サントリーホールに「ウラディーミル・フェドセーエフ指揮チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ ~生誕175年記念チャイコフスキー・プログラム~」を聴きに行ってきました.
クラシック音楽はそれほど詳しいわけでもなく、あれこれと語れるようなものでもないのですが、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮によるモスクワ放送交響楽団(かつての名前)の演奏は聴いてみたかったので出かけてきたというわけです.

RICOH GR
サントリーホールにくるのはこれが初めて、というかアークヒルズにくるのも初めてです.
ロシアのオーケストラによる公演があるためか、ロシア国旗が掲げられています.
曲目はすべてチャイコフスキー作曲によるもので「四季」「組曲 くるみ割り人形」、そして「交響曲第5番」です.
「四季」は初めて聴く曲なのですが、冒頭から生演奏の凄さに引きずりこまれます.「組曲 くるみ割り人形」は誰もが知っている有名な曲ですね.とくに「花のワルツ」の演奏が素晴らしく感じられました.
ここで中休みが入って、交響曲第5番.圧巻なのはやはり第4楽章.重厚なストリングスで始まり、途中から一気にスピードアップ.このしつこいほどに畳みかけてくる曲調がチャイコフスキーらしいところです.それにしてもものすごい演奏でした.
アンコールはチャイコフスキーだけでなく「レズギンカ」も演奏されました.
フェドセーエフ指揮のレズギンカというと、以前の来日時のこの演奏がすごいですが、この中でスネアを乱れ打ちしていたかたは今日もタンバリンとスネアを叩いており、タンバリンも思いっきり叩いたり両手に1個ずつ持っていたりと目が離せませんでした.
あらかじめスネアが用意されていたので「レズギンカ」やるのかなーと思って期待していたらやってくれたので非常に嬉しかったのですが、どうやらアンコールの曲を間違えていたのかタンバリンを構えていて、慌ててスネアに構え直し客席からもちょっと笑いが出ていました.
このYouTubeの映像ほどピッチは速くないですが、相変わらずスネアを乱打し演奏の最後はちょっと長めに演奏するなど非常にノリがよくすごい盛り上がりでした.
クラシックのコンサートはチケット代も高くて購入するのに躊躇していましたが、きてよかったと満足しています.懐具合と相談しながら次にどれを聴きに行こうか探してみたいと思いました.