X100Tの修理引き取りのついでに21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「単位展」を見に行ってきました.
長さや重さ、時間など様々な種類の「単位」があります.単位があることで我々は意思疎通がスムースにできるようになり、便利な生活を送っています.その「単位」を改めて見直し、「単位」を可視化することによりもう一度考え直す、というような趣旨の展示です.

FUJIFILM X100T
21_21 DESIGN SIGHTに来たのは「デザインあ展」を見に来たとき以来です.

FUJIFILM X100T
最初からいきなり意表を突かれます.入場券が長さ1mもあります.

FUJIFILM X100T
まずはわかりやすいところの単位から.メートル、平方メートル、そしてリットル.1次元、2次元、3次元と領域が拡大されていく変化を伝えています.

FUJIFILM X100T
様々な1リットル.これらの実験器具に入っている容量がすべて1リットル.こうして見てもすべて同じ容積には見えません.
余談ですが、自分が小学生のときには1リットルは「1ℓ」と書きましたがいまはこの記述は使用せず「1L」または小文字で「1l」と書くそうです.

FUJIFILM X100T
徐々に増えていく高さ.



FUJIFILM X100T
1cmから始まり、100cmまで100個の様々なものが順番に並べられています.
残念ながら100個すべてはそろえられなかったようで、98cmのところのような抜けがあります.
1cmから10cmなどは明確な高さの違いを感じますが、50cmあたりを見るともうその差を明確には感じられません.

FUJIFILM X100T
並べられる日本酒の容器.
手前から四斗樽、二斗樽、一斗瓶、一升瓶……と徐々に小さくなり、最後には大量の猪口が.

FUJIFILM X100T
大きさの比較だけでなく、様々な角度から「単位」を目に見える形で表しています.
長さや重さのような目に見えるものだけでなく、データサイズも可視化されており、1GBのデータをテキスト、静止画、動画でそれぞれ示し、動画ではほんの数秒、静止画では100枚、そして高速にスクロールするテキストで表現していました.
コンピュータ上では数KBのテキストファイルも、数GBもある1時間以上の動画ファイルも同じサイズのアイコンとしてしか表示されないため、巨大なファイルをメールで送ってしまうなんてこともありますが、可視化することの重要さを改めて感じました.