やロボットなどの先端テクノロジー、5階に宇宙、海洋、そして人体といった構成になっています.
国際宇宙ステーションを模したエリアで宇宙食の展示を眺めていたら、ボランティアの服を着たかたが説明をしてくださいましたが、その説明スキルがものすごいのです.
宇宙食をどうやって食べられるようにするのかを尋ねたところ、ディスプレイのパネルを開けて、宇宙食の口をノズルに差し込む方法やお湯の量のセットまで全部実演してくださいました.自分も中途半端な知識として、水が重要であること、そして水が機械にかからないように注意していることは知っていましたが、ここまで厳密にやっているとは知りませんでした.こぼれた水はすぐに回収すればよいのでは?と尋ねると、無重力環境からくる呼吸の問題、それを解決するための空調・・・と非常に理路整然と説明をしていただけました.
その他にもいろいろと伺ったのですが、明確に教えていただき、非常に感銘を受けました.大学や研究所などを定年退職されたようなかたなのでしょうか.こうしたかたが数名いらしていました.展示物だけでも非常に面白いのですが、興味ある分野であればぜひこうしたかたに直接話を聞くべきです.
そうそう、日本人宇宙飛行士が持ち込む日本食の宇宙食ですが、アレは全クルーが食べるそうです.一番人気は鯖の味噌煮だそうですよ.

Nikon D700 + CarlZeiss Distagon 25mm F2.8 ZF
ドームシアターです.天体というのは実はあんまり興味がなくて、プラネタリウムのたぐいも行ったことがないのですが、すごさに圧倒されました.浮遊感あるレイハラカミの音楽もあっており、上映時間35分があっという間に過ぎ去ってしまいました.
常設展示のほかに特別展示もあるのですが、ちょうど前回のが数日前に終わってしまったばかりで、ありませんでした.
次回の特別展示は2012年3月10日からで「世界の終わりのものがたり~もはや逃れることのできない73の問い」というものです.すべての物事には終わりがあり、その「終わり」を見つめることで生き方や考え方を改めて考え直す、という深いテーマです.ネガな話題でできれば誰もが避けて通りたい事象をどのように展示し、問いかけてくるのか.これは見逃せません.
2011/10/02
「三脚(その1)」のつづきです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
amazonに注文してから1日半、三脚が到着しました.
箱自体が大きいせいか、梱包はされずに製品の入っている箱にそのまま送付ラベルが貼られていました.いつも自宅で荷物を受け取るときには、日中不在のため近所のコンビニ宛受け取りにしているのですが、今回はコンビニ受け取り不可でした.サイズの制限かなにかに引っかかったのかもしれません.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
購入したのは、マンフロットの190CX3に自由雲台496のセットです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
製品名「190」の後ろに「CX」がつくのはカーボンファイバー製、「3」がつくのは脚が3段であることを示します.脚の固定はレバー式です.締め付けが緩くなったときのために、脚の1本にネジを締めるためのプラスティック製の工具が取り付けられています.
収納はあんまりスムースではないですね.レバーを緩めたときにほんの少し回転します.脚が丸形でガイドレールのようなものがないからでしょうか.もちろんロックすればきちんと固定されます.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
カーボンファイバーであることを物語る、独特の模様です.カーボンファイバーの採用により、アルミ製よりも500gほど軽量化されています.ただし、自分の購入したモデルはセンターポールはアルミ製です.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
D700+CarlZeiss Distagon 25mm F2.8を装着してみました.メーカーによると耐荷重5kgだそうなので、1.5kg程度のこの組み合わせではまったく問題はありません.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
センターポール下部はこのような形状になっています.この部分を取り外し、センターポールの代わりに使うことでセンターポールレスに近い状態で使うことができます.軽量化と安定性にはプラスになりそうです.しかしセンターポールを伸ばさないと少し低いので自分はそのような使い方はしないかもしれません.鉄道旅行などで少しでも軽量化したいときにはよいかもしれませんが.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
中心部分です.各脚にあるシルバーのレバーは、押しながら開くことで角度の調節ができます.角度は25°、46°、66°、89°の4段階.89°だとほぼ地面に三脚全体がついてしまいそうです.ローアングル向けなのでしょうけど、それを活かすためにはセンターポールを短いものに替えておかないと意味がなさそうです.

Nikon D40 + CarlZeiss Makro-Planar 50mm F2 ZF
自由雲台496です.自由雲台というのはレバーが1個なのが相場ですが、2個ついているのは締め付け強度調節のためです.
しかしこの自由雲台、非常に使いにくい!クイックシューより取り付けしづらいのは当然としても、カメラ取り付けネジやパーツのたぐいがありません.また、不思議なことにカメラをパンさせようとしてロックレバーを緩めても雲台本体は回転してもカメラを固定しているボールヘッド部分は回転しません.梅本製作所の雲台のような動きをするのが本来だと思うのですが、これでは真逆です.三脚とセットで安かったのであんまり確認せずに購入してしまいましたが、この雲台は失敗です.雲台は再検討ですね.前述の梅本製作所の雲台は評判が非常によいのですが、値段もそこそこしてしまうのが悩ましいところです.
【補足】
自由雲台496の使いづらさですが、試し撮りをしているうちに徐々に慣れてきました.締め付け強度を調節するフリクションダイアルの使い方がポイントなのでしょうか.
・取り付け:フリクションダイアルをかなりゆるくしてボールヘッド部分を回転させてカメラにねじ込む
・雲台本体のパン:フリクションダイアルをきつめにセットしてロックレバーをゆるめて雲台本体を回転させ、その後カメラ(=ボールヘッド部分)を回す
多少慣れたものの、梅本製作所のように1つのダイアルでパンとロックが調整できた方がやはり数段優れているという印象にはかわりありません.
2011/10/01

RICOH GR DIGITAL III
しばらく前に大流行した「はちみつレモン」が復活しました.そのサイダーが売られていたのでさっそく飲んでみました.
サントリーのソフトドリンクのページによると、10月4日発売になっています.近所のスーパーはどうやら入荷したものはすぐに店頭に並べるのが好きなようで、以前にも別メーカーの飲み物でフライング販売をしていました.
「はちみつレモン」はたぶん20年くらい前に流行った飲み物だと思います.久々に飲んでみて「ああ、これこれ」って感じで懐かしく感じられました.炭酸は弱めですが、この飲み物の雰囲気にはこれくらいがあっている気がします.念のため書いておくと、人工甘味料は使われていないので不自然な甘みはありません.