祖母が亡くなり、葬儀に参列してきました.
もう長くない、という話を聞いていたので会いに出かけたのが土曜日のこと.
午前に見舞いをして、家を出て昼食を食べてしばらくしたところで亡くなったとの連絡があり、慌てて戻りました.
翌日曜日に通夜、そして月曜が出棺・告別式でした.
通夜は通常であれば子供が交代で起きているのが一般的だと思うのですが、亡くなった祖母は93歳.なので子供(つまり自分の親)の年齢も高いこともあってか、孫が起きていることに.交代で寝ればよいのですが、結局全員起きていて、眠くなった者から布団に入るという展開に.自分は完徹.10人以上いるいとこでも普段からよく会っていたり、逆にこういうときでないと会わなかったりとまちまちなので、親睦を深めるいい機会であったりもします.
祖母は天理教の信者であったので、神道系の葬儀に近い感じでした.祖父のときに初めてこの形式の葬儀を経験しましたが、ちょっと不思議な感覚でした.
以下は雑感.
・通夜、出棺、告別式と徐々に進行するものの、それほど「別れ」という感覚はなかったのですが、火葬場で棺桶の入る扉の先を見たときにこれで最後なのだなという感覚が急にやってきました.
・火葬場へと続く道路の入口には小さなトンネルがあり、なんで切り通しにしないんだろうと思っていたのですが、もしかしたら一種の「境界」のようなものなのでしょうか.
・葬儀というのは大半の人にとっては「非日常」であるものですが、火葬場やいわゆるセレモニーホールと呼ばれるような場所に勤務されている方はこれが「日常」であるわけで、ややもすれば淡々と作業してしまいそうなものを思い出となるようにきちんとこなすのは大変なことだろうなと.
・この歳で完徹はやはり辛い.

RICOH GR
玄関先に咲いていた桃の木.祖母が食べた桃の種から育った(らしい).