FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
昨日は休暇を取って、ドライブしがてらアクアマリンふくしままで出かけてきました.
震災の数ヶ月後に訪れて復旧作業を見たり、近くにある料理店にあんこう鍋を食べに来たりしたことはあるのですが、訪れるのはこれが初めて.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
水族館にもいくつか種類があるというか傾向があり、このアクアマリンふくしまの場合は教育的観点に主眼が置かれています.カリスマ性のある魚や生物を置いて来場者を集めるのではなく、地域の特性である親潮と黒潮のぶつかる「潮目」という豊富な漁場をテーマに扱い、漁業資源の持続性などをからめて展示を行っています.
かと思えば、シーラカンスの研究にも熱心で、アフリカやインドネシアに出向いての研究の模様なども展示されているという、二面性も持っています.
その二面性を象徴するかのように入口近くにカツオのぼりとシーラカンスのぼりがディスプレイされていました.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
とても驚いたのがこの展示.それまで里山の生き物とかが展示されていたエリアを出た途端に大水槽の上端がレイアウトされ、大量のイワシが泳ぐ様子が目に飛び込んできます.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
大水槽を下から見るとこのように上の方をイワシが泳ぎ、下にカツオやスマ、キハダがいます.
スマという魚はわりと最近その存在を知ったのですが、見たのはこれが初めて.カツオやマグロはサバの仲間なのですが、スマはサバのあの独特の模様の入ったカツオという非常にわかりやすい外見をしています.
イワシとカツオが同じ水槽にいるのはイワシがカツオの餌となるということでもあり、そうやって捕食しているところを見せるのも展示の一環だそうです.残念ながら自分が見ていたときには捕食しているところを見ることはできませんでした.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
その大水槽の前にある寿司店!
水族館のなかに寿司店があるというのは初めて見ました.というか他にあるのでしょうか.
冗談や洒落っ気でやっているわけではなく(多少はそういうのもありそうですが)、水産資源として問題のないものについては積極的に魚を食べましょうというメッセージのようです.
レッドリストに登録され絶滅の危機が取りざたされている鰻のような生き物に関しては他の場所の展示できちんと説明がなされていることがこの寿司店の存在をいっそう際立たせている感じがしました.
残念ながら、水族館に来る前に近くの店で寿司を食べてきたので今回は見送りました.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
「ふくしまの海」で展示されていた、メヒカリことマルアオメエソ.
すぐ近くで展示を見ていた人が「美味しいよねー」と言っていたのが印象的でした.ええ、ここに来る前に自分も寿司で食べましたが適度に脂がのって大変美味しかったです.2皿食べるほどに(回転寿司です).
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
施設内で食べられる「ごんべ焼き」.鯛焼きのシーラカンス版です.
FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM
横になって眠っているカワウソ.おなかをゆっくりと動かして気持ちよさそうに眠っています.
もっと上手に撮りたいところなのですが、自分の姿が映り込んでしまい撮影に難儀しました.
夏休みシーズンに向けて施設拡張が予定されており(入口近辺で工事が進んでいました)、どうやらそこにカワウソ棟なるものができるようなので、また訪れてみたいと思いました.